ドラマ「ウツボカズラの夢」のキャスト・あらすじ・予告動画、原作小説を読んだので最終回結末ネタバレします。

「ウツボカズラの夢」の原作は、乃南アサさんの小説。
行き場を失った少女・未芙由が、病死した母の従姉妹の家に住み込んで、家事の手伝いをしながら過ごす。しかし裕福なのにどこか違和感のある家族の中で、未芙由が成長して幸せをつかむ物語。
キャストは主演の志田未来さんを始め、大塚寧々さん、国生さゆりさんと豪華な顔ぶれ。

キャスト・あらすじ・予告動画、原作小説を読んだので最終回結末ネタバレするので、ドラマ「ウツボカズラの夢」を見る時間がなかったり、見るほど興味はないけどあらすじや、結末ネタバレは知っておきたいという人は参考になると思います。
　
　　

●ドラマ「ウツボカズラの夢」放送日

ドラマ名：ウツボカズラの夢
放送日：2017年8月5日(土)スタート毎週土曜23：40～
放送局：フジテレビ（大人の土ドラ枠）

「ウツボカズラ女」とは、自らは動かず、獲物の欲望を利用して目的を達成する食中植物のような女のこと。

●ドラマ「ウツボカズラの夢」主題歌

「ウツボカズラの夢」の主題歌は、SPYAIR「MIDNIGHT」です。

●ドラマ「ウツボカズラの夢」キャスト

●ドラマ「ウツボカズラの夢」あらすじ・予告動画

長野県中野市。１８歳の斉藤未芙由（志田未来）は母・幸恵（芳本美代子）の病室にいた。
幸恵は重病を患い、もう間もなく命を終えようとしていた。母の病気が分かったのは高校3年になってからだった。この一年、大半を母の看病と家事に費やし、気付くと卒業後の進路も無い。
「大丈夫。まっすぐに生きていれば、絶対に誰かが助けてくれる」
母の言葉に疑問と、かすかな反発を感じる未芙由。母は分かっていなかったのだ。自分が死んだあと、夫の幸司（春田純一）が愛人のはるか（玄理）を家に引き入れることを。そして、その愛人と父によって、未芙由が家を追い出されてしまうことも……

８か月後――
未芙由は東京の高級住宅地にある一軒の家の前にたどり着く。そこは母の従妹、鹿島田尚子（大塚寧々）の家だった。
目の前にあったのは、未芙由を圧倒するような大きな二世帯住宅だった。2つあるインターホンの片方を押すと、「どなたですか？」と無愛想な老女の声が聞こえてくる。未芙由はなんとかセールスでも勧誘でもないことを信じて貰い、出てきた鹿島田久子（松原智恵子）に尚子から貰った手紙を見せる。そこには尚子の字で「あなたのお母さんにはお世話になったから、良かったらうちにいらっしゃい」と書かれてあった。
だが、久子から出てきた言葉は意外なものだった。
「わたしは何も聞いていません」
開かれたドアが固く閉ざされてしまう。

１時間後……やっと尚子が友人の福本仁美（国生さゆり）を連れて帰って来る。
ようやく家に入れてもらえる未芙由。鹿島田家は二世帯住宅で、久子は尚子の夫の母親だという。尚子は明るく優しかった。だが、この家で暮らしてゆくつもりだった未芙由は次に放った尚子の言葉に愕然とする。
「で、どのくらいいると思ってればいい？　一ヶ月？」

まっすぐに生きていても助けなんか絶対に来ない――
未芙由は、わずかな荷物と全財産の３万円を見る。鹿島田家のある高級住宅街で３万円で買える土地はたかだか片足分だ。せめて両足で立ちたい……
未芙由の中で何かが変わり始める。
そんなある日、未芙由は尚子の夫・雄太郎（羽場裕一）が部屋に愛人へのプレゼントを隠していたことに気付き……

引用：http://tokai-tv.com/utsubokazura/story/
予告動画：

●ドラマ「ウツボカズラの夢」原作読んでい最終回ネタバレ　結末は？

ドラマ「ウツボカズラの夢」は原作を読んだので、最終回の結末ネタバレをします。

「ウツボカズラの夢」のキャストは、まともな人がほとんどいません。
皆が自分のことしか考えていなくて、どこか欠けている人達。
貧困格差、人が抱える闇、人の不幸は蜜の味、など描かれるのでお化けより人間が怖い、まるでホラーだと感じるかも。

その中で未芙由がどんな風に「ウツボカズラ女」へ変貌するのか？幸せを見つけていくのか？が見どころ。

ちなみにEXILE松本利夫さん演じる吉岡啓介は、原作小説には登場しないドラマオリジナルキャストです。

■最終回の結末ネタバレ

未芙由は何が何でもこの家に住み続ける覚悟で、料理、掃除、洗濯など、家事全般を一生懸命やった。

そんななか久子お婆ちゃんが脳梗塞で倒れて、病院で未芙由は今まで起きたことを全て話して号泣した。久子おばちゃんは「今時あなたみたいな子がいるとはねぇ」と優しく手を握ってくれた。
入院中、未芙由はずっと付き添った。
尚子や雄太郎は、命に別状がないとわかったきり見舞いに来なかった。

鹿嶋田家はみんなバラバラになって、家に残ったのは久子お婆ちゃん、隆平、未芙由の3人。

尚子おばさんは帰ってこない。
雄太郎が単身赴任の準備中に、離婚届けと結婚指輪が送られてきた。
尚子おばさんは1人の女に戻り、自分を必要としてくれる好きな男のもとへ転がりこんで人生をやり直すそうだ。

雄太郎は単身赴任で鹿児島へ行き、数ヶ月に一度帰ってくるだけ。

美緒はニュージーランドへ行ってしまった。
美緒は母親がいなくなって数日は荒れたが、その後は開き直って短期留学でなく海外の高校に転校を希望したからだ。そうしてニュージーランドへワークショップに参加しに行ってしまった。

美緒も尚子おばさんも結婚をおめでとうとは言ってくれなかった。
尚子おばさんからは電話で「介護地獄から抜け出せてラッキー」だと言われた。

未芙由は隆平と結婚する。
鹿嶋田家は事実上、隆平のものだ。
久子お婆ちゃんは未芙由を優しい子だと褒めて感謝して、結婚を祝ってくれた。結婚式を挙げてくれた。
未芙由は鹿嶋田未芙由となるのだ。

脳梗塞で倒れた久子お婆ちゃんは、手足に麻痺が残って車イス生活だ。
結婚を後押ししてくれたのは久子お婆ちゃんだから絶対大切にする。

未芙由はこの家に絶対住み続ける。隆平との幸せを絶対に離さない。
　　
　
★終わり★
未芙由がずるがしこい女になる結末じゃなくて良かったです。