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【大誘拐2018ネタバレ】キャストと結末まであらすじ。黒幕と100億円の身代金がヤバイ

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岡田将生さん主演ドラマ「大誘拐2018」のキャストとあらすじ、原作小説の黒幕と結末まであらすじネタバレしちゃいます。

「大誘拐2018」の原作は、天藤真さんの小説で、「大誘拐 rainbow kids」として映画化もされたことがある昭和の名作。

大金持ちのおばあさん柳川とし子(富司純子)が誘拐された。犯人は「虹の童子」を名乗る3人で要求した身代金はなんと100億円!しかしその裏には意外な黒幕がいた。犯人とそれを負う警察の井狩(渡部篤郎)の攻防、そして犯人戸並健一(岡田将生)と柳川とし子の意外な関係とは?

キャストとあらすじ、原作小説の黒幕と結末まであらすじネタバレするので、ドラマ「大誘拐2018」に興味のある人は参考になればと思います。
 
 

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●SPドラマ「大誘拐2018」キャスト


予告動画:

■誘拐犯3人「虹の童子」
● 戸並健一(岡田将生)
● 三宅平太(中尾明慶)
● 秋葉正義(森田甘路)

■大富豪「柳川家」
● 当主:柳川とし子(富司純子)
● 長男は死亡
● 次男・木材会社社長:柳川国二郎(長谷川朝晴)
● 長女・クラブママ:田野加奈子(国生さゆり)
● 三男・ミュージシャン:柳川大作(プロレスラー棚橋弘至)
● 次女・シスター:田宮英子(平岩紙)
● 行儀見習い:吉村紀美(伊原六花)
● 執事:安西順(渡辺憲吉)

■愛知県警
● たたき上げ刑事:井狩大五郎(渡部篤郎)
● 刀禰本部長(杉本哲太)
● 捜査一課長:鎌田浩一(大浦瀧宇一)

■柳川家の元メイド
● 有機栽培農家:中村くら(榊原郁恵)
● くらの友人の娘・家事手伝い:ミナちゃん(岡本玲)

●SPドラマ「大誘拐2018」原作小説読んで黒幕とあらすじネタバレ


★第1章ネタバレ 大誘拐の準備

戸並健一(岡田将生)・秋葉正義(森田甘路)・三宅平太(中尾明慶)の3人は大阪刑務所の雑居房で知り合い、出所後、大誘拐計画をたてていた。

誘拐するのは紀州随一の大富豪で津ノ谷村の柳川家当主とし子82才(富司純子)。貧乏人や孤児から神として慕われている。身代金は5000万円予定。

リーダー戸並健一(岡田将生)はスリの前科あり。頭がよく強靭な体の持ち主。とし子がスポンサーの施設「愛育園」で育った。クリスマスのプレゼントに「登山ナイフ」をリクエストして園長に怒られたとき、とし子が優しくいたわってくれたのを覚えている。

秋葉正義(森田甘路)は一家離散して両親は死亡。空き巣の前科あり。知能は低いが性格は温厚。

三宅平太(中尾明慶)は奈良に母と妹がいる。不良とつるんだ結果、窃盗の前科あり。おっちょこちょいな性格。

戸並健一たち誘拐団は、柳川家のある津ノ谷村から150km離れた和歌山のアパートをアジトにした。そしてとし子を誘拐するチャンスを狙うが、とし子はなかなか外出せず3人は疲弊していた。そんなとき・・・

9月上旬、とし子(富司純子)はふと、行儀見習い吉村紀美(伊原六花)を連れて山歩きへ出かけた。

とし子は2度の結婚歴があり旦那は2人ともすでに他界。子供は全部で7人産んだが、3人が戦争で死に、残る男女4人は別々に暮らしている。4万ヘクタールある持ち山の管理をしているのは子供たちではなく老いた執事だ。

それから山歩きは毎日続いた。誘拐団はとし子の行動パターンを観察した。
 
 

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★第2章ネタバレ 大富豪を誘拐

山歩きの最中、坂を登りきって柳川とし子と吉村紀美が休憩しているのを狙って、覆面をした戸並健一ら3人が姿を現した。

吉村紀美に手を出したら舌をかんで死ぬというので、とし子が誘拐団の言うことを素直に聞くという条件で、吉村紀美は逃がし、とし子を黒いマークⅡに乗せて誘拐した。

和歌山県警の井狩大五郎(渡部篤郎)は、とし子が誘拐されたと知り、怒りで火の玉になった。井狩大五郎は大学入試三浪をすべて資金援助してもらい大学へ行けたので、とし子は生涯最大の恩人なのだ。

誘拐現場付近には、パトカー20台が疾走した。マスコミにも公式発表して世間を味方につける。

★第3章ネタバレ 犯人と人質の奇妙な関係

とし子は約束通り従順で目隠しにも応じたが、車を走らせてるとアジトが和歌山市内だと言いあてて戸並健一たちはぎょっとした。とし子は、警察は犯人のアジトが、田舎だと逆に目立つから他人が目立たない都会つまり和歌山市内と考えるとも推測。

他にも、とし子の運転手は黒いマークⅡを2日続けて目撃していたので、車から犯人が見つかる可能性も高い。など、なぜか犯人にアドバイスするとし子。

こうなったらもう和歌山へは行けず八方ふさがり。しかし名案が浮かんだ。とし子の知ってる家を隠れ家に利用するのだ。

ということで一行は、とし子の隣の奈良県にある元メイドくーちゃん(榊原郁恵)の家へ向かった。周囲4kmに家はなくテレビのアンテナもない超ド田舎。

くーちゃんはとし子の言うことはなんでも無条件に信じるから、くーちゃんの自由を拘束しないという約束をして。

くーちゃんはとし子との再会を喜ぶ一方、サングラスとマスクで顔を隠しギャングか強盗にしか見えない戸並健一ら3人のことも素直に受け入れた。

とし子は、誘拐されたお芝居をしてるから、明日には大騒ぎで面白くなるとくーちゃんに話す。3人はお供で雷太郎(戸並健一)、風太郎(秋葉正義)、雨太郎(三宅平太)だと紹介した。こうして人質が客間で寝て、誘拐犯が藁で寝るという奇妙な関係が始まった。
 
 

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★第4章ネタバレ 「虹の童子」

警察は手配書、検問、マスコミをつかって報道、大誘拐事件として大々的に捜査を開始。しかし犯人の手がかりがない。和歌山にアパートが見つかったが犯人の足取りはない。

公衆電話から身代金要求をしようとすると、逆探知されるし声を録音されると、とし子がアドバイス。そこで方法を変えて手紙にするが、犯人からの手紙だと証明するため、とし子が書くことになった。指紋と筆跡で証明できる。

とし子は誘拐犯3人を、嵐のあと晴れる空に虹がかかるという意味で「虹の童子」を名付けた。三宅平太はいい名前だと気に入った。

身代金が5000万円予定だと知るととし子は怒りだして「私はそない安うない。末代までの恥さらしや」となんと超破格の身代金100億円を提示した。前代未聞の人質が値上げで誘拐犯3人は大いにうろたえた。

「虹の童子」名義で書いた手紙は和歌山駅前ポストに投函した。

事件発生から4日目
柳川家に手紙が届き、

・とし子は安全で快適に過ごしている

・身代金は100億円
・準備期間として2週間

・手紙が届いたら、どうするか回答を井狩刑事がテレビ・ラジオで生放送すること

と指示が書いてあった。

★第5章ネタバレ 黒幕とし子

前例のない100億円という身代金にマスコミはどよめいた。海外でも報じられた。

テレビで井狩刑事が回答した。「要求は法外だから見直しをしてほしい」「とし子の声を聞いて無事が確認できれば交渉に入る」

放送を見て身代金を減らそうとする3人に、とし子は「100億円OKしたのはお前らや。自分で始末をつけろ」と強気な姿勢。

最近とし子は誘拐犯3人を呼び捨て。もうすっかり黒幕になっていた。

そして再び「虹の童子」から手紙が届いた。

・金額の交渉はしない

・とし子自身をテレビ・ラジオを通じて家族と対面し、身代金調達方法を説明する。
・3日後の9月27日9時、場所は局のスタジオ

・とし子を放送車に乗せるので、放送2時間前から指示した100kmのコースで走らせること
・警察の尾行は禁止

この内容は文字通り「大誘拐」として世界中で報じられた。

そして運命の9月27日
井狩刑事は大量の警察官を国道沿いに配備した。テレビ局前は放送車が待機して野次馬だらけ。

7時に放送車がテレビ局を出発。しかし実際にテレビに映った車は全く別の車だった。混乱をさけるため、本物は和歌山県内のとある場所から出発したのだ。テレビ局前の車は群衆を引き付けるオトリだった。

7時半になるとオトリ車が女性タレントらしき人物を乗せて出発したが、誰も気にしなかった。

もうすぐ約束の9時。テレビ局には井狩刑事と柳川一家が待機している。

10時を過ぎてもう犯人は現れないと誰もが思った。

 

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しかし実は7時すぎに、戸並健一は女装して1人でテレビ局にもぐりこみ、3階の社長室に行き、手紙を渡した。

手紙には、この者(女装した健一)は虹の童子の死者で、口の中に毒薬入りカプセルを含んでいて死ぬ覚悟がある。ということと、指示が書かれていた。

・この使者を放送者に乗せろ
・警察には通報するな
・車には使者・社長・報道局長・カメラマンなど6人を指定
・待ち合わせ場所で降りる使者に放送用マイクを渡せ

つまり実は本物がオトリで、オトリが本物だった。警察にとっては大動員&大配備はすべてムダだったのだ。

待ち合わせ場所に到着すると暗闇から突然、生放送が始まった。場所はおそらく柳川家がある津ノ谷村で、そこには警官は1人くらいしか残ってない。

テレビにとし子が映り、スタジオにいる子供たちと会話して、どんな犠牲を払っても母親を助けたい気持ちでひとつだと確認した。

そして100億円の調達方法は、山林をすべて子供たちに共有財産として生前贈与すると703億円になる。贈与税最高75%を払うと、残りは176億円になるから、身代金100億円は十分払える。しかし不動産の処分には銀行の助けがいるから、子供たちは必至で銀行に協力を頼む真剣勝負となる。

子供たちは「はい」と答えた。

放送終了後、犯人一味は、山車に化けた黒のマークⅡで逃亡。
 

★第6章ネタバレ 犯人が消えた

くーちゃんの自宅。誘拐を芝居だと信じてるくーちゃんはラジオで聴いてとし子を千両役者だと絶賛している。

戸並健一はなぜとし子が協力的なのか尋ねる。とし子は子供たちが本当に助けてくれるか猜疑心と、さすが柳川家だと見せたい虚栄心だと答えた。

とし子は、戸並健一の名前も「愛育園」の「登山ナイフの子」だったことも覚えていて、戸並健一はうれしくて涙が出た。

戸並健一はこれだけの大誘拐をしたのだから、とし子に通報されて逮捕されても仕方ないくらいに思い始めていた。

一方、柳川家では、支払い準備をフルスピードで行っていた。そのなかで、木材会社社長の国二郎より、怠けものの大作のほうが会計の才能があると発覚した。銀行との交渉も進み、100億円は準備できた。

身代金100億円の受け渡し方法は

・ケースに詰めて、屋上にヘリポートのあるビルの一室に集める
・4億円ずつビニール袋に入れ替える
・入れ替え作業は1ケースずつ
・ビニール袋25袋は厳重に梱包して番号札をつける
・40分間で完了すること

・ヘリコプターと操縦士1名を用意すること
・積み残しは禁止
・20分以内に積みこむこと

・ヘリは午後4時には出発
・飛行コースは同封の地図に従う(紀伊半島をぐるっと回る360km)
・テレビ局は中継ヘリを飛ばすこと
・適当なときに周波数とコールサインで着陸を命ずる

・この三日以内に柳川とし子を解放する

この様子はテレビ・ラジオ放送されるから、柳川家も警察もインチキはできない。

紀宮村のくーちゃんの家が、隠れ家にぴったりではないかと警察が気づいたが、井狩刑事はくーちゃんを知ってるがゆえにそれはないだろうと判断した。
 
 

 
 
身代金100億円の受け渡しのテレビ放送は全国がテレビにくぎ付けになった。

とし子の子供たちが100億円をケースからビニール袋に詰め替えた。そしてヘリコプターに積みこむ。ただ不思議なことに警察の姿はなかった。

ヘリが出発。中継ヘリも後を追った。

1時間後、日没が近づいてきた。すると犯人の指示をうけ輸送ヘリと中継ヘリが着陸した。井狩刑事が位置を確認するが、そこは車が通行できない場所だった。一方で白いトラックがテレビ画面に映りこんだ。

白いトラックが消えたと思うと、誘拐犯3人が現れ、1人が輸送ヘリに乗り込んだ。中継ヘリは尾行を禁止され、輸送ヘリだけが飛んでいった。残り2人は白いトラックのほうへ消えた。

ヘリが飛んでいったあと、白いトラックが爆発した。仲間割れか?これはのちに変装した黒いマークⅡだと判明。、2人はバイクと自転車で逃げていた。

空は深い霧に包まれ、100億円をつんだヘリは姿を消した。

その後の警備隊の情報によると、ヘリは左右や行っては戻りを繰り返す、酔っぱらい運転のような飛び方だった。霧で目標を見失ったのだろうか?

ところがその後、津ノ谷村の柳川家の上を低空飛行して、100億円の領収書を落としていった。

そろそろ燃料切れの夜8時、ヘリがまた現れた。再びおかしな飛び方をして、最後は海のほうへ消えていった。

後日、まずはヘリのパイロットが山の集落で無事見つかった。パイロットによると、三重県で2度目の着陸をして、その後にあのめちゃくちゃな飛行の指示をされた。わざと民家の上を飛んで、ヘリが飛んでるとわかるように。

レーダーを避けるため海面スレスレを飛んで海上に消えたと警察に思い込ませた。最後に岬に着陸すると目隠しをされたが、音で大人数で仲間が合流して100億円をおろし、ゴムボートで逃げたように聞こえた。

柳川家に、志摩半島の南端の岬にある柳川大作の家で待つと、デートの電報が届いた。警察ととも向かうと、そこには眠っているとし子がいた。無事、解放されたのだ。

とし子は犯人について、男3人女1人だけだったと証言。動機は小さな島に自分たちの国を作りたいから。

★結末ネタバレ とし子が黒幕だと見破られる

1か月後の11月の日曜日、井狩刑事は仕事着とは違う気軽なホームウェアで、柳川家を訪問。

井狩は聞いてみた。
「誘拐団にさらわれたお年寄りが、自分がボスになって犯人たちを手足のようにこき使い、莫大な身代金を子供たちから巻き上げた」
「事件全体のスケール、計画性、自己顕示性、ユーモア、戦いながらゲームを楽しんでいる。獅子の風格とキツネの抜け目なさ、パンダの親しさを兼ね備えた人格者が中心に座っている」
「事件現場はすべて柳川家のホームグランドか、それに準ずる場所。犯人は土地勘のある人間」

とし子は「そんな買いかぶられても」と謙遜して否定する。

井狩は続ける。
「ヘリのパイロットがいくら犯人の指示とはいえめちゃくちゃな飛行をした理由は、ヘリに乗り込んだ白仮面が3人組の1人ではなくて、実はとし子さんだった。パイロットにとってとし子さんは恩人だったから言う通り飛んだ」
「そのパイロットが音で証言したゴムボートも警察は探してるが見つかってない。そもそも存在しないから」

「なぜ見に知らないチンピラのためにこれほど大芝居を打ったですか?」

理由はこの夏、とし子の体重が35kgから26kgに激減した。旦那が死んだときの経験で「10kg減ったら赤信号!」ガンで余命わずかだと思ったことだった。

実は100億のうち柳川家が負担したのは36億だけ。残りの64億は減税や控除で国に負担させた。

死んだら多額の税金を国に取られるから、せめてもの反抗だった。取られっぱなしはシャクだから、国に64億円を負担させるために100億円が必要だった。

★以上、結末まであらすじネタバレでした。
 
 
 



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