日テレの2017年冬・日曜ドラマ「視覚探偵 日暮旅人」のキャストとあらすじ・予告動画と、原作小説を読んだので最終回結末ネタバレに迫ります。
主人公の旅人は過去にヒロイン陽子と繋がりがあることを隠していますが、それはある誘拐事件と関係がありました。

ドラマ「視覚探偵 日暮旅人」の原作は、山口幸三郎さんによる「探偵 日暮旅人」シリーズで、漫画化もされていて人気です。
松坂桃李さん主演のスペシャルドラマが、連続ドラマとなって再登場！
これは、視覚以外の4つの感覚を失った探偵が、残された視覚を駆使して事件を解決していく物語。
旅人と陽子の過去とは？誘拐事件とは？どんな結末を迎えるのか？注目です。

キャストとあらすじ・予告動画と、原作小説を読んだので最終回結末ネタバレをするので、ドラマ「視覚探偵 日暮旅人」を見る時間がなかったり、見るほど興味はないけどあらすじや、最終回の結末ネタバレは知っておきたいという人は参考になると思います。
　
　

●ドラマ【視覚探偵日暮旅人】キャスト

●ドラマ【視覚探偵日暮旅人】初回第1話あらすじ

■日暮旅人
都会の片隅にある探し物探偵事務所。そこには五感のうち四つ、聴覚・嗅覚・触覚・味覚を失ってなお、視覚だけを頼りに探偵をする日暮旅人（松坂桃李）という男がいる。
彼の目には、見えないはずの匂いや温度、人の感情までもが色や形となって視えるという…。

■金庫破りの犯人探し
ある日、インテリヤ〇ザの組長・村山（桐山漣）から金庫破りの犯人を探して欲しいと頼まれた旅人と相棒の雪路（濱田岳）。
不思議な目の力を使った旅人は、組員達の不自然な感情とハイヒールの足跡に残る異常な緊張の色から、村山の愛人が犯人だと突き止める。
組員は総力で逃げた愛人を追う。

■陽子のタイムカプセル
一方、旅人の娘・灯衣（住田萌乃）の保育園では、保育士の陽子（多部未華子）が、母親のいないせいで友達に溶け込めない灯衣と、父親の旅人のことを気にかけていた。
そんな中、保育園の倉庫から陽子が園児時代に埋めたタイムカプセルの記録が出てくる。
陽子は、思い出そうとしても不思議と思い出すことができない初恋の相手・たぁ君のヒントがあるかもと期待するが、カプセルを埋めた場所は謎のまま。

主治医の榎木（北大路欣也）から、このまま目の力を使い続ければ失明すると忠告される旅人だったが、雪路の心配を押し切りタイムカプセル探しを申し出る。
実は旅人がカプセル探しに執着するのには、ある理由があった…。

そんな時、雪路が助っ人として雇った亀吉（上田竜也）が村山組とトラブルを起こし、巻き込まれた陽子と灯衣が行方不明に…。
二人に危険が迫る中、旅人は目を使って必死に手掛かりを捜す！
果たして、旅人の目に映ったものとは!?
そして、タイムカプセルに隠されていたものとは…。

引用：http://www.ntv.co.jp/tabito/story/index.html
予告動画：

●ドラマ【視覚探偵日暮旅人】原作小説読んで最終回ネタバレ　結末は？

ドラマ「視覚探偵日暮旅人」の原作小説や漫画を読んだので、最終回結末のネタバレをします。

「視覚探偵日暮旅人」の小説は、ファーストシーズンとセカンドシーズンに別れています。
ファーストシーズンが本編ととらえて、ファーストシーズンの結末がドラマの最終回になると予想してネタバレをします。

まずは、初回あらすじの続きの部分をネタバレします。

■陽子と旅人　過去のつながり

陽子は保育園児の頃、友達が持っていた「人形」が気に入って、1日だけ貸してもらうつもりで盗んでしまった。
ところがその日、友達は家の都合で突然引っ越しを発表し、別れてしまった。
「人形」を返すことも、謝ることも出来ず、陽子には罪悪感だけが残った。

実はその「人形」を持っていた友達は、保育園児時代の旅人だった。
しかし陽子は、その友達の顔も名前もなぜか思い出せない・・・でも初恋の相手だった。

ある日
18年前に埋めたタイムカプセルを掘り起こしたいと、園長先生から依頼が。
埋めた場所がわからないという。
そのタイムカプセルは陽子が園児時代のものでもあった。
ちにみに現在は「のぞみ保育園」だが当時は「おひさま保育園」だった。

旅人は昔の資料を調べて、タイムカプセルを見つけることに成功。
中にはカセットテープが。
再生すると、陽子の声が録音されていたが、陽子が友達を紹介するところで録音が途切れていた。

その頃、森で行く不明になった陽子
陽子は初恋の相手のあだ名が「たぁ君」だと思い出せていた。
もしかして旅人かもと期待する陽子。
「見つけて！」と願うと、なんとそこに旅人の姿があった。

■誘拐事件が原因で旅人は視覚だけになった

陽子が園児時代を過ごした「おひさま保育園」はなぜ廃園したのか？
それは「園児が誘拐された」という噂による風評被害で、入園児が減ったからだった。

陽子は園長先生から、タイムカプセルに入れた人の名簿を見せてもらう。
するとなぜか、名簿や写真の一部が破られていた。誰かの仕業のようだ。

過去に誘拐された園児というのは旅人だった。
何度も何度も拷問され薬漬けにされ、幼い旅人は
耳が聞こえなければいい
臭いも味もなくなってしまえばいい
寒さも痛みも感じなければいい
と願った。

旅人の両親は事故に見せかけ殺された
元私設秘書・日暮英一は運転中に妻・璃子と共に川に転落して死亡
ということにされた。
旅人は視覚以外のすべての感覚を失ったが、犯人の顔だけは見て、忘れないと誓った。
そして旅人は学生になり、両親を殺した犯人を見つける目的のため、自分を偽ってお人好し仮面を被ることにした。

旅人は保育園の時の女の子が、陽子だとわかっている。
しかし自分を誘拐し両親を殺した犯人を見つけるため、陽子との過去は明かさない。

★ここから最終回の結末ネタバレ！

■
百代灯衣の母親は、かつて16才の頃天才ドラッグデザイナーといわれた百代灯果(とうか)だった。
旅人を薬漬けにしたのは、違法ドラッグ「ロスト」であり、百代灯果が作ったものだった。
百代灯果は、幼い頃親の借金の肩に男に売られ、いつしか生きるため、ヤ〇ザの仕事で違法ドラッグを作っていた。逃げ込んだ先の同じアパートの住人ナオリから作り方を教わった。

百代灯果は誘拐事件以降、旦那と出会いドラッグデザイナーを辞め、灯衣を産んだ。
しかし幸せは長く続かず交通事故で旦那は死んだ。
残された百代灯果と灯衣。そこに現れたのは灯果にドラッグデザイナー復帰を求めるヤ〇ザ
灯果は娘を守るため旦那の両親に預けた。
しかし娘はヤ〇ザに奪われ、雪路のもとへたどり着きいつしか旅人の娘となったのだった。

■
違法ドラッグ「ロスト」は、脳内を刺激して神経系を操作する。
旅人は、新種のドラッグの効果を試す意味もあり、誘拐され薬漬けにされていた。
旅人の父で私設秘書・日暮英一は、雪路市長の不正を暴いた証拠書類、ヤ〇ザの熊谷殺された山田記者の手帳・通称「山田手帳」を巡り殺された。
当時、百代灯果は、白石警部、熊谷とともにその陰謀に加担した。
そして雪路雅彦は雪路市長の息子だ・・・

「山田手帳」は現在、旅人が所有している。
旅人は「山田手帳」の情報をリークしたので、白石警部はもはや警察に居場所がない。

白石警部が帰宅すると、部屋は荒らされ、1人息子は熊谷に誘拐されていた。
熊谷は陽子も誘拐した。
熊谷は息子を引換に、ロストと旅人を要求してきた。

困った白石は旅人のもとへ行く。
旅人は18年前の真相を全て話すよう白石に求める。
白石はすべてを話した・・・。

■
白石は息子を、旅人は陽子を、取り戻すため2人で熊谷のもとへ向かう。
熊谷と対峙する2人
熊谷はなんと、白石の息子と陽子を監禁した部屋にロストを焚いていた。
熊谷はロストの在処と引き換えに、人質の場所を教えるといい、旅人はロストは丘の上の屋敷にあると答えた。
そして熊谷は人質のおおまかな場所を答え、旅人は1人で助けに行った。
一方、熊谷はロストが手に入ればそれで満足だと、白石を撃ったが殺さずに去った。

旅人は陽子たちを探すがなかなか見つからない。
必死で視ようとする旅人。
そのころ陽子は、ドラッグが空気中から体内に入ってくるのを感じていた。
意識がもうろうとしてきた陽子・・・
その時白石の息子が苦労のすえ縄をほどくことに成功。陽子の縄もほどき、部屋の扉をあけて外へ出た。
旅人の姿が見えた・・気を失う陽子

陽子が気がつくと救急車の中だった。
白石の息子は旅人から伝言を預かっていた。
「さようなら。お元気で。」
そう言っていたそうだ。
陽子は旅人のことが恋しくて、泣いた。

■
熊谷はロストの回収をするため手下を集め、余裕でタバコを吸っていた。
その時、通行人が熊谷の脇腹を刺した。
通行人は有田一志だった。熊谷は致命傷を負った。

重傷の熊谷は、ロストを回収するため丘の上の屋敷に来た。
手下たちは屋敷の雰囲気にビビッて中に入ってこなかった。
熊谷は眠ってしまった・・・そして気が付くと旅人がいた。手下たちは帰ってしまったようだ。

熊谷は痛みを和らげることに期待してロストを吸引して朦朧としている。
旅人はおもむろに「山田手帳」を取り出し、なんと火をつけて燃やし始めた。
雪路を悲しませないためだと言う旅人。
「両親を殺したのはあなたですか」
旅人は爆弾を取り出した。自爆して熊谷と死ぬ気だ。

旅人が熊谷と心中する気だと悟った増子・雪路・陽子。
雪路は旅人に電話をする当然声は聞こえない。
しかし陽子が「たぁ君」と呼びかける。
なぜかその声は旅人に届いた。
「・・・陽ちゃん」旅人は涙を浮かべ、生きることを選択した。

■
その後、熊谷は駆け付けた警察官らによって逮捕された。
致命傷だったが奇跡的に一命はとりとめた。

陽子はロストの影響なのか、監禁場所から救出されたあとの記憶がなかった。
旅人と電話したことも覚えていない。
しかし旅人はそれでもいい、今、生きていたいと思えるから。