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吉高由里子さん主演ドラマ「わたし、定時で帰ります。」の原作小説を読んだので最終回の結末であらすじネタバレ紹介します。
「わたし、定時で帰ります。」の原作は朱野帰子さんの小説。
「わたし、定時で帰ります。」を有言実行する結衣(吉高由里子)が、クセが強い同僚たちとブラック上司を相手に、トラブルを解決しながら残業必至の無謀な案件に挑む姿を描く、「働き改革」が叫ばれる現在にぴったりなドラマ。
最終回の結末は、天然ブラック上司の福永(ユースケ・サンタマリア)が号泣?その理由とは・・・、婚約者の巧が浮気するのか?・・・、元婚約者の晃太郎(向井理)とヨリを戻すのか?
最終回の結末であらすじネタバレ紹介するので、「わたし、定時で帰ります。」に興味ある人は参考になったら幸いです。
目次
■ドラマ「わたし、定時で帰ります。」原作小説あらすじネタバレ
晃太郎と福永
■結衣の元婚約者・晃太郎
もともと晃太郎は福永の経営する会社で働いていたが、いつも会社に泊まりこみするから結衣とケンカが絶えなかった。
2年前、両家の顔合わせに晃太郎は現れず結婚は破談に終わった。晃太郎は3日連続徹夜して自宅ソファでぐったりで、結衣に「結婚と仕事どっちが大事?」と聞かれ怒って「仕事が大事」と答えていた。
その後、晃太郎は会社を辞めて結衣と同じ「ネットヒーローズ」に転職し、2人は上司と部下になった。転職理由を結衣は知らない。
■晃太郎と福永の関係
福永は断れない性格で、社長時代は赤字確実の無謀な案件ばかり請け負っていた。
晃太郎は大学で肩を壊してプロ野球入りを諦めたとき拾ってくれた恩があったから誰より多く仕事をこなして頑張った。
しかし逆にそれが仇になり、晃太郎が辞めたあとは社員はろくに休みを取れず、業績は下がる一方。納期も品質も守れず会社は一気に信用を失った。
福永は晃太郎が退職したあと会社を売却し、同業退社を転々としてるうちに「ネットヒーローズ」の丸杉役員にヘッドハンティングされた。だから晃太郎は自分のせいで福永の会社がつぶれたと責任を感じ、新部長としてやってきた福永をサポートする。
だが『愁』によると福永が会社を売却したのは嘘で、晃太郎が辞めたあと社員がバタバタ辞めて潰れそうになったので知人の会社に吸収されたのが真相だった。
『愁』は晃太郎の9才年下の弟・種田柊のアカウントネーム。社会人2年目で会社を辞めて以来引きこもり。結衣は時々ポケットマネーで情報収集を頼んでいる。
■新部長の福永の無謀な案件『星印工場』
福永の最初の案件『星印工場』は社長時代の得意先で、やっぱり無謀な案件。納期は4か月後だが予算が少なすぎる。
■ドラマ「わたし、定時で帰ります。」原作小説あらすじネタバレ
仕事命の皆勤賞女・三谷佳菜子
晃太郎は結衣を『星印工場』のチーフにしたくて見積書作成を指示するが、、定時間際だったので結衣は帰り、代わりに三谷と吾妻が残業して作成した。その残業が原因で、三谷は風邪を引いてしまう。
■有給なき作戦を唱える三谷
『星印工場』についての会議で結衣は、予算が低すぎて倍の人数が必要な無謀な案件だと指摘。通常は残業しないよう外注するが、この見積もりでは外注に出せない。
しかしチーフになって出世したい三谷は、納期4か月間メンバー全員が有休なし・休日出勤・毎日残業を提案し「仕事は死ぬ気でやらなきゃいけない、無理をして頑張らないといけない」と主張。
晃太郎も「死ぬ気でやれば脳内麻薬が出て充実した気持ちになる」と後押しし、チーフをやりたがらない結衣を責める。
太平洋戦争中、もっとも無謀といわれたインパール作戦は、敵連合軍の拠点インパールを攻略するため無理を重ねた結果3万人以上の日本兵が死んで敗退した。
10万人の兵士にビルマとインドの国境の山々を超えて行軍させたが、食料や武器の輸送力を必要の10分の一しか確保できず、異議を唱えた小畑信良少将は消極的だとして更迭された。
有給なき作戦を唱える三谷は、無謀な作戦をたてた牟田口廉也司令官と同じだ。
■三谷が必死になる理由ネタバレ■
もしも三谷がチーフになったら2年前にソファで倒れた晃太郎と同じ姿になるかもしれない。三谷は病院に行かずまた残業して高熱で汗びっしょりで働いてる。
ボロボロの三谷は必死になる理由を泣きながら結衣に告白した。氷河期世代だからいつクビになるか不安で、真面目だけが取り柄だから、休むのが怖かったのだ。
結衣は三谷にバブル時代の父の写真を「父の遺影です」と見せて、定時に帰る理由は父の過労死だと思わせた。(本当は生きてる)さらに「美点がいつか花咲くから、無理せずちゃんと休んでほしい」と伝えると、三谷は直に病院へ行った。
結衣はついにチーフを引き受けた。でも定時には帰る。仕事に命を懸けてしまう危険な人達に会社を牛耳られないため、チーム全員を毎日定時に帰らせると決意した。
■ドラマ「わたし、定時で帰ります。」原作小説あらすじネタバレ
産休明けのワーキングマザー賤ケ岳(しずがたけ)八重
結衣は『来年結婚➝33才で長女出産➝3年育児休暇➝36才で長男出産➝3年育児休暇➝子育てが楽になるまで時短勤務』という今後10年のキャリアプランを提出して、晃太郎から「出世欲がない」と怒られる。
そんななか賤ケ岳八重が産休から復帰。産休は8週間で育休は最長3年とれるはずだが、双子を出産から僅か1か月半の復帰に結衣は驚く。旦那に育休をとらせて結婚出産してもバリバリやれると証明して10年後の役員を目指すと意気込んでいる。
一方、結衣は来夏結婚予定の巧の両親に初挨拶。実家は大きな車庫のある一戸建てで食器はブランドもの。母親の料理はおいしく父親は温和な性格。しかし母親は、巧の趣味の時間が減らないように結衣が家事すべてを担当するよう求めてきた。
■賤ケ岳が必死になる理由ネタバレ
女性躍進プロジェクトの担当になった執行役員・丸杉宏司が、産休からすぐ復帰した賤ケ岳をセクハラ発言まじりに褒めた。
丸杉役員にセクハラ発言されても媚を売る賤ケ岳を結衣が問い詰めると、必死になる理由を告白した。
賤ケ岳は産休から戻ったら席がないのでは?とずっと不安だった。敵は男だけでなく「産休やめろ・産休明けにはお菓子配って謝罪しないとフォローしない」と言ってきた転職組の三谷もだ。男は子供の有無関係なく役員になるのに悔しい。だから媚びを売ってでも役員になりたいのだ。
賤ケ岳は社内報で『超高速復帰!我が社にスーパーワーキングマザー誕生!』のタイトルでインタビューを受ける。
■『星印工場』の担当・牛松翔
『星印工場』の担当者・牛松は、福永が出した概算見積もり3500万円ですでに発注済だった。それは福永と前任者からの慣例だった。
結衣が牛松に「3500万円でできる範囲になる」と話すと晃太郎が「検討しますが希望に添えるかはわからない」と福永をサポートした。しかし晃太郎は、正論をもつ結衣の存在が福永への良いショック療法になると考えていた。
でも三谷・賤ケ岳・吾妻はみな現実的に実働可能な時間を考えず「残業できます」アピールがスゴイ。残業しなくないのは結衣と来栖だけ。三谷は結衣の真似して残業しないで帰ったみたら、やることなくて暇だったなんて言う始末。
一方『愁』は福永の元社員のSNSの過去ログから、福永への恨みつらみを読んでるうちに『愁』体調を崩してしまう。
■無謀な見積もりが社内審査を通ってしまった
5000万円で見積もりしなおそうとするが、3500万円にこだわる福永は外注に出さず社内で残業すれば安くできると主張。残業前提はダメだし、少しの残業では到底間に合わない。晃太郎も結衣が驚くほど猛烈に福永を説得する。
ところがチーフの座を狙う賤ケ岳が点数稼ぎで「諦めるのは早い!」なんて言うもんだから福永は喜んでしまい、3500万円の無謀な見積もりをいったん社内審査に出すことになってしまった。
結果、とおるはずない審査を通ってしまった。丸杉役員が賤ケ岳の復帰後の活躍を華やかに語って女性躍進の成果をアピールしたいから他の役員を説き伏せたのだ。
『愁』によると丸杉は部下を利用して派手な実績を作って別会社に売り込み業界を渡り歩くタイプだった。
三谷が「厳しい戦いですが必ず勝利しましょう」「全員休まずやればできる!」とみなを鼓舞するなか、結衣は自分だけでも最後まで反対して全員定時に帰すと決心した。
■賤ケ岳の本音ネタバレ 子供が心配
賤ケ岳は双子が高熱を出したが、旦那に病院に連れていくよう任せて仕事を続けた。
結衣は小学4年生のとき肺炎で入院し、父も帰ってきたが仕事を中断させられた不機嫌で「お前の管理だ悪いせいだ」と母親を責めた。
退院して数日後、母親は「マヨネーズを買ってくる」と言って失踪。タンスの引き出しの年賀状には知らない男の名前がいくつもあり結衣は不倫を疑ったが、翌朝に母親は妙にスッキリした顔で帰ってきた。
結衣は賤ケ岳に、結婚式の言葉「人生には3つの坂がある、上り坂・下り坂・そして『まさか』」を持ち出して旦那の不倫を心配させる。
「家庭を大事にしても仕事はできると一緒に証明しましょう」と励ますと、賤ケ岳は本当は双子が心配だったと本音を明かした。
■ドラマ「わたし、定時で帰ります。」原作小説あらすじネタバレ
会社に住み着く非効率男 我妻徹
晃太郎が考えた予算3500万円に合わせたコストカット方法で『星印工場』を説得し、結衣はメンバーの作業効率をあげ残業を減らして人件費を抑える。
一方、巧が結衣の実家に挨拶きて「結婚させてください」と言う父は「ま、いいんじゃない」と軽くOK。父のお気に入りだった晃太郎と正反対の巧は、出された料理は食べないしゴルフもやらない。
■吾妻事件!!
晃太郎のコスト圧縮策のおかげで赤字は免れ、残業も減ってきたある日、『吾妻事件』が起きる。
『星印工場』の牛松が深夜、HPのセキュリティのことを思い出して電話すると吾妻が出て、午前4時まで方策を調べて専門会社に頼めば最高レベルのセキュリティ検証が可能だと勝手に回答していた。
朝に晃太郎が『追加予算200万円が必要』と訂正メールを送ったが間に合わず、牛松は早朝会議で予算内でできると答え、福永も「なんとかするから安心して」と言ってしまう。この吾妻事件によって、今まで以上にコスト圧縮することになった。
■吾妻は会社に住み着いていた
なぜ吾妻は深夜に会社にいたのか?
実は結衣の知らないうちに吾妻は毎晩会社に泊まっていた。タイムカードを20時に押して、土日出勤も申請してないから数字上は残業してない。それでも吾妻は仕事が出来ないから晃太郎がフォローしていた。
一方『愁』は引きこもりから抜け出したくて、2年ぶりに外出して福永の元社員に会い情報収集。社会復帰できない元社員が多く、晃太郎が辞めたあとは吾妻のように会社に住んでいた社員は多かった。
たいした仕事量がないのに吾妻はなぜ仕事が終わらないのか?来栖を見習いとしてつかせ調査した。
すると、メールチェックを時間かけすぎ&優先順位バラバラ、コンビニで時間かけてサプリ買い物、よる10時すぎにジンギスカンの店で食事、深夜に遠くのスーパー銭湯、不明点があると2~3時間ウェブ検索、など無駄だらけだったことが判明。
しかも仕事が終わらなければ晃太郎がなんとかしてくれると安心していた。
■吾妻の本音、残業する理由ネタバレ
結衣は兄が受験勉強で使ったデジタル時計を使って「制限時間があると脳は自然と無駄な業務を省く」を吾妻に経験させる。
結衣が励ましながら、吾妻は初めて集中して仕事した。しかし定時目前で吾妻は「仕事は残業してやればいい」と本音をぶちまけた。
吾妻が残業する理由は、女が産休育休や躍進プロジェクトで優遇され出世もでき、男の家である会社を奪うから。
また、誰もいない深夜に残業する理由は、仕事ができない自分を他人に見られたくないから。
吾妻は、結衣が定時に帰るのにチーフに出世できた理由は、管理部の石黒と不倫してるからだと批判。すると晃太郎が、結衣がチーフになれた理由は制作部で1時間あたりの生産性が一番高いからだと説明する。
吾妻は、ゆるい戦いをしてる結衣に負けることを認めないと叫ぶが、結衣は「認める必要はない」「君はまだ本気を出してないだけ。すぐ追い越せる」と励ます。
結衣は「絶対できると信じてる、だから明日の自分を信じうよう。勇気出してタイムカード押そう」「定時に帰るのは勇気のしるし」と説得して、吾妻は帰っていった。結衣の話に胸を打たれほかのメンバーも定時で帰っていった。
■ドラマ「わたし、定時で帰ります。」原作小説あらすじネタバレ
期待の新人:来栖 泰斗
晃太郎が1人で正月出勤したことで大量のタスクが片付き『星印工場』は鎮火していた。いま苦しくても構築が終わり運用を受注できれば、赤字はふっとび必ず黒字にできる。
一方、福永は結衣に毎日1時間の残業を迫り、応じなければ晃太郎と結衣の関係をみんなにばらすと脅し、断ったら晃太郎にシワ寄せがいき過労死すると脅してきた。
また福永によると、晃太郎が転職した理由は結衣と結婚するため定時に帰れる会社に転職するためだった。案件をすべて片付けたら辞めると福永に約束したから、元旦出勤して結衣と紅白を一緒に見る約束をやぶっていた。結衣は、自分が晃太郎に無理をさせていたと知った。
『吾妻事件』以降、メンバーの残業はじわじわ増え疲労でミスも出ている。
来栖は年明けから強力な戦力に化け残業志願するが、結衣が止めた。
そんなかなか福永を引き抜いた丸杉が会社を辞めた。『星印工場』の案件が赤字になるとみた途端、女性躍進プロジェクトの華々しいイメージだけ背負って他社に鞍替えしたのだ。見捨てられた福永は機嫌が悪い。
■まさか運用を受注できない?
『星印工場』では牛松の上司が新しく武田に変わり、馴れ合いを排除するため運用を検討しなおすと言い出した。巧の勤務先で業界1位の「ベイシック」とアイミツになってしまう。
打ち合わせで来栖はミスって資料をすべて白紙で用意してしまい、福永が怒鳴りつけた。結衣は動揺して何もできず、代わりに晃太郎が謝罪してタブレットで資料を見せてフォローした。
福永は自分が場を収めたと思ってるが、武田はこっそり晃太郎に、福永を外せば勝ち目はあると言った。
結衣は落ち込む来栖をフォローしようとするも、タイミング悪く巧が現れ、話題は結婚やホームパーティーのことになってしまう。
■来栖の本音ネタバレ
来栖はわざと退職届けをだして結衣の気を引き、「結婚準備で忙しいんでしょ」「慣れない残業でてんぱってるし」「僕に期待しているなんて嘘で使えるヤツは誰でも使えってそれだけでしょ」と嫌味を連発。
自分をかばって『星印工場』謝罪して武田課長からも一目置かれた晃太郎を目指すと宣言し、結衣に逆らい晃太郎が帰る深夜まで残業し始めた。
来栖は、結衣が晃太郎の前で泣くのを目撃した夜に、結衣が最後に頼るのは晃太郎だと思った。
世間が評価するのも晃太郎のようなタイプだから、結衣に従って定時に帰っても評価されるかずっと疑問だった。
■愁が引きこもりの理由を来栖にネタバレ
結衣から相談を受けた愁は引きこもりになった理由を来栖に話した。
企業システムを作る大企業に就職したが、実際は飛び込み営業ばかりで研修もないのに即戦力を求められた。
新人は自分だけで、支店長から毎日「支店の成績が悪いのはお前のせいだ」と怒られ、その言葉を真に受けて自分をダメだと追い込んだ。
なんでも一番の兄を見て育ったが、兄のようにはなれず毎日深夜残業や土日出勤はきつかった。緊張で眠れなくなり、朝起きれず遅刻が増えて社会人失格だと怒られた。
そんなある夜、兄から「人間は寝なくても死なんぞ」「精神は肉体を超える」と言われ、駅のホームで自殺を考えたが、そのとき結衣のことを思い出した。
結衣は結婚の挨拶のとき泥酔し、翌日二日酔いになると風邪だと嘘ついて会社をずる休みしていた。
こんな簡単に会社を休む人がいるのかと涙が止まらなくなり、そのまま退職メールして2度と出社しなかったらやっと眠れた。それから引きこもりになった。
そのあと結衣に連絡した理由は、結衣がまた家に来たら兄が変わると思ったから。やがて愁は結衣のバイトを始め、褒められると仕事が楽しくなった。
愁の話が終わり、結衣が謝罪して大事に思ってることを伝えると、来栖は定時に帰る約束をした。
■ドラマ「わたし、定時で帰ります。」原作小説あらすじネタバレ
ブラック上司・福永
破格の予算で急遽引き受けてもらった外注プログラマーが過労で倒れ、納期すら危なくなった。その分をカバーするため結衣は残業時間を2時間に増やした。
そんななか『働きやすい職場作り』を目指す社長がタイムカードを廃止。カードリーダーで入出が記録されるのでサービス残業が不可能になった。
しかも残業が週20時間を超えると福永の評価が下がるのだが、しばらくするとなぜか週20時間で収まるようになった。実はみんな嘘をついて仕事を持ち帰っていたから。
そんななか星印工場の武田課長が「福永外し」を望んでると来栖がみんなにバラしてしまう。
福永から結衣の悪口を吹き込まれ、残業・休出を耐えてくれたら運用のチーフにすると言われていた三谷と賤ケ岳も、「福永外し」を望むようになった。
一方、両家の顔合わせが『星印工場』納品日が同じ月曜になった。
巧は結衣の予定よりも趣味や両親の海外旅行に合わせて日程を組み、さらに結婚式のタスク表も送ってきて結衣はウンザリ。仕事と結婚どちらが大事か聞かれ、結衣は何も言えなかった。
■福永のブラック発言が加速
納期まであと2週間、通常ならテスト時期だが作業は遅れまだ作りこみ段階で遅れている。
そんななか福永のブラック発言が加速
「朝活して経済の本を読み感想を言い合えば、世界経済の厳しさを知って覚悟と必死さが身につく」福永はとんでもない提案をして、上司なのでみんな仕方なく従う。
吾妻の書いたプログラムのコードが美しくないから書き直すと言い出し、シワ寄せはすべて晃太郎に。
外注の請求は来期の発注と一緒に払う。来期に発注する保証はないが、外注はNOと言えないから来期も仕事をとるために必死になる。前の会社ではそうやっていた。
高揚した福永は「みんな僕と死んでくれ!」「気持ちが強ければ奇跡が起きて赤字にならず運用と取れる!」
■復讐計画
来栖と愁は晃太郎のために、福永の元社員たちの恨みを晴らす復讐を計画している。
納期が近づくと晃太郎は休憩しなくなり、栄養ドリンクを水みたいに飲んで食事時間も削る。最後は睡眠2時間くらいになるが、最近はそれすら出来てない。
晃太郎はどんなに頑張っても褒められず、なぜもっと頑張らなかったのかと怒る父親に育てられ、それが当たり前の大人になった。でも自分で思ってるほど強くなく、結衣をふっきれてない自分をごまかすために仕事にのめりこんでる。
そんな晃太郎を利用してるのが福永だが、批判にめっぽう弱いから、元社員たちに糾弾されれば心が折れて会社を辞めて、晃太郎は解放されるはずだ。
■福永の本音ネタバレ
この土日は最後の山場。福永は徹夜を命じて自分だけ帰った。結衣はみんなに「後は任せて、寝て」と帰宅させ、晃太郎には愁が騒いでると嘘をついて帰らせた。
土曜日の朝6時、福永が出社したので48時間ぶっ通し&休憩ゼロの新タスク表を渡し「2人で乗り切ろう」「精神は肉体を超える」「奇跡は起きる」「覚悟はできてる」と福永の手を握ると、福永は正体を現した。
福永は結衣の弱みをついて心を切り裂く言葉を連発する。
福永は晃太郎のことも社畜・重度の仕事中毒と言うが、出社した晃太郎が聞いてしまい、福永の本音を知った晃太郎は恩義も罪悪感も消えた。
そのとき福永のスマホに元社員たちからの復讐メールが届いた。<許さない・経営者の資格なし・責任とれ・賠償を求める・無能な上司>
結衣があえて同情して頑張りを認めると、福永は泣いた。頑張ったがうまくいかず孤独になり、保身にこだわるようになったと泣いた。
無謀な案件で心神喪失を理由に休むよう勧め「私だけは裏切りず待ってる」と約束した。結衣が敵じゃないとわかると福永は長期休暇をとると決めて帰った。
■ドラマ「わたし、定時で帰ります。」原作小説あらすじネタバレ
最終回の結末 仕事が大好きな人・種田晃太郎
福永が帰ったあと他のメンバーたちが出社。
そして1時間当たりの生産性が会社No.1を誇る管理部の石黒がヘルプ要員で登場。結衣は、昨日の早朝、社長に直談判してゴルフ勝負で「この土日だけ人員を1人動かす権限」を勝ち取っていたのだ。
いざ仕事スタートすると石黒と晃太郎のおかげで進捗は上々だ。
休憩をとらない晃太郎を気にして休もうとしない他のメンバーを、結衣は無理やり外にランチや夕食に行かせ、交代で仮眠もとらせた。結衣の本当の敵は福永ではなく、仕事が大好きな人=晃太郎だ。
■最終回の結末ネタバレ 最後の作戦
一方で結衣は昨日の早朝から一睡もしてない。しかもタスク表には書いてない作業を1人でやっていた。通常2週間かかる「作業報告書」を不眠不休飲まず食わずで終わらすつもりだ。
石黒から「向こう側の景色も知らないで上には立てんぞ」と言われたから、仕事中毒者の行きつくところを目指す。この最後の作戦が終わったら、晃太郎には仕事中毒から脱して彼女をつくって幸せになってほしい。
日曜の22:00についにタスク表が完了!
みんなが帰ったあと結衣は作業報告書がまだ半分のこってると晃太郎に告白し、2人で手分けして進める。
月曜の朝7時。晃太郎は自分の分を終わらせ15分のジョギングに出かけた。
ここから作戦の仕上げだ。
床で倒れたフリをして晃太郎を驚かせる、他のメンバーも出社して結衣が不眠不休飲まず食わずでいたことに気付く。2年前に倒れた晃太郎を見たときの結衣の恐怖を、晃太郎にも味合わせて、変わってもらうのが作戦の目的だ。
気付くと病院のベッドだった。結衣は倒れたフリするつもりが本当に意識を失ってしまい、機材に頭をぶつけて出血し5針縫う怪我をしていた。
納品は石黒と賤ケ岳が行き、運用はなんと灰原社長が追加案件の費用請求とともに自ら獲ってくれた。最後の作戦がきっかけで灰原社長は業界1位を目指しつつ、残業を月20時間以内に抑えると決意した。
■最終回の結末ネタバレ巧が浮気
病院のベッドで結衣は、両家顔合わせの時間が迫ってると気付き、自宅においた婚約指輪を取りに帰るため晃太郎がタクシーで送る。結婚させて2人の過去を全部終わりにする時がきた。
玄関の婚約指輪を回収するが、寝室から物音がして晃太郎が様子を見に行くと巧はアシスタント女性と浮気していた。仕事と結婚どちらが大事か答えられなかった結衣に腹を立てて浮気したのだろう。
晃太郎は外に連れ出すと、婚約指輪を川に投げ捨てた。「あきらめてくれ じゃないと俺が苦しくなる」
■最終回の結末ネタバレ 晃太郎とビール
どうせもうすぐ定時だから上海飯店に2人で飲みに行く。父には顔合わせ中止と結婚中止を電話で伝えた。
晃太郎とは永遠にわかりあえず結衣は一生孤独のままかもしれないが、それでもいい。大事な人を向こう側に行かせないで済むなら。
結衣はみんなが定時に帰るため出世すると決意している。出世しないとこの会社は変えられないから。
「とりあえずビールだ」今夜はくだらないことを山ほど話そう。
★以上、ドラマ「わたし、定時で帰ります。」の原作小説を読んで最終回結末まであらすじネタバレでした。
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