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遠藤憲一さん主演スペシャルドラマ【正義の証明】が放送されるので、原作小説を読んだ私刑人の正体犯人や結末あらすじネタバレを紹介します。
【正義の証明】の原作は2004年刊行の森村誠一さんの傑作ミステリー小説で、法で裁けない犯罪者に刑を執行するダークヒーロー「私刑人」と、その正体犯人を追う警察との攻防が描かれます。
2011年に 吉田栄作さんが主人公の刑事役でドラマ化され、この時は計画倒産を仕組む社長などが私刑人のターゲット。今回キャストは遠藤憲一さんが主人公の刑事役で、大物政治家が私刑人に狙われます。
なんとなく「必殺仕事人」と被りますが、私刑人は殺さないのが基本で、「正義とは何か」がテーマです。
私刑人の正体犯人や結末あらすじネタバレを紹介するのでドラマ【正義の証明】に興味ある人は参考になれば幸いです。
目次
●2020ドラマ【正義の証明】キャスト
■犯人
● 私刑人(???)
正体不明。法で裁かれない罪人に裁きを与える。
■警察関係者
● 松永 祐一郎(遠藤憲一)
元SPで今は交番勤務。3年前に『私刑人』から狙われた龍岡議員(竹中直人)を盾になって守った。現在『私刑人』が3年ぶりに現れたため『私刑人対策室』に召集される。
● 江崎 哲平(北村有起哉)
元SPで今はタクシー運転手。松永の後輩。3年前の『私刑人』による龍岡議員狙撃をもみ消した警察に不信感を出だして辞めた。
■記者
● 吉尾 恵美(内山理名)
『週刊エラー』の女性記者。松永とは腐れ縁。
■政治家関係者
● 大物議員:龍岡 泰邦(竹中直人)
大臣を歴任する与党・民自党の大物議員。次期総理大臣候補の筆頭。
● 議員秘書:山葉 文雄(濱津隆之)
龍岡議員の私設秘書。跡を継ぐ野望をひそめている。龍岡の身代わりで凶弾に倒れる。
● 大物議員:湖中重義(井田國彦)
龍岡の派閥に属する大物議員。金山言訓の叔父。
● 大学生:金山言訓(横山涼)
準強制性交等罪で逮捕されるが不起訴になる。
■松永の家族
● 妹・琴乃(酒井美紀)
再生不良性貧血の治療を受けている。
● 琴乃の娘・しずく(竹野谷咲)
●2020ドラマ【正義の証明】あらすじ
■姿を消した『私刑人』
罪を犯しているにも関わらず、法では裁かれない者を自ら裁き、刑を執行する人物=『私刑人』の出現に、世間は騒然。
麻酔銃を使って対象を狙撃する『私刑人』による刑執行に怯え、自ら真実を吐露する者、謝罪する者が続出する中、次なる標的となっていたのは、厚生労働大臣の龍岡泰邦(竹中直人)だった。
とあるパーティーの後、ついに龍岡に銃口が! しかし間一髪、警護に付いていた警視庁警備部警護課の松永祐一郎(遠藤憲一)が盾になり、事なきを得る。
そしてその日から、『私刑人』はぱたりと姿を消した…。
■3年後――。
松永は、再生不良性貧血の治療を続ける妹・琴乃(酒井美紀)とその娘・しずく(竹野谷咲)の面倒を見ながら交番勤務の警察官を続けていた。
そんな折、準強制性交等罪で逮捕されながら不起訴になった大学生・金山言訓(横山涼)が何者かに麻酔銃で狙撃される!
現場を目撃していた『週刊エラー』の記者・吉尾恵美(内山理名)は、姿を消していた『私刑人』が活動を再開したことに驚がく。さらに「過重労働により過労死を招いた居酒屋チェーン」「パワハラで告発された大学空手部の部長」らが相次いで謝罪会見を行い、世間は『私刑人』の出現に再び騒然となる。
『私刑人』の標的となった金山の叔父は、民自党の議員・湖中重義(井田國彦)。3年前、同じく標的となって狙撃を受けた龍岡幹事長の派閥に属する大物だった。
警察の威信にかけ、なんとしてでも『私刑人』を逮捕するべく、警視庁は庁内に『私刑人対策室』を設置。室長に就任した相馬晃弘(浅野和之)は松永を呼び戻し、『私刑人』を特定するべく捜査を開始する。
■龍岡の秘書が凶弾に倒れた
今や“次期総理大臣”を期待されるほどの立場になっていた龍岡。だが3年前の『私刑人』による狙撃は、ある事情から警察によってもみ消され、そのことがきっかけで、当時松永の相棒だった江崎哲平(北村有起哉)は、組織に不信感を抱いて警察を去り、タクシー運転手として再出発していた。
瀕死の重傷を負ったにも関わらずその事実を隠され、今再び龍岡の警護に付こうとする松永に『週刊エラー』の恵美は「私利私欲にまみれたクズのために、どうしてまた命を賭けるのか」と問いかける。実は恵美も、松永が銃弾を受けた記事を官邸からの圧力によって差し止められていたのだ。
『私刑人』の存在を善悪では割り切れなくなってくる恵美。しかし龍岡の身代わりとなって秘書の山葉文雄(濱津隆之)が凶弾に倒れたことで、世論は“『私刑人』憎し”へと傾いていく。
やがて捜査一課は『私刑人』としてある人物を逮捕。しかし納得ができない松永らが捜査を続けるうち、意外な事実が明らかになる…!
引用:2020ドラマ【正義の証明】公式サイト
●2020ドラマ【正義の証明】あらすじの続き 森村誠一原作ネタバレ犯人結末は?
■犯人を逮捕するが
秘書の山葉文雄が殺された。龍岡の秘密を知りすぎたか、裏金の着服や使い込みが原因と思われる。
山葉を殺した犯人は、やがて捜査一課は『私刑人』としてある人物を逮捕。
暴〇団一心会系の鍛冶コーポレーションの元社員で、龍岡と間接的につながってる八代喜久雄だ。
しかし八代は犯人像として無理があり釈放となった。
八代と同じアパート河合荘の住民、竹中勇司も疑われたが違った。
■龍岡の娘と暴〇団が結婚
龍岡美香と遊佐一彦との結婚が発表された。
美香は龍岡議員の娘で、麻薬密輸入の容疑者マーク・トムソンと肉体関係があった。
遊佐運輸の遊佐一彦は、警察庁指定の広域暴〇団幹部で、大和連合の後継者候補筆頭だ。
2人はぞれぞれ事件にかかわっており、これは政略・商略・調略結婚である。両家にとって安全保障である。
■フィルム差し替え事件
結婚披露宴にて、新郎新婦のライフヒストリー映像が流れると、まさかの美香とマーク・トムソンの行為が映され式場は騒然。
前代未聞!結婚披露宴の最中に結婚が破談となった。
フィルムを差し替えた犯人は私刑人か?
■トムソン
マーク・トムソンが私刑人に襲われて入院したが、病院から逃げた。
その後マーク・トムソンは週刊誌記者にこれ以上潜伏の意味はないと説得されて出頭した。
トムソンは、香港ルート麻薬コネクションの日本側元請け人。
美香が車に同乗中に少女をひき逃げし、龍岡議員にもみ消してもらったと自供。六本木の覇権争いでグリオンに狙われたことも自供した。
美香が麻酔銃で山葉を撃ったという週刊誌の記事も事実だと認めた。
■美香
警察は美香に殺人容疑で任意同行を求めたが、美香はすべてデタラメだと否定した。
私刑人は、龍岡議員と美香が週刊誌で真相を告白しないと私刑を執行すると脅しをかけた。
鍛冶コーポレーションと遊佐運輸の社員が美香の警備にあたるが、自由奔放な美香は知らん顔で夜遊び三昧。
ある夜、迎えの車をまってると私刑人に麻酔銃を撃たれて昏睡状態に陥った。
数時間後に美香が意識回復すると私刑人は「山葉を殺した事実を自供しろ。次は実弾」と脅迫してきた。
美香が自供したら殺人罪だし、父親の龍岡議員の政治生命終了を意味する。
警察は美香を警護せざるを得ないが、自供してくれれば警護する必要がなくなる。しかし自供するということは私刑人の思うつぼで、警察はジレンマをかかえる。
■私刑人の正体と動機
アパート河合荘は住民たちは定期的にサロンを開き情報交換をしていた。また事件の関係者が偶然多く、情報が集中していた。
そのなかで最近転居した名越夫婦は偽名だと判明し、捜査をすすめると私刑人の正体犯人として疑い濃厚となった。
藤谷剛は医者でしかも麻酔医。藤谷の嫁・早苗は元看護婦だ。
動機は、龍岡親子への恨み。娘の亜弥は龍岡親子に殺されたも同然だった。
町の支配者である龍岡の娘・美香は中学校時代、誰も逆らえない女王様だった。
しかし文化祭のミュージカルでシンデレラ役を藤岡亜弥が射止めたことを逆恨みし、亜弥に財布を盗んだ犯人の濡れぐぬを着せた。学校側がうやみやに済ませると、亜弥は自殺してしまった。
龍岡は影響力を駆使して警察と教育委員会を使い事件をもみ消した。藤谷剛は麻酔医の仕事を捨ててどこかへ消えた・・・今は私刑人となっている。
■美香の自供
美香が入院中の病院の受付で河合荘の大家・河合が目撃された。河合は藤谷の母方の従兄。
藤谷の嫁・早苗名義で借りていたアパートを調べると、藤谷剛と住んでたとわかったが、すでに逃亡したあと。
自分らが私刑人の正体だと告白する置手紙と、美香の録音テープが残されていた。
録音テープのなかで美香は山葉殺しの犯人を自供。
トムソンと交際中に麻薬を吸ったことを知った山葉が結婚を強要してきた。
拒否したら麻薬使用をバラし、父親の政治生命も終わりだと脅してきたので、父親を救うため私刑人の手口を真似して殺したのだった。
しかしその現場をトムソンに見られた。トムソンは山葉以上にクズで、弱みを握って父娘を脅迫してきたので、今度は龍岡議員が私刑人の手口を真似して殺そうとして、未遂に終わったのだった。
警察は藤岡夫婦を全国指名手配した。
■結末 犯人を逮捕
美香の自供テープは証拠となり、龍岡議員は政界を引退した。
藤谷剛と早苗が故郷の町に、死んだ娘・亜弥の墓参りに来た。自殺するつもりで来ていたがそこを警察が逮捕。
私刑人の逮捕と自供、美香の自供によって、龍岡議員の事件関与は決定的となり解決した。
私刑人は
・財界の重鎮・湖中重義を屈服させ
・香港マニラルートの麻薬コネクション(二大暴力団)を壊滅させ
・次期総理候補の龍岡にトドメをさした
前代未聞だ。警察は私刑人の活躍を利用したにすぎない・・・。
★終わり
以上、2020ドラマ【正義の証明】あらすじの続き 森村誠一原作ネタバレ犯人結末でした!
最後まで読んでただきありがとうございました。
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