● 岡田夏江
崇史の遊び仲間。智彦が崇史に麻由子を紹介する際に同席。
● 雅美
失踪した篠崎を行方を探す彼女。

■2つの世界の正体と謎のネタバレ

1つの世界は、麻由子はタカシの彼女
もう1つの世界は、麻由子は智彦の彼女
どちらかがパラレルワールド（仮想現実）？

違う。2つの世界の正体は、
パラレルワールドではなく
麻由子がタカシの彼女の世界は、現在
麻由子が智彦の彼女の世界は、去年の記憶
どちらも本物の現実世界だった！

謎のネタバレは

■謎１　2人の麻由子
去年タカシは、智彦から初彼女として麻由子を紹介された。しかし麻由子はタカシが通勤電車の中でいつも見ていた憧れの女性だった。親友の恋を応援したいが、ガマンできずに麻由子を寝取った。

■謎２　消えた親友
現在の世界に智彦がいない理由は、『記憶の改編』実験に失敗してスリープ状態（昏睡）に陥ったから。

■謎３　ポラロイド写真
３人が写ってるが、麻由子の肩を抱いてるのはタカシではなく智彦。

■謎４　古い懐中時計
研究データのマイクロディスクと、タカシ宛に手紙が入っていた。※原作小説は懐中時計ではなく写真ケース

■去年の記憶ネタバレ（麻由子が智彦の彼女の世界）

タカシと智彦はバイテック社の研究カレッジで『パラレルワールド（仮想現実）』を研究している。

■ある日カフェでタカシは、智彦から人生初の彼女・麻由子を紹介されてびっくり。麻由子はタカシが通勤電車の中でいつも見ていた憧れの女性だったから、表面上は祝福しても嫉妬する。

麻由子は1年後輩として同じカレッジに入所し、智彦と同じ『記憶パッケージ班』に所属し、脳に働きかけて仮想現実を見せる研究するが、タカシは麻由子への想いがどんどん膨らむ一方。

■６月になると『記憶パッケージ班』の篠崎が『記憶の改変』で大発見があったと騒いでいたが、それは社内でも極秘研究であり、智彦はタカシにも内容をネタバレしない。

恋でも仕事でも差をつけられ、タカシは智彦にますます嫉妬する。

■７月１０日は麻由子の誕生日だから、智彦が麻由子と初の肉体関係をもつかもしれないとタカシは想像してモヤモヤする。タカシは気持ちを抑えられず麻由子に誕生日プレゼント渡して告白するがフラれてしまう。

しかし智彦は麻由子をホテルに誘うも断られショックで泥酔した。それを知ったタカシは麻由子に再告白するが再びフラれる。

麻由子はタカシと智彦の友情を壊したくなかった。

■８月。カレッジの慰労会パーティー。広島出身の篠崎が「自分は東京出身だ」と騒いで同僚と口論になり、矛盾点を突っ込まれると混乱して倒れる事件が起きる。須藤教官は酒の飲みすぎが原因だというが、篠崎は全然飲んでなかった。タカシは『記憶の改変』との関係を疑う。

■９月。タカシと智彦は人事部から、優秀な人材しか行けないロス本社配属を打診される。

智彦は麻由子と結婚して一緒にロスへ行こうとするが麻由子は断った。これで智彦だけがロスに行けば麻由子と遠距離恋愛になりチャンスだからタカシは日本に残った。

そんななか智彦が『記憶の改変』の技術を完成目前だとと知ったタカシは、深夜にこっそり研究室を覗くと、智彦と須藤教官と謎の男たちがワンボックスカーに棺を乗せて見送る様子を目撃して恐怖を覚える。
　
　

　
　
■１２月。タカシは何度も麻由子に言い寄るがそのたびフラれ続けてる。麻由子はタカシと智彦どちらも選べず、智彦は研究に没頭していった。

クリスマスの頃。タカシは麻由子の部屋を訪ね、強引に肉体関係をもった。そして結婚を申し込むが「今夜のことは忘れよう」「私に選ぶ権利はない」と言われ、タカシは「智彦さえいなければ」と親友に憎悪すら覚えたのだった。

■カレッジ卒業式。タカシは智彦から呼び出され、ロス行きを断ったのは補佐役で行くのが嫌でプライドが傷ついたからだろ？と嫌味を言われる。

怒ったタカシは辞退理由は麻由子が好きだからと明かすが、タカシの本心に全く気付いてなかったからビックリ。

さらにタカシは、麻由子と肉体関係を持ったから恋人になる自信があると明かし、麻由子を抱いたことない智彦はショックを受ける。

智彦が麻由子を呼んで気持ちを確かめると「言いたくない」と言われ、察した智彦は実験室にこもり、麻由子は友情を壊す取り返しのつかないことをした非難した。

■智彦はタカシを呼び出し、極秘研究の『記憶の改編』をネタバレする。

人間は、自分の都合のいい嘘や願望を真実だと思い込んで記憶を改編することがある。1つの改編をきっかけにその後はドミノ倒しのように、矛盾する事実は嘘に書き変えられていく。智彦はこの『ドミノ効果』を利用して人為的に『記憶の改編』を行う研究をしていた。

麻由子を忘れたい智彦は、自分を『記憶の改編』の実験台にしてくれとタカシに頼んだ。

タカシはシステムを操作し、智彦がタカシに麻由子を紹介した１年前のカフェの記憶を、恋人➝友人に改編する。しかしシステムに３度エラーが出た結果、智彦はスリープ状態（永遠に眠りから覚めない植物人間）に陥り、実験は失敗してしまった。

智彦は死んだも同然のスリープ状態になりタカシは「オレが智彦を殺した」と叫んだ。よろけた時、智彦のメガネが落ちて右のレンズが割れた。

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　 公開まで ✒__1Weeks….
━━━━━━━━━━━━━━#パラレルワールド・ラブストーリー#パララブ#頭フル回転ミステリー pic.twitter.com/OJMNI3B7jx

— 映画『パラレルワールド・ラブストーリー』公式 (@paralove_movie) 2019年5月24日

■現在ネタバレ（麻由子がタカシの彼女の世界）

タカシは愛する麻由子と同棲中。タカシにとって智彦は麻由子を紹介してくれた恋のキューピッドだが、タカシは現在、智彦の記憶がない。

■しかし智彦の存在を思い出す。麻由子が智彦の彼女になってる夢を見たからだ。記憶が二重になってる？

智彦は1カ月前からロス本社で配属されていたが、親友の自分に連絡ないのはおかしいので、タカシは合鍵で智彦に部屋に行ってみるが、まるで泥棒が入ったみたいに部屋は荒らされていた。

また、智彦と同じ『記憶パッケージ班』の篠崎は、去年の秋に失踪したきり退学扱いになっており、タカシが篠崎の彼女・雅美に話を聞くと、智彦の状況に似ていた。

タカシは智彦がいるロス本社に電話するが『特別なプロジェクトに参加中』を理由に連絡がとれない。

そんななか智彦から手紙が届き『元気でやってる』ということが書いてあるが、タカシは智彦の手紙じゃないと見抜き、何かを隠蔽する偽装工作を疑う。

■そんななか夏江に再会。麻由子を紹介してもらったカフェで同席していたのが遊び仲間の夏江だった。

タカシの記憶では2年ぶりの再会だが、夏江の記憶では1年ぶりで、しかも麻由子は智彦の彼女という記憶だったからタカシはパニクる。

■しかし麻由子が智彦の彼女だった記憶が戻ってきた。やっぱり記憶が二重になってる？記憶にあるレストランへ行くと、３人が写ったポラロイド写真が貼ってあったが、智彦が麻由子の肩を抱いていた。

これは夢ではない
どっちが本当の世界なんだ？
麻由子は嘘をついてる？
オレは親友の彼女を奪ったのか？

バイオテック社が黒幕でタカシが『記憶の改変』をされたのだとしたら目的は？

ひとまず自宅で麻由子の帰りを待とうと帰宅すると、麻由子の荷物がいつの間にか消えていた。電話も通じない。

『記憶の改変』なら智彦が関わってるはず。しかし研究室がもぬけの殻で、研究は凍結すると上層部から一方的に言われる。しかも須藤教官も次の研究テーマを探しにアメリカに旅立ったと、姿を消していた。

麻由子と須藤教官が同時に消えた理由は、タカシの記憶が戻ってきたのと関係あるのか？

🗝#パララブワード その4⃣🗝

＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
　なんかヘンな夢見たんだよね
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
　もうすっかり覚えてないんだけど
　　　…なんかキミも いた気がする
　　￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣崇史#パラレルワールド・ラブストーリー#パララブ pic.twitter.com/WsA5kiRVpJ

— 映画『パラレルワールド・ラブストーリー』公式 (@paralove_movie) 2019年5月25日

■タカシは、去年の秋に失踪した篠崎は『記憶の改変』の実験台になって消えたのでは？と考え、篠崎の部屋を調べるが、特に何も見つからなかった。そのとき棺を運ぶ映像が頭に浮かんで、一瞬意識を失った。

タカシは記憶を取り戻すことに集中するため故郷・静岡に行った。

智彦の実家を訪ねると、両親は不自然に消えていた。

タカシは実家に預けていた荷物の中に、見覚えのない包みを発見。中身は『右のレンズが割れたメガネ』だった。そのとき「オレが智彦を殺した」と叫んでる記憶がよみがえり、タカシは意識を失って倒れた。

目が覚めると病院のベッドの上。40時間も寝ていた。医師によると体に異常はないが、脳波が夢を見てる状態だった。

#パララブ頭フル回転チャレンジ

沢山のご参加ありがとうございます✨

締切は20時48分⏰あと48分ですッ☝
まだまだチャレンジお待ちしています👏#パララブ pic.twitter.com/ElapxKgyuB

— 映画『パラレルワールド・ラブストーリー』公式 (@paralove_movie) 2019年5月23日

■結末ネタバレ（現在）

タカシは真相を確かめるべく先輩研究員の桐山景子の協力を得て、禁止区画に潜入成功。

部屋には、ガリガリに激ヤセして植物状態の篠崎と智彦が、生命維持装置に繋がれてベッドで寝ていた。

そこに須藤教官が現れ、記憶を取り戻したタカシに真相ネタバレした。

篠崎と智彦が実験に失敗してスリープ状態（植物人間）になって以降、２人の回復はバイオテック社の最優先事項で、それには智彦の研究データが必要だった。つまり智彦の部屋が荒らされていた理由は、バイオテック社がデータを探していたからだった。

タカシが智彦の記憶をなくした理由は、智彦をスリープ状態にしてしまった自責の念から逃れるため『記憶の改編』を行ったからだった。

しかし『記憶の改編』は
１人目の篠崎は失敗してスリープ状態
２人目の智彦も失敗してスリープ状態
３人目のタカシは成功したが、いつどうなるかわからないので、麻由子が監視役を志願して恋人として同棲したのだった。

タカシがよく意識を失って倒れた理由は、記憶を取り戻そうとして脳に負荷がかかったからだった。結果、タカシは記憶を取り戻したから『記憶の改編』は完全ではなかったとわかった。

智彦の研究データは、親友であるタカシに渡していた可能性が高かった。智彦は『記憶改編』する直前、タカシに麻由子の写真の入った写真ケースを渡していたので、それを開けると、研究データのマイクロディスクと、タカシ宛に手紙が入っていた。

手紙の内容はこうだった
● 篠崎を実験失敗でスリープ状態にしてしまった罪悪感
● 麻由子がタカシを好きになっていくのに気づいていたが諦めたくなかった
● だからわざとタカシを怒らせて本音を引き出し、わざと篠崎の実験失敗を再現してスリープ状態になった。
● この結果を参考に須藤教官たちは回復方法を開発するだろう
● その間に、タカシと麻由子が結ばれてほしい。『記憶の改編』システムが完成して目を覚ましてもらったとき２人を祝福できるから

手紙読んだタカシは号泣し、嫉妬・逃げ・傲慢など自己中な自分を嫌悪した。

タカシが現実から逃げるため『記憶の改編』をしたのに対して、智彦は最後まで友情を大切にして愛する人たちを守り、篠崎を植物人間にしてしまった罪を償うため自ら実験台になっていた。

タカシ「オレは弱い人間だ」

麻由子「あの時もそう言ったわね」

タカシは、自分が『記憶の改編』を受けた時の記憶がよみがえった。