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11月の天体ショー「しし座流星群」が2018年11月もやってきます。観測するにあたり、ピークと見頃時間、方角、肉眼観測のコツ、オススメ観測場所を知っておくと便利です。
宇宙の偉大さを実感できる星空のイベントは、天気次第で観測条件が変わり見れない場合も。
2018年11月の「しし座流星群」も場所によって天気の影響を受けるので、北海道・関東・愛知名古屋・兵庫・大阪・広島・福岡・沖縄・熊本といった全国のオススメ観測場所もあわせて紹介します。
「しし座流星群」は明るくスピードがあるので、火球とその残像が見えるチャンス!
目次
●「しし座流星群」とは?
しし座は黄道十二星座の1つで
・α星が一等星のレグルス
・β星が春の大三角形を形成するデネボラ
星座の由来は王の象徴「ライオン」。ギリシャ神話では、ヘラクレスがネメアの獅子を倒そうと矢を射るも効果がなく、結局は棍棒で倒したあとにしし座になったといわれています。
しし座流星群は、テンペル・タトッル彗星を母体とする流星群で、毎年11月後半に極大ピークを迎えます。
秒速71km!最もスピードが速い流星群なので、見つけても願い事を唱えるのは難しいかも。
さらに全体的に明るい流星が多いので、ひときわ明るい流れ星「火球」が出現することも。その痕跡として流星の軌跡上で雲のようなものが淡く輝く「流星痕」を観測することができます。
■流星群とは?
宇宙を漂う小さなちりが、地球の大気に飛び込んで光るのが流星です。夜空を横切る一筋の光!
流星群とは、彗星が放出したたくさんのちりが地球が横切るとき、まとまって出現する現象。毎年決まった時期に観測できます。
●【しし座流星群2018年11月】時間と方角・方向
11月18日しし座流星群の活動が極大です
予測極大時刻は朝8時ごろと夜明け後なので
18日の未明から明け方にかけてが見ごろ
ここんとこ活動は低調なので
多くても1時間あたり5個程度との予測です
あんまり期待せず、寒いので防寒しっかりして
見る人は頑張ってみて pic.twitter.com/aHOTCt2sFE— お星様情報局 (@bullseyecon2) 2018年11月17日
■名前:しし座流星群
■出現期間:11月6日~11月30日
■出現ピーク:11月18日(日)あさ8時
■見ごろ時間:18日(日)未明~明け方にかけて
■方角:どこでも
■数 :1時間に5個くらい
■観測条件:あまり良くない(天気が悪い)
■観測条件は?
2018年のしし座流星群の観測条件はあまり良くないです。
月は24時に沈むので月明かりの影響はほとんどないものの、天気が悪いからです。全国的に曇りが多く東北や関東は観測が難しそう。
今週末、しし座流星群が活動のピークを迎えます。2003年以降、出現する流星数は少ないものの、明るい流れ星の割合が高く、火球も多く観測されるなど見応えのある流星群なので、お時間のある方は、17日深夜〜18日明け方にかけて、ぜひ夜空を見上げてください。https://t.co/pXNQtq8dvC pic.twitter.com/4jRPsAseBV
— ウェザーニュース (@wni_jp) 2018年11月14日
■見ごろ日程と時間は?
しし座流星群のピークは、11月18日(日)あさ8時頃。
見頃はその前の時間帯、東の空の放射点が高く昇る18日(日)未明~明け方にかけてがオススメ。
■流星の数は?
流星の数は、条件のよい場所で多くても1時間あたり5個くらいと少なめ(天の川が見えるような空の暗い場所のことです)
1999年や2001年は大出現が大きな話題になりましたが、2003年以降は少なくなって寂し・・
■方角・方向は?
方角はどこでも大丈夫!
東の空の放射点を中心に、四方八方あちこちに流れるので、どの方角を見ても観測できます。
火球を見えるチャンス!参考に最近の火球の動画がこちら
つい先ほど、2018年11月15日1時4分に流れた火球を、富士から見た様子です。現在極大を迎えている、おうし座北流星群の火球でした。正確に測光できてはいませんが、少なくとも-8等はあったようです。 pic.twitter.com/zZqyl7H0O3
— 藤井大地 (@dfuji1) 2018年11月14日
■観測のコツは広い場所と肉眼!
晴れて街明かりが少なく、できるだけ夜空が広く見渡せる場所で、ぼんやり全体を眺めるのがコツです。
肉眼で見るポイントは2つ!
● 月が視界に入らないように、又は月が沈んでから
● 夜空の広い範囲を見渡す
● 15分以上見ること(目が慣れるまで時間がかかるから)
双眼鏡や望遠鏡は逆に見える範囲が狭くなってしまうので、肉眼がオススメ!天気に左右されるのが天文観測の悲しいところですが。。。
●【しし座流星群2018年11月】観測場所はどこがよい?
どうせ見るなら良く見える観測場所に行ってみたい人も多いと思います。
地域別の流星群の観測場所を調べてみました。
■北海道
・もいわ山山頂展望台
・旭山記念公園
・幌見峠展望駐車場
・マイルドセブンの丘
・満点の星の丘
・初山別(しょうさんべつ)天文台
・摩周湖
・美幌峠
・銀河の森天文台
・知床峠展望台
・多和平和キャンプ場
■関東
・栃木県:戦場ヶ原
・栃木県:八方ヶ原
・栃木県:湯西川温泉の道の駅
・神奈川県:湘南国際村
・神奈川県:ヤビツ峠
・埼玉県:堂平山天文台
・千葉県:東浪見(とらみ)海岸
■愛知・名古屋
・平和公園
・稲永公園
・段戸湖
・三ヶ根山スカイライン
・香嵐渓(こうらんけい)周辺
・茶臼山高原
・旭高原元気村
・スターフォレスト御園
・伊良湖恋路ヶ浜
■兵庫
・県立大学西はりま天文台
・竹田城跡
■大阪
・長居公園
・ちはや園地
・箕面公園
・和泉葛城山
・みさき公園
■広島
・星降る展望台
・呉市かまがり天体観測館
・三ッ城古墳
・星居山森林公園キャンプ場
・道の駅 豊平どんぐり村
■福岡
・星の文化館
・米の山展望台
・皿倉山
・油山・片江展望台
・和布刈(めかり)公園
・伊都乃国白糸ファミリーキャンプ場
■熊本
・梅の木轟公園
・上天草市ミューイ天文台
・大観峰展望所
・南阿蘇ルナ天文台
・清和高原天文台
・五木村子守唄公園
■沖縄
・古宇利島(こうりじま)オーシャンタワー
・万座毛
・辺戸岬(へどみさき)周辺
・茅打ち(かやうち)バンタ
・国頭村森林公園
・浜比嘉島
・石垣島天文台
●【しし座流星群2018年11月】観測にあたり注意事項
流星群の観察には防寒対策が必須!
良く晴れる場所は特に、夜明け前は放射冷却によってびっくりするほど気温が下がるため、暖かい服装や、場所によっては寝袋など防寒対策をしっかりして観測に臨みましょう。
魔法瓶に温かい飲み物を入れて用意しておいたりするのもオススメです。
神秘的な光景を観ることができたら嬉しいですね。流れ星の数だけ願い事もできます。
明日は流星群見るどー\(^o^)/
防寒しっかりせねば— しらす (@sirasuj) 2018年11月17日
■天文現象一覧 1月 ▶しぶんぎ座流星群 ※三大流星群 |
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