★キャスト

■工藤夫婦
・妻：工藤麻也子(航一の元妻)（栗山千明）
　旧姓は水越。
　口癖は「やっぱり私は損をしている」
　自分より周りが幸せに見えて不満を募らせる性格。
　夫・航一に不満を抱き不倫相手の通彦と結婚。
　イタリアで優雅に暮らすはずが、母からの援助を失った通彦を養う暮らしに転落。
・音楽評論家の夫：工藤通彦（市原隼人）
　結婚前は母の経済援助で優雅に暮らしていたが、不倫結婚で母の怒りを買い援助を失った。
　現在は子供にピアノを教えたり音大の非常勤講師をするもほとんど収入がない。
　ただ性格はピュアで、貧乏でもなけなしのお金で麻也子にプレゼントしたりする。

■カップル
・麻也子の親友：竹田久美（高梨臨）
　ワインバー経営。
　過去に夫が不倫で離婚したバツイチ。
　不倫に対して否定的だった結局自分も航一と不倫。
　航一と麻也子が離婚後は堂々と交際中。
・水越航一(麻也子の元夫)（稲垣吾郎）
　大手金属メーカー営業部課長。
　超マザコンかつ潔癖症。
　麻也子と離婚前は、麻也子を束縛する一方で久美と不倫していた。
　しかし最後は麻也子の幸せを願い通彦との結婚に陰で協力した。
　現在は再婚に踏み切れない久美にやきもき中。

■遠山夫婦
・麻也子の親友：遠山玲子（橋本マナミ）
　以前は自由奔放な女王様タイプで不倫の常習犯だった。
　しかし夫の茂がストーカーから命がけで自分を守ってくれてからは家族を大切にする良妻に変わった。
　ところが最近は平穏な毎日に退屈中。
・遠山茂（六角精児）
　玲子の夫。高収入な一級建築士。
　自宅兼オフィスで家事もこなし、子供の面倒も見るマイホームパパ。
　一方、妻の下着の枚数を把握するおかしな面も。

■水越航一を溺愛する母
・水越綾子（萬田久子）
　航一は離婚前は、子供を産まず不倫もした麻也子を責めていた。
　しかし現在の航一の彼女・久美は臆せずズバッと言ってくるので「前の嫁の方がよかった」と嘆いている。

■イチゴや大根の農園家
・相馬宏人（山本裕典）
　久美のワインバーに野菜や果物を卸していたことが縁で、麻也子と出会う。
　出会ってすぐの麻也子を呼び捨てにしたり粗野で乱暴な面がある反面、優しく思いやりも見せる。

■音大生
・神崎葵（南沢奈央）
　通彦が非常勤講師を務める音大の学生。
　ピアノの道に進むかどうか進路相談をするうちに通彦に惹かれ・・・

■謎の女
・夏希（MEGUMI）
　麻也子の前にいきなり現れる。
　新たな恋愛に多大な影響を与える存在か・・・

■麻也子
麻也子はコールセンターで派遣社員として働いている。
しかし今度の契約更新がパスされ、つまりリストラ。私ってついてない。
家計は苦しい。やはり通彦の給料だけでは無理だ。
夜
遅くに帰宅する通彦。
リストラのことを通彦にはなそうとするが、通彦は10万以上するレコードを買っていて驚く。
お金は母に借りたそうだが。

■　
サウナで女3人
航一の話題。航一は実家に帰って母と同居してマザコンがエスカレートしているようだ。
航一は結婚を望んでいるが、久美はまだその気はないらしい。
また、久美は自分のワインバーでバイトをしないかと麻也子を誘う。

■久美
航一と母・綾子と久美、3人で食事会。
綾子に食事を作るのは初めてだが、前嫁の麻也子と比較される。
また、久美が店の改装をすることを黙っていたことが分かると、泣き出す航一。
麻也子の名前をいつまで聞かなければいけないのかと困る久美

母・綾子が帰ったあと、久美は航一に別れ話を切り出す。
麻也子の正体が「惚れっぽい女」だと主張するが、航一は聞き入れない。

■玲子
玲子は家庭を大事にする一方、若い男と遊びをしている。
それに旦那の茂は気付いている。

■麻也子　イケメンと出会う
ある日、若い男が車に乗り込んだ際、バッグを落としたのを見つけ声をかけた麻也子。
その男はイケメンだった。
麻也子はその時、ヒールを折ってしまい、男はお礼に靴を弁償するという。
しかし麻也子が、もともと壊れていた靴だと言うと、今度はプレゼントすると。
靴を買ってもらい、名前も聞かず麻也子は帰った。
（その時、偶然、航一が目撃していた）

■ワインバー
夜遅く
久美のワインバーで働き出した麻也子は。
通彦が最近、帰宅が遅いと愚痴ると、玲子が教え子との浮気をおもしろおかしく疑った。
その帰り道、麻也子は公園のベンチで、通彦が教え子に抱き着かれた瞬間を目撃してしまう。
教え子に名前は、神崎葵だという。
神崎葵は「奥様・・・申し訳ありません！」と急ぎかえっていった。
進路のことで悩んでいて、突然抱き着いてきたと言い訳をして「うかつだった」謝罪する通彦。
麻也子は一緒にいたくなくて、1人で帰った。

■　
久美から「麻也子と通彦がうまくいっていないようだ」と聞いた航一は、麻也子が気になって仕方がない。

久美の家で麻也子
麻也子は通彦の浮気が心配だが、離婚するつもりはない。
お酒を飲んで眠ってしまう麻也子。
そのとき麻也子のケータイに着信が・・・久美がのぞくと航一からだった。
久美の嫉妬の炎が燃え上がる・・・

■イケメンは相馬宏人
ワインバー。
農園家の相馬宏人が野菜や果物を卸してきた。
久美は、ここで新人として働く麻也子を紹介する。ただし人妻だからと警告して。
相馬宏人は、前日靴を買ってもらったイケメンだった。
「もしかしてこれ運命ってやつ？」と言う相馬宏人。

久美は相馬宏人を利用して、航一に、麻也子がどんな女なのか見せつけてやるつもりだ。
そうすれば航一の、麻也子への未練もなくなるだろう

■神崎葵
音大
神崎葵が通彦に「もう先生を困らせたりしない」と謝ってきた。
ただし最後にひとつだけ願いを聞いてほしいと。
神崎葵はピアノの才能がないからと、大学をやめるそうだ。
通彦は、あと1年だからもう少し悩んだほうがいいとアドバイスする。
しかし神崎葵は「先生、全然わかってない！」と去ろうとするが、通彦が引き留める。
するとまた彼女は抱き着いてきたので「だめだよ」と通彦は離す。

■麻也子と相馬宏人
相馬宏人とカウンター越しに話す麻也子
相馬宏人はもと銀行マンらしい。
なぜ農業を？それは祖父の影響だ。
祖父のイチゴを食べられなくなるのがイヤで、継いだのだ。
相馬宏人は「麻也子」と呼び捨てにするが、麻也子はとても自然に感じた。
そして今度、バーの常連客などと一緒に相馬宏人の農園にイチゴ狩りにいくことに。

イチゴ狩り当日。
仲良くイチゴ狩りをする麻也子と相馬宏人の2ショットを、かくしどりする久美。
また、麻也子はヒールできたのでつまづいてしまい、相馬宏人に抱えられ、そこも撮られる。
そして
相馬宏人は自分の畑に麻也子を連れてき、とれたての大根を生で食べさせた
甘くておいしい大根など生野菜
こんな男は初めてだ・・・ずうずうしいのに、惹かれる。
ふと2人の間に沈黙が訪れ、自然にキスをした。

■　
玲子が外出しようとすると、茂が新しい下着を履いてくれと頼む。
玲子は「また浮気を疑ってるの？」と怒る。

■　
麻也子が帰宅
シチューを作ってくれいている通彦
この屈託のない笑顔に弱い
クリスマスのレストランにも誘ってくれるが、ふと相馬宏人の生野菜が思い浮かんでしまう。
麻也子は「私には通彦がいる」と、相馬宏人のことは忘れなければと自分に言い聞かせる。

■　
ワインバー
玲子が、相馬宏人と浮気はダメよと冗談でくぎをさす。
そんなとき航一が客としてやってきた。
航一は思わず「麻也子・・・さん」と「さん」とつける・
そこに玲子が冗談で、浮気してるみたいと言って、航一は思わずメニュー表を落とす。
さらに久美は「麻也子は不倫が好きなのかもね」と過去の不倫歴を話してけしかける。

■久美の罠　神崎葵の嘘
通彦が、ピアノ科の教え子たちと教授らとの忘年会をかねた食事会があるから、クリスマスに夫婦で食事できないと言ってきた。
ショックを受ける麻也子。

それを知った久美が相馬宏人に、クリスマスに誘うようアドバイス。
さそいを受けた麻也子は嬉しくて快諾。
場所はライオネルホテルのレストラン。

クリスマスイブ当日
待ち合わせ場所には、スーツが似合う相馬宏人がいた。さらにイケメンだ。

その頃
久美は航一とレストランで食事
すると同じ店に、麻也子と相馬宏人がいた。わざとらしく見つける久美。
そう、久美はわざと、ライオネルホテルのレストランを選んだのだ。

同じ頃
通彦は神崎葵に迫られ困っていた
忘年会は彼女の嘘だったのだ！

相馬宏人は部屋をとってあると麻也子を誘う。

久美は航一にクリスマスプレゼントを渡す。
麻也子のことが気になって仕方がない航一に、久美はハワイで結婚式をあげようと言い出す。
しかし航一が麻也子を追って行ってしまう・・・

エレベーターに乗ろうとする麻也子と相馬宏人。手をつなぐ2人。
そこに航一が「麻也子！」と現れ「どういうことだ？工藤さんと幸せになるはずじゃなかったのか」
麻也子「私たちは3年前に離婚してるのよ!なにをしようと関係ないでしょ！」
航一「関係なくない！僕は今でも麻也子のことが・・・」

神崎葵は通彦に抱き着き
「1時間だけ一緒にいて。好きなの。先生のことが好きなの。振り向いてくれなくてもかまわない！」
キスをしようとする通彦・・・