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「みずがめ座ηエータ流星群」が2018年5月に出現するので、見える時間帯と方角を調べました。ピークは5月6日(日)夕方で、見頃は7日深夜~明け方です。
方角や方向はどこを見ても大丈夫。東の空に「みずがめ座」があり流星群の放射点となりますが、方角・方向を特定せずにぼんやり全体を眺めるのがコツ。
2018年ゴールデンウイークのラストを飾る「みずがめ座ηエータ流星群2018」の観測条件は、残念ながら月明りが邪魔して微妙!でも時間や場所次第で天体ショーを楽しめそう。肉眼でも東京から見えそうです。
東京・大阪・名古屋・北海道・福岡など九州・沖縄など、全国の場所で観測できたら、たくさんの人が願い事もできていいですね。1番見える場所も知りたいです。
もし観測のチャンスを逃してもYoutubeなど動画でライブ中継もあるので安心です。
目次
●【みずがめ座η(エータ)流星群2018年5月】ピークや見ごろ時間はいつ?方角・数は?
明日5/6、みずがめ座エータ流星群が見頃です。
今年は明るい月があり条件はよくありません。
数は少ないですが毎年明るい流星も飛びますのでチャンスはあるでしょう。
見頃は5/6と5/7のそれぞれ午前2時頃から夜明けまでです。
写真は以前のもの。田んぼにキラリ。明るいそのひとすじが映り込みました。 pic.twitter.com/4E9QiJt98i— KAGAYA (@KAGAYA_11949) 2018年5月5日
■名前:みずがめ座η(エータ)流星群
■ピーク:5月6日(日)17:00頃
■見頃:5月7日(日)2:00~明け方
■観測条件:月があるのでいまいち
■方角:全天
■数 :1時間に5個くらい
2018年の「みずがめ座η(エータ)流星群」は5月6日(日)夕方5時頃に出現ピークを迎えますが日本ではまだ明類時間帯です。
日本での見頃はその後の深夜。日付も変わって5月7日(日)2:00~明け方。徹夜より早起きという感じです。
でも月齢が満月の6日後で明るいので、月明かりが邪魔する可能性があるので観測条件はあまりよくないです。
■方角はどこでも大丈夫
2018年の「みずがめ座η(エータ)流星群」は観測する方角・方向は、どこを見ても大丈夫。
出現する瞬間を見るなら、放射点みずがめ座のある東の空です。下から上に向かって光がのびる様子を観測できそう。
長い流れ星の軌跡を楽しみたいなら、放射点とは反対の方角・方向を見るのがコツです。
■流星の数
1時間に5個くらい。少なめ!しかもスピードが早いです。
流星の数は少ないですが、明るい流星が飛び出すチャンスもあります。
■観測のコツは広い場所と肉眼!
晴れて街明かりが少なく、できるだけ夜空が広く見渡せる場所で、ぼんやり全体を眺めるのがコツです。
月が視界に入らないようにしましょう。
双眼鏡や望遠鏡は逆に見える範囲が狭くなってしまうので、肉眼がオススメ!
天気に左右されるのが天文観測の悲しいところですが、田舎に帰ってる人はチャンス。
今朝は雲がありましたが、みずがめ座η流星群の極大を捉えることができました。これは5月6日2時21分に流れたみずがめ座η群の流星(-1.9等)を、富士から見た様子。輻射点から遠かったので、長く流れました。 pic.twitter.com/q7RUKeTbxs
— 藤井大地 (@dfuji1) 2018年5月5日
●【みずがめ座η(エータ)流星群2018年5月】1番見える場所はどこ?天気は?
東京・大阪・名古屋・北海道・福岡など九州・沖縄など、全国色々な場所の人達が観測できたらいいですね。
1番見える場所はどこか観測場所も知りたい人のため、関東になりますがオススメ観測場所を紹介します。
■東京など関東の観測場所
●東京都
・夢の島公園
東京都江東区夢の島2-1
・奥多摩湖ダムサイトパーキング
東京都西多摩郡奥多摩町原
●関東
・栃木県:戦場ヶ原
栃木県日光市中宮祠 栃木県日光市中宮祠
・栃木県:八方ヶ原
栃木県の北部、矢板市北部から那須塩原市南部
・栃木県:湯西川温泉の道の駅
日光市西川478-1
・神奈川県:湘南国際村
神奈川県横須賀市湘南国際村一丁目
・神奈川県:ヤビツ峠
神奈川県秦野市蓑毛
・埼玉県:堂平山天文台
埼玉県ときがわ町大字大野1853
・千葉県:東浪見(とらみ)海岸
千葉県長生郡一宮町東浪見
【みずがめ座η(エータ)流星群2018年5月】観測にあたり注意事項
GWになり昼間はけっこう暑いですが、夜は冷えこむので上着を忘れないことが大切です。山や海岸で観測するなら特に。
魔法瓶に温かい飲み物を入れて用意しておいたりするのもオススメです。
●【みずがめ座η(エータ)流星群2018年5月】YouTubeやニコニコ生放送など動画サイトで中継!
自分の住んでる地域で「みずがめ座η(エータ)流星群2018」が見えない場合、家にいながら見ることができる動画中継があります。
ウェザーニュースでは生中継がYouTubeで動画配信されます。ニコニコ生放送、LINE LIVE、Periscope、FRESH!、Facebookライブ動画など色々な動画サイトでも観れるのでありがたい。
配信日時は
2018年5月6日(日)23:00~25:00
また、スマホアプリ「ウェザーニュースタッチ」の「星空Ch.」から「流星キャッチャー」に登録すれば、流星の中継動画を3分以内に通知で受け取ることができます。
中継場所は
日本じゃなくてニュージーランド
生中継は「世界一の星空」と呼ばれるニュージーランド・テカポから!日本では1時間に5個ですが、南半球では10倍の50個も流れる大型流星群なんです。
●みずがめ座η(エータ)流星群とは?(画像)
5月6日は、みずがめ座η流星群がピーク🌠
関東で見れるかなぁ? pic.twitter.com/f20CKwJxij— しゅん (@shunkun0803) 2018年5月1日
「みずがめ座η(エータ)流星群」とは、毎年肉眼で観測できる流星群のひとつ。初めて観測されたのは8世紀の中国で、その後1868~1870年にイタリアで観測が記録されています。
「みずがめ座η流星群」の母彗星は、かの有名なハレー彗星。彗星の通り道を地球が通過したとき、そこに残された塵が流星群として見えます。
1時間あたりの流星出現数は、約10個。毎年4月下旬~5月初めに活動していて、極大ピークは5月6日か7日で年によって変わります。
「みずがめ座」の流星群は、5月G.W「みずがめ座η(エータ)流星群」7月「みずがめ座δ(デルタ)流星群」の2種類があります。これはのη(エータ)星を輻射点とする流星群と、δ(デルタ)星を輻射点とする流星群の違いです。
※η(エータ)とは星の明るさを表す記号
明るい順に
1 α(アルファ)
2 β(ベータ)
3 γ(ガンマ)
4 δ(デルタ)
5 ε(イプシロン)
6 ζ(ゼータ)
7 η(エータ)
となってます。なのでη(エータ)はあんまり明るくないです。
でも「みずがめ座η(エータ)流星群」は南半球でも1時間に50個程度流れるので、三大流星群(1月の「しぶんぎ座流星群」、8月の「ペルセウス座流星群」、12月の「ふたご座流星群」)に次ぐ大型流星群として知られています。
日本で見える数が少ない理由は、北半球の中・高緯度なので放射点が低いからです。
■天文現象一覧 1月 ▶しぶんぎ座流星群 ※三大流星群 |
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