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ハリソンフォード主演のアメリカ映画【逃亡者】を見たので、キャストとあらすじネタバレ紹介します。犯人の黒幕に裏切りや陰謀・・・結末に感動すら覚えるハリソンフォードの傑作です。
【逃亡者】は実話事件をモデルに描かれた小説が原作で、1960年代にドラマ化すると当時最高記録を樹立して日本でも大人気に。その約30年後1993年、ハリソンフォードが脂ののった51才のとき主演した映画が今作で、映画MIBやボスのCMのトミーリージョーンズがアカデミー賞助演男優賞を受賞した出世作でもある名作です。
ある日、キンブル医師(ハリソンフォード)は嫁殺しの罪を着せられ逮捕されるが、逃亡者となって無実を証明するため犯人を追う。すると犯人と黒幕の関係にたどり着き、裏切りや陰謀を知ることに・・・
キャストとあらすじネタバレ、犯人と黒幕、結末を紹介するので映画【逃亡者】に興味ある人は参考になったら幸いです。
目次
●アメリカ映画「逃亡者」キャスト
■アメリカ映画「逃亡者」キャスト
■逃亡者
● キンブル医師(ハリソン・フォード)
シカゴ記念病院の人気外科医
● キンブルの嫁ヘレン(セーラ・ウォード)
自宅で犯人『片腕が義手の男』に殺される
■警察
● ジェラード警部(トミー・リー・ジョーンズ)
■シカゴ記念病院の医師たち
● 親友ニコルズ(ジェローン・クラッベ)
逃亡者キンブルに金銭援助する
● レンツ(デビッド・アーロウ)
ニコルズの部下で新薬の開発担当
● 同僚キャシー(ジェーン・リンチ)
キンブルの無実を信じて協力する
■クック郡病院
● 女医アン・イーストマン(ジュリアン・ムーア)
逃亡者キンブルに気付いて警備員を呼ぶ
■犯人
● サイクス(アンドレアス・カツーラス)
『片腕が義手の男』元警官で現在は製薬会社の警備員
■黒幕
● ???
動機は?
●アメリカ映画「逃亡者」は実話がモデル?
「逃亡者」はどうやら実話がモデルになってます。
実話モデルは、1954年にアメリカのオハイオ州で起きた、『サム・シェパード事件』と呼ばれる事件、サミュエル・シェパード医師が嫁を殺して逮捕された冤罪事件。
無実の主人公が犯人や黒幕にハメられて冤罪になり、警察から逃げながら自ら真犯人を探しだすという設定は鉄板ですね。
●アメリカ映画「逃亡者」あらすじネタバレ 真犯人と黒幕・結末は?
アメリカ映画「逃亡者」を見たのであらすじネタバレします。事件の真相、真犯人と黒幕・結末は?
■ネタバレ1 キンブルが嫁殺しで逮捕
1月20日、キンブル医師の嫁ヘレンが夕方に自宅で殺された。
事件当日、キンブル夫妻は小児医療研究基金を集めるパーティーに出席したが、早めに切り上げて車で帰ることにした。すると帰宅途中、緊急手術の応援要請を受けてキンブルは病院へ行き、嫁は自宅へ帰った。緊急手術の患者はパーティーに出席中のレンツの患者だった。
キンブルが帰宅すると嫁ヘレンが瀕死の状態で、2階で犯人と鉢合わせして格闘するが逃げられてしまい、ヘレンは死んだ。犯人は『右腕が義手の男』だった。
しかし『右腕が義手の男』の正体の手がかりがなく、警察はキンブルが犯人だと疑う。
なぜなら
● 防犯装置は最新式でメイドがカギと暗証番号を持ってる。
● ドアは破られておらず盗まれたものがない。
● 自宅には登録済の銃があった。
● キンブルの指紋がランプ、銃、弾、に付着。
● キンブルの皮膚が嫁の爪にあった。
● 嫁の実家は金持ちで、生命保険の受取人はキンブル1人
裁判ではさらに、ヘレンが殺される前に自分で110番して音声が証拠となった。
「助けて。まだ家の中にいるわ。私殺される。リチャード、死にたくない」
判決は有罪!薬物による死刑を言い渡され、イリノイ州刑務所に収監が決まった。
■ネタバレ2 逃亡者になる
キンブルら囚人4人と護送官2人を乗せた護送車がイリノイ州刑務所に移動中、囚人の1人が逃げるため嘘の発作で護送官をダマして襲うが逆に撃たれて死んだ。
すると他の囚人も護送官を襲ってもみ合いになり、護送車ががけ下に横転。
転落した場所は線路の上で、列車の衝突する大事故となったが、キンブル・囚人1人・護送官1人はぎりぎり脱出できた。ドサクサに紛れて他の囚人1人が脱走、キンブルも右わき腹を負傷するも脱走できた。
その後、通報を受けて市警とジェラード警部一行が到着。
生き残った護送官は、怪我した同僚を見捨てたことがバレるのを恐れて全員死んだとウソの証言をするが、キンブルが外した足枷が見つかり生存が発覚、怪我した護送官も列車の下から生存者として見つかった。
■ネタバレ3 ジェラード警部と対峙
キンブルは付近の病院に潜り込み、こっそり治療室から薬を拝借して脇腹の傷を治療し自分で縫合した。入院患者の部屋から服を拝借して囚人服を着替え、サンタのように伸びたヒゲを剃って髪型をオールバックにして人相も変えた。おかげで見回りの警官にバレずに済んだ。
しかし怪我した護送官が救急車で搬送されたとき目があってバレたので、救急車を盗んで逃げた。
その後、警察に見つかりヘリで追跡され、トンネルで出口を塞がれ追い詰められるが、下水に逃走。
しかし勘の鋭いジェラード警部にバレて追ってきた。「俺は殺してない」と無実を主張するが逮捕されそうになり、ダムからビューンと飛び降りた。
市警はダムに落ちたキンブルは死んだと決めつけるがジェラード警部は諦めず、大規模に捜索を続ける。その頃キンブルは山の中を逃走を続けていた。
一方、もう1人の脱走囚コープランドは女のところにいるのを見つかり、警官を人質にとったのでジェラード警部が撃ち殺した。
■ネタバレ4 シカゴに戻って犯人捜し
キンブルはヒッチハイクしてシカゴに戻った。ウォルター弁護士に電話すると自首を勧められ、セントルイスにいると答えた。この電話はジェラード警部が盗聴していたが、背後の音からセントルイスではなくシカゴだとバレる。
生活費が必要なキンブルは乞食を装って親友ニコルズのBMWに近づいて助けを求め、もらった金でロシア人親子から部屋を借りた。
その後、クック群病院に潜り込み『人口器官 義肢』の病棟で掃除係に成りすまし、犯人の手がかりを探す。
ジェラード警部たちは病院関係者たちをあたるが、みな口を揃えてキンブルの無実を主張。ニコルズはキンブルに金を渡したことを認め、親友を疑う警察への協力を拒否する。
キンブルが住んでる部屋の大家の息子が、実は麻薬の売人で警察に逮捕された。これが原因でキンブルが部屋を借りたこともジェラード警部にバレてしまう。
そんななかキンブルは義手の掃除係として工房の潜入し、パソコンのデータから『右腕が義手の男』該当者を5名に絞り込んだ。しかし帰るとき負傷した少年を放っておけず助けるのを女医に目撃され、正体がバレて警備員を呼ばれ、逃げる。コレが原因で義手の犯人捜しをしていたことにジェラード警部が気づく。
■ネタバレ5 犯人『右腕が義手の男』
キンブルは該当者5名のなかから、強盗で捕まったクライブに面会に行くが顔を見て人違いだと判明する。すぐ帰ろうとするが同じくクライブに会いに来たジェラード警部に見つかり追われ、撃たれそうになるもなんとか逃げおおせた。
そして該当者5名のなかからフレデリック・サイクスの自宅に潜入すると、写真からコイツが犯人だと判明!!元警官45才で、レンツと親しく一緒に映ってる写真があり、キンブルはレンツが黒幕である真相に気付いた。
キンブルは大胆にもジェラード警備に電話「俺が謎を解く。手がかりをつかんだ」
わざとサイクスの自宅から電話したので、逆探知で駆けつけたジェラード警部はサイクスが犯人『右腕が義手の男』だと知る。しかしサイクスは事件当日は医薬品会社デヴリン社の警備で出張に出ており、キンブルと面識はないと、関与を否定する。
■ネタバレ6 事件の真相
レンツは奇跡の新薬にRDU-90『プロヴァジック』の開発担当で、医薬品会社デヴリン社に売ろうとしていた。デヴリン社は年間売上75億ドルのモンスター企業だ。
キンブルはこの新薬の肝臓障害を見破っていて薬害を証明できる邪魔者だから、黒幕レンツは犯人サイクスを使ってキンブルを殺そうとしたものの、自宅にいた嫁ヘレンが殺されたのだ。
ところがこの真相を親友ニコルズに電話すると、レンツは去年の夏8月21日に交通事故で死んでいたと知る。
そこで病院関係者の協力を得て新薬を使った患者の肝臓サンプルを調べると、全て同一人物の正常なサンプルにすり替えられていたが判明。
そして偽造サンプルのサインの日は、レンツが死んだ日付だった。つまりレンツの死後に何者かによってすり替えられていた。
ソイツが本当の黒幕だ!!
その頃ジェラード警部も同じく真相に迫っていた。
■ネタバレ7 キンブルvsサイクス
電車の中でサイクスがキンブルを銃で殺そうと襲ってきた。
サイクスは鉄道警察を射殺、しかしキンブルは逆にサイクスをボコボコに気絶させて返り討ちにして、手錠をはめて電車に残して逃げた。
銃を奪ってゴミ箱に捨てたが、市警はキンブルが鉄道警察を殺した犯人として追う。
■ネタバレ8 衝撃の結末!黒幕はコイツ!
キンブルはホテルで開催中のデヴリン社新薬の講演会に向かう。ジェラード警部や警察も急行する。
講演会で親友ニコルズはデヴリン社の理事に任命され意気揚々としていた。そんななかキンブルが講演会場に堂々と入り場内はざわつく。
「おしまいだ。証拠もある」
「レンツの死後、サンプルをすり替えたな」
「サンプルは君しか近づけない」
「臨床報告書もだ」
「レンツも殺した!」
「すべてを改ざんした」
「新薬を認可してデヴリン社に売りつけるために!」
本当の黒幕はレンツの上司のニコルズだった!!親友として味方のフリをしてキンブルを欺いていた!サイクスがキンブルを殺したと確信して余裕こいてた!
ニコルズから「2人で話そう」と部屋に連れていかれ格闘し、屋上で追いかけっこ。市警は射殺命令を出してヘリから撃つが、ジェラード警部はやめさせる。もみあいになりエレベーターに落下、逃げるニコルズ、追うキンブル。ジェラード警部も追う。
ジェラード警部はキンブルに話す。
「市警は鉄道警察を殺した犯人はキンブルだと思ってるが、君は無実だ。犯人はサイクスだ」
「ニコルズは事件当夜、君の車を借りて家のカギを手に入れた」
「君の車からサイクスに電話したのが証拠だ(通話記録)そうやってサイクスが家に入った。」
キンブルは逃げるのをやめて投降する。そのときニコルズが警官を倒して奪った銃でジェラード警部を撃とうとしたのを、キンブルが殴り倒した。
ジェラード警部は市警とマスコミの前ではキンブルに手錠をかけて連行したが、パトカーに乗せるとすぐ手錠を外した。
★終わり
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