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「24時間テレビ2018」でドラマ「石ノ森章太郎物語」が放送されるので、キャストとネタバレを紹介します。
「石ノ森章太郎物語」のキャストは、主人公・石ノ森章太郎を中島健人さん、親友の赤塚不二夫を林遣都さんというWケント。中島健人さん林遣都さんの絡みはロケ地の目撃情報からも一番多いようです。
そして病弱ながらずっと支え続けた姉・由恵を木村文乃さんが演じます。姉の死を乗り越えた後、仮面ライダーは生まれました。
生涯770もの作品を残して漫画の王様と呼ばれた石ノ森章太郎さんには、人生を変えてくれた姉の存在がありました。夢を支え続けてくれた姉、夢を追いかけるトキワ荘の仲間たち。
石ノ森章太郎さんの生涯から、24時間テレビ2018ドラマ「石ノ森章太郎物語」のネタバレをするので興味のある人は参考になったら幸いです。
目次
●「石ノ森章太郎物語」キャスト(24時間テレビ2018ドラマ)
■トキワ荘の仲間たち■
● 石森(小野寺)章太郎(SexyZone中島健人)
■主な作品:仮面ライダー、サイボーグ009、がんばれロボコン、人造人間キカイダー、秘密戦隊ゴレンジャーなど
本名は小野寺章太郎。ペンネームの苗字「石森(いしのもり)」は故郷である宮城の石森町が由来。高校2年で漫画家デビューし、圧倒的作品数と筆の速さから『漫画の王様』と呼ばれる。 銭湯が嫌いで流しで体を洗った。
● 3才年上の姉・小野寺由恵(木村文乃)
■トキワ荘のマドンナ的存在の美人
石ノ森章太郎が漫画を描くきっかけを作った一番の理解者。しかし23才の誕生日前日に死去。
●【赤塚氏】赤塚不二夫(林遣都)
■主な作品:おそ松くん、天才バカボン、ひみつのアッコちゃんなど
石ノ森章太郎の親友。
■藤子不二雄
同級生の漫画家コンビ
●【藤子不二雄A】安孫子(あびこ)素雄(佐久本宝)
■主な作品:怪物くん、忍者ハットリくん、笑ゥせぇるすまんなど
●【藤子・F・不二雄】藤本弘(中田圭祐)
■主な作品:ドラえもん、パーマン、キテレツ大百科など
● 水野英子(尼神インター誠子)
『女手塚治虫』と呼ばれる女流少女漫画家の第一人者
■風ちゃん&森安氏
●【風ちゃん】鈴木伸一(宮崎秋人)
トキワ荘を出た後アニメーション会社『スタジオゼロ』を起業
● 森安なおや(ラフメイカー楠元健一)
バイトしながら鈴木伸一の部屋に居候
●【テラさん】寺田ヒロオ(大野拓朗)
■主な作品:スポーツマン金太郎、背番号0、暗闇五段など
面倒見が良い最年長でリーダー的存在。
● つのだ じろう(松川尚瑠輝)
■主な作品:空手バカ一代、うしろの百太郎、恐怖新聞など
オカルト漫画ブームの火付け役。
■スペシャル出演■
● ?(藤岡弘)
● ?(唐沢寿明)
● 医師(梅沢冨美男)
● 漫画の神様:手塚治虫(バカリズム)
■主な作品:鉄腕アトム、火の鳥、ジャングル大帝、ブラックジャックなど。
まだ高校生2年の章太郎を呼び出しアシスタントとして雇い、漫画家デビューの仲介も果たした。
●「石ノ森章太郎物語」ネタバレ 高校2年で漫画家デビュー!(24時間テレビ2018ドラマ)
石ノ森章太郎氏の数多くの名言の中に、こんな言葉がある。
「何が正義で何が悪かが判然としない社会で、「正義が必ず悪に勝つ」という単純で当然だが大切な構図を子ども時代にきちんと意識の中に留めていただけさえすれば、それはそれで十分意味のある事だと思う。」#石ノ森章太郎 pic.twitter.com/cZB21Dr7t2
— 孤独のディアマンテ (@555_reo) 2018年8月18日
名前:石ノ森 章太郎(いしのもり しょうたろう)
本名:小野寺 章太郎
出身地:宮城県登米郡石森町(現在の登米市)
生年月日:1938年1月25日
年齢:享年60才
死因:リンパ腫による心不全
高校:宮城県立佐沼高校
職業:漫画家
代表作:「サイボーグ009」「仮面ライダー」「がんばれロボコン」 「秘密戦隊ゴレンジャー」「イナズマン」「変身忍者 嵐」「人造人間キカイダー」など
石ノ森章太郎さんは、厳格な父・康太郎さんと母カシクさんの長男として生まれました。兄弟は、姉・弟2人・妹の5人兄弟でした。
子供のころ映画が大好きで片道3時間かけて石巻に映画を見に行くほどでしたが、小学校卒業のころに手塚治虫さんの漫画『新宝島』を見て衝撃を受けます。
■中学時代に同人誌
当時は終戦直後で子供向けの本は皆無でした。だから中学生になった石ノ森章太郎さんは姉と一緒にマンガ同人誌『墨汁一滴』を作るも残念2刊で廃刊。
中学2年になると『毎日中学生新聞』の漫画投稿欄に4コマ漫画を初投稿で入選し、投稿の常連に。中学3年ではさらに上を目指し雑誌『漫画少年』で投稿入選の常連になっていきます。
しかし厳格で元教育委員長の父親はマンガを認めず、息子が漫画を破り捨てたほど。でも喘息もちの姉の由恵さんだけは理解者であり続け大好きな存在でした。弟は姉に褒められたくて漫画を描き続けました。
■高校時代に漫画家デビュー
昭和28年(1953年)高校1年の夏休み。『漫画少年』の投稿仲間たちと『東日本漫画研究会』を結成して『肉筆回覧誌 墨汁一滴』を創刊!メンバーは100人から厳選したすごい5人(石ノ森章太郎・赤塚不二夫・長谷邦夫・高井研一郎・横田徳男)
高校2年の5月、なんと手塚治虫さんから『シゴトヲテツダッテホシイ』と電報が!石ノ森章太郎さんは学校を休んで上京し、アシスタントを務め初めてプロの現場を目の当たりにしました。
その年の12月、手塚治虫さんの推薦で、『漫画少年』で「二級天使」の連載で漫画家デビュー!
高校3年生になると、寺田ヒロオさんと連絡をとって卒業後の上京計画を内密に進めます。応援してくれる姉以外は、家族全員反対なので秘密。
■上京
そうして高校卒業と同時に上京成功!4月に『トキワ荘』の住人となります。15日には姉も上京してきて同じく住人に。
手塚治虫さんは『トキワ荘』を出たあとで、寺田ヒロオさんがリーダーとなって「新漫画党」第2次党メンバーが集まりました。(石ノ森章太郎・赤塚不二夫・鈴木伸一・森安なおや・つのだじろう・園山俊二)
@tomas_sho 小野寺由恵さん役の方のご容姿が非常に残念でしたが、コレでいいです。水野先生の怒りの「テラさん、赤塚、石森ってどう思いますっ!?」発言とか、石ノ森先生のガッツあふれる「みんな何言ってんだよ!」発言とか好きです。 pic.twitter.com/Rz86aamRwZ
— お縞(´・ω・`) (@oshima_midori) 2013年12月1日
●「石ノ森章太郎物語」ネタバレ 姉が死去・・・(24時間テレビ2018ドラマ)
姉の日と言うことなので小野寺由恵さん
小野寺 章太郎のお姉さんです。
彼女がいなければ彼は漫画家になることはなかったでしょう!#姉の日 #石森 章太郎 pic.twitter.com/H8QfC7V6x9— 駄菓子 (@GOSHIYU) 2015年12月6日
上京から1年後
昭和33年(1958年)4月4日、喘息もちの姉・由恵さんが発作を起こして緊急入院。
しかし心臓発作が死因となり死んでしまいます。
喘息の発作を抑えるためにモルヒネを過剰投与して心臓発作を起こしたのでした。つまり死因は医療ミスの疑いも。
石ノ森章太郎さんは、大好きな姉の死にとても大きなショックを受けます。
■姉を失ったショックで海外へ
1961年(昭和36年)8月。まだ個人の海外旅行など夢だった時代。
まだ姉の死を引きずっていた石ノ森章太郎さんは出版社から原稿料の前借りをして、記者の肩書で70日の世界一周旅行に出発。現実逃避です。漫画家は辞めるつもりでした。
しかしアメリカ、ヨーロッパ、エジプト、アジアと周り海外で刺激を受け、創作意欲を掻き立てられました。
■『サイボーグ009』誕生!
帰国から2年半後1964年(昭和39年)は東京五輪で世界から注目され日本は沸いてました。
そんなときアメリカの雑誌「LIFE」で偶然知った「サイボーグ」から刺激を受け生まれたのが、名作『サイボーグ009』でした。国籍バラバラで、野球みたいな9人、老若男女問わず赤ちゃんもいる。
プラベートでは、嫁・利子さんと結婚。
■漫画のキャラクターに姉の面影が
姉・由恵さんの死が石ノ森章太郎さんの人生にどれだけ大きな影響を与えかは計り知れません。
姉の死後、漫画には姉の面影を思わせる献身的な女性たちが登場しています。
特に「幻魔大戦」の主人公である東丈の姉・三千子は、自分と由恵さんを重ね合わせたのでは。
三千子は、弟の東丈を母親代わりに育ててきた女性。殺されたあとも残留思念となって弟を守り続けています。きっと石ノ森章太郎さんはそんな風に姉の存在をずっと感じながら、漫画を描き続けていたのだと思います。
●「石ノ森章太郎物語」ネタバレ 仮面ライダー誕生!(24時間テレビ2018ドラマ)
世はテレビ時代。1970年(昭和45年)12月、毎日放送のテレビ企画で石ノ森章太郎さんが企画・設定・キャラクターデザイン、そして『週刊ぼくらマガジン』で漫画の連載を担当し、「特撮原作者」の肩書もつきました。
『仮面ライダー』誕生です。
苦悩しながらも、守るべき者のために戦うヒーロー。
ちなみに漫画版では、改造人間の苦悩、悪の組織ショッカーのことなど、テレビにない社会風刺ありの石ノ森章太郎さんらしい内容。
■多くのヒーロー誕生
その後も数多くのヒーローを生み出していきました。
● 斬新なデザインで驚かせた『人造人間キカイダー』
● ハリウッドがリスペクトした?『ロボット刑事』
● 5人5色キャラ設定の原点『秘密戦隊ゴレンジャー』
● 進化するキャラの先駆け『イナズマン』
などなど
■死去 死因は
デビュー30周年(1985年(昭和60年))頃から、石ノ森章太郎さんはそれまで参加していた季節行事に参加しなくなり、人も会わなくなり、関係者の間で病気の噂が出始めました。
そうして1998年(平成10年)1月28日
石ノ森章太郎さんはお茶の水順天堂病院で死去しました。
享年60才。死因は『リンパ腫』によるうっ血性心不全でした。「リンパ腫」とは、血液の白血球に含まれるリンパ球が癌化する病気。血液の癌です。
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