数々の名曲を残した昭和の名作詞家・阿久悠さんの死因はメディアがあまり報じないアレが原因なようです。

阿久悠さんが死去した際、家族は嫁と息子が喪主を務めていますが、残された遺産が凄すぎました。嫁はまだブレイク前の阿久悠さんを支えた人で、息子は作曲家として音楽業界に携わっています。

阿久悠さんが絶頂期だった昭和歌謡を語るとき、山口百恵さんとの関係が気になります。昭和歌謡界の歌手たちにたくさん名曲を書いてますが、なぜか山口百恵さんには楽曲提供をしていないからです。

阿久悠さんと山口百恵さんの関係を調べると、意外な事実が隠されていました。
　　
　

●阿久悠　嫁と結婚して偉大な作詞家に…プロフィール（画像）

24時間テレビ2017のドラマの実話モデル、阿久悠の画像 pic.twitter.com/8RTzmyajSu

— クロスケ (@kuro_we) 2017年6月24日

芸名：阿久悠（由来は悪友）
本名：深田公之
出身：兵庫県津名郡鮎原村
生年月日：1937年2月7日
死去：2007年8月1日(享年70才)

阿久悠さんは警察官の息子として生まれました。兄もいましたが戦争で亡くなっています。

高校は地元・兵庫県立洲本高校に進学。
卒業後、上京して明治大学の文学部文学科日本文学専攻に進学しました。

大学卒業後の22才、人気テレビ番組「月光仮面」を制作していた広告代理店「宣弘社」に就職しました。

■阿久悠スタート

27才・昭和39年。広告代理店で働きながら「阿久悠」のペンネームで放送作家の仕事を始めます。ペンネームの由来は「悪友」から。
この時はまだブレイク前ですが、同僚の児島雄子さんと職場結婚して家族に。

翌年5月28才でザ・スパイダースのＢ面曲「モンキー・ダンス」で作詞家デビュー！息子も生まれて家族が増えました。

29才で広告代理店を退社して放送作家として独立すると、多くのテレビ番組を担当。その後、無数のヒット曲を手掛け、昭和の名作詞家となっていきます。

■「スター誕生」

33才で森山加代子の　「白い蝶のサンバ」・北原ミレイの「ざんげの値打ちもない」が大ヒットして作詞家として高く評価され、翌34才・昭和46年から伝説の番組「スター誕生」（1971～1983）を企画し、森昌子や岩崎宏美など数々のスターを世に送り出しました。まさに時代を作った男！

■昭和を代表する作詞家・阿久悠

作詞した曲は実に5000曲！34才～43才までの間に5人の歌手で5回獲得という史上最多レコード大賞に輝く伝説を残しています。

20世紀最大の作詞家にして、昭和歌謡黄金期を牽引した偉大な作詞家の阿久悠さん。

シングルの総売上枚数は歴代1位の6818万枚という驚異的な数字で、昭和40年代後半～50年代のヒットチャートを席巻しました。

音楽業界・放送業界への貢献が認められ、
1997年60才「菊池寛賞」を受賞
1999年62才で「紫綬褒章」を受賞

実は41才で小説家デビューもしていて、小説「詩小説」は2000年に「島清恋愛文学賞」を受賞するなど多才ぶりを発揮。

■死去後も受賞！

阿久悠さんはなんと、2007年8月1日に死去後も数々の賞を受賞しています。
死去日付で「旭日小綬章」
2008年「ゴールデンアロー賞芸能功労賞」
2008年「日本レコード大賞　特別賞」
2008年「日本レコード大賞　別功労賞」
音楽業界でどれだけリスペクトされているかわかりますね。

●阿久悠の死因

阿久悠さんは2007年、作詞家生活40周年の節目の年、8月1日に死去しました。

死因は「尿管ガン」でした。7月から体調を崩して入院し、死去されました。

同じ2007年、同級生でロ野球界のスーパースター稲尾和久も死去されています。死因は「悪性腫瘍」でした。

2人は同級生というだけでなく、愛煙家でした。あまり報道されないでしがタバコが原因で亡くなったと思われる有名人はけっこう多いです。

●阿久悠の家族　嫁と息子は？

阿久悠さんの家族ですが
嫁は深田雄子さん
息子は深田太郎さん
といいます。
苗字が深田なのは、阿久悠さんの本名が深田公之だから。

■嫁

阿久悠さんは広告代理店で働いていた27才の時、同僚の児島雄子さんと職場結婚して家族になりました。
そしてこの年から「阿久悠」のペンネームで放送作家の仕事も始めています。

阿久悠さんがブレイク後は、嫁・深田雄子さんの妹は阿久悠さんの秘書を務めていました。

■息子

作詞家デビューした28才の時には、息子も生まれて家族が増えました。

息子の深田太郎さんは、作曲家とミュージシャンとして活動。作曲家として椎名へきるさんや坂井真紀さん・本田美奈さんに楽曲提供をしたり、父親と共同で本田美奈子さんの曲を手掛けたこともありましたが、ヒット曲には恵まれませんでした。

■家族に残した遺産が凄すぎ！！

阿久悠さんは歌詞印税だけで年間数億円！の収入があったそう。
トップクラスの作詞家は、年間3億円近い印税収入があるそうですが、もはや神の域の阿久悠さんはトップクラスを軽く上回る印税を手にしていたといいます。
高額納税者番付でも常連でした。

静岡の自宅、都内の仕事用マンション、すべて含めると資産1000億円といわれているからびっくりです。

●阿久悠　名曲ランキング一覧リスト歌詞「時代遅れ」最高傑作

昭和歌謡界の巨人・作詞家の阿久悠さんのヒット曲は数知れず・・・歌謡曲はもちろん、アニメ・特撮ソング・プロ野球球団歌・演歌までとても幅広く手がけ、数多くの名曲を残しています。

作詞した曲は実に5000曲！

■レコード大賞5回受賞
史上最多、5人の歌手で5回レコード大賞を獲得した名曲がこちら
・尾崎紀世彦「また逢う日まで」（1971年34才）
・都はるみ「北の宿から」（1976年39才）
・沢田研二「勝手にしやがれ」（1977年40才）
・ピンクレディー「ＵＦＯ」（1978年41才）
・八代亜紀「雨の慕情」（1980年43才）

■ピンクレディーの名曲
山口百恵さんが全盛期の頃、ピンクレディーで多く作詞
「ＵＦＯ」
「透明人間」
「Ｓ.Ｏ.Ｓ」
「サウスポー」
「ウォンテッド」
「モンスター」
「渚のシンドバッド」
「ペッパー警部」

■ほかにも歌謡曲の名曲
・和田アキ子「あの鐘を鳴らすのはあなた」
・西田敏行「もしもピアノが弾けたなら」
・石川さゆり「津軽海峡・冬景色」
・岩崎宏美「ロマンス」
・八代亜紀「舟唄」
・山本リンダ「どうにもとまらない」
・フィンガー５「学園天国」
・フィンガー５「恋のダイヤル6700」
・フィンガー５「個人授業」
など日本人なら誰もが知る名曲を書き上げました。

■アニメの名曲
デビルマンのうた
「宇宙戦艦ヤマト」
「ザ・ウルトラマン」
■特撮ソングの名曲
「ウルトラマンタロウ」
「ウルトラマンレオ」

など昭和という時代は終わっても、現在も愛され続けている名曲の数々が、阿久悠さんの作詞だったりします。

●阿久悠　山口百恵との関係って何？

阿久悠さんは昭和のスター歌手にたくさん作詞してるのに、昭和のトップ歌姫・山口百恵さんにはなぜか楽曲提供していません。どんな理由があるのでしょう？

■噂だと・・・

スター誕生で山口百恵さんが歌い終わったあと、審査員の阿久悠さんが
「君は例えば誰か青春スターの妹役みたいなものならいいけど、歌は…あきらめた方がいいかもしれないね」
と辛口評価。

でも山口百恵さんは合格したのでした。これがもとで確執になったと噂。批判しちゃったので阿久悠さんは作詞をしにくくなったとか。

■本当は？

阿久悠さんはスター誕生で批評を「最大の褒め言葉だった」と言っています。
妹役程度の女優にしかなれないという意味じゃなくて
妹役くらいなら何も努力しなくても存在感を示せすことができる。
と言いたかったそう。

阿久悠さんはしょっちゅうスタジオで山口百恵さんと顔を合わせながらも、親しく話すことができなかった。
なんでも、山口百恵さんは14才なのに凛としてるから、阿久悠さんは30代でも声を掛けられなかったとか。

また、阿久悠さんと親しく、山口百恵さんの育ての親でプロデューサー酒井政利さんによると

「本当のことを言いますと・・昌子ちゃんはいきなりヒットしてスターになり、淳子さんもすぐスターになり、第三の席に百恵さんが当たったのですが少々、出遅れた感がありました。

時代は暗い時代に入っていた頃で、百恵さんには明るい歌より暗い歌の方が似合うのではないか？と判断して　アンチ阿久悠で行こう！！・・となったわけです。

百恵さんが引退してなかったら阿久さんに大人の歌を百恵さんに依頼していたでしょうね」
引用：https://blogs.yahoo.co.jp/nsrpp579/48748048.html?__ysp=6Zi%2F5LmF5oKgIOWxseWPo%2BeZvuaBtQ%3D%3D

阿久悠さんと山口百恵さんの関係は、不仲ではなかったんですね。

阿久悠さんは明るい歌詞を書くタイプだったので、時代を意識して暗い歌詞に行こうとした山口百恵さんはほかの作詞家に歌詞を書いてもらったんですね。

でも、30代の阿久悠さんが、14才の山口百恵さんが凛としるから声を掛けられなかったというのもスゴイ話ですね。

●阿久悠がドラマ化

日テレの24時間テレビでは、亀梨和也さん主演で「阿久悠物語」としてドラマ化。どんなドラマになるのか楽しみですね。