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平成最後の「ふたご座流星群」が2018年12月に夜空を彩ります。観測するにあたり、ピークと見頃時間、方角、肉眼観測方法のコツ、オススメ観測場所を知っておくと便利です。
「ふたご座流星群」は三大流星群のひとつで、年間の流星の数が一番多い!これは見逃せません。流星を見たことある人は、訳もなく涙が出たとか。
2018年12月「ふたご座流星群」は場所によって天気が微妙ですが、北海道・関東・愛知名古屋・兵庫・大阪・広島・福岡・沖縄・熊本といった全国のオススメ観測場所もあわせて紹介します。寒い夜ですが。
クリスマスも近いしロマンチック。映画や歌詞のような「星降る夜」になったらいですね。「ふたご座流星群2018」で星に願いを。
目次
●「ふたご座流星群」とは?
【ふたご座 1/48】
黄道十二星座の1つ。
星座の頭の明るい星がふたご座の由来です。
先に昇るのがお兄さんのカストル(Castor)で、後が弟のポルックス(Pollux)。
でも、カストル(2等星)よりポルックス(1等星)の方が明るいですっ。
ちなみに、カストルは6重連星です。 pic.twitter.com/lDKtx54POz— 標(RIBE)@3日目西さ-31b (@ribento1) 2016年12月14日
ふたご座は占いでは5/21~6/21生まれの星座ですが、冬を代表する星座。母天体は小惑星ファエトン。
星座の由来は、ギリシア神話のスパルタ王妃の双子(スパルタ王の息子カストル、神ゼウスの息子で不死身のポルクッス)がモデル。兄カストルが戦争で悲しんだ弟ボルボックスの願いをゼウスが叶え、2人とも天にあがり双子座となりました。
ふたご座流星群は、α星カストル付近を放射点とする流星群で、毎年12月中旬頃に極大ピークを迎えます。
1月のしぶんぎ座流星群、8月のペルセウス座流星群と共に「3大流星群」の1つで流星数は年間最大トップ!だから安定してたくさん流星を観測できます。
夜の早い時間に放射点が昇るので、一晩中流星を観測できるのも嬉しい。
■流星群とは?
宇宙を漂う小さなちりが、地球の大気に飛び込んで光るのが流星です。夜空を横切る一筋の光!
流星群とは、彗星が放出したたくさんのちりが地球が横切るとき、まとまって出現する現象。毎年決まった時期に観測できます。
●【ふたご座流星群2018年12月】時間と方角・方向
【星に願いを】12月14日はふたご座流星群が極大‼︎
12月14日午後9時頃に三大流星群の1つであるふたご座流星群が極大を迎える。1時間で30〜40個もの流れ星を見ることができ、願い事叶えたい放題‼︎ pic.twitter.com/JfTSMnrfXh
— 気になる宇宙 (@Kininaruutyu) 2018年12月2日
■名前:ふたご座流星群
■出現期間:12月4日~12月17日
■出現ピーク:12月14日(金)よる9時頃
■見ごろ時間:14日(日)よる11時~明け方にかけて
■方角:どこでも
■数 :1時間に30~50個程度
■観測条件:晴れなら最良
■観測条件は?
2018年のふたご座流星群の観測条件は、天気がよくなる太平洋側が良好です。
逆に北日本や日本海側は、低気圧の通過や冬型の気圧配置の影響で、雨や雪が降りやすい天気となってしまい観測条件は悪いです。
【ふたご座流星群が14日(木)に極大】毎年ほぼ一定して多くの流星が観測できる流星群。観測できる流星の数は、条件が良いエリアで、1時間に45個程度と年間最大!気になる天気は、太平洋側ではバッチリ見られるところが多くなりそうです。https://t.co/N8Fv9bWiCv pic.twitter.com/5KJZDTu71i
— ウェザーニュース (@wni_jp) 2017年12月6日
■見ごろ日程と時間は?
ふたご座の極大ピークは、12月14日(金)よる9時頃。
見頃は14日(金)よる11時以降がオススメ。上弦前の月が沈んでから明け方まで、ほぼ一晩中、流星が出現します。
前日13日(木)夜も多く見えます。
15日(土)も見えますが、流星の数は減っちゃいます。
■流星の数は?
流星の数は、条件のよい場所なら1時間あたり30~50個と大量!(天の川が見えるような、街明かりがなく空が開けて暗い場所の場合です)
流星出現のペースも90秒に1つというくらい速いから、待ち時間が少なくてありがたい。
流星の速度も中程度なので、見やすいです。
■方角・方向は?
方角はどこでも大丈夫!
東の空の放射点を中心に、四方八方あちこちに流れるので、どの方角を見ても観測できます。
月が出ている時間に見るなら、月と反対側を見るのがポイント!
見れるかな☆彡3大流星群の1つ「ふたご座流星群」のピーク予想は、14日の21時頃。夜遅くには月が沈むので、14日の深夜~15日の明け方にかけての観測がお勧め。1時間に40~100個ほど観測できるかも!?
なお本日より12月27日(木)までのオンライン購入を開始。ご購入はこちら→https://t.co/oolM7qdt4f pic.twitter.com/oJPpsDhTiO— コニカミノルタプラネタリウム満天(池袋) (@konicaminoltamt) 2018年12月13日
■観測のコツは広い場所と肉眼!
晴れて街明かりが少なく、できるだけ夜空が広く見渡せる場所で、ぼんやり全体を眺めるのがコツです。
望遠鏡や双眼鏡を使うと視野が狭くなるから逆に不要で、肉眼がオススメ。
ポイントは3つ!
● 月が視界に入らないように、又は月が沈んでから
● 夜空の広い範囲を見渡す
● 15分以上見ること(目が慣れるまで時間がかかるから)
●【ふたご座流星群2018年12月】観測場所はどこがよい?
どうせ見るなら良く見える観測場所に行ってみたい人も多いと思います。
地域別の流星群の観測場所を調べてみました。
■北海道
・もいわ山山頂展望台
・旭山記念公園
・幌見峠展望駐車場
・マイルドセブンの丘
・満点の星の丘
・初山別(しょうさんべつ)天文台
・摩周湖
・美幌峠
・銀河の森天文台
・知床峠展望台
・多和平和キャンプ場
■関東
・栃木県:戦場ヶ原
・栃木県:八方ヶ原
・栃木県:湯西川温泉の道の駅
・神奈川県:湘南国際村
・神奈川県:ヤビツ峠
・埼玉県:堂平山天文台
・千葉県:東浪見(とらみ)海岸
■愛知・名古屋
・平和公園
・稲永公園
・段戸湖
・三ヶ根山スカイライン
・香嵐渓(こうらんけい)周辺
・茶臼山高原
・旭高原元気村
・スターフォレスト御園
・伊良湖恋路ヶ浜
■兵庫
・県立大学西はりま天文台
・竹田城跡
■大阪
・長居公園
・ちはや園地
・箕面公園
・和泉葛城山
・みさき公園
■広島
・星降る展望台
・呉市かまがり天体観測館
・三ッ城古墳
・星居山森林公園キャンプ場
・道の駅 豊平どんぐり村
■福岡
・星の文化館
・米の山展望台
・皿倉山
・油山・片江展望台
・和布刈(めかり)公園
・伊都乃国白糸ファミリーキャンプ場
■熊本
・梅の木轟公園
・上天草市ミューイ天文台
・大観峰展望所
・南阿蘇ルナ天文台
・清和高原天文台
・五木村子守唄公園
■沖縄
・古宇利島(こうりじま)オーシャンタワー
・万座毛
・辺戸岬(へどみさき)周辺
・茅打ち(かやうち)バンタ
・国頭村森林公園
・浜比嘉島
・石垣島天文台
<4>●【しし座流星群2018年12月】観測にあたり注意事項
流星群の観察には防寒対策が必須!
良く晴れる場所は特に、夜明け前は放射冷却によってびっくりするほど気温が下がるため、暖かい服装や、場所によっては寝袋など防寒対策をしっかりして観測に臨みましょう。
魔法瓶に温かい飲み物を入れて用意しておいたりするのもオススメです。
神秘的な光景を観ることができたら嬉しいですね。流れ星の数だけ願い事もできます。
■天文現象一覧 1月 ▶しぶんぎ座流星群 ※三大流星群 |
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