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多部未華子さん主演NHKドラマ10「ツバキ文具店」の原作小説を読んだので、キャスト・あらすじと、最終回の結末ネタバレに迫ります。再放送はいつなのかもチェックです。
「ツバキ文具店」の原作は、小川糸さんによる小説。亡くなった祖母の文具店を切り盛りしながら、代書を通じて人々の縁が広っていく物語。一緒に暮らしても血の繋がりがあっても、言葉にしないとわかりえないと感じること、ありますね。
キャスト・あらすじ、原作小説を読んで最終回の結末ネタバレをするので、NHKドラマ10「ツバキ文具店」を見れなかったひとや、テレビで見るほど興味はないけど内容は知っておきたい人は参考になればと思います。舞台である鎌倉に行ってみたくなるかもしれまんせんね。
目次
●NHKドラマ10「ツバキ文具店」再放送はいつ?
初回放送日:2017年4月14日(金)22:00
再放送:2017年4月19日(水)24:10(水曜深夜)
再放送は、翌週の水曜24:10ということですね。
●NHKドラマ10「ツバキ文具店」キャスト
■鎌倉の代書屋「ツバキ文具店」
・通称ポッポちゃん:雨宮鳩子(多部未華子)
厳しい祖母に反発して高校を卒業した8年前に家を出た。
帰郷して代書屋を継ぐことになる。
自分を捨てた母の顔すら知らない。
・先代・祖母:雨宮カシ子(倍賞美津子)
代書屋の「先代」
娘が鳩子を捨ててからは女手一つで育てた。
後継者にするべく鳩子に厳しく指導したが、鳩子が反発して家を出たあとに死去。
■鎌倉の観光ガイド
・白川清太郎(高橋克典)
元エリートサラリーマンで英語が堪能。
昔、カシ子に書道を習っていた。
実は高齢の母親の介護に悩んでいる。
■「むぎカフェ」(ツバキ文具店の近所)
・店長:守景蜜朗(上地雄輔)
1人娘を育てるシングルファーザー。
性格は控えめなで穏やか。
店長との会話は鳩子にとって癒し。
・娘・はーたん:守景陽菜 5才(新津ちせ)
手紙を書くのが大好きで、鏡文字を混ぜて鳩子と文通をする。
■街の人々
・パンティー:楠帆子(片瀬那奈)
明るく前向きな、パンを焼くのが得意な小学校の先生。
パンと教師(ティーチャー)をかけてあだ名がパンティー。
手紙に関する出来事がきっかけで、鳩子と友達になる。
・隣人・バーバラ婦人(江波杏子)
上品かつ少々ミステリアス。
彼女の話す言葉には「自由に楽しく生きる人生」のヒントが詰まってる。
フランスなど海外生活経験者で、目利きの画商でもある。
・謎の紳士:男爵(奥田瑛二)
噂では高台に住むお金持ち。
カシ子と交友関係にあり、鳩子が小さい頃からよく知る仲。
性格は不愛想ではっきりものを言うが、鳩子は苦手意識がある。
●NHKドラマ10「ツバキ文具店」あらすじ
雨宮鳩子は8年ぶりに故郷の鎌倉に戻ってきた。
「ツバキ文具店」を営んでいた祖母のカシ子が亡くなったのだ。
「ツバキ文具店」は、依頼者が書けない手紙を、なり代わって書くことが生業という、一風変わった店だった。幼いころ母に捨てられ、祖母に反抗して飛び出した経緯のある鳩子には、店を継ぐ気はない。
しかしそこに、祖母が亡くなる直前に、お悔やみ状の代書を依頼したという客「マダムサイダー」(冨士眞奈美)が。
鳩子は、その代書を無理やり引き受けさせられてしまう。いわくつきのお悔み状に四苦八苦する鳩子。
ご近所さんのバーバラ婦人や白川らの言葉に、鳩子の気持ちには次第に変化して…。引用:http://www.nhk.or.jp/drama10/tsubaki/html_tsubaki_story.html
●NHKドラマ10「ツバキ文具店」原作読んで最終回ネタバレ 結末は?
NHKドラマ10「ツバキ文具店」の原作を読んだので、最終回ネタバレします。果たして結末は・・・
■最終回ネタバレ 結末
鳩子は、自分がずっと求めていた祖母からの愛情を、色々な手紙を通して確かめることができた。
ある日鳩子は、守景から交際を申し込まれた。もしかすると祖母がそうしたように、鳩子も自分が産んでいない子供を育てる道を選ぶかもしれない。
守景の嫁は、はーたんが2才になる前にいきなりいなくなった。通り魔にいきなり後ろからナイフを刺されて死んでしまった。はーたんを連れて買物に行ったときに。
守景は絶望したがはーたんを見て、嫁の夢を叶えようと鎌倉に来た。鎌倉でカフェをやりたいというのが嫁の夢だったから。
鳩子と守景・はーたんは、壽福寺へ行く。守景ははーたんをおんぶしている。鳩子は祖母がおんぶしてくれていたことを思い出すと涙が溢れ出てきた。
祖母はきっと厳しくすることしか愛情を表現できていなかった。
壽福寺は祖母が鎌倉で一番好きだった場所だ。守景は、鳩子をおんぶしてくれた。
「失くしたものを追い求めるより、今、手のひらに残っているものを大事にすればいいんだって」
「誰かにおんぶしてもらったなら、今度は誰かをおんぶしてあげればいい」
守景が娘から教わったことだいう。守景は嫁が死んだとき、もう誰か女性と交際することはないと思っていたが、娘のおかげで前を向くことができた。
守景も鳩子と同じ泣いているかもしれなかった。
もう、祖母とは絶対に会えない。また会ってやり直せるんじゃないかとどこかで思っていたけれど。守景を見て、やっとわかった。鳩子は一歩前に踏み出さなければいけない。
鳩子は高校生になった時に祖母がプレンゼトしてくれた万年筆を取り出した。凍り付いていた言葉に守景が温かい息を吹きかけてくれたおかげで、縛られていた言葉が解放される。
鳩子は祖母あてに手紙を書く。
おばあちゃんへ
結局、一度たりともそう呼ぶことはできませんでした。でも心の中ではたまにそんなふうに親しみを込めて呼びかけたこともあります。
イタリアの静子さんに、あなたはたくさんの手紙を書いて送っていた。その中には、私のことが赤裸々につづられていました。
そこには私の知らないあなたがいた。
あなたはいつもいつも、私のことを気にかけてくれていました。
悩んだり傷ついたり悲しんだり。
そんなことしない人だと思っていたのに・・でもそうじゃなかった。
あなたは病院に入院してからも、ずっと私が来るのを待っていたのですね。
私はてっきり、あなたはもう二度と私の顔など見たくないのだと思っていました。
あなたがいない世界など信じられなかった。
あなたが死んでしまうなんて認めたくなかったのです。
ごめんなさい。
紫陽花は、花だけが美しいのではないと知りました。
私たちの関係にも、無駄な季節などない一切なかったと思うのです。
壽福寺のお庭、きれいでしたよ。
あなたの背中の温もりを久しぶりに思い出して涙が出ました。
ありがとう。
夢の中で鳩子は橋に立っていた。
隣には先代カシ子がいて、ほかにも街の知り合いたちが橋に集まってきた。
顔は知らないはずなのに、とてもよく知っていると感じる女性が少し離れた場所に立っている。きっと母だ。
川にはホタルが光っている。
なんだか幸せだ。
目が覚めると、夢なのか現実なのかわからなかった。
いつか母には手紙を書いてみよう。先代も望んでいるはずだ。
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