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窪田正孝さん主演ドラマ「僕たちがやりました」のキャスト配役・あらすじ・予告動画と、原作漫画を読んで最終回までネタバレ・結末・オチ紹介をします。
「僕たちがやりました」の原作は、荒木光さんによる漫画。そこそこで生きていたいイマドキな若者4人が、ヤンキー高校の不良たちに仲間をボコボコにされた復讐をしたところ、予想外の大事件に発展。爆破事件の容疑者になった彼らの青春逃亡劇。
キャスト配役・あらすじ・予告動画と、原作漫画を読んで最終回までネタバレ・結末・オチ紹介するので、ドラマ「僕たちがやりました」を見る時間がなかったり、見るほど興味はないけどあらすじや、最終回の結末ネタバレは知っておきたいという人は参考になると思います。
目次
●ドラマ「僕たちがやりました」放送日
ドラマ名:僕たちがやりました
放送日:2017年7月18日(火)スタート毎週火曜よる9時~
放送局:フジテレビ
●ドラマ「僕たちがやりました」主題歌(PVにキャスト出演)
アーティスト名:DISH//
主題歌曲名:僕たちがやりました
発売日:7月18日(火)配信限定リリース
↓MVには窪田正孝さんはじめキャストが出演してて見応え充分。
●ドラマ「僕たちがやりました」キャスト配役・相関図
■「僕たちがやりました」キャスト配役・相関図■
■凡下高校■
■遊び仲間4人組
矢波高校のヤンキーたちにマルがボコボコにされて、仕返しをする。
● 増渕 トビオ(窪田正孝)
「人生そこそこ楽しけりゃ幸せ」という少し冷めた高校2年生。幼馴染の蓮子が気になるが、どうせ相手にされないと諦めてる。
● パイセン(OB):小坂 秀郎(元キンコメ今野浩喜)
卒業してる高校OB。親がとんでもない大金持ちで、パイセンは何でも金で解決する。一方で仕事なし・彼女なし・・・トビオたちとは金で繋がってるだけ。
● マル:丸山 友貴(葉山奨之)
高校2年生。キノコ頭がトレードマーク。イジメられっ子体質の寂しがり屋。
● 伊佐美 翔(間宮祥太朗)
高校2年生。イケメンでお調子者だが4人の中では一番冷静。一方で性欲が強すぎるほどの女好き。
後輩の今宵と体目当てで付き合ってる。
● 伊佐美の彼女:新里 今宵(川栄李奈)
高校1年生。伊佐美の彼女。小動物系でつかみどころがない性格。
● トビオの幼馴染:蒼川 蓮子(永野芽郁)
高校2年生。トビオの幼馴染。
美人でスタイル抜群で凛としていて男女から人気。性格も明るく芯が強い。実はトビオのことが好き。
● 蓮子の親友:三浦 由佳(岡崎紗絵)
高校2年生のイマドキJK。矢波高校No.2の不良・有原の彼女。
● 英語教師:立花 菜摘(水川あさみ)
トビオたちの担任で、美人で生徒想いなので人気の先生。
■矢波高校
数々の事件を起こしている不良高校。
● 市橋 哲人(新田真剣佑)
高校2年生。矢波高生たちのトップで警察からもマークされてる。凡下高生たちに威圧と暴力を繰り返すヤバイやつ。
■警察
● 所轄刑事:飯室 成男(三浦翔平)
クールで冷酷。犯人逮捕のためなら違法スレスレの手段もとる。
・トビオたちを追跡する。
・輪島宗十郎をマークしている。
■裏社会
● 輪島 宗十郎(古田新太)
裏社会を牛耳る謎の権力者。飯室刑事からマークされても相手にしない。
● 輪島の顧問弁護士:西塚 智広(板尾創路)
裏社会で暗躍する悪徳弁護士。
輪島の顧問弁護士を務めている。表向きは丁寧だが、内心では人を見下していて何を考えているかわからない。
■トビオの家族「増渕家」
● 母:増渕 優子(榊原郁恵)
● 妹:増渕 ハル
●ドラマ「僕たちがやりました」あらすじ
凡下(ぼけ)高校2年生の増渕トビオ(窪田正孝)は、大それた夢は持たず“そこそこで生きられればいい”と考えるイマドキの高校生。
新しい彼女・新里今宵(川栄李奈)ができて浮かれている同級生の伊佐美翔(間宮祥太朗)や、“マル”こと丸山友貴(葉山奨之)、“パイセン”こと凡下高OBの小坂秀郎(今野浩喜)と、ボウリングやカラオケに興じる、そこそこ楽しい日々を送っていた。そんななか、ヤンキーの巣窟として知られる矢波(やば)高の市橋哲人(新田真剣佑)が仲間に指示し、凡下高の生徒を暴行する事件が頻発。
警察も傷害事件として捜査に乗り出し、刑事の飯室成男(三浦翔平)らが動き出す深刻な事態に。トビオたちの担任教師・立花菜摘(水川あさみ)は気をもんでいた。
ある日、トビオとマルは、矢波高のヤンキーたちが暴力を振るう現場に遭遇。
マルが小声で「矢波高全員死ねー!!」と毒づいたのを市橋に聞かれてしまって怒りを買い、目をつけられてしまう。一方トビオは、幼なじみの蒼川蓮子(永野芽郁)が、市橋と一緒に朝帰りする姿を目撃し、2人の仲が気になり…。
そしてある日、事件が起こった。マルが市橋のグループに捕まり、ボコボコにされてしまったのだ。
血まみれの痛々しいマルにうろたえるトビオ、伊佐美、パイセンの3人。これをあざ笑う市橋たちに怒りがこみ上げたトビオは、「アイツら殺そう、俺たちで」と復讐を誓う。
翌日、トビオ達はイタズラ半分で矢波高への復讐計画を思いつき…。引用:https://www.ktv.jp/bokuyari/story/01.html
予告動画:
●ドラマ「僕たちがやりました」原作漫画読んで最終回ネタバレ オチ・結末は?
ドラマ「僕たちがやりました」の原作漫画を読んだので、最終回ネタバレをします。果たしてどんなオチ・結末が・・・
■矢波高への復讐計画
プラスチック爆弾の作り方動画を参考に、1個7万円かけて爆弾を作ったトビオたち。
1.夜中に矢波高に侵入
2.窓ガラスに爆弾を仕掛ける
3.昼休み中に爆発させる
4.ヤンキーたちが大パニック
という復讐計画を立てる。
計画当日の夕方、トビオは蓮子から話しかけられ、ノリでカラオケに誘うと、蓮子はOKしてくれた。
そして24時過ぎ、動物の仮面をかぶって矢波高に侵入。しかし教師が見回りしていて、トビオたちは逃げながら爆弾をセット完了。その後、カラオケボックスで祝杯をあげる。
翌日の昼休み、凡下高校の屋上で4人組は起爆スイッチで爆弾を起爆。窓ガラスが割れる程度の爆発だが、ヤンキーたちが慌ててるのがわかって4人は大爆笑する。
そしてパイセンが最後のスイッチを押したとき、事件は起きた。
兵器級のような大爆発。校舎の中から火だるまのヤンキーが悲鳴をあげて出てくてる。
■僕たちがやりました 2巻
「死者10名」「パイセン逮捕」「蓮子とキス」
トビオはすぐ理解した。基本的には窓に爆弾を仕掛けたが、逃げるなかパイセンがプロパンガスの近くの柱にセットしたので、それがガスに引火して大爆発を起こしたのだと。しかしトビオは余計なことは言わず黙っていた。
パイセンは、逮捕されても弁護士つけるから大丈夫といい4人は解散。
トビオは蓮子と約束通りカラオケへ行くが、市橋が爆発で死んだと聞いて冷や汗が止まらない。
また、市橋は蓮子の彼氏だと思っていたが、違った。
ニュースでは死者10名と報じられ、マルは笑う。
トビオは「女の口説き方を教えてほしい」と嘘をついてパイセンと2人きりになり、大爆発はパイセンが仕掛けた爆弾がプロパンガスに引火したからだと説明する。
パイセンは自宅のタワーマンションに3人を呼び出し、口止め料として1人300万円を渡す。
パイセンは20才なので逮捕されたら死刑だ。
他の3人は未成年なので5~6年だろう。
伊佐美は「これで赤の他人だ」と言ってひとりかえってしまう。
しかしここでピンチが訪れる。学校の防犯カメラに映っていた顔がニュースで公開され、微妙にパイセンに似ていた。
パイセンはほとぼりが冷めるまでの数年間プーケットへ海外逃亡を計画し、トビオとマルを誘う。
トビオはしばらく日本に帰れない寂しさから蓮子にキスをする。
翌日、部活で合宿があると嘘をついて家を出たトビオ。しかしマルに連絡がつかない。空港につくと、パイセンが警察に逮捕される現場を目撃し、海外逃亡計画はなしに。
しかも防犯カメラには4人映っていて、複数犯の犯行として警察が捜査しているとわかった。
■僕たちがやりました 3巻
「マルがトビオの300万円を盗む」「市橋が生きていた」「トビオの逃亡生活はじまる」
トビオはパイセンからもらった300万円で逃げようと考え、マルを誘う。
トビオはマルと一緒に「死ぬまでにやりたいこと」を書き出して盛り上がる。
マルと一緒にカプセルホテルに泊まるが、目が覚めると「ごめん」と書かれた1万円だけを残してマルがいなくなっていた。トビオの299万円を盗んで逃げたのだ。
トビオはひとまず帰宅しようとするが、自宅に警察が来ているのを見て逃げ出す。川原でやすんでいると伊佐美の彼女・今宵と偶然出会い、誘われるまま今宵の自宅へ行く。
今宵の母は亡くなっていて、父は遠洋漁業に出ていた。今宵が作ってくれた食事を食べると寝てしまい、目が覚めると今宵がトビオの体を舐めていてびっくりする。
しかしそこに伊佐美が現れ、トビオの見てる目の前で今宵を抱いた。実は伊佐美は300万円を受け取ったあと公園で自殺しようとしたがロープが切れて未遂に終わり、パイセン逮捕のニュースを見たら吹っ切れた。
伊佐美と今宵がアパートを出ると、矢波高校の連中に捕まった。そこには死んだはずの市橋が車いすで生きていた。部屋から様子を見ていたトビオは慌てて窓から飛び降りて逃げる。伊佐美はモデルガンで脅して逃げる。
トビオのホームレス生活が始まった。人生で初めて残飯を食べる。
■僕たちがやりました 4巻
「真犯人が自首」「市橋と蓮子」「マルとウンコ」
矢波高校爆破事件の真犯人を名乗る男が警察に自首した。バイト仲間と夜中に侵入して1人で起爆したという。名前は真良中幹男32才、身寄りのない派遣労働者。顔は防犯カメラの映像そっくりだ。パイセンは容疑を否認し続けていたので「誤認逮捕」ということになり、捜査の打ち切りが決まった。
トビオからラインで呼び出しがあり蓮子が向かうと、市橋たち矢波高連中の罠だった。
市橋は仲間たちを帰らせて蓮子にトビオの居場所を尋ねるが、蓮子は無視。
すると市橋が泣き出す。
市橋は3年間、真面目に予備校に行っていて、パイロットになって世界中を飛び回るのが夢だった。しかも爆弾事件のせいで夢は消えた。もう一生、満足に動かない体になったから。だから自分をこんな体にしたトビオたちが許せない。
蓮子はトビオに告るため、市橋はトビオを殺すため、2人でトビオ探しが始まった。
水前寺は、マルが矢波高連中にボコられる直前、マルと無理やり喧嘩されられた挙句、左手の甲に市橋にクリップでウンコの文字をイラストを描かれた。
それ以来水前寺は、それまでの友達から「ウンコ」といじめられるようになりマルを恨んでいた。しかし修学旅行中の京都でマルを発見し、マルを攻撃。しかし周囲の大人に押さえつけられ、マルは逃げた。
市橋は矢波高校でのトップの地位を失い、いじめられていた。変わらずに接してくれるのは、蓮子だけだ。
ある日トビオは、市橋と蓮子の2ショットを目撃して2人ができてると勘違い。その後偶然会った今宵と肉体関係を持ってしまい、今宵にはまっていく。
市橋と蓮子が歩いていると、矢波高校No.2の有原に襲撃され、蓮子もスタンガンで気絶させられる。市橋は「もうこれ以上にオレに地獄を見せないでくれ」と願い、有原の持っていたナイフで自分の首を斬り、びびった有原たちは帰っていった。
市橋は入院して一命をとりとめた。そして市橋は蓮子に「お前のこと好き」と告白した。
■僕たちがやりました 5巻
「伊佐美300万円盗まれる」「パイセン釈放」「真犯人はパイセンの父親のでっちあげだった」
600万円(自分の300万円+トビオから盗んだ300万円)を使い切ったマルは、今度は伊佐美から盗もうとして品川駅で合流し、熱海なら捕まらないから逃げようと提案。新幹線の中で伊佐美に下痢剤入りの弁当を食わたり作戦を実行するが、外人女性に騙されて全額盗まれてしまう。伊佐美を騙したこともバレてマルは殴られる。しかしニュースでパイセン釈放を知る。
トビオは今宵と毎日行為にあけくれていた。そんなある日ドアを強くノックする音が。ついに逮捕されると思いドアを開けると、警察ではなく、釈放されたパイセンだった。
4人は再び合流して仲良くカラオケ。
しかしマルは金を盗んだことをトビオに謝らない。それどころかトビオと今宵のことを伊佐美にバラす。金のことを責めると「俺を責めたってお金はかえってこないよ」と開き直る始末。
パイセンはトビオたちが黙ってくれたお礼に、1人100万円渡す。
その後フットサル場で暴露大会。それぞれ下らないことを言うが、パイセンは爆破事件の犯人はやっぱり自分だと暴露する。
真犯人はパイセンの父がでっちあげた偽物。事件をもみ消すため、ホームレスに金を渡して、指名手配の顔そっくりに整形させて自首させていた。トビオたちは引いた。
ホームレスは家族持ちだったから、嫁と子供を養う金を渡す代わりに命を買ったのだ。きっと死刑になるだろう。
実はパイセンは父親が何者かも会ったこともなく、これは弁護士から聞いた話だった。全国の店舗をもる〇俗業界のドンらしい。警察の上層部ともズブズブの関係だとか。
パイセンは、10人殺してしまったけど全部黙っておけば「闇の中」だから大丈夫と主張。
するとそこへ飯室刑事が現れ、パイセンの父親の名前は輪島宗十郎で、パイセンは愛人の子だと伝える。事件をもみ消した理由は、パイセンを守るためではなく、殺人犯の父親という事実を消すため。
飯室刑事は4人を逮捕することは出来ない。警察内で真実を訴えても最悪の場合、消される。
飯室刑事は、真実を知っている人間がいることを4人に伝えにきた。
そして、死んだ10人の写真を並べて4人に見せた。
「人を愛した時、結婚する時、子供が生まれた時、幸せを感じるたびに『人の命を奪ったこと』を思い出せ」「一生苦しめ」
4人が一緒に会うことはもうなくなった。
■僕たちがやりました 6巻
「トビオと市橋が親友に」「トビオと蓮子が付き合う」「市橋が自殺」
トビオは学校の屋上から飛び降り自殺を図ったが、木がクッションになって右足骨折で済んだ。入院した病院はなんと市橋と一緒だった。トビオはもし生きてたら「新しい俺をはじめよう」と思っていたので、市橋と仲良くなろうとする。
伊佐美は死んだ10人の家に、友達のフリをして訪れ線香をあげる。
マルはパイセンから金をもらい高級時計を買ったりクラスメイトにおごったりして調子に乗っていた。そんなある日、ウンコこと水前寺に襲われ、背中に大きくウンコの文字とイラストをクリップで描かれてしまう。
トビオは市橋とすっかり親友になり、一緒にゲームやリハビリ競争をする。トビオは市橋から蓮子のことを聞かれ、応援すると答えた。しかしトビオが退院後、トビオは蓮子と初めて肉体関係をもち付き合うことに。トビオは幸せすぎると感じる。
以前、蓮子は市橋から告白されたが答えてない。市橋は両親がおらず唯一の家族である祖母も亡くなったので、フるのが可哀想で言えなかったという。
意を決してトビオは市橋に、蓮子と付き合ってると伝えた。すると市橋は立ち上がって殴りかかるフリをして「コングラッチネイション」と祝福してくれた。満足して病院を去るトビオ。すると市橋から送られてきて「もう希望がゼロだから、もう終わりにする」とメッセージ動画が。
動画が終わると、トビオのすぐそばに市橋が飛び降り自殺した。即死だった。
■僕たちがやりました 7巻
「今宵が妊娠」「パイセンが父親に会う」
マルは水前寺に仕返しをしかけ、喧嘩した。
今宵の妊娠が発覚。今宵の父も漁業から戻り、伊佐美はボコられる。今宵の父は子供をおろすよう言うが、今宵は産むことを決意する。さらに今宵は、伊佐美が事件に関わっていたと感づいていのたで、犯罪者の子供にはしなくないから別れを告げる。
トビオは自分のせいで市橋が死んだと悲しみ、いまやりたいことを考えようと蓮子に諭され、それは「自首」だった。
パイセンは弁護士に1000万円を払って父親・輪島宗十郎の居場所を聞き出し、掃除婦に変装して京都の店に潜入。ついに父親を見つけた。しかし事件をもみ消したのは部下がやったことで、父親は何も知らなかった。
父親・輪島宗十郎によると
パイセンは13番目の愛人・早季絵の子供だった。
早季絵が生んだ子供を見てブサイクだと思い、「ひでえ野郎」という意味で秀郎と名付けた。
それ以来、疎遠に。すると早季絵は体を壊して亡くなった。ただ早季絵がパイセンを大事にしたいと言っていたので現在も金を送り続けているのだ。
「愛を知らない自分に生きる価値はない」とパイセンが絶望していると、父親は2番目の愛人の息子・玲夢にパイセンを殺させようとする。パイセンは土下座して謝罪して救われた。
■僕たちがやりました 8巻
「最高の自首」「パイセンが玲夢を殺す」
4人は自首することにした。しかし警察に行ってももみ消されるのでパイセンの全財産1億2000万円で最高の自首を計画する。やらなければ人生を前に進めないから。
トビオは蓮子と最後のデートで
「蓮子別れよう」
「ごめんもう一生逢いたくない」
と別れを告げた。
日曜日、「最高の自首」を決行する。
街宣車を運転して渋谷のスクランブル交差点の真ん中に停車。「自首します」という4人の写真とQRコードつきのチラシを渋谷の街にばらまく。チラシの裏には1万円札つき。
QRコードにアクセスすると、パイセンが事件の真相を話す動画が流れる仕組みだ。
そして4人は、集会が行われている代々木公園野外ステージに行き、マイクを奪って「僕たちがやりました」と宣言した。やった、これで自由だ。
と思ったのもつかの間、人混みにバンが突っ込んできて、中から動物マスクをかぶった4人の男がトビオたちをハンマーで殴り、拉致した。目覚めると車の中だった。パイセンが口座から1億2000万円引き出したので、尾行されていたのだ。
父親・輪島宗十郎はさすがに今回のことで怒り、パイセンを殺すよう指示が出た。トビオたちは、高校生3人が突然姿を消したらさすがにもみ消せないから、10数えるうちに全部忘れて逃げろといわれる。
まずマルが逃げた。そして伊佐美が。トビオは死ぬつもりできたから逃げない。
トビオは床にあった動物をマスクを運転手にかぶせ、車は横転。トビオもパイセンも無事だが、玲夢がパイセンを絞め殺そうとする。するとパイセンが奪ったナイフで玲夢を刺し殺した。パイセンは逮捕された。
■最終回ネタバレ!オチ・結末は?
■僕たちがやりました 9巻「10年後」
「最高の自首」が真相を告白した4人だが、輪島宗十郎が資産の7割を使って事件はもみ消された。パイセンとの血縁関係も抹消された。
真相告白動画も消され、錯乱状態の小坂秀郎(パイセン)に脅され騙され無実の高校生3人が無理やり手伝わされたというシナリオだ。
■10年後
27才になったトビオは、4人組アイドル「バックトゥザフューチャーズ」のマネージャーをしていた。もうすぐ結婚する夏っちゃんという彼女もいる。
蓮子とは完全に別れた。大好きだけど、人殺したことと蓮子を好きな気持ちを切り離すことができなくて。無理だった。
ある日、出所したパイセンからトビオに電話が。待ちあわせ場所に行くとマルと伊佐美もいた。パイセンは10年の刑期を終え、すっかりやせ細って別人になっていた。
マルは2リットル2800円もする「ミトコンドリア水」を売るネズミ講で年収3000万円を稼ぐ怪しいビジネスマンになっていた。
伊佐美は建設現場で働き、今宵と結婚して子供が2人。長男の明日男(トゥモロオ)と妹の翌朝(ネモ)だ。
■
トビオの彼女・夏っちゃんが妊娠した。
そのころ、高校生のワタルはヒーローになりたい夢がことごとく叶わず、最終手段で人殺しをして目立つことにした。ターゲットは偶然、トビオだった。
そして地下通路でトビオにナイフで切りかかると、トビオは怖がるどころか
「待ってたよ、殺せ。自殺したら負けだからいつかこんな日がくるのを待ってた」
「死ぬべき人間なんだよ俺は!殺せ」
と予想外の反応をしたのでワタルはビビッて逃げてしまった。
トビオと夏っちゃんが産婦人科に行くと、偶然、蓮子がいた。旦那もいた。
適当に雑談をしたあと別れるが、去り際に蓮子が
「よかった。生きてて。頑張ったね」
と言ってくれた。
トビオはたまらなくなり、唯一の理解者と思えるパイセンに連絡。パイセンは運送会社で働きながら、芸人を目指していた。人殺しでも、生きているから仕方ない。
トビオは
・10人殺したこと
・友達の彼女を抱いたこと
・一番好きな人をふったこと
色々なことに幸せでフタをして生きているので、自分がずるい人間だと感じて時々死にたくなるとパイセンに告白。
パイセンは、死にたくなるのは仕方ないし、人間はみんなずるいから、それよりもどんな人生を生きたいか考えようと励ましてくれた。
■
トビオが仕事中、産婦人科から無事子供が生まれたと電話があり、喜び急ぐ。幸せだ。すると信号で、車いすに乗った爆破事件の被害者から「あ・・・こいつ」と指をさされる。トビオは人違いだと言って逃げ出す。
すると今度は、市橋の亡霊が出現。「コングラッチネイション ホラ死ねよ 裏切り者が」と言ってナイフを差し出し、トビオは受け取ったナイフで自分の喉元を刺す。しかしそれは幻だった。
病院に到着し、トビオは夏っちゃんの手を握り、赤ん坊と対面。
そしてこう思った
『そこそこを生き抜こうと思う』
『ただそれでもいつかもし耐えきれない日がきたら、その時は』
『死ねばいいだけの話だろ』
■オチ
そして爆破事件の日のことを思い出す・・・。
パイセンが最後のスイッチを押す。
大爆発が起こる。
火だるまになったヤンキーたち。
驚く4人。
つぎの瞬間、トビオは笑っていた。
★終わり★
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