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天海祐希さん主演のSPドラマ「パディントン発4時50分」が3月24日に放送されるので、キャストとあらすじ、原作を読んで犯人と結末までのネタバレを紹介します。
「パディントン発4時50分」の原作はアガサクリスティさんの小説。探偵好きのミスマープル が、鋭い洞察力で事件を解決していく痛快ミステリー。
並走する列車の窓の向こうで目撃した殺人事件。消えた死体を家政婦ルーシーが探し出し、ミスマープルが犯人を見つけ出す。今回日本版にアレンジして天海祐希さんが初チェレンジです。
キャストとあらすじ、原作を読んで犯人と結末までのネタバレを紹介するので、SPドラマ「パディントン発4時50分」 に興味ある人参考になれば幸いです。
目次
●アガサクリスティ原作ドラマ「パディントン発4時50分」キャスト
主人公・天乃瞳子役は、舞台・ドラマ・映画と幅広く活躍する女優の天海祐希さんでアガサ・クリスティ作品は初。連続殺人の謎を紐解いていく天乃瞳子のセリフは膨大。「危機管理のプロにして名探偵」という新キャラを演じます。
■天乃親子
● 天乃瞳子(天海祐希50才)
(原作ミスマープル)
警視総監賞などいくつもの表彰された優秀な刑事だったが、ガン患者の旦那を看病するため退職した。旦那が死去後、腕を買われて民間企業の顧問に就任し、危機管理のプロとして20社の顧問先を抱えるやり手。
● 瞳子の義母:天乃雀(草笛光子84才)
長野県松本市で一人暮らし。「特急オリオン」に乗車中、並走する「寝台特急朝霧」内で男が女の首を絞めているのを目撃する。
■富沢家
● 父:富沢信介(西田敏行70才)
トミー製菓の会長で独善的で金にうるさい。自分の子供も信用しない。
● 長女:富沢恵子(原沙知絵39才)
父と同居。未婚。佐伯医師に好意を抱く。
● 執事の大山勝(嶋田久作)
■富沢家によく遊びに来る
● 小学生:木村元
● 元の母親:木村麗子(黒谷友香42才)
■時折出入りしている
● 主治医:佐伯慶一(石黒賢52才)
富沢会長の主治医で富沢邸に往診に訪れている。
● 次男:富沢哲次(鈴木浩介43才)
普段は八丈島に住む画家。
● 三男・晴三(新納慎也)
● 亡き次女の夫・古川晋(矢柴俊博)
■スーパー家政婦
● 中村彩(前田敦子26才)
(原作ルーシー)
国立大学卒業後、官庁を半年で退官し、なぜか家政婦に転身した。卓抜したスキルの持ち主で「スーパー家政婦」の異名をもつ。瞳子に依頼され、消えた死体を捜すため富沢邸に潜入する。
■警視庁
● 捜査一課:唐木警部(勝村政信54才)
瞳子の刑事時代の同僚。瞳子の負けん気の強さや有能さをよく知る人物。
● 捜査一課:鈴木刑事(桐山漣33才)
臆することなく瞳子に接するイマドキの若者。
● 山口参事官(橋爪功76才)
警察の体面を重んずるあまり、事件を捜査する瞳子をけん制する。
●アガサクリスティ原作ドラマ「パディントン発4時50分」あらすじ
あらすじはアガサクリスティの原作「パディントン発4時50分」をもとに、旭日小綬章受章のベテラン竹山洋さんが脚本を担当。緊迫感のある濃密なストーリー構成で、誰が真犯人なのか最後まで目が離せない展開が繰り広げられます。
ある日の午後、サングラス姿のひとりの女性が『寝台特急朝霧』に乗りこんだ。彼女の目的は、“消えた死体を捜す”こと――。
その女性の名は、天乃瞳子(天海祐希)。瞳子はかつて敏腕刑事だったが、がんを患った夫の看病のために退職。夫が他界した後、その優秀さを買われて危機管理のプロとなり、民間企業の顧問に就任していた。
実は3日前、瞳子の亡夫の母・天乃雀(草笛光子)が『特急オリオン』に乗っていたところ、並走していた『寝台特急朝霧』内で男が女性の首を絞めているのを目撃。雀はすぐさま車掌に通報したものの、彼は彼女が寝ぼけているものと思い込み、取り合わなかったのだ。その後、念のため地元警察が線路際を捜索したが、死体は見つからなかったという。
雀の訴えを聞いて憤慨した瞳子は、彼女の汚名を返上するため、警察を告発すると宣言。さっそく捜査に乗り出し、手がかりを探して同じ時刻の『寝台特急朝霧』に乗ったのだった。その動きを察知した唐木警部(勝村政信)や鈴木刑事(桐山漣)ら警察側がけん制してくるが、瞳子は意に介さない…。
瞳子は、犯人が女性を殺害した後、車内の窓を開けて死体を放り捨てたものと推理。死体が投げ込まれたのは、線路に隣接して広がるトミー製菓会長・富沢信介(西田敏行)邸の敷地の中だと思われた。
瞳子は、知人の家政婦・中村彩(前田敦子)に富沢邸に潜入するよう指示。屋敷には、ワンマンな信介のほか、長女の恵子(原沙知絵)、執事の大山勝(嶋田久作)が同居しており、時折、次男・哲次(鈴木浩介)、三男・晴三(新納慎也)、亡き次女の夫・古川晋(矢柴俊博)、信介の担当医の佐伯慶一(石黒賢)らが出入りしていた。
“スーパー家政婦”として名高い彩はすぐに富沢邸に雇われ、卓越したスキルで家事をこなしながら死体を捜しはじめるが、はたして消えた死体の行方は…!? さらなる殺人事件も起きる中、瞳子は事件の真相にたどり着くことができるのか…!?
あらすじ引用:http://www.tv-asahi.co.jp/agathachristie/
予告動画:
●アガサクリスティ原作ドラマ「パディントン発4時50分」原作読んでネタバレ 犯人や結末は?
アガサクリスティの原作小説「パディントン発4時50分」を読んだのでネタバレします。果たして犯人や結末は・・・?
まずはドラマと原作の登場人物の比較がこちら
■原作とドラマの登場人物【】内は原作キャラ
■天乃親子
天乃瞳子(天海祐希50才)【探偵好きのミス・マープル】
天乃雀(草笛光子84才)【ジェーンの友人エルスペス・マギリカディ】
■富沢家
● トミー製菓会長:富沢信介(西田敏行70才)【ルーサー・クラッケンソープ】
● 長女で独身:富沢恵子(原沙知絵39才)【長女エマ】
● 執事の大山勝(嶋田久作)
▼富沢家によく遊びに来る
● 小学生:木村元【子供アレクサンダーと友達ジェイムス】
● 元の母親:木村麗子(黒谷友香42才)
▼時折出入りしている
● 主治医:佐伯慶一(石黒賢52才)【クインパー医師】
● 次男で画家:富沢哲次(鈴木浩介43才)【次男で画家のセドリック】
● 三男・晴三(新納慎也)【三男で金融系のハロルド】
● 亡き次女の夫・古川晋(矢柴俊博)【旦那ブライアン(嫁は次女イーディスで4年前に死去)】
● 【戦死した長男エドマンド】
● 【長男と結婚するはずだったマルティーヌ】
● 【四男アルフレッド】
● 【弁護士ウィンボーン】
▼ミス・マープルが送り込んだ
● 家政婦の中村彩(前田敦子26才)【家政婦ルーシー・アイルスパロウ】
■警察
● 警視庁捜査一課:唐木警部(勝村政信54才)【ロンドン警視庁のクラドック警部】
● 警視庁捜査一課:鈴木刑事(桐山漣33才)
● 山口参事官(橋爪功76才)
● 【地方警察署のベーコン警部】
● 【ウェザロル刑事】
■ネタバレ1.殺人を目撃
ロンドン。
エルスペス・マギリカディ婦人(天乃雀(草笛光子))はある日、パディントン発4時50分の汽車に乗車。すると並走した別の汽車の窓の向こうで、うしろ姿の男が、毛皮のコードを着た女性の首を絞めているのを目撃。すぐに車掌に通報したが信じてもらえなかった。
マギリカディ婦人が探偵好きのミス・マープル(天乃瞳子(天海祐希))にこのことを話した。ニュースでもこの殺人事件は報じられなかったので、警察に通報し、地元警察が捜査したが死体は発見されなかった。
■ネタバレ2.独自捜査
ミス・マープルは、マギリカディ婦人が乗ったパディントン発4時50分に実際に乗って消えた死体を捜すことにした。犯人は死体を車内に残さず、窓から放り投げたあと推測。死体が投げ込まれたのは、カーブで減速する地域にあるルーサー・クラッケンソープ(トミー製菓会長・富沢信介(西田敏行))邸の敷地の中だと思われた。
■ネタバレ3.家政婦が富沢邸に潜入
ミス・マープルは、スーパー家政婦ルーシー・アイルスパロウ(中村彩(前田敦子))に依頼し、富沢邸に雇われてもらい死体を探してもらうことにした。富沢邸にはケチなルーサー老人(富沢会長)と、独身の長女エマ(富沢恵子(原沙知絵))が住んでいた。
実家を出てる家族は
・次男で画家のセドリック(哲次(鈴木浩介))
・三男で金融系のハロルド(晴三(新納慎也))
・亡き次女女イーディスの旦那ブライアン(古川晋(矢柴俊博))
・四男アルフレッド
がいた。
またブライアンの子供アレクサンダーは休みの間はよく遊びに来ていた。
■ネタバレ4.消えた死体を発見
家政婦ルーシーは、家政婦としての仕事をしながら死体捜しを始めた。
そしてゴルフの練習をして、ボールを探すフリをして線路際の土手を捜索。するとメイク用のコンパクトと、毛皮の切れ端が見つかった。しかし死体はなかったのでどこかへ犯人が運んだのだろう。
家政婦ルーシーから報告を聞いたミスマープルは、犯人は計画的殺人だったと推測。殺してすぐに汽車がカーブにさしかかって死体を投げ出し、車で来て死体を運んだなんて、偶然にしては出来過ぎてるから。※車は屋敷の裏手から私道に入ったようだ。
その後、家政婦ルーシーはミスマープルの指示で小屋がないか捜す。するとアレクサンダー少年から長納屋の存在を知り、その中には石棺があった。
子供がいなくなったあと、石棺をバールでこじ開けると、女性の死体が入っていた。
■ネタバレ5.家族が全員集合
ルーシーの通報を受けて、警察はクラッケンソープ家(富沢家)の家族を全員集めて事情を聴いて回った。家政婦ルーシーはミスマープルの指示で死体を探したと正直に説明したが、警察はそのことは家族には話さずにいた。
死体は警察と一緒に家族全員で見た。小学生アレクサンダーも興味本位で見た。が誰も死体の身元を知る人はいなかった。
■ネタバレ6.遺産相続
クラッケンソープ家(富沢家)は遺産相続が原因で、ルーサー老人(富沢会長)はケチだし子供たちを信用していない。
ルーサー老人の父親は、製菓会社の事業で莫大な遺産を残したが、ビジネスでなく美術に関心を持った息子に遺産を相続しなかった。
ルーサー老人は毎月遺産から手当だけはあり生活には困らないが、遺産そのものに手をつけることができない。
遺産は、ルーサー老人が死んだら、子供たちは均等に相続されることになっている。だから子供たちは自分の死を願ってると思い込んでいる。
そして屋敷と広大な土地は、一番上の子供の子供が相続することになっていた。=現時点ではブライアンの子供で小学生のアレクサンダー。ほかはみな子供がいない。
■ネタバレ7.死体はマルティーヌ?
死体の女性はどうやらフランスからロンドンに来た若いフランス人だと判明。すると長女エマ(富沢恵子(原沙知絵))が、被害者は戦死した長男エドマンドがフランス人女性のマルティーヌではないかと気づいた。
長男エドマンドはマルティーヌと結婚すると手紙をよこしてきた直後に戦死した。その後マルティーヌからは何も連絡がなかったが、最近になって急にクラッケンソープ邸に来ると手紙があった。また差出人はマルティーヌ・クラッケンソープであり結婚の数日後にエドマンドが戦死したとわかった。
もしマルティーヌに子供がいたら、その子に遺産相続人の1人になり、屋敷と広大な土地も手に入れることになる。
しかし事件の前に「用事が出来て行けなくなった」と手紙が来たっきり、音信普通になっていた。
警察のクラドック警部(唐木警部(勝村政信))はミスマープルにも話を聞き、汽車から死体を投げたという推理に同感するが、死体が見つかった長納屋は地元でも知られた場所である、カギの沖場所も知られていていたので、逢瀬した男女のもつれで起きた殺人という可能性もあると主張。
パリの警察にも連絡してあるので、死体の身元がわかるのは時間の問題だ。
■ネタバレ8.犯人の風体
ミスマープルが死体発見のことを知らせると、マギリカディ婦人は自分の見たことが本当だと証明されたので喜ぶ。
ミスマープルはマギリカディ婦人に犯人の風体を確認した。
・男は背が高く
・髪は黒っぽい
・背を向けてたので顔は見えない
■ネタバレ9.ルーシーがモテモテ
嫁が先に死んだルーサー老人、次男で画家のセドリック、四男アルフレッド、独身の3人はみなルーシーを気にいり結婚したがった。
■ネタバレ10.死体は誰?
死体の女性はバレエ団員のアナ・ストラヴィンスカに顔が似ていた。アナは事件前にフランスを出て、似ている女性が事件当日の汽車にのっていた。また、アナはイギリス人と結婚したそうだが、金持ちと付き合ったという嘘はしょっちゅう言っていた。
マルティーヌ・クラッケンソープという名前で予約されたホテルもなかった。
■ネタバレ11.三男と四男が容疑者に
三男で金融系のハロルドのアリバイを調べた結果、事件当日に汽車に乗ることが可能だったと判明。ハロルドは容疑者になった。
死体の女性は、ハロルドの愛人かもしれない。
四男アルフレッドはむかし小規模の不正にかかわり利益をあげていたことが判明したので、女性から証拠を握られ恐喝され、殺したかもしれない。
■ネタバレ12.四男アフルレッドが殺された
ある日、夕食のカレーをクラッケンソープの家族みんなで食べたら、体調が悪化した。
すぐクインパー医師(佐伯慶一(石黒賢))を呼んで診察してもらうと、ヒ素中毒だった。
そのヒ素で四男アフルレッドが死んだ。
■ネタバレ13.三男で金融系のハロルドが殺された
ハロルドが殺された。死因は毒入りの錠剤を飲んだことだった。
クインパー医師からと偽って送られた錠剤に毒が入っていたようだ。
■ネタバレ14.本物のマルティーヌ
死体の女性と思われたマルティーヌだが、生きていることが判明。しかも別の男性と結婚してサー・ロバート・ストッダート・ウェスト夫人となっていた。
となればマルティーヌから届いた手紙はいったい誰が書いたのか?クラドック警部はすっかりお手上げ状態。
しかしミスマープルは、手紙は海外から郵送したように手配することは可能だと指摘。手紙はマルティーヌが送ったのはなく、犯人からだったのだと。何者かがマルティーヌのフリをしていたのだ。
■ネタバレ15.犯人と結末ネタバレ
ミスマープルはとうとう犯人をネタバレする。
ミスマープルはマギリカディ婦人に協力を仰ぎ、クラッケンソープ邸に来てもらい、到着したらすぐトイレを借りるよう頼んだ。
1Fにクインパー医師も含め家族全員と警察を集め、お茶を始める。
ミスマープルは魚のサンドイッチを食べ、魚の骨が喉につまった演技をする。するとクインパー医師がピンセットを手に取って喉を覗き込んだ。
そのとき、家政婦ルーシーと一緒に部屋に入ってきたマギリカディ婦人が思わず声をあげた。
「あの人だわ」
「汽車に乗っていたあの男」
ミスマープルが反身になり、クインパー医師が喉元を押さえて彼女の頭を後ろに倒していた。マギリカディ婦人から見ると汽車の窓に見えた光景と一緒だったのだ。
犯人はクインパー医師だった。
殺人の目撃者だとネタバレすると、クインパー医師がミスマープルに襲い掛かったがセドリックが肩をつかんで制した。
こうしてクインパー医師はその場で逮捕された。
■犯人の動機ネタバレ
クインパー医師の犯行動機は、エマを自分に惚れさせて結婚し、遺産を手に入れることだった。分配遺産ととも、子供を作れば土地と建物が手に入る。
死体の女性はクインパー医師の嫁だった。何年も前から別居していたが、嫁は離婚に応じなかった。だから殺した。
マルティーヌのフリをして手紙を書いた犯人もクインパー医師。警察を騙すためエマに手紙のことを話すよう勧めた。
事件当日、「よりを戻そう」とロンドンで嫁と会う約束をして殺した。
アルフレッドとハロルドを殺した犯人もクインパー医師。動機は遺産をもっと欲しくなったから。2人が死ねば分配は増える。
誰かがルーサー老人を殺そうとしていると噂を流したあと、家族全員に少しだけヒ素を飲ませ、アルフレッドだけは致死量で殺した。
ハロルドにはあらかじめ錠剤はもう必要ないと連絡して予防線をはり、その後に毒入り錠剤を送って殺した。
★終わり。以上、アガサクリスティ原作ドラマ「パディントン発4時50分」原作読んで犯人や結末ネタバレでした。
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