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新川優愛さん主演のドラマ「いつまでも白い羽根」のキャスト相関図・あらすじと、原作小説を読んで最終回の結末までネタバレします。
ドラマ「いつまでも白い羽根」の原作は、藤岡陽子さんによる看護学校の現実がリアルに描かれた小説。
大学受験に失敗した木崎瑠美(新川優愛)は、すべり止めで合格した看護学校で仲間や患者たちと出会ったことで本気で看護師を目指す。さらに仲間との三角関係の恋や、復讐目的の1人もいて・・果たして仲間とともに看護師になれるのか
キャスト相関図・あらすじと、原作小説を読んで最終回の結末までネタバレするので、ドラマ「いつまでも白い羽根」に興味のある人は参考になったら幸いです。
目次
●ドラマ「いつまでも白い羽根」キャスト相関図
■キャスト相関図
■恵林医科大学付属病院看護専門学校
■生徒
経歴・個性・世代もバラバラ
● 木崎 瑠美(新川優愛)
大学受験に失敗し、すべり止めで合格した看護学校に仕方なく入学した。偶然出会った研修医の菱川拓海に初恋する。
● 山田 千夏(伊藤沙莉)
瑠美と同じ班で友達になる。不器用だけど看護師を志す気持ちは人一倍。幼馴染の瞬也のことが好き。
● 佐伯 典子(酒井美紀)
瑠美と同じ班。2人の子供を育てる主婦。
● 遠野 藤香(さとうほなみ)
13才の時に妹が手術ミスで死んだが、病院側を訴えることができずに両親は離婚して家庭崩壊。一流大学の法学部から看護学校に入学した目的は妹を死なせた執刀医への復習。研修医の菱川拓海から好意を抱かれる。
● 高村 楓(加弥乃)
● 風岡 ひより(堺小春)
● 横井 ちえ(真凛)
■先生
● 学長:番匠 光太郎(加藤雅也)
遠野藤香と因縁がある様子。
● 副校長:岸谷ゆり子(角替和枝)
● 担任:波多野みどり(宍戸美和公)
■瑠美の初恋相手
● 菱川 拓海(清原翔)
瑠美がオペ見学実習で出会った研修医。瑠美にとって大きな意味をもつ初恋相手。
■千夏の幼馴染
● 日野 瞬也(瀬戸利樹)
瑠美に好意を抱く。
● 瞬也の友人:柳田 正弘(深澤嵐)
■瑠美の家族
● 母:木崎 智子(榊原郁恵)
パートで働く。
● 父:信吾(春田純一)
失職後、引きこもり。
■千夏の家族
● 父:山田 健司(柳沢慎吾)
中華料理店を営む。
● 妹:山田美幸(八木優希)
●ドラマ「いつまでも白い羽根」あらすじ
■看護専門学校
都内にある看護専門学校。木崎瑠美(新川優愛)は、玄関脇のナイチンゲールの像を見上げ、背を向けて帰ろうとしたものの、思いとどまり校舎に入っていった。瑠美は元々看護師になりたかったわけではなく、大学受験に失敗し仕方なく看護専門学校に入学した。同級生は積極的に話しかけてくる山田千夏(伊藤沙莉)を始め、主婦でふたりの子供を持つ佐伯典子(酒井美紀)や一流大学の法学部を出ている遠野藤香(さとうほなみ)など経歴や個性だけでなく、世代もバラバラだった。
清拭、洗髪、ベッドメイク…たくさんの実習。不器用ながら看護師を志す気持ちだけは人一倍の千夏に、瑠美は居残り練習に付き合わされる毎日。
■千夏の幼馴染
ある日、千夏に強引に誘われ渋々参加した合コンで、瑠美は嫌味な発言を繰り返す女子大生にずばりと文句を言って場の空気を壊してしまう。千夏の幼馴染・瞬也(瀬戸利樹)はあっけにとられてそんな瑠美を見つめていた。その場を後にした瑠美に、千夏は「強い人といれば、自分も少しは強くなれそうな気がする」と嬉しそうに話す。一方、瑠美は千夏の瞬也への想いに何となく気づいていた。■瑠美の両親
瑠美が自宅に帰ると、そこにいるのはパート帰りの母・智子(榊原郁恵)と、失職したあげく部屋に引きこもる父・信吾(春田純一)の姿だった。■通りかかった研修医
瑠美たちは肺がんのオペ見学実習に臨む。初めて見る本物の手術に圧倒される瑠美たち。その時、いつも優秀で動じなさそうな遠野がその場に倒れてしまう。瑠美が藤香を外に連れ出すと、通りかかった研修医の菱川拓海(清原翔)が手を貸す。この時の出会いが、後に瑠美にとって大きな意味を持つことになるのだが…。■佐伯と波多野
瑠美や千夏からすれば、佐伯も不思議な存在と言えた。まだ子供が幼く手がかかる佐伯にとって、看護学校に通うのは相当に困難なはずだった。なぜそこまでして看護師を目指すのか?すでに出席日数が足りず、担任の波多野みどり(宍戸美和公)は校長の番匠光太郎(加藤雅也)に佐伯のことを報告。番匠は、看護師不足の折、主婦でもやる気があるなら看護師を目指してほしいという考えで、波多野には前向きなサポートを指示する。引き受けた波多野だったが、同世代の女性として、胸の奥では暗い気持ちが渦巻いていたのだ。そして、ある日の授業の後、事件が起こる。あらすじ引用:http://tokai-tv.com/shiroihane/story/
予告動画:
●ドラマ「いつまでも白い羽根」原作読んで最終回ネタバレ 結末は?
ドラマ「いつまでも白い羽根」の原作、藤岡陽子さんによる小説を読んだので、あらすじの続き、最終回までネタバレします。果たして結末は・・・
■瑠美
瑠美は5月病。看護学校に仕方なく行く。
人一倍元気な千夏は親から1人で生きていけるようにといわれ看護師を目指している。千夏は父と妹と
3人暮らしで、母は小学校2年のときに病気で死去していた。
遠野はとても美人だったが、いつも1人で深刻な表情をしている。
佐伯は子供がいるから、放課後練習に参加できるのは高知の実家の母が来て、子供の面倒を見てくれるときだけ。
■千夏に誘われ合コン
瑠美は千夏に強引に誘われ合コンに参加。相手の1人は千夏の幼馴染・瞬也で、女子は瑠美たちのほかに女子大生・原さとみがいた。
女子大生・原さとみは嫌味な発言で毒を吐き看護師をバカにするので、瑠美は一喝して空気を凍らし、瞬也はあっけにとられる。帰り道、瑠美は千夏に謝るが、千夏は「強い人といれば、自分も少しは強くなれそうな気がする」と逆に喜ぶのだった。
■6月の梅雨 肺がん患者の手術を見学
大学病院で手術室。肺がん患者の手術を見学するが、初めて見る本物の手術に瑠美たちは圧倒される。
するといつもクールな遠野がいきなり倒れた。瑠美が手術室の外に連れ出し、偶然居合わせた医学生が手を貸してくれた。
手術見学で具合を悪くした遠野のことが「何があった」と横井ちえを中心にクラスで話題になっていた。
横井ちえは、遠野が合コンで横井の彼氏に近づき、浮気させたと文句を言ってる。横井が合コンに誘ったとき遠野は初めは乗り気じゃかったが、相手がH大学の医者と知った途端に態度を変えたという。
■医学生・菱川拓海
夏休みを迎える時期には瑠美はかすかな自信をもつようになっていた。夏休み中、千夏は病院でバイトし、瑠美は大学の図書館で勉強し、お昼は一緒に弁当を食べたりした。
ある日、男子医学生が瑠美に話しかけてきた。瑠美は忘れていたが、手術見学の日に倒れた遠野のケアをしてくれた医学生だった。名前は菱川拓海で医大4年生だった。
菱川拓海はつまらなそうに見えた瑠美にF棟を案内した。近代建築の病院のなかで昔の建築のままなのがF棟で、学生たちの秘密の喫煙所になっている。菱川拓海は臓器の展示室を見せてくれた。
胎児の標本まであり、菱川拓海の好きな臓器は神秘的である子宮で、産婦人科医志望だった。
■佐伯典子
佐伯は子供を育てながら看護学校に通っていて、出席日数が足りず、担任の波多野みどりからネチネチと嫌味を言われた。千夏は、結婚して子供もいる佐伯のことを波多野がひがんでいると思った。
瑠美と千夏は佐伯の家に遊びに行って驚いた。何十坪もある広い敷地の一軒家でリビングは20畳もある金持ちだった。旦那は建築士。佐伯が看護師になる理由は、経済的にも精神的にも自立するためだという。
■菱川拓海とデート
瑠美は菱川拓海からデートに誘われた。車に乗ろうとしたとき、遠野が現れ瑠美に「茶色い封筒」を突然預けて去っていってしまう。
夏休みが終わり、千夏がバイトしてる埼玉のプールまでドライブデート。菱川拓海は医者を目指してるが実家は金持ちではなく、奨学金と離婚した父からの援助を受けて医大に通っていた。
デートが終わったあと瑠美は遠野の「茶色い封筒」の中身を見た。半裸の遠野と男の写真だった。男の顔はピンぼけしてた。
■2学期の初日
佐伯は5時間目の授業から遅れてやってきた。痩せて服装もラフでうつむいていた。
授業が始まると波多野は佐伯に「試験、受けられないって電話では聞いたけどどうするつもりなの」とわざとみんなの前で言った。佐伯は子供が入院していた。
瑠美は腹が立ち波多野にかみつくと、波多野は佐伯にあとで職員室に来るよう命じて教室を出て行った。
その後、遠野が「茶色い封筒」を返してくれと言ってきた。業者に頼んで撮らせた写真で、業者から直接受け取った直後に写真の男から呼び出されたので、やむを得ず瑠美に預けたという。
遠野は瑠美を、15才まで住んでいた、今は誰も住んでいない家に連れていった。とっくに売り渡され明日取り壊されるという。
瑠美の妹は心臓の病気で、12才のとき簡単だということで手術を受けたが死んでしまった。医師の言い訳は「避けられない状況だった」の繰り返し。弁護士と相談したが病院側を訴えることができず、ボロボロになった両親は離婚して家庭崩壊・・・。
遠野は医師が妹を死なせた翌日に楽しそうに笑っているのを目撃し、復讐を誓った。「茶色い封筒の写真」はゆすりの材料だった。医師から医師へ渡り歩いていき、妹を殺した医師を見つけ出すため。
■7「修了試験」
実技試験の内容は、ベッドメイキング・洗髪・全身の清拭・浣腸・足浴の5課題。どの課題を試験されるかは試験当日までわからない。
千夏の実技試験は浣腸。瑠美は洗髪。
試験の結果は、瑠美は2位、トップは遠野だった。千夏はギリギリ合格。
その後、千夏の幼馴染・日野瞬也が瑠美に会いにきた。瑠美は「千夏は瞬也くんのことが好きだと思う」と伝えたが、瞬也は千夏はいつも怒ってくるからそれはないと信じないで、連絡先を瑠美に渡した。
■2学期の最終日「クリスマス」
キャンドルサービスの行事で、看護学生全員で病棟を回った。千夏はサンタ役に抜擢され、サンタの衣装を着て患者ひとりひとりにメッセージカードを手渡してヘロヘト。でも小児病棟の子供たちは可愛かった。
瑠美はこのあと菱川拓海とデート。年末のジャズライブの練習を見学に行く。
千夏も幼馴染・日野瞬也たちの大学のサークルの打ち上げにいく。
しかし病院を出ようとすると、遠野が膝を抱えて座っていた。貧血で休んでいた。
そこに菱川拓海が瑠美を迎えにきて遠野に気付き手首で脈をはかると43しかない徐脈だとわかり、救急外来に連れていこうとすると遠野は嫌がり病院を出ていく。菱川拓海は遠野を追いかけて連れ帰るが、病院が嫌だというので、菱川拓海は瑠美も一緒に遠野を親族の鍼灸院に連れていった。
鍼灸師はお婆さんで、ついでに瑠美もみてもらった。遠野の体はひどい状態だったがお婆さんのおかげで良くなった。治療が終わり遠野が菱川拓海にありがとうとお礼を告げると、菱川拓海が遠野を好きになったことに瑠美は気付いた。
悲しくなった瑠美は菱川拓海に「利用されるだけだから遠野さんはやめたほうがいい」と、医師と寝てることや妹の復讐のことを話してしまう。
■臨床実習の患者「千田仙蔵」
2年目
冬が終わりまた春がきた。やめていった人も多く生徒はけっこう減った。
いよいよ臨床実習。緊張する。佐伯は全日程をこなせるか自信がない。
日野瞬也が、瑠美から返事がないのを待ちきれず千夏からメアドを聞いてメールしてきた。千夏からも「悪い奴じゃないのでよかったら返信してあげて」とメールがきた。瑠美は人の気持ちを考えるのが面倒でどちらにも返信しなかった。
瑠美たちの臨床実習は、消化器外科病棟。瑠美の患者は千田仙蔵さんで、これから1ヶ月の付き合いになる。気難しい性格で看護師たちも手を焼く存在。「うるさい出てけ」と言われてしまう。
臨床実習3周目。瑠美は千田仙蔵に慣れてきたが、肝臓が悪く日に日に容体は悪化していった。
瑠美が図書館で本を探してると菱川拓海とばったり会い、中華料理店での食事に連れて餃子が美味しかった。菱川拓海は遠野に時々会っていて彼女の話ばかりした。瑠美にとってこれほど辛いことはない。
千田仙蔵は「おれはもうする死ぬから」と言い、瑠美は医療現在の辛さを痛感する。菱川拓海のことでも辛い状況だ。そんなとき日野瞬也から「頑張って」とメールがきて瑠美は「また話を聞いてください」と返信した。
千田仙蔵は瑠美を信頼し、孫の野木裕太に花房チヨという女性を探して手紙を渡すよう頼んでほしいと言った。花房チヨは看護師をしていた母親の若い同僚で、千田仙蔵の子供を妊娠したが戦争を機に生き別れになる際、心無い言葉を浴びせてしまったことを後悔していた。
千夏は瑠美と日野瞬也を応援している。千夏は瑠美に気遣いされたら惨めだと思ってる。2人で抹茶ラテを食べに行くとき日野瞬也から連絡があり3人で会った。
日野瞬也に千田仙蔵のことを話すと、花房チヨを探そうということになった。日本赤十字社に記録があるはずだ。しかし日本赤十字社に行くと閉まっていた。
日野瞬也は瑠美に「付き合ってください」と告白。瑠美は嬉しいがまだ菱川拓海への気持ちがあるので友達からということになった。
千田仙蔵は食道静脈瘤が破裂して危篤になった。瑠美は医師から命じられて血圧を測るが、何も聞こえず心停止となり、死んだ。瑠美は涙があふれた。
瑠美は1か月後に千田仙蔵の孫の野木裕太に会うことができた。花房チヨはもう死んでいた。瑠美は野木裕太にあの手紙を渡して花房チヨの話もした。
■GW明け 佐伯が退学
GW明けからずっと休んでいる佐伯を千夏が心配し、瑠美と一緒に自宅に行った。なんと佐伯は旦那と離婚して子供を連れて家を出るため引っ越しの荷造り中だった。佐伯が看護学校に行った目的も実はシングルマザーで稼げるようになるためだった。
離婚の理由は、いつの間にか旦那が生活費を渡してくるだけで、佐伯と子供に関わらなくなっていたから。浮気はなかった。文句は何度も言ったが通じなかった。今後は苗字も旧姓の須賀になり、看護学校も退学する。
千夏は、佐伯はいつもニコニコしていたから幸せだと思っていた。
品川駅にいたとき、遠野からすぐ来てほしいと電話がある瑠美は断わるが、「助けて」といわれ瑠美は御成門の高級マンション21Fへ向かった。
部屋の主は瑠美の父くらいの年齢の男で遠野は「先生」と呼んでいた。奥さんに浮気がバレたから遠野は別れようとしたが、帰そうとせず逆上したので遠野は瑠美に助けを呼んでいた。
遠野を無事救出?した瑠美。
■菱川拓海にフラれる
遠野がタクシーを呼びに行ったが戻らないので、瑠美が1人で帰ろうとすると、同じように呼び出された菱川拓海が遅れてやってきて鉢合わせ。
瑠美は菱川拓海に誘われて東京タワーへ。菱川拓海が遠野とうまくいってないというので、瑠美は彼氏(日野瞬也)ができたと言ってやった。
夜景を見たあと瑠美は菱川拓海に「好きなの」と告白するが、ごめんと断られる。
■瑠美が「実習停止」処分
2年生の夏休みが終わり、また実習が始まった。佐伯はもういないが、辞めた人のことを気にしている余裕のある人はいない。
瑠美は、患者との良い関係や感謝される看護よりも、提出するレポート作成能力のほうが、看護の本質より勝る現状を実感していた。みんな必死なあまり険しい表情で心が荒んでいる気がする。
実習先は腎臓内科病棟。ところが瑠美はいきなり「実習停止」を言い渡された。なぜ?身に覚えがない。
「実習停止」の理由は、瑠美が千田仙蔵から手紙を託され、孫に渡したことだった。看護学生が家族関係に立ち入る権利があるのかと親族からクレームが入ったのだ。
それが理由で実習停止になるなら、瑠美はまぁいいやと受け入れた。実習停止中の期間は、ナイチンゲールの書き写しを命じられた。
瑠美の実習停止の件で、遠野は教師たちと揉めていた。患者がどの看護師よりも瑠美を信用して選んだことを怒鳴って訴えてくれていた。そんなに声を荒げる遠野を誰も見たことがないから驚いた。
また、佐伯からメールで飛行機に乗って東京を離れると連絡がきて、瑠美は羽田空港に最後の別れをしに行った。瑠美は以前、佐伯が波多野に攻撃されたとき、保身に必死で庇ってあげられなかったことを謝罪した。
佐伯は弱気になってる瑠美を励ましてくれた。
■千夏が退学
3年生に進級。実習ではさらに難易度の高い患者を受けもち、看護の質も求められるた。これまで以上に必死な日々が続き、あっという間に冬を迎えた。
1ヶ月半の実習が終わったら、あとは国家試験を待つだけだ。瑠美は患者の名前と顔を憶えている「千田仙蔵さん、柴木祐三さん、三木ささ江さん・・・」
実習は重症患者ばかりの小児病棟。瑠美の患者は八木友香ちゃん。8才だが幼稚園児に見えた。病気は脳腫瘍だった。
千夏はこの病院に就職せず、長野の病院に就職を決めた。その理由はホスピスに興味があったから。というのは建前で本音は、瑠美のことを話す日野瞬也から遠く離れたい。好きだからそばにいるのは辛い。
八木友香ちゃんは呼吸苦になり酸素マスクをつける。この状態だと体力のいる入浴は無理だ。そんなとき夜勤明けの看護師と話す機会があり、次に急変したときは悪化したときだと知る。
そんななか千夏が受け持っていた赤ちゃんが亡くなった。千夏は涙をこらえていた。「あんなに必死でやっていたのに」とつぶやくと夜勤看護師は「無力感との闘いよ、この仕事」と言った。
八木友香ちゃんの体調の変化が激しくなってCT検査を受けた。また、目が一時的に見えなくなった。瑠美は彼女が退院するまで会いに行くと約束した。
千夏が初めて実習を休んだ。翌日も休み、連絡が取れないまま最終日になった。
瑠美が千夏の埼玉の実家を訪ねると、日野瞬也が待機していたので、瑠美は「ごめんなさい。やっぱりメールはしない。友達としてしか好きになれない」と言った。
千夏が受け持った赤ちゃんは心臓が悪かったが、最近ウイルスに感染して時々呼吸停止になることがあった。それを看護記録に書いたら、患者の両親が読んだら一大事になるから訂正しろと命じられた。
千夏が訂正うぃ断ると、実習放棄とみなすと言われた。その場合、自主退学するしか道はない。千夏は正しいと思ったことを曲げたくない。患者に不利なことはしない。それをやったら罪悪感がなくなる。
千夏は自主退学すると決めた。瑠美は千夏が決めたことならと受け入れた。でも泣いた。
■最終回ネタバレ 遠野が退学
千夏退学の噂は学校に広まり、遠野は瑠美から看護記録訂正の件を知ると怒りで震えた。
遠野はみんなの前で先生に、千夏の看護記録訂正の件は本当なのか?患者のために正しい記録を書くことがなぜ実習放棄になるのか?と問い詰めた。すると先生は「他の生徒の迷惑になるからここで話すことではない」と反論し、あとで教員室に来るよう言い残し教室を出ていった。
遠野が退学した。菱川拓海は遠野を好きなので動揺する。引っ越しして新しい場所に行くとメールがあったという。菱川拓海は何年でも再会を待つと言ってるが・・・
■最終回ネタバレ 結末「卒業式」
3年に及ぶ苦労が実り卒業式だが、人数は入学時の6割にまで減った。瑠美は首席で卒業となったが、千夏・佐伯・遠野の姿もない。
遠野は退学した。千夏からはお祝いのメールが届いた。
菱川拓海も卒業を祝い瑠美の背中に「白い羽根が見える」と言った。
遠野は不幸な車の事故で1ヶ月前に死んだが、前日には瑠美にメールで「白は何色にも変わる。あなたはこのまま真っ白でいなさいよ」と送ってきていた。
運転手は遠野で、助手席には40代半ばの医師が乗っていた。警察は事故と心中の両方で捜査してる。(医師はきっと妹を死なせた執刀医で、これで復讐を果たしたのだろう。)
★終わり
以上、「いつまでも白い羽根」原作読んで最終回までネタバレでした。
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