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朝ドラ「半分、青い。」のノベライズを読んだので、最終回のあらすじネタバレを紹介します。最終回はいつなのか気になってる人も多いと思います。
「半分、青い。」のノベライズは、ドラマの脚本を手掛けた北川悦吏子さんによるもの。
あらすじは、スズメとリツがそれぞれ離婚後に再会し、スズメの母の病気をきっかけに始めた扇風機の開発ストーリーをメインに、東日本地震とその悲劇などが描かれます。そして気になるのはスズメとリツの結婚再婚ですが・・・
最終回がいつなのか、キャストをおさらいしたうえで、ノベライズの最終回あらすじネタバレをするので、「半分、青い。」に興味のある人は参考になったら幸いです。
目次
●2018朝ドラ「半分、青い。」最終回はいつ?
最終回放送日はいつかというと
2018年9月29日(土)予定です。
●2018朝ドラ「半分、青い。」最終回キャスト
■「半分、青い。」最終回キャスト
■楡野(にれの)家
つくし食堂
● スズメ(永野芽郁)
小3で左耳の聴力を病気で失った
● スズメの娘:カノ(山崎 莉里那)
スズメと涼次のひとり娘
● 母:ハル(松雪泰子)
がんを患ってる
● 父:ウタロウ(滝藤賢一)
● 弟:ソウタ(上村海成)
● 弟の嫁:サトコ(咲坂 実杏)
● ツマガリ(有田 哲平)
つくし堂に現れた謎の男。大手広告代理店から独立して会社「ヒットエンドラン」を起業し、いろいろ事業展開したが。
■萩尾(はぎお)家
由緒正しき写真館
● 幼なじみ:リツ(佐藤健)
● 母:ワコ(原田知世)
病死した
● 父:ヤイチ(谷原章介)
■スズメの漫画仲間
(オフィス・ティンカーベル時代の)
● ボクテ:藤堂誠(志尊淳)
人気漫画家になった
● ユーコ:小宮裕子(清野菜名)
漫画家は引退して実業家の旦那ヨージ(インテリアショップを経営)と結婚して仙台在住。息子がいる。
● 人気少女漫画家:秋風 羽織(豊川悦司)
鈴愛の漫画の師匠
■スズメの元旦那(映画監督)
● リョウジ(間宮 祥太朗)
バイトで出会ったスズメと結婚して娘(カノ)が生まれたが、映画監督の夢を選び離婚した。
■リツの元嫁と息子(大阪で暮らす)
● リツの元嫁:ヨリコ(石橋 静河)
● リツの息子:ツバサ(山城 琉飛)
●2018朝ドラ「半分、青い。」ノベライズ読んで最終回あらすじネタバレ1
■スズメとリツがそれぞれ離婚
スズメはリョウジと離婚後、1人娘カノを連れて岐阜に戻り、実家が経営する「つくし食堂」の2号店として祖父センキチが作る五平餅がメイン「センキチカフェ」を計画。しかし祖父センキチは五平餅の作り方をスズメに伝授したあと開店前に亡くなった。
リツは、スタンフォード大学と一緒にロボット開発するため、アメリカに3年間の赴任。妻子(ヨリコとツバサ)も一緒に行きましたが、海外での生活のストレスで家庭がうまくいかず、帰国直後に離婚。
さらに渡米中に起きたリーマンショックの影響で、勤務先の菱松電機が経営を見直しロボット部門を閉鎖してしまい、帰国後は予算管理など畑違いの仕事を任せられ、転職を考える。
■病気の母のため扇風機開発
東京でスズメとリツが再会。
スズメが、ガン患者の母ハルを想い「おかーちゃん、外の空気に触れられるとええな。そよ風の扇風機とかあったらよくない?」と言い、リツと一緒に扇風機を作ることにした。
リツは会社を辞めた退職金で「スパロウリズム」という会社を立ち上げた。会社名の由来は、スパロウ=スズメ、リズム=リツ から来ている。文字通りスズメとリツの会社だ。
まず扇風機の風を観察すると・・・
● 扇風機の風は強すぎて辛そう
● 自然のそよ風は気持ちよさそう
● 扇風機の風には渦がある
● 自然のそよ風には渦がない
● モーターにプロペラがついてるから渦ができる
● 扇風機の宿命である渦を覆すのが発明
そして「そよ風」を求めて研究・開発・・・
● 扇風機の風を一度壁にあてて、その風が柔らかいことを発見
● 後ろに付けたタライに風を送ってそよ風を作る試作品はいまいち
● 障害物に風を当てる方法ではなく、ほかの方法は?
↓
・速い風と遅い風を同時に送りぶつけあってそよ風を作るため羽根を二重に
● 花みたいな、つまり『二重構造の羽根』
● 内側の羽根と外側の羽根で速度を変えれば、渦を壊してくれるはず
↓
● ヤイチのレコードプレーヤーから、羽根の角度や大きさを調節するのではなく、回転数を変えればいいことに気づく
● 従来のACモーターはやめて、ゆっくり回転が可能な『DCブラシレスモーター』を採用する
開発を始めてから10か月後の2011年初頭、ついに試作品が完成した
■扇風機の試作品完成
2011年初頭、東京での『そよ風ファン』の開発が一段落してスズメは岐阜に帰った。
ガン患者の母ハルは少し体力が戻って、ヤイチの写真教室で写真を習ったり、ブッチャーの母親とも仲良しになったり、人生を楽しんでいて、スズメもほっとする。
スズメは家族に『そよ風ファン』の試作品完成写真を見てもらい、銀行も回ってるけどどこも相手にしてくれないから資金援助を頼む。しかし、つくし食堂はかつ丼が人気で繁盛してるものの両親は出資には慎重で、特に弟ソウタは一番冷静。岐阜県民は保守的なのだ。
※『そよ風ファン』のモデルはバルミューダ
2018年7月19日にNHKは「製品開発部分原案」にバルミューダ株式会社の寺尾玄社長を発表してます。バルミューダは、世界で初めてDCモーターを採用した、限りなく静かな扇風機『グリーンファン』を開発した会社です。値段も3万円だし、二重構造の羽根なので、『そよ風ファン』のモデルですね。
●2018朝ドラ「半分、青い。」ノベライズ読んで最終回あらすじネタバレ2
■試作品が盗まれる。犯人は…
スパロウリズムに出社するとリツが青い顔・・・なんと『そよ風ファン』の試作品が、データと特許申請書類と一緒に盗まれた。スズメはさも自分の発明にように息子シュウジロウに自慢していたツマガリが犯人だと直感。ツマガリの妹ケイコに連絡も兄が犯人だと思った。
ツマガリは広告代理店時代のツテをたどり、『そよ風ファン』の試作品を持って大手メーカーへ売り込みに行っていた。携帯にはさっきからケイコ・スズメ・リツから何度も着信が。
そのとき息子シュウジロウから電話をきっかけに思い直し、大手メーカーの担当者に、家庭用コンセントでは動作しない欠陥が見つかったと嘘をついて逃げるように帰った。
ツマガリはスズメとリツを返して土下座!結局プレゼンされなかったが、リツは大手メーカーの反応を気にしていた。
『そよ風ファン』は
● 価格が3万円前後になり扇風機としては高い
● コスト高の理由はDCブラシレスモーター。しかしこれがないと性能を出せない
リツは試作品を作るまで、退職金=スパロウリズムの資金を使い果たし、クレジットカードで借金もしていた。リツはツマガリに息子にこのことをバラさない代わりに販売を手伝うよう迫った。
そのときシュウジロウが現れ、ツマガリは『ヒットエンドラン』は潰れ、現在はカフェのバイトでラーメンを作っててかっこい悪いと告白。でもシュウジロウは「お父さんはかっこいい」と言ってくれて、ツマガリは『そよ風ファン』の販売強力を引き受けた。
■プレゼンの日に東日本大震災
スパロウリズムはとにかく資金が必要!投資家を集めてお披露目会をすることにした。場所はホテルではなくこのオフィスのカフェ。学校への郷愁と、扇風機への郷愁が重なるから。
プレゼン用の動画を元旦那リョウジに頼む。スズメは「(映画監督になって)リョウちゃん売れてよかったね」と自分を捨てた元旦那を許した。動画は短編映画みたいで素晴らしかった。
2011年3月11日
今日はプレゼンの日。スズメは青いワンピース、リツもツマガリも正装で臨み、投資家たちもたくさん来た。
しかし午後2時40分、東日本大震災が発生。プレゼンは途中に中断はあったが結果は成功で、投資家たちから申請もあった。『そよ風ファン』はツマガリの商品を頼んだことがある埼玉の岩堀の工場で作ることになった。
●2018朝ドラ「半分、青い。」ノベライズ読んで最終回あらすじネタバレ3
■東日本大震災でユーコの安否不明
『そよ風ファン』は順調だがスズメは落ち着かない。震災から3日たっても仙台のユーコと連絡が取れないから。秋風とボクテも心配して一緒に連絡を取り合った。旦那のヨージとは連絡ついたが、病院勤務だったユーコの安否はまだ・・・
カノは地震が収まって安心したら学校でお漏らししてしまい、それが原因がイジメが始まり、学校を休むようになった。カノがスズメに黙ってリョウジのところへ行ったりした。リョウジはスズメに復縁を求めたが、スズメは断る。カノはスズメがリツを好きなことを知ってる。
震災から1週間後、岩堀の工場は地震の影響で部品調達が難しく製造が遅れていた。ヨウジに協力してもらい海外の工場との交渉を進める。
ユーコの親代わりでもある秋風は仙台に行った。ユーコは秋風が弟子3人にあげた漫画の原稿を大事に持っていたという。秋風はいまユーコに見せるために今その続編を書いてる。
リツが資金集めにクラウドファンディングも始めたのを知ったリョウジは、スズメにフラれたことをリツに伝えた。
■東日本大震災でユーコが死んだ
ボクテから電話でユーコは死んでいたと連絡が。スズメはショックでやつれていき、リツに言われて岐阜に勝った。しばらくしてスズメは仙台へ行き、ヨーコの遺骨を抱きしめ泣いた。
ユーコの病院の人たちは、高台に逃げた人たちはみんな助かった。でもユーコは動けない患者に最後まで寄り添っていて、亡くなった。患者を置いて逃げることができなかったのだ。
ユーコは最後に携帯にメッセージを録音していた。
死ぬことを旦那と子供に謝り、人気漫画家になったボクテを応援。スズメには「生きろ。私の分まで生きてくれ、何かを成し遂げてくれ」と。そして大好きな曲、シーナ&ロケッツ「ユー・メイ・ドリーム」を歌った。そこでナースコールが鳴り録音は終わった。最後まで明るくふるまっていてユーコらしい。
スズメは東京に戻ると海へ行き「ユー・メイ・ドリーム」を口ずさみ、笑顔が戻った。
●2018朝ドラ「半分、青い。」ノベライズ読んで最終回あらすじネタバレ4【結末】
■扇風機の発売記念パーティー
スズメはスパロウリズムに戻り猛烈に働き始めた。「私の分まで生きてくれ、何かを成し遂げてくれ」というユーコの夢を叶えるために。
そしてついに『そよ風ファン』発売日が決定!
2011年7月7日七夕
発売に先駆け、つくし食堂で発売記念パーティーだ。扇風機を母ハルに披露して、風を浴びてもらうと、センキチたちが眠る場所に吹く風を思い出してくれた。
パーティーにはヤイチ、ブッチャー夫婦やキミカなど仲間たちが集まった。リツは東京で仕事があり夕方にくる予定だ。スズメは七夕のみんなの短冊に「リツを幸せにできますように」という願い事をそっと紛れさせた。
パーティーが始まる前に、地元新聞が取材にきた。記者は高校時代に明治村で一度デートしてフラれたコバヤンだった。
コバヤンから扇風機の名前を聞かれると、スズメはリツに電話して『そよ風ファン』はいまいちだから『マザー』にしようとリツに電話して、発売直前に名前を変えた。
『マザー』という名前なら、母に浴びてもらいたいという優しい風のイメージも伝わるし、母が昔うちわで仰いでくれたような優しい風のイメージもある。
今日は七夕、スズメとリツの誕生日でもある。
パーティーが終わったあと、リツはスズメに誕生日プレゼントを渡した。それは『音の綺麗に聞こえる傘』だった。高校卒業間近の日にスズメが「音の綺麗に聞こえる傘、リツ作ってよ」と言ったのをずっと覚えていたのだ。
その後、雨は降らなかったが、東京に帰る日に雨が降った。リツからもらった傘をさすと美しい音が聞こえた「雨のメロディーや」。スズメは雨音を聞きながら雲の合間の青空を見あげた。
★終わり
ユーコが亡くなってしまったのは悲劇でした・・・扇風機を諦めない展開にするのに必要なエピソードだったのかもしれません。
ノベライズの最終回はここで終わりです。2011年で終わりだし、スズメとリツの結婚・再婚が描かれていません。
■スズメとリツ結婚再婚は?
扇風機の開発中、働き詰めで会社で仮眠するリツに、スズメは身を寄せ2人は抱き合ってキスをしています。しかしスズメはリツとキスしたことに我ながら困惑。
扇風機の発売記念パーティーでは、スズメは短冊に「リツを幸せにできますように」と願い事してるし、リツは『音の綺麗に聞こえる傘』をスズメにプレゼントしています。
またリツは『自分がスズメより先に生まれた意味は、スズメを守ること』だと思ってて、『いま、スズメを守ることができる場所にいることが幸せだ』と思ってますが、でもスズメにこのことは言っていません。
NHKはノベライズとドラマの最終回について、「ノベライズはノベライズ。番組は番組で、次第に情報を出していきます。同じかどうかはお答え致しかねます」とコメントしているので、きっと結婚してハッピーエンドになると予想します!
お互い別の人と結婚して子供作ったり、スズメは漫画家の夢破れ、リツはロケット作る夢破れ、最後は扇風機を作って終わりだったり、なんだか支離滅裂な展開の印象もありますが、、結末はスズメとリツがようやく結婚するでしょう。
ドラマが始まった当初、約半世紀に渡りつかず離れずの微妙な距離をとり、お互いを見守り続けてきた2人が、扇風機作り始めたことがきっかけで公私共にパートナーとなっていく、とあったので結婚は間違いでしょう。
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