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木村佳乃さん主演土曜ナイトドラマ「あなたには渡さない」のキャスト相関図とあらすじ、原作小説を読んで最終回の結末あらすじネタバレを紹介します。
「あなたには渡さない」の原作は連城三紀彦さんによる、男女の修羅場の連続を描いた名作小説「隠れ菊」。壮絶な愛憎バトルはこれまでにも2度ドラマ化されています。
有名料亭の御曹司で板長の旬平(萩原聖人)と結婚した専業主婦の通子(木村佳乃)は、名女将といわれた義母の死から1年後、突然現れた旬平の愛人・多衣(水野美紀)に離婚届とともに「ご主人をいただきにまいりました」と告げられ、料亭が倒産寸前だとも知る羽目に。通子は多衣に6000万円を出資してもらい自ら女将となって料亭を立て直す。40代男女が繰り広げる濃厚なラブサスペンス。
キャスト相関図とあらすじ、原作小説を読んで最終回の結末あらすじネタバレするので、ドラマ「あなたには渡さない」に興味のある人は参考になればと思います
目次
●テレビ朝日ドラマ「あなたには渡さない」キャスト相関図
逆境に立たされながらも“一度突っ走り出すと振り返らない”気質を武器に、意外な方法でのし上がっていく主人公・上島通子を木村佳乃が熱演します。
また、したたかに他人の夫を奪い取る酒造会社の女社長・矢萩多衣を演じるのは水野美紀。多衣と6年にわたる不倫関係を続けた末に妻・通子との別れを決意する料亭の板長・上島旬平を萩原聖人が、さらに通子の兄の友人で密かに彼女への想いを抱えていた中堅建設会社社長・笠井芯太郎を田中哲司が演じます。
“大人の”俳優陣4名が、週末の夜を妖艶に彩り、皆さんを“大人の”濃厚世界に導きます――!
■キャスト相関図
■新生『花ずみ』
● 上島通子(木村佳乃)
料亭『花ずみ』の板長・旬平の嫁。20年前、お見合いで一目ぼれして旬平と結婚して専業主婦に。
しかし義母の死去1年後、いきなり矢萩多衣が旬平の愛人だと告げられ離婚。旬平との婚姻届をネタに多衣に6000万円を出資してもらい新生『花ずみ』の女将となる。
● 大学生の息子:上島一希(山本直寛)
実家を出てる。妹・優美の相談相手。
● 高校生の娘:上島優美(井本彩花)
両親の変化に気付き、母親に複雑な思いを抱く。
● 板前:矢場俊介(青柳翔)
旬平の元右腕で、新生『花ずみ』では通子を支える板前。
● 仲居:堀口八重(荻野目慶子)
キクが女将の頃からの仲居。新生『花ずみ』ではボランティアで働き店に尽くす。
■金沢の酒造会社『矢萩酒造』
料亭『花ずみ』の取引先
● 社長:矢萩多衣(水野美紀)
6年前から取引先の旬平と不倫関係。旬平の母の死後、通子に離婚を迫り、ある方法で一夜で入手した6000万円を渡す。
■倒産した有名料亭『花ずみ』
● 通子の旦那:上島旬平(萩原聖人)
父親の跡を継いで板長になるが父の死後は、女将=母親キクの下で働いた。しかし母の死後、急速に落ちぶれる店を立て直せず多額の負債を抱え倒産。借金から家族を守るため通子と離婚して多衣と一緒になるが、通子への思いを捨てられない。
■中堅建設会社「笠井総合建設」
● 社長:笠井芯太郎(田中哲司)
幼馴染の通子のことが好き。不器用な性格で陰ながら通子を助ける。
●テレビ朝日ドラマ「あなたには渡さない」1話あらすじ
有名料亭『花ずみ』の前に1台のタクシーが止まった。そこから出てきたのは、上島通子(木村佳乃)。彼女は20年前にこの料亭の板長で一人息子の旬平(萩原聖人)のもとに嫁いだが、経営には一切かかわらずに専業主婦として生活。その通子にとってこの場所を訪れたのは、結婚前にあいさつに来て以来、2度目だった。ある決意を固めた通子は、門の中に入っていく――。
その2日前。旬平から「金沢から酒造会社の社長が来るから、今から東京駅に迎えに行ってくれ」と言われた通子は、目印に一本の菊を持って東京駅へ。てっきり男性社長だと思って待っていた通子の前に現れたのは、着物姿の多衣(水野美紀)。多衣は通子を自身が泊まっているホテルのティーラウンジに誘うと、突然、亡くなった義母との思い出を語りだした。「仕事の息抜きに何度か金沢に来てくださって」と自分の知らない義母の姿を楽しそうに話す多衣に、戸惑う通子。そんな通子に多衣が勝ち誇った顔で言う。
「わたくし、ご主人をいただきにまいりました」――。
あらすじ引用:https://www.tv-asahi.co.jp/anawata/
予告動画:
●テレビ朝日ドラマ「あなたには渡さない」最終回あらすじネタバレ 結末は?
ドラマ「あなたには渡さない」の原作小説・連城三紀彦さんによる「隠れ菊」を読んだので、最終回あらすじネタバレします。果たして結末は・・
■ドラマにない原作のキャスト
● 小松食堂:秋葉の旦那
多衣の元旦那。病気で余命僅か。
● 小松食堂:秋葉安代と娘
● 大瀬建策
■最終回あらすじネタバレ
名女将と評判だった義母が亡くなり1年後、料亭「花ずみ」が倒産して、旬平の愛人・多衣が現れ、通子は多衣に6000万円を出資してもらい新生「花ずみ」を始めた。夫を奪いにきた女・多衣と商売の面でパートナーとなり、複雑な心境のまま商売に世界で戦いが始まった。
旬平が通子と離婚して多衣と再婚したのは、通子と子供たちのことを慮っての気遣いだった。ただ通子が求めていたのはそんな気遣いではなく、不倫を謝罪して、借金があっても俺についてきてくれと言ってほしかった。
義母の料亭の土地は政治家に世話になったものだった。その政治家は有名な画家に絵を書かせて義母にプレゼントしたことがあった。つまり義母は政治家の愛人だった。
さらに従業員の裏切り、痴話喧嘩の果ての殺人未遂など、様々な災難に見舞われ、汚職事件にも巻き込まれていく。
■汚職事件に巻き込まれた
通子に資金援助して陰ながら支えてくれた笠井が、ビル建設に伴う汚職事件で逮捕されてしまった。
週刊誌は、通子が笠井の愛人で汚職事件にも関わったのではと記事に書き、その影響で『花ずみ本店』の客足も遠ざかってしまった。
■旬平の居場所
おととし6月、旬平は多衣と離婚してアパートを出て、興味のあった元旦那を探して秋葉を見つけた。
秋葉は昔、金沢で多衣と結婚したが、離婚後10年以上会ってない。秋葉は離婚後、京都の料亭で働いたが芽が出ず、名古屋、静岡と転々してた末に、静岡の『小松食堂』に落ち着いた。いくらか貯金して安代と結婚したが、突然吐血して病気が発覚した。
秋葉は同じ女を愛して捨てられた旬平に運命的なものを感じ、店を手伝ってもらった。秋葉は旬平が通子を捨てたという気持ちではなく「通子に追い出された」気持ちでいると見抜いていた。
病気で死期を感じた秋葉は、自分の死後、妻子の生活のため旬平と結婚させたいと思うようになった。
■今年3月
『小松食堂』の秋葉の嫁・安代から通子に「旬平はそちらにいますか?」と電話がきた。旬平は嫁のところへ戻ると小松食堂を出て行ったからだ。
旬平は言わないが、通子のことを愛してると安代はわかってる。
■ニューヨーク
多衣は安代に連絡していて、通子の娘の優美にも連絡していたが、優美は通子のニューヨーク行きを悩む邪魔にならないよう黙っていた。通子が以前、新幹線で秋葉が病気だと話したとき、多衣は旬平が元旦那のもとにいると悟ったのだ。
通子は「勝浪」の大瀬から、「勝浪ニューヨーク支店」を普通のビジネスマンでも入れる家庭的な料理店に変える経営者として打診されていた。しかしそれは通子が「勝浪」の従業員になる意味でもあった。
通子はやはり自分の店で勝負したかった。週刊誌報道で「花ずみ本店」は傾いたが、通子は店を売って笠井に借金返済するのはやめよう、店をやり直そうと考え直した。
多衣の連絡先に電話すると旅館だったが、さっき訪ねてきた男性と出ていったばかりだった。旬平だろうか?
■秋葉
秋葉が病院を抜け出して通子に会いにきて、旬平と安代を結婚させたいと言ってくると思ったら、意外にも「旬平さんを許してやってください」と懇願してきた。
旬平は秋葉のもとで働いたことが楽しくて、顔つきもいい顔になっていた。『小松食堂』はローンが残ってるが秋葉が死ねば生命保険が下りるので、秋葉が心配してるのは1人でもやっていけそうな嫁のことではく旬平のことだった。
多衣が旬平の居場所を知ったのは、旬平が秋葉のもとで働き始めて間もなくのことだった。しかし多衣は旬平に会いにいかなったし、そのことを通子に隠していた。旬平の冷たい態度や、通子への義理もあったのだろう。
その後、多衣は矢場と男女関係になり、さらに笠井が逮捕される事件が起きてしまった。
■矢場が多衣と消えた
通子と優美の電話を偶然聞いて多衣の電話番号を知った矢場が姿を消した。「突然ですが店を辞めます」と電話がかかってきたとき背後に新幹線ホームの音が聞こえたので、多衣とどこかへ行ってしまったようだ。イケメンの矢場がいなくなれば客も減る。
■旬平が戻ってきた
矢場が消えたあと前田が見習いの板前を連れてきた。なんと旬平だった。前田はこうでもしないと意地っ張りな2人は会わないと思っての気遣いだった。
通子は旬平を3年間ずっと許していなかった。許そうと思ってもその都度、許せないことをするから。しかし今、旬平がやっと謝ったので通子は許した。
旬平は通子たちのアパートで一緒に暮らし始めた。が、娘の優美は、離婚も父の失踪もただの長い夫婦喧嘩だとしか思ってなかった。息子の一季は父と似てふーんと無表情で、通子は将来を心配した。
■家族の絆
通子は大瀬と取引した。2年前に通子を詐欺同然に騙して払わせた頭金5000万円を返すことを、旬平を「勝浪」に渡す交換条件にした。これで旬平の借金5000万円がチャラになる。
・「花ずみ支店」は「勝浪」に変わり、旬平はそこの従業員として働いてもらう。
・「勝浪ニューヨーク支店」には通子ではなく、ニューヨークに行きたがっていた優美が行く。
・「花ずみ本店」の板前は矢場を見つけて戻ってもらう。
・一季は矢場の下で朝、新しく始めるモーニングサービスを担当する。
これで旬平の借金5000万円はチャラになったが、まだ銀行と笠井からの借金1億円が残ってる。旬平と優美は「勝浪」で、通子と一季は「花ずみ本店」で、敵同士の店で働きながら借金返済していく。家族は2つに分かれるが、逆に絆が深まった。
■4月
「花ずみ支店」は再び暖簾を「勝浪」に戻して再オープンして活気づいた。
「花ずみ本店」は新しく始めた和食のモーニングサービスが好評。ランチも丼に変えたら好評で、夜の客足も増えてきた。さらに女性をターゲットにした安い割烹に模様替えしたらウケて、従来の中高年サラリーマンに加えて若い客層が増えた。
しかし矢場と多衣はまだ行方不明。
■4月下旬「通子と多衣に決着」
多衣から電話があり居場所を尋ねると「通子さんから一番遠いところ」と答えたので通子はピンときて、一番近い公衆電話に行くとやはり多衣がいた。
多衣は矢場の子供を妊娠してお腹が大きくなっていた。金沢でやり直そうとしたが結局静岡に戻ってきていた。矢場はうなぎ屋で働きながら子供の出産を楽しみにしていた。多衣は妊娠で太り以前の美しさを失っていたが、代わりに母親になる幸せを手に入れていた。
そんななか、保釈申請はしないと言っていた笠井がなぜか保釈され、自殺するのではないかと心配な多衣は「通子さんならあの人を救えると思います」と笠井を託した。1月に金沢を出てから多衣は笠井と一緒だったが、6000万円のゆくえを誤魔化すためだった。
多衣の説得で矢場も「花ずみ本店」に戻ってきた。
多衣と別れ際、通子は唇の形で「私、勝ったのよ」と言った。週刊誌の記事で、多衣を守るため通子は悪女を演じたことで勝った。3年前、どちらが旬平を掴むかの戦いは、どちらが自分を犠牲にできるかという不毛な戦いだった。
ただ見方を変えれば、多衣は母親になる小さな幸せをつかんだ。一方で通子はまだ商売の戦場に残っている。
■義母の絵
笠井からの連絡はなく忙しく日々は流れGW初日。通子と旬平は新幹線に乗る優美を見送った。そのとき通子は義母が遺した帯を優美に渡すつもりで忘れた。それを知った旬平は「もっといい菊を見せてあげる」と通子を湖畔のうなぎ屋に連れていく。
うなぎ屋の壁には、義母が政治家からプレゼントされた菊の絵が飾ってあった。義母は厳重に鎖で縛って湖に沈めたはずなのに、竹ごとはずれて浮かび上がってしまったからだった。
義母は犯罪(汚職事件)の証拠である菊の絵を沈めたときから、自分が築いた料亭を傾かせることに余生を注いだ。通子は、いま義母が華やかな笑顔を見せて死んだと感じ、涙がこぼれた。
通子の戦いは義母との戦いでもあったが、旬平が自分の意志で戻ってきたことでその戦いに勝った。通子は今度、義母とは別の、菊とは別の大輪の花を咲かせるため生きていく。
通子は帯を湖に沈めた。
■最終回の結末ネタバレ
笠井の逮捕は、社長の座を狙っていた専務の仕業だった。知事に金を渡すよう笠井にほのめかした一方で、密告して逮捕させた。
テレビのニュースでは笠井が建てた劇場の落成記念が報じられ、汚職事件を一掃してるようだったが、笠井の名前も顔も出ない。
多衣は陣痛でもうすぐ生まれそうだ。元旦那の秋葉が死にそうなとき、元嫁に新しい命が生まれるのは何かの縁だろうか。
「花みず本店」には週刊誌の報道で来なくなった野沢社長が戻ってきた。週刊誌に踊らされるなと「鶴」で説教されて、支社の連中を連れてきてくれた。
店がにぎわうなか笠井から電話があったが明るい声だったの通子は安心した。
しかし翌朝、通子は悪夢で目が覚めた。帯を沈めた湖の底に自分が引き込まれる夢。旬平によると『笠井さん、道連れは嫌だ』と叫んでいた。
通子は昨日の笠井の元気な声は、笠井の最後の虚勢なのかもしれないと思い、「ともかく行けよ、笠井さんが死んだらお前絶対後悔する」と旬平に後押しされて、通子は仙台に向かった。
もし通子が笠井と浮気しても、旬平は「それだと俺の過去がうまくご破算になる」と、通子を送り出した。
通子が走りだしたあと、旬平が電話で「そうか・・・」とつぶやくのが聞こえたが、通子は走るのをやめなかった。
★以上、最終回の結末あらすじネタバレ結末でした。
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