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山口紗弥加さん主演ドラマ『絶対正義』のキャストと、原作を読んだので最終回結末までのあらすじネタバレをします。犯人と黒幕が怖いホラーでした。
『絶対正義』の原作は、読んだあとい嫌な気分になる「イヤミス小説」が話題の秋吉理香子さんによる小説。
高規範子は罪を許さず裁く正義のヒーロー。高校時代の4人の友人(西山由美子、理穂・ウィリアムス、石森麗華、今村和樹)と再会したことが、絶望的な破綻へのカウントダウンとなる物語。ラスト、謎の招待状の差出人、殺人の犯人と黒幕にゾっとする。
原作を読んだので最終回結末までのあらすじネタバレするので、ドラマ『絶対正義』に興味ある人や、テレビで見るほどではないけど内容は知っておきたいという人は参考になれば幸いです。
目次
●ドラマ「絶対正義」キャスト 田中みな実が不倫役
主演の山口紗弥加さんはヒットドラマ『ブラックスキャンダル』に続いてのドラマ主演となり、法を犯すものを許さない絶対正義の女・高規範子を演じます。
また、フリーアナウンサー田中みな実さんは連続ドラマデビューとなり、不倫をする女優を演じます。
■「絶対正義」キャスト
● 高規範子(山口紗弥加)
絶対正義の女。罪を徹底的に憎む。法的に正しいか、正しくないかで物事を判断して他人の不正をただす。正義の権化であり正義のサイボーグ。
● 西山由美子(美村里江)
平凡で貧しい主婦。夫がリストラされアルバイトを掛け持ちしながら子育てに追われている。
● 理穂ウイリアムズ(片瀬那奈)
外国人の夫とインターナショナルスクールを経営するが子供ができず不妊治療中。
● 石森麗華(田中みな実)
子役タレントから女優に転身するが、妻子ある男性と不倫関係になる。
● 今村和樹(桜井ユキ)
大手の出版社を退職したばかりで、ノンフィクション作家として成功を目指す。
●ドラマ「絶対正義」秋吉理香子の小説読んで最終回あらすじネタバレ 結末は?
ドラマ「絶対正義」の原作、秋吉理香子さんの小説を読んだので、最終回までのあらすじネタバレします。果たして結末は・・・
■範子は高校時代、正義のヒーロー
範子は高校時代、成績優秀で模範生徒なだけでなく、間違った人間を裁く正義のヒーローだった。
範子・由美子・理穂・麗香・和樹の5人は仲良し5人組だった。
和樹がバスで痴漢にあったときは、範子が痴漢を捕まえて和樹を助けた。
一方で、授業中に女子生徒が回している手紙を先生に告げ口し、しかもクラス全員の前で手紙を読んだ。また、スカートの裾の長さの抜き打ち検査のときには、範子は風紀委員に和樹の違反を言いつけた。
そして文化祭で決定的な事件。
先生が見逃した男子の喫煙を、範子は警察に通報。駆けつけた警官も大事にならないよう見逃すと、範子は教育委員会とマスコミに報告して新聞沙汰になってしまった。先生はクビになり、校長と教頭も辞職。男子生徒は停学処分になり部活も全国大会出場権を失った。警官も懲戒処分となった。
それ以来、範子の監視に怯えて校則違反が無くなった。
由美子・理穂・麗香・和樹の4人は、範子は常に正しいし、自分たちを助けてくれた親友と思っていたが、高校卒業後の再会で友人関係は崩れていく。
■範子と今村和樹
今村和樹(桜井ユキ)は、大手の出版社を退職したばかり。ノンフィクション作家として成功したいと、焦りを感じていた。
高校卒業後、和樹は大手出版社に就職し『忘れられた事件シリーズ』の担当として、法で裁かれない犯人たちの悪事を暴いき、さらに上を目指してフリーのノンフィクション作家となったのだ。
一方、5人のランチ会で領収書をもらうと脱税を指摘する範子を嫌いになっていくが、脅迫電話の犯人を範子が見つけたことで範子を見直す。
そんななか忘れられた事件のひとつ『1億円のヤミ献金事件』について和樹が書いた本が、ノンフィクション賞にノミネートされた。単独犯と思われた秘書が黒幕は山本議員だと明かしたことで、山本議員は政治生命を絶たれた。
すると範子が和樹の不正を見つけ追求する。不明だった秘書の連絡先は、風〇嬢の元嫁に子供の親権を取り戻せる可能性がないと知りながら、裁判での申し立てを勧めて、代わりに元夫の連絡先を教えてもらっていたのだ。
範子はこのことを元嫁と賞の事務所に通報しようとした。
通報されたら和樹はライター人生が終わる・・・
■範子と西山由美子
西山由美子(美村里江)は、夫がリストラされアルバイトを掛け持ちしながら子育てに追われていた。
短大を卒業後、由美子は冬に廃屋のホームレスを見て可愛そうに思った。それを聞いた範子はホームレスの不法侵入を役所に通報。役所の担当が見逃していたことを知ると地主に連絡し、役所の担当は厳重注意処分になった。ホームレスは廃屋を追い出され、河川敷で凍死してしまった。
由美子は就職した文具メーカーで出会った優しい旦那と結婚したが、家での旦那は亭主関白で、妊娠中つわりでツライのに、旦那は由美子に料理・掃除・洗濯をやらせた。
次男が生まれたあと旦那はリストラされ、自信を失い働かなくなった。しかもビールを飲むため勝手に50万円借金もしていた。
そんなとき範子と再会して事情を話すと、法律を引き合いに出して旦那に働くよう説得した結果、セールスの仕事始めてくれた。
しかし仕事が順調だったはずの旦那は、実は会社を辞めていて200万円借金して生活費を納めていたと判明。
夫婦喧嘩が絶えなくなり子供たちはストレスで病気になったので、由美子は子供たちを連れて別居した。
すると範子が、離婚する権利は夫婦両方にあるという理由で別居先を旦那に言いつけた。さらに、借金は生活費に充てていたから離婚の理由にならず、範子は同居の義務を放棄していると指摘した。
由美子が離婚調停を始めると、範子は慰謝料・親権・養育費を請求できることを旦那に教えた。さらに夫婦喧嘩のはずみで範子が子供に怪我させたことを『虐待』、由美子が逆上すると『情緒不安定』といい、裁判では旦那の証人になると言い出した。
このままでは範子のせいで最低の旦那に子供を取られていまう・・・これが範子を殺した動機。
■範子と理穂・ウィリアムス
理穂・ウィリアムス(片瀬那奈)は、外国人の夫とインターナショナルスクールを経営。子宝に恵まれることを望んでいた。
高校時代、理穂は範子に助けられた。修学旅行の集金袋を盗んだ犯人扱いされたが、範子が学校中に聞き込みを徹底して真犯人を見つけてくれた。
高校卒業後、実家が貧しくアメリカに憧れていた理穂はハーバード大学に進学してMBAを取得。外国人の夫と出会い、日本でインターナショナルスクールを経営して金持ちになった。
しかし子供が出来ず、不妊治療・体外受精を続ける。外国人の夫はドナーからの卵子提供や養子を勧めるが、理穂は自分のDNAを持つ子供を自分で産みたいから反対だった。
ある日、経理のイタリア人が金庫の現金を持ち逃げした事件が起きて、理穂は信用できる範子を新な経理として雇った。すると範子は生徒の保護者や理穂の夫から信頼される一方で、些細なことでスタッフを犯罪者扱いしていき、理穂は範子を嫌っていく。
そんななか夫から頼まれた範子は卵子のドナーをOKする。反対する理穂を夫は軽蔑した。
このままでは大嫌いな範子のDNAを持つ子供を産むことになってしまう・・・これが範子を殺した動機。
■範子と石森麗香ス
石森麗香(田中みな実)は、子役タレントから女優に。独身だが、妻子ある男性と不倫関係にあった。
麗香は高校時代、範子に救われた。同い年の彼氏の子供を妊娠して悩んだとき「中絶は間違ってない」と安心させてくれた。
高校卒業後 映画が成功して新人女優賞を受賞し、20代を謳歌した。
女優として開花したきっかけになったディレクターと不倫関係になった。彼の嫁はくも膜下出血で入院中でずっと昏睡状態にある。
嫁の両親も不倫関係を認めていて、娘は昏睡状態なのでディレクターが気の毒だから、麗香と再婚してほしいと願っている。ただ子供がまだ小さいから悪影響を与えないため、子供が大きくなったら再婚すると約束している。
すると範子が不倫がバラそうとした。バレたら麗香の女優人生もディレクターも仕事も終わってしまう・・・これが範子を殺した動機。
■範子を殺した
追い詰められていた4人(由美子・理穂・麗香・和樹)は、範子の車を麗香が運転して5人で乗ってるとき、0.5kmのスピード違反にうるさい範子にキレて殺した。
まず由美子が首をしめた
和樹と理穂が押さえつけた
まだ息があって逃げた範子を、麗香が車ではねてトドメをさした。死体はトランクに入れて車は崖から落として殺人を隠蔽し、4人で口裏をあわせた。
■現在、招待状の送り主は誰?
範子を殺してから5年後の現在、犯人の4人(由美子・理穂・麗香・和樹)に『5年ぶりに語らいましょう』と招待状が届いた。封筒の色は範子の好きなリンドウの薄紫色。その花言葉は『正義』だ。
恐る恐る会場に行くと、範子そっくりの中学3年生の娘の律子がいた。行方不明扱いだった範子の遺体が見つかり、事故として処理されたと言われ、4人は歓喜に包まれた。殺人の隠蔽は完全に成功したのだ。
範子は毎年遺書を更新していていて、自分が死んだら葬儀の代わりに楽しいパーティーをしてほしいと書いたあったので『思い出の会』を開催した。つまり招待状の送り主は律子。
他にも出席者はたくさんいて、4人は安心してパーティーを楽しんだ。
ところがパーティーの最中、4人が範子を殺した映像が公開された。範子の車には、車内と車外を同時録画できるルームミラー型ドライブレコーダーが装着されていたのだ。映像を見た出席者たちの悲鳴が鳴り響いた。
■最終回。犯人4人の結末ネタバレ
犯人4人は逮捕され、律子と面会して謝罪するが、範子殺しを感謝してる律子は笑いをこらえる。
実は律子も4人と同じように範子の絶対正義に苦しめられて育った。
校則を厳守させられ、放課後の寄り道も買い食いもコンサートも禁止、自宅ではカメラで監視された。いつしか律子は母から逃れることだけ考えるようになり、殺し方を考えた。
そんななか範子が友達と山梨にランチ会に行くことになったので、慣れない運転で山道で事故を起こすと期待して、野生のリンドウの写真を撮ってきてと頼んだ。
・・・4人のおかげでその夢は叶った。律子は中学に上がると放課後に友達と遊んで青春を謳歌した。
だから犯人4人を恨んでないし、むしろ感謝してる。
しかし4人は殺人を犯してのうのうと暮らしていたので、律子の中の正義感が強まった。徹底的に罪を暴き裁いてやると思い『思い出の会』を計画した。4人にだけあえて思わせぶりな招待状を送って震え上がらせ、大勢の前に映像を流して公開処刑した。
律子が思わず微笑んだので4人は黒幕は律子だと察した。
犯行は計画的でなく突発的だったから死刑にはならない。
・麗香が車ではねてしまい(過失運転致死)
・由美子が首をしめた(殺人未遂)
・和樹と理穂が押さえつけた(暴行幇助)
・全員に共通するのは死体遺棄容疑
律子は4人に、出所してもずっと見張ってると告げた。
■最終回結末ネタバレ 絶対正義の理由
範子は母親に厳しく育てられた。
中学時代のある日、範子が門限をやぶり、探しに出かけた母親は飲酒運転の車にはねられ死んだ。
それ以降、罪を徹底的に憎み正義をふりかざすようになった。
範子も律子と同じように母親の正義に苦しめられた結果、罪を犯さない方法で自分の母親を殺したのだ。
そうして母にとって正義は快感となった。
範子の排除に成功した律子も、同じように正義に目覚め、殺人を犯して逃げていた4人を裁く。
<正義は素晴らしい>
★以上、原作小説を読んで最終回あらすじネタバレ結末でした。
律子は範子そっくりの外見なので、範子役の山口紗弥加さんが母娘2役を演じると予想します。
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