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亀梨和也さん二階堂ふみさん主演ドラマ「ストロベリーナイトサーガ」が放送されるので、前作ドラマ「ストロベリーナイト」の原作小説を読んで犯人・結末ネタバレし、その違いに迫ってみます。
前作ドラマ「ストロベリーナイト」の原作小説は、誉田哲也さんの人気作「姫川シリーズ」の第一作目。2010年にSPドラマ化されたのを機に、3度のSPドラマ、キャストに竹内結子さんを迎え連続ドラマ化、映画化されています。
「ストロベリーナイト」の意味はイチゴの夜。それだけ聞くと可愛いですが、ネタバレ知るととっても怖い意味となります。
前作ドラマ「ストロベリーナイト」の原作小説を読んで犯人・結末ネタバレし、その違いに迫ってみるので、「ストロベリーナイトサーガ」に興味ある人は参考になったら幸いです。
目次
●「ストロベリーナイトサーガ」前作の原作小説の登場人物
前作「ストロベリーナイト」原作小説の登場人物はこちらです。
■警察
● 姫川玲子
● 大塚刑事
● 本部長の息子・北見
● ベテラン勝俣刑事
■裏社会
● 情報屋・辰巳
■深沢兄妹
● 深沢康之
● 深沢ユカリ
■ストロベリーナイト
●被害者:営業マン金原太一
●被害者:広告マン滑川
●犯人?:エフ
●「ストロベリーナイトサーガ」前作の原作小説読んでネタバレ 犯人・結末が衝撃!
「ストロベリーナイトサーガ」の前作、「ストロベリーナイト」の原作小説読んで犯人・結末までネタバレです。
■ネタバレ1. 溜め池近くの植え込みで死体発見
溜め池近くの植え込みで、ビニールシートに包まれた男の惨殺死体が発見された。
被害者の名前は営業マン金原太一。恨まれるような人物ではなかった。
捜査中、植え込みの向こうにある釣り堀に「遊泳禁止」の看板が立っていて、玲子は以前に監察医と食事したとき聞いた、以前ネグレリアフォーレリに感染した死体があると聞いたのを想い出した。その死体は深沢康之という名前だった。
ちなみに深沢康之は自宅に放火して、薬のやりすぎで死んだ両親の遺体を焼き、保護観察中だった。
玲子は仮説を立てた。
犯人は複数犯で、深沢康之は死体を水中遺棄する担当であり、釣り堀に入ったがネグレリアフォーレリに感染してしまい、仕方なく近くの植え込みに遺棄し、その後に病死した。ということは釣り堀には他にも死体が遺棄されてるかも?
■ネタバレ2. 溜め池の釣り堀で死体「ストロベリーナイト」とは?
玲子の仮設に基づいて釣り堀を探すと、ビニールシートに包まれた死体が出てきた。身元は広告マン滑川だと判明。
玲子が率いるチームの一員で、警視庁第三方面本部長の息子で研修中の北見とコンビを組む大塚刑事は、滑川は学生時代の親友・田代から、ネットの掲示板にある殺人ショー「ストロベリーナイト」の存在を知る。
金原と滑川は殺人ショー「ストロベリーナイト(苺の夜)」に参加して殺されたようだ。
ショーは毎月第二日曜に開催され、殺されるのは観客の中から選ばれた人間。サイトは限られた数時間しか閲覧できない。大塚が説明しても、捜査本部は都市伝だとして捜査対象にしなかった。
■ネタバレ3. 大塚刑事が殺された
大塚刑事は北見と池袋の繁華街を捜査して「ストロベリーナイト」が行われた場所を探し、大塚はストリップ劇場「さくらハウス」が広告を出さなくなってることを気付いた。
そして大塚は北見に断って単独行動に出る。
違法捜査だとわかってるが裏社会の情報屋・辰巳に、ネットの掲示板に書き込みしたハンドルネーム「ダンベルディ」ら8人の本名と住所の特定を24万円で頼んだ。
後日、辰巳は調査結果の封筒を渡すとき「深い入りするな」と大塚に忠告。そのあと大塚は北見と合流場所の元ライブハウスの空き家へ入るが中は真っ暗で、頭を殴られ封筒を奪われたすえ、撃たれて殺された。
北見は1人で署に戻ってきて、相方の大塚が単独行動をとったきりはぐれたと報告して玲子に叱られるが、直後に大塚殉職の知らせを受け玲子たちは大ショック。
一方、戸田公園のボート練習場でまたビニールシートに包まれた死体が9体も見つかった。
■ネタバレ4.【勝俣刑事の捜査】犯人はエフ?
辰巳が玲子あてに署に電話するも不在で、大塚は24万円をATMで引き出していたこともありベテラン勝俣刑事は辰巳が情報屋だと気付く。
勝俣刑事は劇団員に玲子を演じさせて電話で辰巳を騙しと会う。辰巳は昨日、部屋にあるPCを全て壊されていた。
辰巳によると「ストロベリーナイト」はヤ〇ザも手を引いたほどで、黒幕は警察関係者だと思われていた。
勝俣刑事が大塚刑事が頼んでいた情報50万円で買い取り、封筒の中身を見ると「ダンベルディ」の正体は、「ストロベリーナイト」のことを大塚に話した滑川の親友・田代だと知る。
勝俣刑事が問い詰めると田代はビビッて白状した。
はじめ田代は冗談で「参加する」ボタンをクリックしたが、住所を教えてないのに自宅に郵便物が届き、個人情報が全てバレていて殺される恐怖を覚え、殺人ショーを見に行くしかなかった。しかしやがて自分から見たく思いハマっていった。
「ストロベリーナイト」の会場は真っ暗だし犯人たちは名前を言わなかったが、田代は実行犯が「エフ」と呼ばれてるのを聴いていた。Fの頭文字は深沢康之だが大分前にすでに死んでる。深沢にはユカリという妹がいるが、しかし写真のエフの体つきは女ではなく痩せた男だった。エフは誰なんだ?
深沢ユカリは重度の精神病患者で入院中。ユカリは義理の父親に酷い虐待とレ〇プに遭い、それが原因で多重人格になっていた。
だが、時々病院を抜け出していたことが判明。勝俣刑事はユカリがエフで間違いないと確信する。
■ネタバレ5. 黒幕は北見
単独捜査中の大塚刑事を殺した犯人を追い、殺人ショー「ストロベリーナイト」に使われた場所探しでショーパブと不動産をまわるが収穫なし。
そして玲子は北見とともに、北見が大塚刑事と行く予定だったという建設中マンションへ向かった。
そこで玲子が北見に大学時代ボート部だったか尋ねると目つきが豹変し、北見は玲子めがけて銃を撃ち、耳をかすめた。その銃は大塚刑事を撃った銃と一致している。
黒幕は北見だった。警視庁第三方面本部長の息子で、皮肉にも事件の捜査本部がある亀有署で研修中の若者・北見が黒幕だったのだ。
北見は玲子に手錠をはめ銃で脅し、エフを呼び出した。
実行犯が男だと思っていた玲子は、エフがガリガリの深沢ユカリだと知り驚く。
■ネタバレ6. エフ=深沢ユカリの壮絶な生い立ち
ユカリは子供のころ母親が再婚した父親から酷い虐待とレ〇プに遭っていた。父親も母親も薬漬けだった。
ある日、いつものように襲ってきた父親の喉をカッターナイフでさいて殺した。薬をきめていた母親も殺した。これで解放される。
帰宅した兄は妹を守るため、家に放火して両親の遺体を焼いて殺人の証拠を消した。
ユカリは精神病で入院し、兄はマジメに働き妹の入院費を稼ぎながら、兄妹は別々に暮らした。
ユカリはレ〇プされた経験から女であることを嫌い、自ら刃物で、胸・尻・腿の肉を切り取り、痩せた男のような体型になった。
ユカリは新宿でギャングの友達ができた。仲良くなったマコはユカリに新しく「エフ」と名付けてくれた。
しかしある日マコはレ〇プされて死んだ。ユカリは犯人の大学生3人組を見つけてカッターナイフで喉を割いて殺した。1人は逃げて行った、1人はその場に残っていた。それが北見だった。
■ネタバレ7. 北見が「ストロベリーナイト」を始めた理由がヤバイ
北見は学生時代に殺人以外のあらゆる犯罪をやり尽くし、将来は警察官僚になる計画があったなので表ざたにはならないよう、金で解決していた。漠然と生きていた。
そんななかエフ=深沢ユカリに出会った。
そのとき深沢ユカリは北見の悪友を追いかけて殺したが、その芸術的な手さばきに感動した。人生に冷めていた北見はリアルな「死」を目の前で見て、こんな風に腐ったイチゴみたいに死んだらおしまいだと悟った。
「好きなだけ殺しをさせてやる」
北見は深沢ユカリの殺しのサポートをするパトロンになった。これが「ストロベリーナイト」を始めた理由。
北見はユカリを潰れたストリップ小屋に連れていき皮のツナギに着替えさせた。
観客が見てるステージに、拘束された女とさまざまな武器を用意。
ユカリは釘バットで女を叩いて血だらけにして、熟れたイチゴみたいにして、ピンクのカッターナイフで喉を切ってトドメをさした。
■結末ネタバレ 黒幕北見を逮捕、エフ=ユカリを逮捕
北見が玲子をレ〇プしようとすると深沢ユカリが言った。
「違う。あんた僕と全然違う」
「僕は上なんて見たことない。ただ自分が生きてるるんだって、みんなと同じ血を流しながら生きてるんだって感じたかった。自分も人間なんだって思いたかった」
「僕は死しか感じなかった。自分が生きてるなんて全然信じられなかった。当たり前に生しか感じなかったアンタとは全然違う」
北見がうろたえたスキに玲子が体当たりし、玲子は逃げるが穴に落ちそうになるのユカリが助けた。それはユカリにとってマコを助けたのと同じだった。
ユカリが北見を襲うと、北見はユカリを何発も撃つが、ユカリは北見の喉元をチョップで攻撃。うずくまった北見を、駆けつけた勝俣刑事が取り押さえ逮捕したのだった。
■結末ネタバレ・エピローグ
犯人は結局3人だった。北見ノボル、深沢ユカリ、大川ハルノブが逮捕され事件は収束した。
北見ノボルは軽傷で事情聴取にも応じてるが
深沢ユカリは5発も撃たれて重体で事情聴取ができない。
情報処理を担当していた大川ハルノブは北見に呼ばれて車で現場に来たところを逮捕された。
北見ノボルと大川ハルノブは殺人など複数の罪で極刑となる見込みだ。
深沢ユカリは11人を殺した「ストロベリーナイト」実行犯としての罪は重いが、精神科に入退院を繰り返していたので罪は軽くなるだろう。
★以上「ストロベリーナイト」の原作小説読んで結末までネタバレでした。
●「ストロベリーナイトサーガ」前作の原作小説との違いは?
新ドラマ「ストロベリーナイトサーガ」と前作「ストロベリーナイト」との違いは、原作のないオリジナルということですが、あらすじを見るとなんだか同じに思えます。
新ドラマ「ストロベリーナイトサーガ」のあらすじはこうです。
警視庁捜査一課の菊田和男(亀梨和也)は、第十係、姫川玲子(二階堂ふみ)が率いる通称“姫川班”への勤務を任命された。折しも、捜査一課は亀有北署に『水元公園内殺人・死体遺棄事件特別捜査本部』を立てていた。
捜査本部に向かった菊田は着任の挨拶をしようとするのだが、肝心の玲子の姿がないまま、捜査会議が始まってしまう。管理官の橋爪俊介(岡田浩暉)とともに現れた係長、今泉俊介(山口馬木也)が事件の経緯を説明。
水元公園の溜池付近で死体が発見される。
被害者は金原太一という営業マンで、死因は出血性ショック死。
凶器は薄型の刃物で、被害者の体には無数の傷がつけられていた。
しかし、多くの傷は死因とは無関係で、致命傷は喉元の頚動脈を切断されたことと推定されている。
さらに、死後、みぞおちから股関節までを切開されていた。
捜査官の質疑が始まる頃、ようやく玲子が姿を現す。玲子は到着するなり、話があると会議を遮った。
呆れる橋爪をよそに今泉が促すと玲子は自分の見解を話し始める。
玲子は被害者が死後に腹を割かれたのは、池に沈めるためだと指摘。
今回、沈めることが出来なかったのは、犯人側にトラブルが発生したためだと言う。
そして、この事件のひと月前に同公園の溜池にしか存在しない寄生アメーバに感染して死亡した男がいると告げた。
そして、玲子はその池には腹部を割かれた別の犠牲者がいると言い切る。溜池を再捜索すると新たな死体が発見されて…。引用:https://www.fujitv.co.jp/strawberrynight/story/story_01.html
菊田和男(亀梨和也)は原作小説ではちょい役です。
姫川玲子(二階堂ふみ)は原作小説の主人公。
『水元公園内殺人・死体遺棄事件特別捜査本部』は事件名が同じ。
水元公園の溜池付近で死体が発見され、被害者が営業マン金原というには原作小説と同じ。惨殺されて喉を切られたのが死因というのも同じ。
寄生アメーバに感染して病死した男性がいるというのも、原作小説の深沢康之と同じです。
「ストロベリーナイト」を令和バージョンにカッコよくしたものが「ストロベリーナイトサーガ」なのかも。それはそれで楽しめそうです。結末ネタバレが同じでも、ラストまでどういう見せ方するのか注目です。
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