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福山雅治さん主演TBS日曜劇場ドラマ「集団左遷」の原作小説「集団左遷」を読んだので、最終回の結末まであらすじネタバレ紹介します。
原作小説「集団左遷」は、江波戸哲夫さんが1993年に発表。小説の舞台は不動産会社ですがドラマでは銀行に設定が変えられてます。
主人公がリストラが決定している部署の長に配属されるという部分に違いはありません。達成不可能な目標を押し付けられ、無理だったらクビ。そんな会社に対してキセキの大逆転を目指して、ついに大口商談を取り付けますが・・・
最終回の結末は衝撃的です!あらすじネタバレ紹介するので、ドラマの原作小説「集団左遷」に興味ある人は参考になったら幸いです。
●ドラマ「集団左遷」の原作小説あらすじネタバレ 最終回の結末は?
ドラマ「集団左遷」の原作小説「集団左遷」を読んだので、あらすじネタバレ紹介します。果たして最終回の結末は・・・
※ドラマと原作の違い
ドラマの主人公・片岡洋(福山雅治)に対して、原作小説「集団左遷」の主人公は篠田洋です。
片岡洋(福山雅治)は三友銀行 蒲田支店の支店長ですが、
篠田洋は三友不動産 首都圏特販部の本部長です。
わかりやすいようドラマにあわせてここでは「片岡洋」としてネタバレします。
■クビ切り要員の首都圏特販部
片岡洋が本部長を命じられた首都圏特販部は、大量解雇を目的とした新設部署だった。
メンバーは各部署から集められた精鋭50名というのは名ばかりの、社内で無能とされたクビ切り要員たち。
横山副社長は片岡洋に、不況下の不動産業界で『初年度60億』という現実井離れした目標を押し付ける。目標達成できなければ解雇するという、体のいい首切りだ。
社内の他部署からも協力が得られず、資料も自分らで作るしかない。うまくいかなかったらクビにしようとする以前に最初からうまくいかないよう包囲網を作られる。
営業本部に営業のアドバイスもらおうとしても、独自にやれと横山に断られる。
販売予算ゼロ!宣伝なしに50人の人海戦術でビルとマンションを売れと命令される。
■4人の営業部長
片岡洋は、4人の営業部長を配置する。
滝川は、離婚して1人暮らし。
花沢は、むかし地上げが上手くいかなったとき担当した中華そばやが火事になり、子供が大やけどを負い、マスコミは「地上げ屋の放火」と報じた。これがきっかけで全く地上げできず使い物にならなくなった。
柳田は、1年前に嫁が肝臓がん発覚し、余命わずか。子供はいない。
南野は、片岡洋が横山に頼んで無理やり引き入れた営業マン。
■チラシ効果なし、減給処分
人海戦術をしようにもアイデア出ない・・・
とりあえず顧客候補リストを作り、かたっぱしから電話する。
チラシ配りを行うが、疲れるだけで成果はなく前途多難・・・心労で5~6才老けたヤツも出てきた。やっぱりオレたちはクビ切り要員なのか?
しかし1件の契約もとれずにいたある日、衣料品流通業者ジャストタイムの小中社長が分散したオフィスを1か所にまとめたいという話があった。
そんななか片岡洋についてこれない部下たちが、横山に直接配置替えを懇願したことで、片岡洋は管理不行き届きで減給、懇願した9名は業務命令違反で減給となっていまう。
■横取りされた!スパイがいる?
やっとマンション1戸が売れそうになるが、1割値引きするには役員会決裁が必要で、社長に直接話すとOKが出て喜んだのもつかの間、翌日キャンセルの電話が・・・
その客に会いに行くと、なぜか上岡常務とすれ違った。客を横取りされたのだ。
首都圏特販部が思ったより頑張るから水を差そうと横取りしたと思われる。減給処分が裏目に出て、片岡洋のもとにまとまってしまったから。
しかしマンション1戸が売れそうな件を、なぜ上岡常務は知っていたのだ?もしかしてスパイがいる?
■住宅情報ウィークリー特集記事
『住宅情報ウィークリー』が、首都圏特販部のことを「必死に仕事に取り組む男たちのロマン」として特集記事を書きたいと言ってきた。
実現すれば、すごい広告効果になるだろう。滝川はページ数を増やす条件と引き換えに、小山田工務店の内紛の噂を『住宅情報ウィークリー』担当者に伝えた。
小山田工務店は同族企業で、父親と長男が主導権争いを始め、保有株の多数派工作をしている。社外の連中と手を組む父親に対抗する息子は、凍結状態にあるマンションを値下げして売りさばいて資金を得ようとしているのだ。
そうして後日、『住宅情報ウィークリー』特集記事が出た
見出しは「三有不動産の未来を占う首都圏特販部」
ところが中身は「必死に仕事に取り組む男たちのロマン」ではなく、『集団左遷させられた背水の陣の男たち』というトーンだったので、片岡洋たち首都圏特販部は驚き怒り、騒ぎたてる。どうしてこうなった?
実は記事の内容は、首都圏特販部から取材したものでなく、別ルートから取材した内容だという。別ルートって誰だ?と聞くが情報源は秘密とされた。
しかし「集団左遷」というワードは気になるものの、冷静になってよく読んでみると良い記事だった。
■電話ラッシュでついにマンション売れる
『住宅情報ウィークリー』の特集記事は、横山から恥さらしと罵られ、会社のイメージダウンとなったので片岡洋は3日間の自宅待機処分を命じられてしまった。
そして相変わらず1件も売れてない。
そんななか、電話が一斉にひっきりなしに鳴り始めた。なんと特集記事を見て興味を持った客たちからだった。
一方、手作りチラシが完成。キャッチフレーズは「三有のマンション、分譲住宅にお客様からの電話の大洪水」
そしてマンションが1戸売れた!営業本部が20%値下げして売っていたから、さすがの横山も首都圏特販部の12%値下げを認めないわけにはいかなかった。
その後も順調にマンションが売れ続ける。
■大口商談が舞い込んできた!
そんななか、横浜商事が厚木タウンズの5戸を社宅に使いたいという大口商談が舞い込んできた。
さらに横浜商事は埼玉に倉庫があるが高い時に買ったというので、三有不動産でその倉を売って、町田に新倉庫を買ってもらう提案もした。
一方、先日のジャストタイムは結局冷やかしに終わった。
しかし片岡洋はアイデア浮かんだ。横浜商事の埼玉倉庫をジャスタタイムに売れば、手数料が稼げる。
提案するとジャスタタイムも横浜商事も倉庫の件で乗り気になったので、早急に町田に倉庫を探すことに。
■スパイが見つかった
ある日、カギをかけた引き出しにあった滝沢の営業日誌を、花沢がこっそり見ているのを滝沢が発見する。
スパイは花沢だった!
スパイをすればクビにしないと横山に脅されたのだろうと勘ぐるが、花沢は何も答えない。しかし滝沢は誰にも言わないと約束した。
※実は花沢は自分から横山にスパイを申し出ていた。すべては保身のため。
■厚木タウンズ値引き交渉
厚木タウンズの5戸まとめ買いを17%値下げできるか横山に交渉するが断るので、社長に直接交渉しようとしたら、横山は妥協した。
一方で横山は、厚木タウンズの案件潰しを花沢に命じる。決算に間に合わないよう遅らせるだけでもいいと。
また、嫁の死期が近づき、そばにいてやりたい柳田は休職する。
■スパイ現行犯
横浜商事との交渉は順調だ。倉庫がうまくいけば厚木タウンズの5戸まとめ買いは12%プラス内装費でOKを得る。
横浜商事の倉庫をジャストサイズに売り、町田の倉庫を見つけて横浜商事が買えば、首都圏特販部は存続できるはず!
そんななか滝川が厚木タウンズの現場を下見に行くと、逃げる人影があり走って追いかけた。花沢だった。
花沢は客がついたと嘘をつくが簡単にバレる。滝川は一度は見逃したが、二度目はダメだ。今度こそ篠田に報告する。
横山のスパイなのか問い詰めても花沢はやはり何も答えない。
そのまま2人で駅まで歩いて、駅の人混みで見失った。滝川が会社に戻ると花沢に姿はなかったが「例の件マル秘に願います」と電話で伝言が残っていた。舐めてるのか!
しかし滝川は、花沢がスパイだとみんな知れば袋叩きにあうとわかってるから、篠田に報告できずにいた。
一方、花沢は厚木タウンズに放火する計画だったが滝沢に見つかったので断念せざるを得ない。
■町田の倉庫が見つからず焦る
横浜商事のための町田の倉庫探しがなかなか見つからず、片岡洋は焦る。
担当の滝沢が倉庫を見つけられないので、片岡洋は花沢にも応援を頼んだ。まさかスパイだと知らずに・・
そんななか花沢の部下の客が、赤羽のマンションが売れたら与野タウンズを買うと連絡してきた。
与野は横浜商事の埼玉倉庫のある地域だ。花沢は横浜商事の埼玉倉庫に放火するイメージが沸いた。横山からも電話であおられる。
花沢にも倉庫探しを頼んだと言った後日、滝沢がいきなり辞表を出したが、片岡洋は引き留めた。
辞めたい理由を滝川は「人生をゼロからやり直したい」とごまかした。
その数時間後、町田の倉庫がついに見つかり、横浜商事もOKを出して、念願の大口契約がまとまった!!
これで首都圏特販部が存続できる!!目標数字には達してないが、社長と直に約束してるから間違いない!
花沢は放火を思いとどまっていたのだった。
■最終回結末ネタバレ まさかの契約破棄!黒幕は横山?
横浜商事が突然、厚木タウンズを購入しないと言ってきた。
理由は『今期の売上が厳しいから』しかし4日前に鹿児島社長は問題ないと言っていた。いったい何があった?
滝川は花沢を屋上に呼び出し、何をしたのか聞くが、花沢は何もしてない。
片岡洋が横浜商事の鹿児島社長と会うと、笑顔で謝罪される。
証拠として昨日までの売上表を見せられ、契約してないのにキャンセル料を払うと言ったり調子がいいので、滝川は怪しく思った。
片岡洋は「横山か。横山に何か言われたんだろう」と鹿児島社長につかみかかろうとして滝川が止めに入った。
黒幕が横山だという証拠はない・・・片岡洋が問い詰めても横山は知らぬ存ぜぬを突き通した。タイムリミットを1月伸ばしてくれと頼むが断れられたので
S市のマンション工事で横山が不正にワイロを受け取り放題だったをバラすと脅すが、協力してくれるはずの証人は最近亡くなっていたと知り愕然とする。
■最終回結末ネタバレ 片岡洋の死
クビか・・・片岡洋は酒に溺れた。すごめば横山は怯えると思っていたのに・・・
居酒屋で若者にケンカを売って店を追い出され、次に入ったバーが不運にもぼったぐりバーだった。
バーのコワモテの男から逃げる途中、車道に飛び出しタクシーにはねられ片岡洋は即死した・・・
■最終回結末ネタバレ エピローグ
首都圏特販部は解散。
滝川は希望退職に応じた。花沢は今でも会社にすがりついている。
その後、横山が突然、理由なく解任された。
滝川は営業本部の友人にこっそり真相を聞くと
役員会で横山は、厚木タウンズ5戸を横浜商事に2割引きで売りたいと提案したが、首都圏特販部でその商談を進んでいたことを知っていた社長が不審に思い、横浜商事や横山から事情を聞いて事件の背景を知り、激怒して横山をクビにしたというのが真相。
ただ激怒したのは表向きで、自分の寝首をかきかねない横山をつぶすのが本当の理由だったかもしれない。
★以上、ドラマ「集団左遷」の原作小説「集団左遷」を読んで最終回結末まであらすじネタバレでした。
主人公・片岡洋が酔って車にはねられて死んでしまう衝撃の結末!
それに妨害工作をした黒幕が横山だったのか結局わからずじまい。
誰も救われない結末でびっくりでした。明るいハッピーエンドかと思っていたのに。
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