小説「ルパンの娘」が深田恭子さん主演でドラマ化されるにあたり、原作本を読んであらすじネタバレします。どんな真犯人と黒幕、最終回の結末を迎えるのか・・・

原作は横関大さんの小説で、泥棒一家と警察一家のラブコメ。

キャストは主人公『ルパンの娘』華が深田恭子さん、警察一家の息子・和馬が瀬戸康史さん。

大泥棒ルパンをもじった泥棒一家『Ｌの一族』の娘と、警察一家の息子という、許されない結婚と、両家の秘密に関係する殺人事件、2つが繋がっていく結末は予想外の展開！

そんな「ルパンの娘」の原作小説を読んで、真犯人と黒幕、最終回結末まであらすじネタバレします。

●ドラマ【ルパンの娘】原作小説読んであらすじネタバレ結末まで

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■三雲家は泥棒一家

三雲華の実家は、代々泥棒を生業としており、一家全員が泥棒だ。

三雲家は泥棒一家
悪い人間から盗むのがルール
● 三雲華（図書館の司書）
● 父親の尊（美術品専門の泥棒）
● 母親の悦子（宝飾品専門の泥棒）
● 兄の渉（引きこもりハッカー）
● 祖父の巌（伝説のスリ師）
● 祖母のマツ（金庫破り鍵師）

華は3才から祖父・巌に英才教育され、7才でビー玉の修行で祖父に勝ち、10才で「わしを超える逸材だ」と言われた才能の持ち主。しかし普通は盗みはしないと知って三雲家では唯一泥棒を拒否してる。しかし本能が勝手に動く盗みグセがああり、ぼーっとしてると無意識にスリしてしまう。

三雲家は高級タワーマンションに住み、食事は近所から盗んでくる。暗証番号を破るのは朝飯前だから泥棒にとって天国のマンションだ。

■華と和馬の出会い

1年半前、華の勤務先の図書館に、桜庭和馬が祖父から頼まれて本を返却に来るうち、華と会話して交際に発展した。和馬は華の古風で一本気な性格が気に入った。

■和馬家は警察一家だった

華は和馬と交際1年のある日、仕事終わりに会った金曜夜にそのまま普段着で実家に来てほしいと言われ、挨拶に行くこととなった。

しかし桜庭家の玄関の家族写真を見て唖然とする。全員が警察官の制服で敬礼のポーズをしていた。和馬は職業が警察官だとわかると女性が離れていくから、華には公務員だとウソをついていたのだ。

しかも和馬は警察一家に育ったから推理力に優れ事件解決が早いので『名探偵』と呼ばれてる刑事。

和馬は店でマナーの悪い客を睨んだり、週３で道場に通ってた。警察官の特徴を見破れなかった華は自分のミスを責めた。

桜庭家は警察一家
● 桜庭和馬（警視庁捜査1課の刑事）
● 父親の典和（警視庁警備部）
● 母親の美佐子（非常勤の鑑識課）
● 妹の香（交通課勤務の武闘派）
● 祖父の和一（元捜査1課長の名物刑事）
● 祖母の伸枝（元有名な警察犬訓練士）
● 愛犬ドン（シェパードで元警察犬）

華は寝ている和一を紹介されたとき手首をつかまれ、思わず腕時計を盗んでしまった。

■三雲家の自宅

華は和馬に住所をウソついてる。
月島の一軒家に住み、父は大手住宅メーカーで転勤族（現在は石川県の金沢）、兄は都内で１人暮らしということにしてるが、実は一軒家の中は空っぽ。家具ひとつない。父名義の家だが誰も住んでない。

本当の自宅は55階建て高級タワーマンションで、2億円以上する4LDKバルコニー付き130平方ｍ。

いつも都内を転々としてる祖父の巌がたまに月島の一軒家に寝泊まりしてる。古典的なスリ師である巌は、ハイテクな美術品専門の尊とソリが合わない。

華は家族に、桜庭家が警察一家だと言えないでいた。

また、このころ両親は、青山の骨董通りの貴金属店に中国系の窃盗団が押し入る計画をキャッチした。
　
　

　
　

■桜庭家で家族会議

華との結婚に
父親の典和は華を気に入って賛成
母親の美佐子は証拠がないから保留
祖母の伸枝は賛成
愛犬ドンも賛成

和馬は反対されても結婚する意思は固い。

一方で華は、和馬と別れるべきか悩むが納得してもらえる理由が見つからない。泥棒だと言ったら逮捕されてしまう。

■荒川の河川敷で男の死体

荒川の河川敷で男の死体が見つかった事件が発生。和馬と先輩の巻刑事は現場に向かう。

被害者の身元は住所不定の無職・立嶋雅夫

高齢で死因は脳挫傷。犯人に顔を執拗に殴られて原型をとどめてなかった。凶器は見つかってない。盗まれた財布を持っていたのでスリ師か。20年前に窃盗の前科があったので警視庁データベースに顔写真があった。

その頃三雲家では、テレビで立嶋雅夫が殺されたニュースが流れると、兄の渉が、これは祖父だと言って泣いた。2か月前、渉は巌に頼まれて警視庁のデータベースをハッキングして、立嶋雅夫の指紋や写真を、巌に書き変えていたのだ。

祖父の巌が殺された・・

三雲家はみんな信じられずショック。尊が医者に変装して病院に潜入して巌の死体を確かめると、顔がつぶされていたが、左手薬指の結婚指輪が巌の証拠だった。

尊は、巌はドジを踏んで恨みを買って犯人に殺されたと思ってる。華は犯人捜しをしたいが、それは警察の仕事で泥棒の仕事ではない、逮捕される危険もあると止められる。

■立嶋雅夫は誰？

立嶋雅夫は20年前の窃盗の前科以降は経歴不明で、家族親戚もいない。所持品なく物盗りの犯行に見えるが、顔がつぶされてるのが違和感あった。

和馬は、被害者は本当に立嶋雅夫なのか？疑問をもつ。

■華が桜庭家と仲良くなる

１週間後、華は和一から盗んでしまった腕時計を返すため菓子折りをもって桜庭家に行った。

伸枝はヘアバンド外してて額に大きな傷跡があり、若い頃に海難事故で受けた傷だという。

華は伸枝と愛犬ドンの散歩に付き合わされた。ドンが華を敵視するので、通行人からお菓子を盗んで（代わりにお金を入れて）あげると、伸枝以外になつかないドンが華になついた。

夕食のカレーを一緒に食べることになり、華は伸枝と一緒にカレーを作ってる最中、和馬が帰宅して、みんなでカレー食べ、和馬が立嶋雅夫の事件を捜査中だと知った。

華は腕時計を返せないまま帰った。

一方、和馬はそろそろプロポーズしようと思ってる。しかし美佐子と香は、華はなにか裏がありそうな気がすると勘繰る。
　
　

　
　

■巌と和一が居酒屋で会っていた？

華は巌を殺した犯人捜しのため、立嶋雅夫が宿泊した旅館のある錦糸町へ。

向かう電車でスリを発見したので、乗客が盗まれた財布をスリから盗み返した。そのスリ師は、30年のベテラン近藤だったが、華が伝説のスリ師・巌の孫だとわかると態度が一変して腰が低くなった。

近藤は、錦糸町の居酒屋「小松屋」で巌と桜庭和一がカウンターで隣同士で飲んでいたのを目撃していた。小松屋に行ってみたが、桜庭和一が入ってきて、華は焦って店を出た。

小松屋の店員によると、巌と和一は常連客だが知り合いには見えず、偶然となりの席だったようだ。しかし必ず月1で隣同士に座り一緒に飲んで会話もしていた。2人はどういう関係？

■和馬　立嶋雅夫は立嶋雅夫じゃなかった？

和馬は、立嶋雅夫が20年前に働いていた新聞配達店の元社長・小森博光に話を聞く。小森はほとんど覚えてなかったが、元経理の女性・みっちゃんが覚えていて

立嶋雅夫は2年前に池袋でホームレスだと判明。

ホームレスの世話をしてる『NPO法人ひまわりの会』で警視庁データベース顔写真を見せると「別人だ。立嶋雅夫ではない」

ホームレス立嶋雅夫は4か月前に体調を崩して倒れ、仲間が様子を見に行くと死んだように冷たくなっていた。しかし『NPO法人ひまわりの会』に連絡するためその場を離れた隙に、立嶋雅夫は姿を消していた。

■結婚を強引に進める和馬

青山の骨董通りの『貴金属店ブライマリー』に和馬は華を連れてき、いきなり婚約指輪を買おうとして華は驚いた。

そのとき盗みの下見に来ていた悦子と偶然出会い、初対面の和馬は挨拶をする。

和馬は結婚を断られるはずないと決めつけてプロポーズもせずに強引に話を進める。悦子も喜んで両家での食事会を提案し、今週の大安の金曜の夜に銀座の和食屋をセッティングしてしまった。

桜庭家は大騒ぎ！うかれた典和と美佐子が行くことになったが、相手が泥棒一家だとは知らない。

三雲家も、悦子がノリノリで、頑固な尊を説得するが、相手が警察官一家だとは知らない。
　
　

　
　

■華と香

華は図書館の貸し出しシステムで『サクラバカズマ』を検索したがヒットしなかった。

『サクラバ』で検索したら祖父の桜庭和一がヒットしたので、つまり和一が借りた本を和馬は返却しに来ていたし、時間帯も来客が少ない夜だった。華は和馬との出会いに違和感を覚える。

華が桜庭家に行くと、香のランニングとジムに付き合わされてヘバったが、ボクシングでは華は天性の動体視力のおかげで香のパンチを全て避けた。

そのジムで香は、高校時代に3カ月だけ交際した先輩と偶然再会し赤面した。先輩は野球部のキャプテンで香の初恋だった。

ジムのあと華と香は駅前の焼き鳥屋へ。華は香からケータイ盗んでトイレに行き、先輩に「会いたい」とメールすると、返信きて香は赤面した。

華は香から、母親以外の全員が明成大学の出身だと知った。巌も同じ明成大学の出身だった。

■中国人窃盗団

和馬が昨日行った『貴金属店ブライマリー』が強盗にあい、立嶋雅夫の捜査本部は縮小して小松川署が継続捜査し、和馬たち捜査1課は手を引く異例の事態になった。

犯人は『中国人窃盗団』で、閉店後に催涙弾を投げ込み強盗していた。

その後、立体駐車場に乗り捨てられた逃走車両を発見するが、犯人につながる遺留品はナシ。

ただ奇妙なことに車内シートから、催涙弾とは違う成分の微量な睡眠薬が検出された。なぜ？

■河川敷の小屋で犯人見つかる？

『NPO法人ひまわりの会』からホームレス立嶋雅夫の写真を手に入れ、新聞配達店の元経理みっちゃんに写真を見せると、間違いなく本人だった。

和馬はホームレス立嶋雅夫が姿を消したとき野球帽が残ってたと知り鑑識にまわすと、DNA鑑定結果は不一致だった。やはり被害者はホームレス立嶋雅夫ではい別人なのだ！

しかし警察上層部はまだ別人だと断言できない方針だという。

そんななかホームレス立嶋雅夫を殺した犯人が見つかった。

現場から4km下流の河川敷の小屋で『宮さん』と呼ばれるホームレスの死体が見つかった。

小屋の中からホームレス立嶋雅夫の血液と一致する血痕の付着した石があったので、『宮さん』が犯人だと特定された。

和馬は小松川署の荒川刑事にDNA鑑定結果を話すと知らず、違和感を覚える。顔がつぶしてるから犯人は被害者の身元を隠したかったのだ。物取りの犯行ではない。荒川刑事も同感だ。真犯人は別にいる。
　
　

　
　

■金曜、両家顔合わせ食事会

華は憂鬱。三雲家と桜庭家の両親は意気投合して仲良しになってしまった。

母親同士は同じお茶の先生に習っていたと判明し、お茶会に招待の約束した。父親同士は高校野球で対戦したことも判明し、野球観戦とゴルフの約束した。

結婚式の日取りも来春に決まってしまった。

■被害者は伝説のスリ師！

和馬と荒川刑事は、警察関係者の誰かが黒幕で事件を隠蔽しようとしていると怪しむ。

事件当日の死亡推定時刻、個人タクシーが被害者を乗せて現場に向かっていた。運転手の山本は窃盗の前科者で、問い詰めると、被害者は伝説のスリ師だと判明したが名前も素性もわからない。

そんななか和馬は、結婚をすすめるため華にあいに月島の一戸建てを初めて訪ねた。ところがカーテンもなく空き家同然、庭が芝生が伸び放題、家の中は空っぽだった！

いったい華の自宅はどこだ？近所の人に聞くと、たまに巌が帰ってくる程度で華は住んでいなかった。和馬は刑事のカンが働き、近所の人に被害者（伝説のスリ師）の写真を見せると、巌だと判明した。

被害者＝伝説のスリ師＝華の祖父・巌！

華もその家族も祖父が殺されたのになぜ何も言わないんだろう？和馬は刑事を隠して嘘ついたが、華も家族のことを隠し住んでる場所をごまかし祖父の死を隠した。完全な裏切りだ！

ショックを受けた和馬は雨でずぶぬれになりながら図書館の華に会いに行った。

荒川の河川敷で殺されたのは、すでに死んでる可能性のあるホームレス立嶋雅夫ではなく、華の祖父・三雲巌で伝説のスリ師だと問い詰めた。

華は何も言えなかった。それが答えになった。

■貴金属強盗を横取りした真犯人

貴金属強盗で進展あり。現場周辺の防犯カメラに映った不審車両の持ち主・中国人留学生ヤンを逮捕。1年前から仲間に誘われ家電量販店の倉庫を窃盗し、1人が帰国するのを機に最後に荒稼ぎで貴金属店を狙った。

しかしヤンは、立体駐車場で別の車に乗り換えようとしたとき、2人の男女に催眠スプレーで眠らされ、奪った貴金属を横取りされたと言ってる。

和馬は、悦子がはめてたダイヤの指輪が貴金属店の商品と同じだったと思い出す。

■結婚しない

華は仕事の帰り道、香が焼き鳥屋でおごってもらったお金を返しにきた。香は顔色が悪い華を放っておけずカフェに連れていき、結婚を認められたことを祝う一方マリッジブルーを心配する。

華は「理由は聞かないでください。全ての責任は私にあります」と結婚がダメになったと告白。香は華は何か隠してることはわかってるが、逆境から這い上がろうとする人は応援してあげたいのだった。

帰宅した華は、浮かれる父に結婚しない意思を伝え、部屋でひとり泣いた。

一方で和馬も、家族会議で満場一致で結婚が可決されたと聞くが、結婚しない意思を伝えるが、理由は説明しない。
　
　

　
　

■『Ｌの一族』＝三雲家？

和馬は昭和の窃盗犯について詳しい捜査三課のベテラン草野に、伝説のスリ師・三雲巌について尋ねる。

天下の大泥棒ルパンの頭文字Ｌを取って『Ｌの一族』と呼ばれてる代々泥棒一家が実在し、これが三雲家かもしれない。だとしたら華はまさにルパンの娘だ。

Ｌの一族には、悪者からしか盗まないというルールがあるからどこか憎めない。バブル期には闇社会の美術品が盗まれた。

10年前、暴〇団の掛け軸が盗まれ犯人は見つからなかったが、正体不明の毛髪1本を保管していると聞いた和馬は「華と喧嘩してるので相談したい」とウソついて悦子をカフェに呼び出し、悦子が吸っていたタバコを証拠品袋に入れて回収した。

■巌との関係ネタバレ

華が公園でお弁当食べてると桜庭和一が現れ、巌との関係をネタバレした。

和一は、巌を救えなかったのは自分の責任だと和一は謝った。華は和一がなぜ殺されたホームレスの正体が巌だと知ってるのか？不思議だった。
　
　

　
　

■三雲家が『Ｌの一族』だとバレた

悦子がはめていたダイヤの指輪は店の購入記録になかったので盗品かもしれない。そして10年前の毛髪DNAは、悦子のDNAと一致した。つまり盗んだ犯人で悦子で三雲家が『Ｌの一族』という証拠だ。

和馬は三雲家の名前を伏せて和一に相談すると、告発する前に逃げる隙を与える方法もあるとアドバイス受ける。

和馬は華に会って別れを切り出し、今夜告発するから逃げてほしいと遠まわしに伝える。

華は泥棒一家だとバレたこと、桜庭家が警察一家であることを三雲家に暴露して尊はびっくり仰天。悦子はタバコからDNA鑑定されたと気づいた。華は尊から勘当され、家族はバラバラに逃げることになった。

和馬は家族に、三雲家が『Ｌの一族』だと伝えた。伸枝は和馬と華の駆け落ち勧めるが、和馬は断った。

一方そのころ警視庁は、河川敷の死体はホームレス立嶋雅夫のまま犯人死亡で書類送検する意向。いまさら被害者は別人でしたと発表できないからか？和馬はますます隠蔽を疑う。調べると警視庁データベースに典和のIDとパスでアクセスしてたので、和馬は家族を疑う。

■『大学卒業間近に起きた事件』ネタバレ

カプセルホテル暮らしの華は、祖父たちがが華と和馬をくっつけた理由は、イタズラ以外に深い理由ありそうと考える。巌がスリ師になった理由も『大学卒業間近に起きた事件』が関係してるのでは？

華は和馬に呼ばれ桜庭家へ行った。典和と美佐子はルパンの娘と判明した途端に掌返すが、香はそんな両親に反対で、和一は息子夫婦に失望する。

すると和一が、巌との関係をを告白して家族はびっくり仰天。『大学卒業間近に起きた事件』もネタバレした。

これを聞いても典和や和馬の結婚しない意思は変わらなかった。

和一は形見のハンカチを華に渡した。

華は帰り道、ぼーっとして無意識に財布3つスリしてしまい、実家の最寄り駅で降りる。マンションに行くと痕跡ひとつなく空っぽ。リビングに巌のビー玉があって拾った。

ケータイに『遅いぞ華』とメールが来てJR有楽町駅に行くと三雲家が待っていた。これから身を隠す、５人一緒だと目立つから全員バラバラになるということで、全員偽造した免許証を渡される。華の名前は鈴木花だった。

渉はケビン田中の偽名を受け取り、マツは白金の高級老人ホームへ入ることに。
　
　

　
　

■1年後　和馬は結婚式

1年後。警察は三雲家を追ってるが全員姿をくらましてる。

桜庭家では華の話題はタブーでギクシャクしてる。

和馬は一週間後に新しい4才年下の彼女エミリと結婚式だ。

エミリとは半年前に美佐子が勧めた見合いで出会った。大学時代モデルやってた日本人美女で、職業は銀座の化粧品会社で内勤。結婚後も仕事は続けるという。食事はいつも高級レストランだが、和馬は華と行った大衆店でいいと思ってる。

エミリは先輩刑事・巻の従兄妹だが、和馬は華以外の女性なら誰でも同じだと思ってる。

そんななか和馬はエミリと買い物中、巌の形見と同じグレーのハンカチ見つけ、刑事のカンが働く。

■1年後　華と三雲家

一方、華は錦糸町の居酒屋『小松屋』で働き、1年間家族と会ってない。そんななか兄の渉が会いに来て、華を連れ出し家族たちに会いにいく。

祖母マツは老人ホームを楽しんでいた。鍵師の才能を生かして、トイレに引きこもった認知症の男性を助けたり人気者だった。

母の悦子は高級中古車ショップでチーフとして金持ちを獲物にしてた。

父の尊は、東京ドーム巨人戦のスタンド席で若い娘と野球観戦してた。

渉は全員に「明日の午前１０時ここで待ってるから」と地図も渡し、華にも来るように言った。

集合場所は西新宿タワービル25階。ここは渉の会社のオフィスだった。渉は都内にいくつもオフィスを持っていた。10年以上前から引きこもってハッキングで入手した情報を起業や政府に売って稼いでいた　株やＦＸでも稼いでいた。貯金は現在5億円もあった！

集合目的は、家族で協力して『華が和馬を盗む計画』を実行するためだった。

華が今でも和馬を好きなことを妹思いの渉は見抜いていた。泥棒一家の中で華だけ汚れてないから幸せにならないといけない。

華は新郎を盗むことに反対するが、家族は盛り上がる。警察官だらけの会場から新郎の刑事を誘拐するのはハードル高いから余計に燃える。

■和馬の結婚式

『作戦決行　午前9時にホテル・インペリアル東京』

結婚式当日、和馬は玄関出ると送迎リムジンに乗ったが、運転手は不慣れで左折時にガードレールにこすった。その様子を見て車内に戻るとなんと悦子が乗ってきて、睡眠スプレーで眠らされた。中国人窃盗団が横取りされたときと同じだ。

華はホテル従業員に扮し、マツは清掃員に扮してホテルに潜入。桜庭家は和馬が行方不明になって騒いでる。リムジンはホテルのサービスに実在しなかったのだ。

ホテルの一室で和馬が目覚めると悦子と尊が問題を出した。

問題1「お前は今でも華を愛してる」➝答え「いいえ」
問題2「エミリを心の底から愛してる」➝答え「はい」
問題3「華とエミリが同時に助けを求めてきたらエミリを助ける」➝答え「はい」

尊は和馬がすべて嘘ついたと見破った。否定できない和馬は認めたも同然。尊は、今の自分を捨てて尊が所有する財産のある海外で華と暮らすことを提案する。

そのとき荒川刑事から和馬のケータイに『該当1名あり』だと連絡があり、和馬は「これで巌を殺した犯人がわかって事件解決できるかもしれない。犯人は招待客の中にいる。伸枝へのレ〇プ未遂事件と無関係ではない」と言った。
　
この部屋からは5分で結婚式会場へ行ける。和馬は真犯人の証拠をつかんで逮捕する作戦を提案し、三雲家は協力することにした。
　
　

　
　

■結末　真犯人と黒幕ネタバレ！

そのころ控室でエミリは「結婚式が中止になったら、いい笑い者よ、恥ずかしい」と和馬の心配よりプライドが大事な女だった。そんななか和馬が遅れて登場し結婚式に間に合った。

尊は華に電話して、嫌がる華に協力を指示する。華は和一から受け取った『巌のM刺繍入りハンカチ』をマツに渡した。

式が始まる30分前、華は式場で、目当ての人物の上着のポケットに、指示された文面を書いたメモを入れた。

結婚式スタートして40分後、新婦がお色直しで席を立ち、和馬も退席。

華は式場で香に見つかって新郎側テーブルに座らされた。すぐ懐かしい雰囲気に包まれ１年前に戻った。ギクシャクして葬式のような結婚式が、華が来ただけで明るくなった。

そのとき会場の照明が暗くなりスクリーンにホテルの一室のＬＩＶＥ映像が映った。

その部屋には、さっき華がポケットに入れたメモで呼び出された巻が、和馬と対峙していた。

和馬は「あなたが立嶋雅夫＝三雲巌を殺した真犯人だ」と指摘する巻はシラを切る。

和馬はハンカチを出した。事件当日　巻の自宅は和馬より遠いのに、先に現場に到着して違和感があった。

和馬が到着したとき巻は近くの公衆トイレに行った。しかし実は、ずっと壊れて使用中止で半年前に建て替えられていた。

現場には２人いたのだ。

一人目は巌を殺した犯人。

二人目は顔をつぶした。だから一人目の犯人は顔がつぶされたのを知ってさぞ驚いた。

ハンカチは、二人目が形見として持ち出したもの。しかし警視庁のデータベースを改ざんしてまで身元を隠した巌がイニシャル入りハンカチを持ってるのはおかしい。

ハンカチは犯人のもので、巌は殺されると知り犯人からハンカチを盗んだのだ。

イニシャルMの事件関係者でアリバイのない人物は巻だけ。巻は家族と食事中だと主張するが、家族のアリバイが信ぴょう性に乏しいのは常識だ。

巻は巌を殺したあとトイレの鏡で返り血や乱れた髪を整えた。便器は使わなかったから故障を知らない。現場を去ったが、ハンカチがないと気づき、トイレに置き忘れてないか身に行った。

和馬はハンカチに巻の指紋が出たらどう言い訳する？と詰め寄った。巻は動機がないと主張するが、和馬はいま結婚式会場にいる祖父の巻英輔が命じた黒幕だと指摘する。

会場は静まり前った・・・司会が映像を止めようとするが、香が許さなかった。

50年以上前、伸枝をレ〇プ未遂した犯人を巌は執念で探し続けた。同じ明成大学出身の巻英輔が犯人だったのだ。自分の手を汚さず黒幕として孫に命じたのだ。

和馬が、荒川刑事が真実にたどり着く前に真実を知って、荒川刑事をいいくるめたい。出世するために、巻の家族のバックアップが必要だから恩を売っておきたいと言うと、巻は自分が真犯人だと認めた。

巻は警察一家の生まれ。弟はキャリア組で警視庁に入ったが自分は弟に見下される落ちこぼれだった。そんななか祖父から、立嶋雅夫のこと言われた。

巻は立嶋雅夫に何度か会ったが、金でなく女性の前での謝罪を要求された。金で買収しようとしたが受け入れないから痛めつけることにして、当日呼び出した。

立嶋雅夫は意外にも50万円受け取るとさらに100万円要求して、弟をエサにプライドを逆なですること言って巻はキレて、殺した。

犯人に仕立てられたホームレスは殺してない。小屋に凶器の石を置いただけ。

■結末　真犯人を逮捕！

和馬は巻に自首を求め、式場に生中継していると詰め寄ると、巻はナイフを取り出し和馬を道ずれにしようとし、尊が助けに入り、巻は逃げた。

そして悦子がクロロホルムで和馬を眠らせ、スケッチブックに『一件落着』『新郎はいただいた　Ｌの娘』とカメラに見せてLIVE映像は終わった。

黒幕である巻の祖父ら家族が式場を出ていこうとするが、和一と典和が止めた。エミリは式を台無しにされて泣いていた。結果的に和馬は周りに流される形で罪のないエミリを傷つけた。

和馬が目を覚ますと桜庭家のみんながいて、典和は結婚式の最中に犯人を暴き出した刑事根性を褒めた。巻は、伸枝の愛犬ドンのお手柄で逮捕された。

■結末　和馬と華ネタバレ

和馬は結婚式をぶち壊して家の評判に傷をつけたから、勘当された。＝自立して一人暮らししろという意味。

勘当されて家を出ら、誰と同居しても口出ししない。結婚するなら素性がネックになるが、同棲や事実婚なら問題ない。

和一は和馬に手錠を渡し、和馬は急いで華を追いかけた。

華は旅行客に扮した三雲家に英語でガイドするふりして会話する。三雲家は引き続きバラバラに暮らすことになった。

そのあと和馬が華を見つけ「俺には華しかいない、一緒になろう」とプロポーズ。勘当されて、結婚は無理だが一緒に暮らそうという言葉に、華はすごく嬉しいが、警察と泥棒では無理だと拒むと、和馬は華に手錠をかけて本気を示した。

そのとき華の肩にぶつかった老人がタクシーに乗るのが見えた。懐かしい感じ・・・まさか・・巌？華はヘアピンで3秒で手錠を外し、巌を追いかけた。

そういえば巻は、配られた被害者の顔写真を見て別人だから愕然としていた。

■結末エピローグネタバレ

華と和馬は同棲して三カ月が過ぎ、三雲家が棲み始めたタワーマンションを訪問すると、和室では巌と和一が仲良く将棋をしていた。

「予想できなかったことが1つだけあるの」

華はお腹に両手をあてて、和馬は妊娠に気が付き、三雲家はお祝いムードに包まれた。

★以上「ルパンの娘」原作小説を読んで真犯人と黒幕、最終回結末まであらすじネタバレでした！

最後まで読んでいただきたありがとうございました。