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ドラマ【悪魔の弁護人・御子柴礼司-贖罪の奏鳴曲(ソナタ)-】の犯人・事件の真相・黒幕など、最終回結末までのあらすじネタバレを簡単に紹介します。
原作は岐阜県出身のミステリー作家・中山七里さんによる小説『御子柴礼司』シリーズ。結末の見事などんでん返しだけでなく、過去の罪と向き合う御子柴の苦悩が物語に深みを与える大人気なシリーズ。
原作小説『御子柴礼司』シリーズは4冊
『贖罪の奏鳴曲(ソナタ)』
『追憶の夜想曲(ノクターン)』
『恩讐の鎮魂曲(レクイエム)』
『悪徳の輪舞曲(ロンド)』
最終回の結末までに、少年A『死体配達人』として少女を殺し医療少年院に入った御子柴礼二の過去、贖罪を説いてくれた恩師の稲見教官・母親が語る父親の死の真相、すべて繋がるネタバレにになってます。
目次
●ドラマ【悪魔の弁護人】簡単あらすじネタバレ
ドラマ【悪魔の弁護人】のあらすじネタバレを簡単に説明するとこうなります。
■1(原作「贖罪の奏鳴曲(ソナタ)」)
※御子柴の過去がメイン※
『死体配達人』と呼ばれた少年A(園部信一郎)が、少女が弾くピアノ『贖罪の奏鳴曲(ソナタ)』によって人間を取り戻し、御子柴礼二に改名して弁護士になった。
保険金殺人事件の犯人は車イスの幹也。東條美津子被告は黒幕。御子柴が遺棄した死体は幹也が殺した。
■2(原作「追憶の夜想曲(ノクターン)」)
※御子柴の過去がバレる※
夫殺しの主婦・亜希子は妹を殺されPTSDのため包丁を持てず無罪。それを証明する過程で御子柴は元少年Aだとバレた。
真犯人は13才長女・美雪。動機は父親に性的虐待されたから?違う、性的虐待していたのは祖父で、口止め料をもらって自分を売った父親を殺した。
■3(原作「恩讐の鎮魂曲(レクイエム)」)
※御子柴の恩師を弁護※
少年院時代の恩師・稲見教官が老人ホームの介護士・栃野を殺した。かつて息子が命を犠牲に助けた後藤清次を、栃野の虐待から守るため殺した。
栃野は船の転覆事故で日浦佳織の救命胴衣を奪ったが緊急避難が認められ無罪になった過去がある。
日浦佳織の祖母・小笠原夫人は孫を殺した栃野に復讐するため、稲見のヒーロー精神を刺激して殺させた黒幕。小笠原夫人は法律上罪にならず、稲見は殺意を認め有罪になった。
■4 最終回結末(原作「悪徳の輪舞曲(ロンド)」)
※御子柴が30年ぶりに再会した母親を弁護※
母親・郁美が、再婚した夫を自殺に見せかけて殺害した容疑。自殺現場を再現して偽装は不可能だと証明して無罪。
成沢の前妻は無差別通り魔事件で殺されたが犯人は心身障害で犯行責任を問われず成沢は憎しみを溜め込んだ。熟年婚活パーティーで紹介された郁美が『死体配達人』の母親だと知り、同じ刑罰を逃れた犯罪者と家族に向けて前妻の無念を晴らそうと、郁美に偽装殺人の罪を着せるため自殺した。
御子柴は無罪になった郁美から父親の自殺の真相を知らされる。慰謝料を保険金で賄うための自殺だった。両親は息子を愛していた。
★終わり★
もう少し詳しく知りたい人は、このあと真相や犯人を詳しくあらすじネタバレしてます。
●ドラマ【悪魔の弁護人】あらすじネタバレ1(原作「贖罪の奏鳴曲(ソナタ)」)
■御子柴弁護士の正体は元少年A。
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園部信一郎は14才のとき佐原みどり(5才)を惨殺したが、医療少年院で聴いたピアノで感情が蘇り、稲見教官から「後悔も謝罪もするな。償え。」と諭された。
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御子柴礼二に改名して司法試験に合格し、法外な報酬と引き換えに手段を選ばず被告を無罪に導く悪徳弁護士になった。
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荒稼ぎする理由は、贖罪として佐原みどりの母親に毎月100万円を振り込むため。
■御子柴は保険金殺人事件・東條美津子被告の弁護を担当する。東條美津子はトラック事故に巻き込まれて脳挫傷の重体になった夫・彰一を、集中治療室の人工呼吸器が止めて殺した容疑。東條夫婦には全身まひで車いすの息子・幹也がいる。
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ある日、美津子の薬物歴と御子柴の正体をネタに強請っていたフリーライター加賀谷が東條工場で雷に打たれて死んだ。強請りネタが世間バレたら裁判に不利になるため御子柴は死体を遺棄した。
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【無罪を勝ち取る】御子柴は裁判で、人工呼吸器のボタンは美津子の指紋のついている面積の圧力では切れないことを証明して無罪を勝ち取る。
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【どんでん返し】東條彰一は美津子が殺したのでも医療ミスでもなく別の者に殺された。犯人は幹也。携帯電話の電磁波で電源OFFして殺した。動機は保険金。自分を妊娠中の薬物の影響で脳性麻痺させたくせに息子として愛さなかった美津子に罪をかぶせた。
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【どんでん返し】加賀谷は感電死で殺されていた。犯人は車いすの幹也。オートメーション化されたフォークリフトを使って蛍光灯に触れさせた。動機は彰一殺しのトリックに気付いてゆすってきたから。
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【どんでん返し】黒幕は美津子。不倫関係の社員と共謀してトラック事故を仕組んだが夫・彰一を殺すには至らなった。そこで幹也の計画はすべて見抜いたうえで黙って見守り、まんまと彰一を殺してくれた。
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最終判決で無罪を勝ち取ることができれば『一時不再理の大原則』によって2度と夫殺しを追及されずにすむ魂胆だったが、御子柴を追っていた刑事に真相を見破られ、美津子は殺人未遂、殺人ほう助、殺人教唆の罪に問われる。
●ドラマ【悪魔の弁護人】あらすじネタバレ2(原作「追憶の夜想曲」)
■夫殺しの容疑で懲役十六年の判決を受けた主婦・亜希子の弁護
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殺された夫・伸吾は開発部長だった会社が倒産したためデイトレーダーになるも上手くいかず負債額6000万円を抱え部屋にひきこもっていた。伸吾は父・要蔵から支援された金も株につぎ込んで失敗。さらにDV夫であり、自白も動機もあるため亜希子は懲役16年の決まり量刑を争っていた。
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【無罪を勝ち取る】裁判で御子柴は、亜希子が9才のとき5才の妹を惨殺されたことでPTSDを患い、いまも先端恐怖症だと看破する。台所に包丁が1本もなく、亜希子は包丁に触ることさえできず無罪が証明された。
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亜希子が自分を犠牲してまでかばった真犯人は13才長女・美雪だった。美雪の動機は伸吾に性的虐待されたからだと思われた。
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【どんでん返し】美雪に性的虐待していた犯人は祖父の要蔵。使用済みの避妊具は持ち帰っていたがキッチンに捨てた箱に指紋がついている。要蔵が小学校教師をやめた理由も11才女児へのイタズラで学校は証拠がないのをいいことにうやむやにしていた。要蔵でなく伸吾が殺された理由は、支援という名の口止め料で要蔵に美雪を売ったから。
■【御子柴の正体がバレた】御子柴は亜希子の無罪を証明する過程で、妹みどりを殺した当時14才の『死体配達人』園部信一郎と同一人物だと世間にバレてしまった。
●ドラマ【悪魔の弁護人】あらすじネタバレ3(原作「恩讐の鎮魂曲(レクイエム)」)
■少年院時代に贖罪を説いてくれた教官・稲見が、老人ホーム『伯楽園』の介護士・栃野を殴り殺した殺人容疑で逮捕された。御子柴は恩師の弁護を力尽くでもぎ取るが、稲見は殺意を認め罰をうけ罪を償うことをを望んでる
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栃野は日常的に入所者を虐待していた。稲見が栃野と普段からもめていたという自白は入所者仲間と口裏を合わせていた嘘であり、実際は栃野から虐待された後藤清次を守るため殺していた。
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後藤清次は、駅のホームから転落したとき稲見の息子・武士が自分の命を犠牲に助けた男だった。時を経て『伯楽園』のテレビ特集で後藤を見た稲見が入所したが、恥ずかしさで名乗れずにいた。
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栃野は過去にブルーオーシャン号事件(転覆事故)で日浦佳織の救命胴衣を奪って生き延びた。逮捕されたが緊急避難が認められ無罪になった。栃野は『伯楽園』で「オレは人殺しだ」と入所者たちを脅して支配していた。
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裁判の最終弁論。日浦佳織の生前のアルバム写真から、稲見の入所者仲間の小笠原夫人の孫だと判明。御子柴の「稲見に後藤を守ってくれと頼んだのか?」という質問に夫人は「記憶にございません」と答えた。
【無罪ならず】検察は懲役15年を求刑、御子柴は第三者を助けるための緊急避難だとして無罪を主張したが、判決は懲役6年。御子柴は控訴しようとするが、罪を償いたい稲見は断った。
【どんでん返し】黒幕は小笠原夫人。法廷の外で小笠原夫人は御子柴に、稲見に「あの人を守って」と『男子特有のヒーロー精神』を刺激したことを告白。完全犯罪だが法律違反ではない。モーツァルトのレクイエムが流れていた。
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稲見も小笠原夫人が黒幕で復讐のため自分を犯人にしたことを知りながら、後藤を守るために栃野を殺した。
●ドラマ【悪魔の弁護人】最終回結末あらすじネタバレ(原作「悪徳の輪舞曲(ロンド)」)
■御子柴の母親・郁美が、再婚した夫を自殺に見せかけて殺害した容疑で逮捕され、妹の梓から弁護を依頼された御子柴。30年ぶりに母と妹に再会した御子柴だが、自分を捨てた家族に対する愛情はなかった。
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【無罪を勝ちとる】御子柴は法廷に機材を持ち込んで、郁美の再婚相手・成沢拓馬の自殺現場を再現し、釣り金車の仕掛けは不可能だと証明した。これによって郁美の偽装殺人の冤罪は晴れた。
【真相】成沢の自殺は、郁美に偽装殺人の罪を着せることが目的だった。
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前妻・佐希子は無差別通り魔事件で殺されたが、犯人は統合失調症で不起訴。心身障害で犯行責任を問われず医療機関に収容され、両親は民事裁判後に賠償金を払わずに夜逃げして失踪し、成沢は憎しみを溜め込んだ。
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成沢のPCの閲覧履歴から、熟年婚活パーティーで紹介された女性が『少年犯罪ドットコム』9ページ目の『死体配達人』こと園部信一郎の母親・郁美だと知ったと判明。
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行き場のない憎しみを、同じ刑罰を逃れた犯罪者と家族に向けて前妻の無念を晴らすため、郁美と再婚して冤罪にしようと首吊り自殺を偽装したというのが真相だった。
■【どんでん返し】郁美は父の自殺の真相を御子柴に明かした。
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御子柴が園部信一郎だった14才のとき、5歳少女を惨殺して逮捕され、父・謙造は仕事をクビになりノイローゼ、世間からの誹謗中傷にあい母・郁美もノイローゼ気味だった。
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高額な慰謝料を保険金で賄うため父・謙造は自殺偽装を計画し、母・郁美は首吊りを自殺幇助したというのが真相だった。
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父親は現実から逃げて自殺、母親は自分を捨てたと思っていた御子柴だったが、本当は両親は自分を愛していたと知った御子柴だった。
●最後に
【悪魔の弁護人】最終回ネタバレを簡単に紹介しました。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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