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天海祐希さん主演の医療ドラマ【トップナイフ】のキャストと、原作小説を読んで最終回の結末までのあらすじネタバレを紹介します。
【トップナイフ】の原作小説は、フジテレビの名作ドラマ【コードブルー】の脚本を手掛けた林宏司さんが初めて書いた小説。コードブルーを見てない人でも天海祐希さん主演だから見てみたい人も多いですね。
あらすじは、深山瑤子(天海祐希)・黒岩健吾(椎名桔平)・西郡琢磨(永山絢斗)・小机幸子(広瀬アリス)4人の天才脳神経外科医たちの過去・苦悩と葛藤が描かれるヒューマンドラマ。
キャストと、原作小説を読んで最終回の結末までのあらすじネタバレを紹介するので【トップナイフ】に興味ある人は参考になったら幸いです。
目次
●医療ドラマ【トップナイフ】キャスト
■東都病院 脳神経外科
■脳外科医たち(変人ばかり)
● 深山瑤子 50才(天海祐希)
脳動脈瘤のスペシャリスト。過去に離婚したバツイチで罪悪感がある。娘がいる。
● 黒岩健吾 53才(椎名桔平)
脳腫瘍のスペシャリスト。「世界のクロイワ」の異名をもち講演やテレビ出演もし、トップナイフ賞を日本で初めて受賞。女性関係が派手な独身。子供が大嫌い。
● 小机幸子 26才(広瀬アリス)
専門研修医。東都大学医学部を首席で卒業して勉強はできるが肝心の実技がからっきし。恋愛経験ゼロ。
● 西郡琢磨 34才(永山絢斗)
外科もカテーテルも出来る二刀流の自称天才だが中身はコンプレックスの塊。「世界のクロイワ」と不仲。
● 今出川孝雄 61才(三浦友和)
外科部長。人の才能を見分ける能力に優れている。天才医師たちを脳外科に集めたのは秘密の理由がる。
■看護師たち
● 犬飼剛 35才(福士誠治)
深山の厳しい要求にこたえる
● 小沢真凛 23才(森田望智)
若手いち優秀
● 伏見愛子 29才(藤本泉)
一番の常識人
■部長秘書
● 玉井静香 24才(宮本茉由)
美人秘書のほかに別の顔をもつ
■病院の近所のBAR「カサブランカ」
医師たちの憩いの場
● 来島達也 30才(古川雄大)
マスター。チャラくて女性を口説くことで頭がいっぱい。
●医療ドラマ【トップナイフ】原作小説あらすじネタバレ 最終回の結末は?
医療ドラマ【トップナイフ】原作小説では、深山瑤子(天海祐希)・黒岩健吾(椎名桔平)・西郡琢磨(永山絢斗)・小机幸子(広瀬アリス)4人が、それぞれ犠牲にしてきたことが描かれます。
■東都病院 脳神経外科
今出川部長は、脳外科のスペシャリストたちを破格のギャラでスカウトした。
脳細胞や中枢神経は傷つけたら二度と再生できない。1mm傷つけただけで一生歩けなくなる可能性もある、しかも3分酸素がいかないだけで脳は死ぬ。
頂点の外科医は「トップナイフ」と呼ばれるが、24時間いつでも急変に備えて待機するので恋愛・結婚・友人関係・その他もろもろを犠牲にし、得られるのは高収入・少しの誇りと自尊心だけだ。
■原作小説ネタバレ1 深山瑤子(天海祐希)
深山瑤子 50才(天海祐希)は脳動脈瘤のスペシャリスト。ただでさえ癖のある脳外科たちのまとめ役で、後輩医者や看護師に厳しい態度をとることも多い。
瑤子はバツイチで元旦那と娘に罪悪感がある。過去、カルフォルニアの大学病院に留学した30才のとき医療系企業から留学してきた真一と出会い、32才で結婚。34才で娘の真美を出産した。
その後、東都総合病院からスカウトされチャンスが訪れた。家事育児に理解のある真一と義父母が背中を押してくれたが現実は甘くなく、毎日が真剣勝負で産後3か月で職場復帰。家事育児は真一と義父母に任せきりだった。
やがて真一が娘との時間を作ってほしいと音を上げたが、瑤子は仕事を選んで40才離婚。6才の真美は真一が引き取った。その後、最初は月一娘と会ったがやがて頻度が減って今では半年会ってない。
一方、真一は医療メーカー事務員の薫と再婚。薫は仕事を辞めて専業主婦になり3年後に男児を出産。真美のことは我が子同然に可愛がってる。
そんななか今、娘の真美が制服姿のまま家出して瑤子のもとへやってきた。真美は瑤子の家に居候し、薫の愚痴や悪口、恋愛関係での悩みを打ち明ける。瑤子は仕事の自慢話をし、真美が好きなバンドのライブに連れていき喜ばせた。
そのうち瑤子はこのまま娘を引き取って一緒に暮らそう、シフトを変えて仕事を減らして娘の面倒を見ようと考える。
しかし真一に現実を突きつけられる。薫は真美を一生懸命育て、幼稚園からずっと毎日交換日記も続けていた。家出した真美を心配して倒れた。
また、真美の本当の悩みは学校の部活でイジメられていたことだった。瑤子は上っ面の会話しかせず娘の本音を知ろうともしなかった自分に気付く。
「悪いけど帰ってくれる?お父さんお母さんのところ。愛してるけど仕事の邪魔なの」何を差し置いても娘のために飛んでいく・・・それが親だ。私にはできない。
その後、瑤子は20年間ずっとそうしてきたようにプールで泳いで1人で泣いた。
■原作小説ネタバレ2 黒岩健吾(椎名桔平)
黒岩健吾 53才(椎名桔平)は「世界のクロイワ」の異名をもつ天才脳外科医。手術室でのミスは絶対許さず、罵倒されて辞めた看護師や若手医師は数知れず。「仕事も遊びも目一杯」がモットーで、結婚歴なしで女性はあとくされない水商売の女だけ遊ぶ。
ある日、過去の女が「あなたの子供よ」と5~6才の子供ヤスシを連れてきた。吉永玲子は6年前に何度か寝た、六本木で売れない女優をやりながらのホステス。黒岩を利用して売名しようと金づるにしたので手切れ金渡して別れた。玲子は黒岩に子供を一方的に渡してそのままタクシーで帰ってしまった・・・連絡先も知らない。
六本木のクラブで知り合った大学病院の事務員・高木にDNA鑑定を頼むと、DNA親子鑑定結果は「親子確立99.9%以上」だった。避妊は気を付けていたのになぜだ。困惑する黒岩。
子供と同居生活が始まった。黒岩が子供が嫌いだ。言葉が通じない・突然暴れだす・気まぐれ・注意力も散漫・言うことを聞かない・酔っ払いと同じだ。
だがヤスシはニコリともせず大人しい。興信所使って玲子を調べると何人も違う男と同棲していたと判明。ヤスシが警戒心が強く無表情な理由はこれか。
さらにヤスシは保育園でイジめられてた。子供ながらにいろいろなことを諦めながら生きていると知った。
レストランでハンバーグをごちそうするとヤスシは子供らしい元気な顔を見せた。
黒岩は人生を振り返る。視床下部が損傷して「何に対しても現実感が湧かない」コタールシンドロームという症状の患者と話してると、家庭を持たずずっと遊んできた自分も「何に対しても現実感が湧かない」人生を生きていたことに気付いた。
過去、黒岩の父親は学校では慕われる高校教師だったが家庭では酒を飲んで家族にDV。母親は黒岩が小学3年生のとき妹を連れて出て行った。父親は高校2年の夏に肝硬変で死んだ。叔父から借金して3流医大に通い死に物狂いで勉強してアメリカに留学して、先輩の技術を盗んで腕を磨いた。
2か月一緒に暮らした黒岩はヤスシを引き取ると決めた。仕事を減らしてほかの病院に移り子育てしようと。
ところが玲子は「子供を返してほしい」と言ってきた。黒岩の子供というのは嘘で、ヤスシは別のギャンブル好きのダメ男の子供で、DNA鑑定の高木は玲子とグルだった。
新しい男に連れ子のことを相談したら引き取っていいということになったと。
黒岩はせっかく心が開いたのにヤスシと別れることになった。「一緒に行ったレストランに黒岩の知り合いだと言えば何でもタダで食べられるぞ、毎日行け、大人になってもずっと毎日行け」言ってるうちに目頭が熱くなる。
「男はなめられちゃダメだ。やり返せ。どこ行っても俺がついてる。」
ヤスシと別れたあと、黒岩は自宅の洗面所でヤスシが置いていったハカイジャーの人形を見つけ、声を出して泣いた。
■原作小説ネタバレ3 西郡琢磨(永山絢斗)
西郡琢磨 34才(永山絢斗)は、31才の最年少で脳外科の認定医。若き天才。外科手術とカテーテル両方に精通してるのは倍の勉強・修練という前代未聞の挑戦を成功した証明。外科医にとってオペの技術は強さだ。トップナイフになる日は近い。
そんな西郡は、11才の自分が裏山の高台で泣く夢を見る。
西郡にはコンプレックスがある。過去、小学4年生で引っ越した先は下町で、気が弱くナヨナヨして、両親で医者で金持ちなことへの嫉妬もありイジメられた。担任教師はイジメを放置し、母親が抗議したら担任から嫌われてイジメが悪化した。
唯一の友達は松野くんだったが、イジメっ子から2人で喧嘩しろと命じられ、これ以上イジメられたくないから無抵抗の松野くんを殴った。松野くんは怒らなかったがこれで友達がいなくなった。
心許せる相手はもう現れないと気付いたとき強くなった。誰とも打ち解けずイジメなくなった。猛烈に勉強して名門私立中学に進学し、東都大学医学部を経て脳外科医になった。「俺は強くなる」
しかし「才能がない」と落ち込む出来事が起こる。
聴神経腫瘍切除の患者・新井伸二の手術は、異例の速さ9時間でオペ終了させ称賛される。
その後、新井の母親が脳梗塞で倒れ動脈瘤が破裂。しかし西郡は手に負えず黒岩が手術を成功させ、自分の力のなさを知る。
腫瘍内出血の患者・根岸マリエは作曲家になるのが夢。最近ひらめいた曲をレコード会社に絶賛され人生前向きになり西郡も喜んでいた。ところが脳腫瘍が原因でサヴァン症候群であり、一度聞いた曲を瞬時にコピーできる能力が身に着き、作った曲はオリジナル曲ではなかった。西郡は「君には才能はないんだ」と告げ、手術で腫瘍を切除し命は助かった。
その後、西郡は夢の中で、泣いてる11才の自分に「もういいよ。頑張ったよお前は」と34歳の自分が優しく肩を抱いた。
■原作小説ネタバレ4 小机幸子(広瀬アリス)
小机幸子 26才(広瀬アリス)は、幼少期から成績は常にトップ。東都大学医学部に進学したのは脳外科医でトップだから。医者になった理由は、一番偏差値が高いからで何の志もない。
26年間褒められたことしかなかったが、脳外科医では肝心の実技がからっきしで、今は怒られてばかりの毎日。
恋愛偏差値ゼロ。男性と付き合ったことがなく、中2の夏休みに夏祭りで手をつないだのが最後。
実は東都病院脳神経外科を選んだ理由は「恋愛経験ある?ないなら脳外科に来たほうがいい。脳は心。心を知らなきゃね。」と今出川部長から言われたからだった。
そんな小机は、ある患者と嫁に出会ったことで心に触れる。
前川洋三は脳卒中によって脳の一部が損傷して体の半分が空間認識できない「半側無視」の症状があり、自分の左腕を自分の腕だと認識できない。
そこでAVM(脳動脈奇形)の切除が必要だが、自分の左腕を若い女性だと勘違いして恋してるため手術を拒否。嫁の純子もそんな旦那に怒って手術同意書にサインしない。
小机は理路整然と説得すると、前川はなんと離婚して左腕と再婚すると言い出した。
しかし「左腕の女性」の名前が「山本あつこ」だとわかると、嫁の純子が手術に同意した。
「あつこ」とは「純子」の別の読み方だった。若いころ大阪万博でコンパニオンをしていた純子は前川にしつこくナンパされて「あつこ」と名乗った。前川が語るあつこのストーリーは、夫婦が出会った頃のそれだった。
前川は亭主関白のDV旦那だが、昔は嫁を愛していた。そのままでいさせたかったから手術に同意しなかったのだ。一方で苦しめかったのも本当で、今は年を取ってると知らずに昔の私に恋してることは残酷なことだからと、純子は笑った。
悲しくても人は笑うと小机は知った。
■原作小説ネタバレ 最終回の結末は?
最終回までに4人それぞれの苦悩が描かれると思います。
そして最終回の結末は原作にある深山瑤子(天海祐希)このセリフで締めくくられると思います。
「人の痛みは見えない。だけど想像して寄り添うことはできるのかもしれない。努力すればほんの少しは」
「医者たちもそれぞれに痛みを抱え、人間的には決して完璧じゃないけれど、患者に対しては完璧であろうと日々努力している。」
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