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田中圭さん主演の2020春テレビ東京ドラマ【らせんの迷宮~DNA科学捜査~】の原作漫画【らせんの迷宮‐遺伝子捜査‐】1巻を読んだので、1話からあらすじ犯人結末ネタバレを紹介します。
【らせんの迷宮‐遺伝子捜査‐】は夏緑さん&菊田洋之さんによるDNA捜査のミステリー漫画で、1巻と2巻が刊行され完結してます。
あらすじは、天才遺伝子科学者の神保仁(田中圭)が、熱血刑事の安堂源次(安田顕)や科捜研の美女・乱原蘭とともに、DNA知識を駆使して未解決事件を解決していくミステリー。友情や家族愛など人間ドラマも描かれるのでけっこう深いです。1話で神保と安堂刑事の出会いから始まります!
原作漫画の1巻あらすじ犯人結末ネタバレを紹介するので、ドラマ【らせんの迷宮~DNA科学捜査~】に興味ある人は参考になれば幸いです。
目次
●田中圭ドラマ【らせんの迷宮~DNA科学捜査~】原作漫画 登場人物キャスト
● 准教授の神保仁(田中圭)
変人で天才の遺伝子科学者。
変人エピソード
・木の上のリスの毛を採取しようと木登りして落ちる(安堂刑事がクッションになり助かる)
・大学の校舎の通気ダクトに詰まる(安堂刑事がひっぱりだして助かる)
・公園の池で溺れかける(安堂刑事が助けた)
これは神保オリジナルDNAデータベースのためサンプル集め。動植物のDNAを集めてデータベース化すれば、間接的に犯人を絞り込む手がかりになるから。
● 熱血刑事の安堂源次(安田顕)
涙もろくて直情型の昭和な刑事!
● 科捜研の美女・乱原蘭(倉科カナ)
「お乱」と呼んでくる安堂刑事のことはコキ使うSだが、イケメン神保の前では可愛いぶりっ子に変身。どんな女優さんが演じるのか注目です!
●田中圭ドラマ【らせんの迷宮~DNA科学捜査~】1話から犯人と結末あらすじネタバレ(原作漫画1巻)
■1話 事件1 DNAは騙せない
警察がDNAのデータベースを運用したのは2005年以降だ。
2002年の「ホワイト電機女子社員転落死事件」は自殺と断定されたが、安堂刑事は他の事件資料を探してるとき偶然、遺留品の左胸のハンカチを見て他殺を疑い、科捜研にDNA鑑定を依頼した。
ところが科捜研は手一杯のため、聖ヘリックス医科大学の神保を紹介される。神保「DNAは究極の個人情報だ。身長・体格・性別・何歳ごろガンにかかるかもわかる」
「ホワイト電機」営業四課の沢村百合子は屋上から転落して即死した。手すりに指紋がないので最初は殺人で捜査。上司の守山は妻子あるが個人的な相談相手で親しかったので犯人かと疑われたがアリバイあり、最終的に自殺と断定された。
だが風評被害で守山は会社に居づらくなって辞め、嫁とも離婚して田舎で農業をしている。
安堂刑事は、遺留品のハンカチに血が付着していたことから、転落前に血を流していた証拠だと考える。DNA検査すると本人の血だが、他人のDNAがわずかにあった。
ホワイト電機の全社員のDNAを採取するが該当者はおらず・・・ところが沢村百合子が妊娠していた子供の血だと判明。おそらく妊娠初期で流産で破水したときの血。
子供のDNAから、父親は支社長だと判明した。
動機は、不倫のすえ子供を妊娠したため喧嘩して突き落とした。守山は疑いが晴れて嫁も戻ってきた。
■2話 事件2 データベース
キャバクラ「ティアラ」で源氏名アリサで働いていた山村里美20才が自宅の浴室で死亡した。
ツメの間に皮膚片があり犯人に抵抗した跡か?
容疑者は、里見が通っていたホストクラブ「ジョーカー」No.1の源氏名「信長」こと森信夫。1年前に整形してイケメンホストになっていた。
里美がツケを溜めててモメてた噂があるが、森は嫉妬するやつのデマだと否定。防犯カメラに若い男が映っていたが、森は客のモモカの自宅にいたアリバイがある。
里美のツメの間の皮膚片をDNA鑑定した結果、森とは別人だった。5年前の窃盗事件の参考人の1人・鹿島浩司と一致したが、3年前から消息不明である。
しかし鹿島は里美の接点がない。
森の田舎の両親に会った神保は、いきなり両親を耳かきして、耳垢が粉っぽいことを確認。
その後、森を「森信夫行方不明事件」の重要参考人として連行し、耳垢をとった。
耳垢は、乾いてカサカサするタイプと、日本人85%の湿ってネトネトしたタイプに分かれる。森の両親は乾いたタイプなのに、息子の森は湿ったタイプだった。
なんと森の正体は鹿島だった!
鹿島はホストになる前、路上で森信夫と喧嘩したら死なせてしまい、森に成りすました。
里美を殺した動機は、売春を強要して痛めつけてるうちに殺してしまった。
客のモモカはアリバイを嘘ついた偽証で逮捕された。
■3話 事件3 連続殺人事件X
科捜研の美女・乱原蘭は、時期も手口もバラバラの5件の事件現場から採取したDNAサンプルが一致したことを発見。
● 1998年の資産家夫婦刺殺事件
● 2003年のタクシー強盗殺人事件
(交番巡査時代の安堂が第一発見者)
● 2006年の雪だるま殺人事件
● 2007年の老女ひき逃げ事件
● 2010年の白骨遺棄死体事件
同一犯の犯行か?容疑者Xは誰だ?
神保はすぐ気づく。科捜研の出入り業者「薬剤寺ケミカル」の楠田が、冷蔵庫に商品を置く時うっかりDNA検査薬に触れたため楠田のDNAが混ざってしまったのだ。つまり容疑者Xは楠田だが、犯人ではないと、笑い話で終わった。
しかしその後、若い女性を殺した雪だるまに隠した「雪だるま殺人事件」だけはデータベースと一致した。つまり楠田は現場にいた犯人!
そして乱原蘭が誘拐された!
楠田は証拠のDNAを消すために今の会社(研究機材や試薬などの製造販売取次をする「薬剤寺ケミカル」)に入り、捜査の目をそらすため無関係な犯罪資料に自分のDNAを意図的に混ぜて、乱原蘭に近づいた。
「雪だるま殺人事件」の動機は、居酒屋でハメを外してる女性がいたので、行為に及ぶことができると思い尾行したら抵抗され訴えると言われたから。
廃工場で楠田がノコギリで乱原蘭を殺そうとしたとき、居場所を突き止めた安堂刑事が突入し、楠田を逮捕。
蘭は「頼れる男だってわかってた、来てくれるって信じてたわ」と安堂刑事に泣きついた。
■4話 事件4 O型血液の容疑者
27年前に親友の粟野が亡くなった大城は「DNAで犯人を見つけてほしい」と安堂刑事に懇願する。
当時、大城と嫁の万里子、粟野の3人は大学時代の仲間で就職とともに上京。粟野はテレビ局のADになり、テレビでは杉田清子の曲「渚のラストダンス」が流れていた。
しかし26才のとき粟野が自宅で死亡しているのを大城と万里子が発見。
衣服は乱れ全身に青アザがあり、ジュースと胃から覚せい剤が見つかり、死因は過剰摂取とされた。覚せい剤の売人が容疑者だったがアリバイがあったので事故死扱いとなった。
そして今、安堂刑事と神保は決定的証拠見つけた。
ジュースのストローの唾液から粟野以外のO型の血液型が検出された。
・粟野A型
・大城AB型
・万里子AB型
O型は誰だ?DNA検査すると「O型は男」で「AB型は女」と判明。粟野はジュース飲んでない?万里子が現場にいた?
万里子が犯人だと自白した。
当時、真理子は粟野の風邪が心配で部屋に行った。ジュースをストローで飲んだ。粟野は余命数か月の病気でやけになって覚せい剤をしてると知った。
可哀そうになり一緒に覚せい剤を飲んで眠るように死のうと思った。
しかし粟野が覚せい剤入りジュースを飲むと、もがき苦しんで死んだので、怖くなって逃げてしまった。
粟野は直接コップで飲んだからストローにDNAがなかった。コップに真理子の指紋がなかった理由は氷で表面が濡れていたから。
それ以来、真理子は自首する勇気がなかったので、逮捕されるのをずっと待っていた。これで楽になった。
O型男の正体は粟野だった。病気は白血病で青アザはその症状。粟野はAB型だが血液を作れない白血病のせいでO型に変わってしまった。
大城は、実は真理子が犯人で苦しんでると薄々気付いていたが言えなかった。これで重荷を下ろしてあげることができる。
■5話 事件5 冤罪
斉藤一馬22才は、徳田令子27才を殺した容疑で逮捕され有罪判決。しかし父親は息子の無実を信じ冤罪を主張し続けている。
令子は高級婦人服店の店員で、終電で帰宅途中、自宅近くの駐車場でスポーツタオルで絞殺された。バッグや財布は残っていたので物取り目的ではない。
容疑者は、同じビルの警備員・斉藤一馬22歳。体調が悪いとき万引きを逃がしてしまい、礼子に罵倒されながら何度も蹴られたので、怨恨の動機がある。一馬は否認したが、タオルから一馬のDNAが出て犯行を認めたのだが。
今、一馬は真犯人にハメられた冤罪を主張している。
神保は不審に思う。怨恨殺人で凶器がスポーツタオル?なぜ私物の凶器を現場に残した?
一馬は高校野球児だったが大学進学後、母親が肝臓ガンで死亡、父親も肝臓ガンになり入退院を繰り返したため、野球を辞めてバイトや看護につとめた。
スポーツタオルは高校野球部時代のタオルだった。
父親によると、タオルを持ち出せた人間はもう一人いた。事件の1か月前、警備会社の副主任・三崎義文が、一馬が留守中にとつぜん父親の見舞いに来た。しかし三崎は部下を思いやるようなキャラじゃないため、目的はタオルを盗みに来たと思われる。しかし動機がわからない。
一方、神保は一馬の無罪の証拠を発見する。一馬の体調不良はB型肝炎だった。母親が最初にB型肝炎になり、父親が感染、父親から一馬に感染していた。
一馬の歯ブラシからB型肝炎ウイルスのDNAが見つかり、タオルにはB型肝炎のDNAがなかったので、病気が無実の証人となった。
安堂刑事が三崎を追求したら自白した。
令子がデイトレードで儲けてると聞き、アドバイスを受けてその通りやったら大損。文句を言ったら「自己責任でしょ」と言われたのが動機。
■6話 事件6 天才少女の挑戦
青原高校の高見沢知花と理花はIQ160を誇る一卵性双生児の双子の姉妹。
片方が万引きしてわざと防犯カメラに映り、特定できない一卵性双生児の特徴を逆手にとって警察にゲームを仕掛けてきた。
そこで科捜研でDNA鑑定したが、一卵性双生児のDNAがまったく同じクローンのためどちらかを特定はできず・・・。
万引きは10店舗が被害にあい、6店舗はDNAが出たが4店舗は出なかった。
神保はどの店で知花と理花どっちが万引きしたか特定できると断言「DNAは騙せません」
神保は大学に姉妹を呼んだ。双子のDNAを採取しウイルスのDNAを流すと、姉妹で反応が違った。
人間の体からはDNAを分解する酵素が出ていて個人差がある。理花のほうが酵素が多かった。酵素は自分のDNAも壊すから理花が触れたものは指紋は残ってもDNAは残らないのだ。
つまりDNAが出た6店舗の万引き犯は知花。出なかった4店舗は理花。
それに防犯カメラに映った視線の向きが違うことで神保は犯人は2人ともだと見抜いていた。
こうして双子は補導された。
万引きは商品作りに関わる大勢の人たちの想いを踏みにじる行為だと神保から説教された双子は、自主的に店に返金して謝罪した。
■7話 事件7 死体なき殺人
あるアパートの2階から1階の部屋に血がしたたってきた騒ぎが発生。
2階は安堂刑事の先輩、松木巡査の部屋で、血の海とともに同棲中の婚約者・白河典子の姿が消えていた。血のDNAは典子と一致。4Lという量は典子の全血液量なのでもう死んでるはず・・・。犯人は足跡も隠す用意周到さ。
交番で1人で仮眠中だった松木巡査がアリバイがないので容疑者として逮捕され、否認するが、典子を探してもらう条件で犯行を認めて逮捕拘留された。
安堂刑事は松木巡査の無実を信じてるが、仲睦まじい2ショット写真に違和感を覚える。真夏に長袖で帽子とサングラスでまるで誰かに顔を見られたくないようだ。
典子の転入届はなく以前の住所も不明、白河典子が本名かどうかも謎。安堂刑事は典子の自作自演を疑うが、血のDNAは紛れもなくすべて典子だった。
だが神保は、少しずつ採血して冷蔵庫に4Lを保管すれば自作自演は可能であると、血液は冷凍庫の温度では劣化することを利用してRFLP法で説を立証した。
安堂刑事は市内にいた典子を発見。
典子の正体は、本名は権田詩織で、関西のヤクザの娘だった。父親は違法賭博で堅気から巻き上げて儲け、詩織も大人になるとディーラーとして汚い仕事を手伝うようになったが、罪の意識で嫌になると、自分を道具として見ていない父親に失望して家出して上京した。
父親に居場所を知られないため転入届を出さず、仕事も家もなく彷徨っていた時、階段を踏み外して転びそうなところを松木巡査が助けてくれて交際に発展した。
やがて結婚を申し込まれた頃、父親の部下に見つかってしまったので、父親をあきらめさせるため死んだことにした。
松木巡査が疑われないよう夜勤を選んだつもりが仮眠中でアリバイがなく迷惑をかけてしまったことを後悔している。
つまり殺人事件など存在しなかった!
詩織は遠くに逃げることもできたのに市内にいたから松木巡査を利用したわけではないようだ。拘留を解かれた松木巡査は、アパートを出ていく詩織を見つけると愛情をこめて「詩織!」と声をかけた。
●田中圭ドラマ【らせんの迷宮~DNA科学捜査~】原作漫画1巻あらすじの感想
神保がDNA知識を使って事件を解決していくところも面白いですが、
ひとつひとつの事件に人間ドラマがあるところが一層面白くしてると思います!
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