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ドラマ「半沢直樹2(続編)」の最終回ネタバレを紹介します。前編「ロスジェネの逆襲」と後編「銀翼のイカロス」のうち、前編の最終回結末をあらすじネタバレしたいと思います。
「半沢直樹」といえば、平成の民放連続ドラマ視聴率1位!日本中を熱狂させた社会現象ともなった伝説ドラマ!半沢直樹役はもちろん堺雅人さんでついに帰ってきました。
「半沢直樹シリーズ」の原作は、ヒットメイカー池井戸潤さんの小説。
情報漏えい、裏切りの裏切り、不正など、敵と味方に分かれて勧善懲悪なストーリーは最終回は必ず勝利する結末とわかっていてもそこに至るまでの描き方が秀逸だから面白い!
前編「ロスジェネの逆襲」では、半沢直樹が出向した証券会社を舞台に、バブル世代と、若いロスジェネ世代の戦いが繰り広げられます。ロスジェネ証券マン森山が相棒!
目次
●ドラマ【半沢直樹 続編】前編「ロスジェネの逆襲」キャスト登場人物ネタバレ
■東京セントラル証券(東京中央銀行に子会社)
● 岡社長
出向組。「銀行を見返せ」が口癖。
● 神原専務
出向組。半沢に好意的
■営業企画部
【 バブル世代の出向組 】
● 部長:半沢直樹(堺雅人)
銀行の営業第二部次長から左遷。
● 次長:諸田
勢いで仕事するタイプ。
● 調査役:三木
【 ロスジェネ世代 】
● 営業企画部 調査役:森山雅弘
ロスジェネ世代。出向者やバブル世代を嫌う。理論派。
● 尾西
■東京中央銀行
● 中野渡頭取
● 三笠副頭取
半沢を憎んでる
【 半沢の同期(バブル世代) 】
● 融資部:渡真利忍(及川光博)
● 広報室次長:近藤
● 法務部次長:苅田
【 電脳アドバイザリー担当チーム 】
● 経営営業部長:伊佐山
● 証券営業部次長:野崎
■IT企業「電脳雑技集団」(バブル世代)
● 平山一正社長
● 平山美幸副社長(嫁)
● 財務担当役員:玉置
● 営業担当役員:戸村
■PC・周辺機器販売大手「フォックス」
● 郷田行成社長(創業者)
「電脳雑技集団」の玉置を信用してる。
■IT企業「東京スパイラル」(ロスジェネ世代)
● 瀬名洋介社長
【 瀬名社長と決裂する 】
● 戦略担当役員:加納
● 財務担当役員:清田
■大洋証券
東京スパイラルとアドバイザリー契約。
● 営業部長:広重
● 営業部:二村
■ゼネラル産業
●「ロスジェネ」とは?どんな意味?
世の中全体がバブル崩壊後の不景気という名のトンネルに入り、出口を見出だそうともがき苦しんだ10年間。
1994~2004年にまわる就職氷河期に社会人になった若者たち。
メディアは彼らを「ロストジェネレーション」、略してロスジェネ世代と呼んだ。
●ドラマ【半沢直樹 続編】前編「ロスジェネの逆襲」原作小説あらすじネタバレ
■「電脳雑伎集団」が東京スパイラルを買収?
半沢直樹の出向先は東京中央銀行の子会社「東京セントラル証券」。まだ業歴が浅く、企業買収の実績もあまりないため業績は鳴かず飛ばず。今までの大口案件は銀行から回されたものばかりだから、市場の厳しさも知らない。
ある日、IT企業の雄「電脳雑伎集団」平山社長夫妻から、ライバルTI企業「東京スパイラル」を買収したいからと相談を受ける。平山社長は創業5年目で上場して40才で巨額の利益を得たスター起業家で、今年で50才。平山が地味なサラリーマン風スーツに対して、副社長で嫁の美幸はド派手ファッション。
買収戦略のアドバイザーの座に就けば、巨額の手数料が転がり込んでくるビッグチャンス。バブル世代で部下の諸田は浮かれるが、「東京セントラル証券」に買収ノウハウがなく実力不足だとわかってる半沢直樹は慎重で乗り気になれない。
平山社長の意図が見えない。「東京スパイラル」の検索サイトがほしいのが買収理由だというが、瀬名社長は必死に抵抗する敵対買収になるだろう。
「東京スパイラル」瀬名社長は30才でロスジェネ世代。友人2人と起業し、今や売上は一千億円をこえる。買収には1500億円が必要だが「電脳雑伎集団」にはそこまで資金がないため同額の有利子負債を抱えることになりリスクが高い。
優秀だが組織に媚びず堂々と反対意見を言うタイプのも森山は成功する見込みはないと悲観的。それに対して諸田は気合いでなんとかするつもり。
■買収アドバイザーチーム編成
諸田はこのチャンスを逃すまいと巨額手数料を狙ってがぜんやる気。半沢の指示で諸田がアドバイザーチームを新たに編成し、バブル世代の三木をリーダーにした。、「電脳雑伎集団」の営業担当なのにメンバーから外された森山は「ざけんなよ」と納得いかないが引き下がった。
上司に媚びるだけでミスも多い無能の三木だが、企業買収の経験ゼロだが出向前は情報開発部にいたからわかってるつもりだと森山に豪語する。
諸田はより利益の高い成功報酬で受注し、半沢は客観的検討を求めるが諸田は精神論ばかり。
ところが三木チームは1週間たっても具体的なスキームが出せない。相手を調べずに買収ありきで考えてる。さらに1週間後やっと提案らしきものが出来たが、平山社長は対応の遅さにしびれをきらし「もう結構です」と契約破棄した。
半沢は部下に任せきりにしていた責任もあり岡社長から激しい叱責を浴びる。疫病神だと非難される。当の諸田の勢いは消え保身に徹していた。
■銀行の横取りだった!リーク元は誰?
そんななか噂を聞きつけた半沢の同期の渡真利忍(及川光博)からの情報で、買収を知った東京中央銀行の証券営業部がメインバンクの立場を利用して「電脳雑伎集団」と買収のアドバイザー契約を結んだと判明。
子会社の大仕事を横取りする理不尽な横槍!経営営業部長で巨漢の伊佐山と、証券営業部次長の野崎の仕業だ。
銀行が買収を知るとしたら内部からのリークだ。銀行の利益に関わることだから出向者に疑惑の目が向けられる。
森山雅弘はコケにされた怒りを露わにし、半沢は「この借りは必ず返す。やられたら倍返しだ。」と宣言。親会社のエリートたちへ戦いを挑む。
●ドラマ【半沢直樹 続編】前編「ロスジェネの逆襲」最終回の結末ネタバレ
最終回までの概要ネタバレ
● 敵と謎だらけの窮地のなか、ロスジェネ世代の証券マン森山が半沢とともに真相を暴いていく。
● 三木チームの対応の遅さはわざとで諸田の指示。諸田が伊佐山に買収計画をリークした。
● 伊佐山は「東京スパイラル」元役員に接触し時間外取引で大量株取得。
● フォックス社長がホワイトナイトとして現れるが、正体は「電脳雑伎集団」の手先。しかし電脳の裏切りにあい「東京スパイラル」に買収してもらう。
● 「太洋証券」が買収対抗策のアドバイザー担当を申し出る。
● 銀行の罠スキームを訴訟するとICレコーダ片手に脅す
■最終回の結末ネタバレ 取締役会
伊佐山は「電脳雑伎集団」に対する追加支援を議題にあげ稟議書を提出。その理由を説明する。
「東京スパイラル」元役員に接触し、時間外取引で3分の一弱の株式を取得したが、子会社「東京セントラル証券」が「東京スパイラル」のアドバイザーに就くありえない事態が発生。
「電脳雑伎集団」の親密企業「フォックス」買収を主導し、マスコミを利用して事業計画をPRし株価を釣り上げた。そのせいで期限までに買収するためには500億円の追加融資が必要となった。
総額2千億円の支援になるが、銀行全体の将来にわたる収益確保のためだとアピールし、三笠副頭取も後押し。
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しかし営業第二部長の内藤「本当にそうだと言い切れますか?」と疑問を呈し、詳しい者から説明させるとドアを開けると半沢直樹がいて、稟議書をゴミだと言い放った。
稟議書は、買収成功ありきの予定調和で作られてるが重大な見落としがあると、半沢は「電脳雑伎集団」の秘密を暴露する。
「電脳雑伎集団」は利益が出ているように見えていたが、実際は「ゼネラル産業」と共謀して営業譲渡を利用した資金還流と架空売上で、粉飾決算していた。それを「東京スパイラル」でうやみやにしようと企んでいた!
■「電脳雑伎集団」の秘密の詳細
【 営業譲渡 】
2年前「電脳雑伎集団」は新会社「電脳電設」を設立し、「ゼネラル電設」から社員もろとも営業譲渡を受けた。
「ゼネラル電設」は業績不振で再建中の「ゼネラル産業」の子会社で、当時「ゼネラル電設」の評価総額は120億円。「電脳雑伎集団」が営業譲渡に対して支払った金額は300億円。差額が180億円もある。
「ゼネラル産業」は営業譲渡によって赤字を回避し、準主力銀行「白水銀行」での資金調達に成功した。
「電脳雑伎集団」はこの2年間、「ゼネラル産業」から総額150億円以上の受注残高があるが、それ以前に取引実績はない。
【 資金還流 】
一昨年の「電脳雑伎集団」の利益は25億円、昨年度は70億円。この利益は本当なんだろうか?
真相は、評価額と売買価格の差額180億円は、売上という形で「電脳雑伎集団」に資金還流したに過ぎない。
ソースとなる資料は森山が保管していたもので、同じものが銀行にも提出されてるから証券営業部の見逃し。
【 粉飾決算 】
「電脳雑伎集団」はなぜ大して取引実績のない「東京セントラル証券」に買収依頼したのか?
「東京中央銀行」は「ゼネラル産業グループ」のメインバンクだ。銀行が精査すれば粉飾決算がバレてしまうから。
「ゼネラル産業」に株式売却資金として還流し、「電脳雑伎集団」の「ゼネラル産業」に対する架空売り上げの原質になっている。
「電脳雑伎集団」の前期利益は25億円。計上している「ゼネラル産業」の架空売上70億円は仕入れも外注もないのでそのまま利益計上できる。
つまり「電脳雑伎集団」の前期決算は実質50億円近い赤字!
【 買収の本当の目的 】
「電脳雑伎集団」は「ゼネラル産業」に対して将来の子会社買収を約束する代わりに、子会社の営業譲渡という形で資金を還流させ、売上として計上して利益が出てるように粉飾決算した。
「東京スパイラル」を買収したい本当の目的は、そうした窮状と粉飾決算を闇に葬るための隠れ蓑として利用するため。業績好調な「東京スパイラル」と一緒になれば、赤字も粉飾もうやみやにできるから。
半沢は「電脳雑伎集団」の元財務担当役員の玉置に事実関係を確認してある。
中野渡頭取は、不正に気付かなかったのは証券営業部の完全な失態だと叱責し、「電脳雑伎集団」への追加支援は見送りになった。
証券営業部は既存支援1500億円の回収をするよう命じられ、伊佐山は顔面蒼白。
三笠副頭取の頭取になる夢は消えてガックリ。
■「電脳雑伎集団」平山夫婦の結末ネタバレ
平山夫婦は上場で巨額の創業者利益を手に入れたが、その後、競争激化で本業の収益は悪化・・・新たな収益を求めて設立した様々な会社に個人資産まで投入したが、ほぼ未回収のまま、つぎつぎ儲け話に投資したが失敗していた。
伊佐山は平山夫婦に、資金還流と架空発注の図を見せるが、平山社長は「知りません」とシラを切る。
伊佐山の目的は1つ「全額いつ返済していただけますか」
■森山の結末ネタバレ
森山は瀬名社長と祝杯をあげた。
「東京スパイラル」を裏切って電脳に大量の株を売却した元役員が、通信ビジネスを始めたが見通しが狂ったので事業を引き取ってもらい復職したいと言ってきたが、瀬名社長は断るという。
代わりに財務担当役員に信用できる森山を誘った。しかし半沢の言葉に胸を打たれた森山は会社に残り「東京スパイラル」を担当することにした。子会社コペルニクスが日米の市場から資金調達できるように事業展開を手伝うことになった。
半沢の言葉とは「お前たちロスジェネ世代が社会や組織に自分たちの真の存在意識を認めさせるべき時だ」「ロスジェネの逆襲がこれからはじまるとオレは期待してる」
■半沢直樹の結末ネタバレ
「電脳雑伎集団」はいずれ捜査当局のメスが入るだろう。既存支援1500億円が不良債権になれば銀行は損失を抱える。
逆恨みした三笠副頭取は、再建と債券回収のため半沢を「電脳雑伎集団」に出向させる案を出した。そして伊佐山はすべてを半沢のせいにして弁解する。
しかし証券部門には優秀な人材が揃ってると言われた頭取は、出向は伊佐山が適任だと指名。
さらに、平山社長の退任は既定路線で銀行主導の再建になるため「全責任をとるから一任してほしい」と言っていた三笠を出向させ社長に置くことにした。
半沢の人事は、営業部第二部次長に出戻り!
かつての部下たちから拍手で歓迎された!
●感想
半沢直樹は出向してもブレずに尖ってました!
バブル世代とロスジェネ世代の対決は、世の中の世代交代の縮図のようでもあると思いました。
花ちゃんの名前が一度も出ませんでした!ドラマでは癒しキャラで出てほしいです!
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