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文春が【サービスデザイン推進協議会】とは電通やパソナが隠れ蓑にしてる幽霊企業だと報道しています。
「おもてなし規格認証」事務局から始まり、「IT導入補助金」事務局、そして現在コロナの持続化給付金の事務局を国から受注された企業。
その正体は、国(経済産業省)からの大型案件を電通らが受注して莫大な利益を得るための、幽霊企業だというのです。
「持続化給付金」事務局はコールセンターに電話もつながらない、入金がない遅いと不評なのに、電通パソナはコロナを利用してむしろ儲かってるのでしょうか。
目次
●コロナの持続化給付金の受注先は【サービスデザイン推進協議会】
コロナの持続化給付金の公式ホームページを見ると、一番下に「委託先:一般社団法人 サービスデザイン推進協議会」と記載があります。
中小企業庁 令和2年度補正 持続化給付金事務事業
(委託先:一般社団法人 サービスデザイン推進協議会)Copyright© 一般社団法人 サービスデザイン推進協議会
引用:https://www.jizokuka-kyufu.jp/(【持続化給付金】公式ホームページ)
●【サービスデザイン推進協議会】とは?会社概要は?
【サービスデザイン推進協議会】とは、
●「おもてなし規格認証」
●「IT導入補助金」
●「持続化給付金」
の3つの事務局を運営してる民間団体で、営利性のある事業を手掛けない一般社団法人なので非課税です。
「おもてなし規格認証」とはサービス品質を「見える化」するための規格認証制度で、「IT導入補助金」とは中小企業を補助する制度。両方とも経産省の肝いり。
【サービスデザイン推進協議会】は公式ホームページがないですが、【おもてなし規格認証】の公式ホームページに会社概要が記載されています。
■名称
一般社団法人 サービスデザイン推進協議会(Service Design Engineering Council)
■役員・社員等
● 代表理事 笠原英一
● 理事 8名(代表理事を含む)
業務執行理事:電通の平川健司
グループ長:パソナの吉田達志
■設立年月日
2016年5月16日
■住所
〒104-0045 東京都中央区築地3丁目17番9号
■事業内容
経済のサービス化等経済的社会的環境の変化から生じる市場経済の課題解決に向け、新たなサービスデザインとその市場創造を目的とし、その実現のため、次の事業を行う。
1) 経済のサービス化等の市場経済の課題解決に向けた社会的に必要とされる先進的な技術・製品・サービスを活用したサービスデザインとそれによる生産性向上や市場創出を図るために、民間サービスや市場の調査・分析、課題を抽出する事業
2) 新たなサービスデザインとそれによる生産性向上や、市場創出に向けて課題を解決するために必要な規格や認証制度等を含む政策や施策、仕組み、プラットフォーム等を立案・設計・運用する事業
3) 前各号を実行するために専門領域や専門分野を超えて官民が連携して必要な事業やプロジェクト、ファイナンス等を組成する事業
4) 前各号の事業を通じて得られた知見を用いた、新たなビジョン・事業モデル等の提唱・構築、企業・団体等への知見提供及びコンサルティングに関する事業
5) 前各号に掲げる事業に附帯又は関連する以下の事業
①情報の収集、分析、管理及び情報処理サービス業
②各種マーケティング業務
③広報に関する企画及び制作業務
④イベント、セミナー等の企画、制作、実施運営の業務
⑤コンサルティング業務
⑥民間企業の事業開発の企画、立案業務
⑦基金の設置、運用、管理業務
⑧協議会、委員会、コンソーシアムの組成、運用業務
⑨国内外関連機関との交流、連携、共同事業の実施、事業運営及び業務の受託
⑩前各号に掲げる事業に附帯又は関連する事業引用:https://www.service-design.jp/administrator/(【おもてなし規格認証】公式ホームページ)
●【サービスデザイン推進協議会】とは、電通とパソナが関係
■電通と、竹中平蔵のパソナが関係
【サービスデザイン推進協議会】とは、文春の報道によると電通が設立に関わっています。
さらに川内博史議員によると、電通、竹中平蔵会長のパソナ、トランスコスモスが設立したと判明してます。
5/26(火)代議士会での報告
川内博史議員
持続化給付金は、電通、パソナ、トランス・コスモスが設立した一般社団法人サービスデザイン推進協議会が、ほぼ100%の事業を受託。
1件当たりの手数料が5万円で法外な事務委託費ではないか。
しかも会社住所に行くと誰もいない。ほぼ丸投げで電通に再委託。 pic.twitter.com/dKA1MuGAAn— 立憲民主党(りっけん)国会情報+災害対策 (@cdp_kokkai) May 26, 2020
■経済通産省との関係
経産省肝いりの『おもてなし規格認証』事務局として設立したことになってますが、公募開始日の2016年5月16日に設立して採用されてるので、公募は名ばかりの、最初から【サービスデザイン推進協議会】が受注することが決まっていた出来レースだったと思われます。
「おもてなし規格認証」の公募期間
平成28年5月16日(月曜日)~平成28年6月14日(火曜日)
「おもてなし規格認証」の対象者
募集要領で定める条件を満たす者
引用:経済通産省
【サービスデザイン推進協議会】はこれで4680万円の補助金を交付されてます。
最初の理事だったユニバーサルデザイン総合研究所所長の赤池学さんは、経済通産省から頼まれて代表理事をやったと文春の取材でわかってます。となると、国の補助金事業を受注する一民間団体の代表理事選定に、発注者である経済通産省が関与していたことになります。
これは問題で、天下りの温床になると指摘されています。
■電通らの隠れ蓑(幽霊企業)
文春の取材で【サービスデザイン推進協議会】は電通らの隠れ蓑(幽霊企業)だと証言を得ています。
「『サービス協議会』は、経産省肝いりの『おもてなし規格認証』という制度を運営する団体として2016年5月16日に設立された。
主導したのは当時電通社員だったA氏で、電通が国の業務を間接的に請け負うための隠れ蓑として設立された団体と言われています」
引用:文春
現在の理事である笠原英一さんも、電通から頼まれて理事をやってるだけで【サービスデザイン推進協議会】は何も活動してないと言ってます。
「私は電通の友人に頼まれて、インバウンドの研究をやろうと思って入ったんだけど、何にも活動がないから。いつも会議は電通さんでやっていました。電通さんに聞いた方が」
引用:文春
【サービスデザイン推進協議会】は非営利団体ですが、電通ら民間に再委託すれば、それら民間企業が利益を得ることが可能です。
国(経済通産省)
↓
サービスデザイン推進協議会
↓
民間企業
●電通(広報、運用マネジメント)
●パソナ(人材派遣、コールセンター)
●トランスコスモス(ITの設計運用)
ネットでは、マスク転売よりよっぽど悪質、事実なら国民の税金からの中間搾取だと批判されています。
10万円給付金の各市町村での事務処理の仕事も、パソナが人材募集していたようです。
●【サービスデザイン推進協議会】コロナの持続化給付金で一件5万円
5/26(火)代議士会での報告
川内博史議員
持続化給付金は、電通、パソナ、トランス・コスモスが設立した一般社団法人サービスデザイン推進協議会が、ほぼ100%の事業を受託。
1件当たりの手数料が5万円で法外な事務委託費ではないか。
しかも会社住所に行くと誰もいない。ほぼ丸投げで電通に再委託。 pic.twitter.com/dKA1MuGAAn— 立憲民主党(りっけん)国会情報+災害対策 (@cdp_kokkai) May 26, 2020
【サービスデザイン推進協議会】はコロナの持続化給付金の事務局を受注したことで、一件の事務手数料5万円も国からもらってます。お金を振り込むだけで5万円なんて普通の民間企業ではありえないです。
トータル金額も、アベノマスク300億円の倍以上769億円で契約してます。
川内博史議員は公正取引委員会に告発してますが結果がどうなるか気になります。
#持続化給付金 川内博史議員が衆文科委/決算行政委で追及。2.3兆円の支給事務を、一般社団サービスデザイン推進協議会が769億円で受注/落札率99.3%。SD協は電通・パソナ等のトンネル団体。経産省大臣官房が定款作成の可能性大。川内議員はその場で、官製談合の疑いで公正取引委員会に申告=告発した。
— はたともこ (@hatatomoko) May 22, 2020
●【サービスデザイン推進協議会】コロナの持続化給付金の電話が繋がらない
コロナの持続化給付金はコールセンターに電話が繋がらない、入金もない・遅いと不評です。
【サービスデザイン推進協議会】の住所は東京・築地のオフィスビルの2階ですが、川内博史議員が行ったら誰もいませんでした。
持続化給付金の事務委託団体「サービスデザイン推進協議会」事務費を落札率99%約780億で受注。電通、パソナ、トランスコスモスの3社で設立。事務は、ほぼ丸投げで電通に再委託。団体の所在地に行ったが、リモートワークの貼紙があり誰もいない。皆は必死で申請しているのに。 pic.twitter.com/Qg3O5Lp3Iq
— 川内 博史 (@kawauchihiroshi) May 24, 2020
文春が行ったときも、ドアは閉まっていて、インターフォンを何度押しても反応はなかったそうです。
丸投げ先のパソナがコールセンターをやってるのでしょうか?
●ネットの反応
出てくる名前がいかにも
テレビで報道されなさそうな名前
でネットで拡散させないと知られずに終わりそうです
— テム (@tem_fsEdwxWAc) May 26, 2020
森かけ桜に続きコロナ利権と呼ぶべき案件。
— 織香Origaマメノラantinwo (@ZpLAnI1v2XtHDhE) May 26, 2020
アベノマスクの時と同じですね。
いつも相場以上の金額が動き、取引先はお友達業者で、そしてその中に正体不明の会社がある。政策と称し、大金を浮かせ、それを何かの穴に補填してんのかと思ってしまう。
— ただ飲み (@tada_no_mi) May 26, 2020
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