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アニメ映画【打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?】はちょっと難解なのでネタバレ解説があると内容がわかりやすいと思います。
そこで祐介が断った理由、謎のガラス玉『もしも玉』で何回時間を戻したか?、そもそも『もしも玉の正体』とは?そしてもっとも物議を醸す『ラストの意味・考察』についてネタバレ解説します。
8月6日金曜ロードショーで放送される前にネタバレ解説を見て内容を知っておけば、途中で内容がわからなくなることなく、最後の結末まで楽しめるかもしれないですね。
目次
映画【打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?】内容ネタバレ解説 祐介が断った理由
物語の舞台は、海の近い茂下町。中学校の登校日8月1日、及川なずな(広瀬すず)と島田典道(のりみち)(菅田将暉)の間で『もしも玉』が起こした不思議な1日が描かれます。
■内容ネタバレ解説1 祐介が花火大会を断った理由
8月1日登校日、典道と祐介がプール掃除に行くと2人が片思いする及川ナズナが水着でプールサイドに寝そべってました。それを見た祐介が「勝ったらナズナに告白する」と賭けて典道とクロール競争を提案。
なんか楽しそうだからレースに加わったナズナに見とれた典道はターンで足をぶつけるミスして負けます。勝者の祐介は告白する前に、ナズナから花火大会に誘われて面喰います。
祐介と典道が教室に戻ると、男友達が「打ち上げ花火、横から見たら丸い?平べったい?」の議論であつくなり、実際に灯台から確かめるため夕方5時に集合の約束をしました。
しかしこのあと祐介は、花火大会に行けないことをナズナに伝えてくれと典道に頼みます。
理由は明かしてないですが、女子とデートすると男友達にからかれて恥ずかしいからでしょう。
映画【打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?】内容ネタバレ解説 『もしも玉』で何回時間を戻した?
『もしも玉』は「もしもあの時〇〇していたら」と願いを込めて投げると、時間が戻ってその人の願った通
りの世界になります。
典道はナズナが持っていた『もしも玉』を使って、
★1回目の願いは「もしも俺が勝っていたら」(典道はまだ『もしも玉の正体に気付いてません』)
プールでのクロール競争の時間に戻って祐介に勝ちました。ナズナから花火大会に誘われました。しかし駅で電車に乗る勇気がなくナズナが母親に連れ戻されてしまいます。
男友達と灯台に行き、打ち上げ花火を横から見ると、なんと平べったい。実は典道は「もしも俺が勝っていたら」と願う前に「もし花火が平べったかったらどうする?」と祐介に言っていたので『もしも玉』が願いを叶える玉だと気付きました。
ここでまた『もしも玉』を使います。
★2回目の願いは「あのとき俺がナズナと電車に乗っていたら」
駅の時間に戻り、ナズナの母親とその再婚相手を振り切って、典道はナズナと電車に乗ることに成功。ナズナから東京で駆け落ちに誘われます。しかし踏切で祐介たちに見つかって、並走する車の母親にも見つかって、灯台まで逃げて追い込まれます。
★3回目の願いは「もしも祐介やお前の母親に見つからなかったら(2人きりでいられたのかな)」
電車に乗っていた時間に戻ると、電車が進路を変えて海上を走り出します。
空に◎が横に何個も描かれた神秘的な世界になってました。
★4回目の願いを込めて投げることはありませんでした。
このあと酔っ払いの花火師が砂浜で拾った『もしも玉』を花火玉と勘違いして打ち上げてしまい、『もしも玉』は木っ端みじんに砕け、元の世界に戻りました。
映画【打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?】内容ネタバレ解説 『もしも玉』の正体は?
『もしも玉』の正体は、映画の中ではまったく明かされませんが、考察のヒントはありました。
★前の所有者はナズナの父親?
電車の中でナズナが父親を回想するシーンで、父親の死体が海に浮いてるような描写があり、左手に『もしも玉』を握ってました。
ナズナの父親は、ナズナの母親が最初の結婚中の浮気相手。ナズナを妊娠したから父親と駆け落ちして茂下町に来た、ドラマや映画みたいな恋でした。
父親はきっと『もしも玉』を使って母親と恋愛して駆け落ちしたのだと思います。
その『もしも玉』を娘のナズナが拾いました。
★世代が変わって「駆け落ち」を繰り返す?
父親が駆け落ちしたように、娘のナズナも典道と駆け落ちしようとしたのかも。
でもナズナは駆け落ちなんて無理とわかってて、それでも転校する前に2人で過ごしたかったんです。
★『もしも玉』の正体は・・・
『もしも玉』の正体は、ナズナの父親が娘に残した奇跡のアイテムかもしれません。
もしくはただのガラス玉で、『もしもの世界』はすべて典道の空想だったかもしれません。
映画【打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?】内容ネタバレ解説 ラストシーーンの意味を考察
ラストは二学期の初日と思われる場面で、三浦先生が出欠をとりますが、及川ナズナの席は空席で名前呼ばれません。
典道の名前は呼ばれますが、登校しておらず、映画は終わります。
このラストシーンの意味がわからず、結局ナズナと典道はどうなったのか?様々な考察が行われてます。
■ナズナと典道は死んだという意味?
・灯台から飛び降りた
・電車と並走する車の母親が泣いていた
・海上を進む電車はあの世を連想させる
・夜の海に入ることは心中を連想させる
・ナズナの最後のセリフ「次会えるのどんな世界かな、楽しみだね」は来世での再会を連想させる
こういったことがヒントとなり、2人は死んだと考察させます。
■駆け落ちしてハッピーエンドという意味?
『もしも玉』がまた現れて、典道は登校日に朝に戻り、ナズナに告白して駆け落ち。祐介はそれを典道に宣言されたあとだから憂鬱な顔。
先生が及川ナズナの出欠を取らなかったのは転校をすでに知ってるから。
※ナズナは以前の『もしもの世界』の記憶はないので、いきなり典道から告白されたことになりますが、前から両想いだったのでハッピーエンド。13才なのですぐ連れ戻されますがめっちゃ幸せな時間を過ごします。
13才で駆け落ちなんて現実的じゃないですが、現実なんて考えないで行動できるのが思春期が最強なところだと思います。
できればハッピーエンドがいいですね。
まとめ
アニメ映画【打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?】の内容ネタバレ解説しました!
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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