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高木美帆さん(23才)と高木菜那さん(25才)は姉妹そろって平昌オリンピックに出場中のスピードスケート女子選手です。
姉妹ですが性格は正反対で、2人一緒に平昌オリンピック出場を果たすまでには、負けず嫌いの性格の姉・高木菜那さんが嫉妬したり、さばさばした高木美帆さんが姉の影響で闘争心に火が付いたりと、不仲な時期も含めお互い高め合ってきました。
そんな高木姉妹ですが可愛いと大人気。妹が可愛い、姉が可愛いと、それぞれファンが分かれどんなとこが可愛いかも意見が分かれてます。
でも高木姉妹がスケートを始めるきっかけを作ったのは兄でした。そして続けることができたのは、3つの教育方針を掲げる父母両親のおかげでした。そんな兄と両親の名前や職業はなんでしょう?
目次
●高木美帆と高木菜那の姉妹 性格は正反対
妹の高木美帆さんはサバサバした性格。
姉の高木菜那さんは勝負にこだわる闘争心が誰よりも強い性格。
高木姉妹の性格は正反対です。その違いが姉妹の不仲につながったこともありましたが、現在はお互いを認め合い関係になっています。
■姉の性格の変化
姉の高木菜那さんは、感情をストレートに表現する、正直すぎる性格で、幼い頃に妹が自分の真似ばかりするのを見てよく怒ってました。
妹が15才で2010バンクーバー五輪出場したときは嫉妬しましたが、性格のおかげで闘争心に火がついて2014ソチ五輪出場果たしています。
その頃には、妹は妹だし自分は自分と考えるようになり、妹を一人の選手として捉えられるようになりました。
■妹の性格の変化
妹の高木美帆さんは、常にひょうひょうとして一人で努力し続ける真面目な性格。
負けても自ら課題を見つけて一つ一つ解決していくことに集中して努力する天才。学生時代から手帳でスケジュール管理したり、メモ魔で、気付いたときはすぐメモする性格だったそう。
誰かに勝ちたいとか、負けたくないという気持ちではなく、いい滑りを実践することだけ考える性格。だから、嫉妬心むき出しな姉のことも『どうと思ったことは一度もない』といいます。
しかし2014ソチ五輪で自分が落選して姉だけが出場してから性格に変化が。初めて姉にライバル心を燃やし、2018平昌五輪に向けて『最高の舞台で、最高のガッツポーズがしたい』と、姉みたいなことを言うようになりました。
■姉妹の性格は正反対だけど息はぴったり
姉の菜那さんは身長155cm、妹の美帆さんは164cmで体格差があり、おまけに性格は正反対。
でも現在の姉妹はお互い認め合っていて息ぴったり。
現在は姉妹揃ってパシュートの主力選手として絆はさらに強まってます。その証拠に記録も伸び続けてるので2018平昌五輪でメダルに期待。
妹の高木美帆さんは、姉の菜那さんと一緒なら気を使わなくて済みます。
姉の菜那さんは人について滑るのが上手だし、レースで転んだことがないから、妹の美帆さんがどんどん引っ張っても、意地でもついてきてくれてそれが妹の安心感になるんです。これはリズムを合わせる点で有利ですよね。
姉妹一緒に出場したオリンピックで、初めての金メダルをつかみます!
●高木美帆と高木菜那 姉妹そろって平昌オリンピックまでの歴史
■高木姉妹のプロフィール
出身地:北海道幕別町
中学:札内中学校
高校:帯広南商業高校
● 妹・高木美帆(画像左)
生年月日:1994年5月22日
年齢:現在23才
大学:日本体育大学
職業:日本体育大学助手
性格:さばさば
2018平昌五輪出場種目:
1000m・1500m・3000m・マススタート・チームパシュート
● 姉・高木菜那(画像右)
生年月日:1992年7月2日
職業:日本電産サンキョー。
性格:負けず嫌い
2018平昌五輪出場種目:5000m・マススタート・チームパシュート
■スケートは兄の影響
高木家で最初にスケートを始めたには、清水宏保選手の1998長野五輪金メダルに触発された兄の大輔さんでした。すると家で留守番してるのが嫌な小学1年の姉・菜那さんが「やってみたい」と言いだし、5才だった妹の美帆さん滑り始めたのでした。
スケート以外にサッカーやダンスもやりました。
高木姉妹は小・中、冬はスケート、夏はサッカー、さらにヒップホップダンス教室にも通ってました。美帆さんはよく姉の真似て、ポーズも一緒、着るものも一緒だったそう。
美帆さんは高校時代にキレッキレのヒップホップダンスを文化祭で披露しています。
■姉のうえをいく妹
高木美帆さんは男子にも負けない運動神経の持ち主で、中学のサッカー部時代はU-15女子日本代表合宿に呼ばれるほどの実力でした。リフティングは現在でもテレビで40回を披露してます。
陸上競技でも活躍し、小学6年生で「北海道小学生大会」で新記録を更新し、2006年大会で記録した800m走の記録「2分24秒66」は現在も十勝小学生記録として残っています。
姉の菜那さんもスケート大会でいつも優勝するほどでしたが、妹の美帆さんはさらにそのうえをいき、小学6年生で2才年上の姉の記録を抜いてしまいました。
小学校までは学年別でしたが、中学生になるとレースで姉妹対決が増えました。中1の妹のほうが、タイムも順位も、中3の姉より上という結果が如実に表れ、姉にとって妹の存在がコンプレックスになりました。
■2010バンクーバー五輪 妹だけが出場
高木美帆さんが中学3年生のときバンクーバー五輪代表選考会の1500mで姉を抜いて優勝。日本スピードスケート史上最年少15才で五輪代表に選ばれ、日本中が「シンデレラガール」と騒ぎ立て鮮烈なデビューを飾ります。
当時、帯広南商業高校2年生だった姉の菜那さんは家族の前では愚痴も言わず明るくふるまってましたが、高校スケート部の東出俊一監督には、妹の五輪ブレザーやジャージなどを『燃やしてやろうと思いました』と愚痴りました。
2010バンクーバー五輪には両親と姉の菜那さん3人で応援に行ったのですが、「美帆~っ」と旗を振って声援を送りながら内心は『転べ』『ラップ、落ちろ』と思うほど嫉妬。
そんな姉の想いは関係ないと思いますが、高木美帆さんは1000mで最下位、1500mは23位という残念な結果に。
姉の菜那さんは妹への強い嫉妬と、五輪で妹以上の選手を目の当たりにしたことが、そのまま原動力となっていきました。
■2014ソチ五輪 姉だけが出場
4年後の2014ソチ五輪では、姉だけが出場して姉妹の立場が逆転。
妹の美帆さんは高校時代はスケート部に所属し、国内では敵なし、世界ジュニアでも2連覇を果たしたほど。そして日本体育大学1年生として迎えた2013年12月の代表選考会。
ところが妹の美帆さんは期待通りの結果を出せず、日本から姉の活躍を見守ることに。
ソチ五輪代表発表の会議室で、名前を呼ばれなかった妹の美帆さんは、代表に選ばれ挨拶する姉はすごい顔で見ていたそう。
その顔は美帆さんがこれまで見せたことのない、ライバルを見つめる顔つきで、『姉に勝ちたい』と初めて思ったのではないでしょうか。初めての挫折を味わい苦しい時期を過ごすことに。
実際、美帆さんは「いちばん近くで競技を続けてきた姉の“五輪に出たい”という強い思いに、気持ちの差は行動にも表れるんじゃないかと、自分の甘さを省みた」と当時を振り返っています。実は『ソチは平昌への通過点』と慢心していたのです。
2010バンクーバー五輪では姉が妹に嫉妬心を燃やしたのと同じように、今度は妹が姉に嫉妬して初めて闘争心を燃やし、肉体改造や、用意された靴をそのまま履いていたのを自分で吟味して靴を購入しブレードにもこだわるように、すごく繊細な部分まで自分を追い込んでいきました。
■姉妹揃って2018平昌五輪へ
妹の美帆さんは、平昌五輪代表選考会で1000m2位、1500mと3000mで優勝という、圧倒的な強さを見せました。特に1500mでは4年前から5秒短縮となる国内最高記録をマーク。
ストライボが力強くなり歩数も100m12歩から11歩に減りました。カーブで傾ける角度を鋭くしてカーブの速度ロスも防いでいます。
闘争心を内に秘める性格だった妹の美帆さんですが『最高の舞台で、最高のガッツポーズがしたい』『いい色のメダルを狙う』と話すように変わり、実際に2018平昌五輪1500メートルで日本史上最高の銀メダルを獲得しました。
バンクーバー五輪とソチ五輪をを経て、お互いの強みも弱点も、認め合えるようになった高木姉妹はついに初めてそろって2018平昌五輪へ出場。
チームパシュートは3人で1チームを編成。先頭の選手が入れ代わりながらチームで滑り、最後にゴールした選手の記録で競い合います。
2017年12月W杯第4戦で世界記録を更新して優勝。11月10日のW杯オランダ大会以来、わずか1カ月で世界記録を3度も塗り替えた日本女子チームパシュートは現在、金メダル候補です!
●高木美帆と高木菜那の姉妹 可愛いと人気
高木美帆(妹23歳/左)/高木菜那(姉25歳/右)
美帆がお姉ちゃんで、菜那が妹に見える(#^.^#)
姉妹で金メダル目指して! がんばれー\(^o^)/ pic.twitter.com/pTxptqrQ6g
— びぃぜっとぉ★祝30th★ (@bz30th) 2018年2月19日
高木姉妹はスケートの実力だけでなく、顔が可愛いということでも大人気。ネットでは妹派と姉派に分かれてます。
妹の高木美帆さんは、顔が可愛いのに喋り方がハキハキ男っぽくてそのギャップも好きという声が。可愛いから『佳子さまに見える』一方で『ちょっとスカしたような感じがまた』という声も。
姉の高木菜那さんは、顔も可愛いですが、身長が妹164cmに比べて155cmと小柄なことも可愛い要因。『ちびっこくて小動物ぽくて可愛い』という人気ですが、負けず嫌いなとこも男子からしたらきっと可愛いのでしょう。
妹の高木美帆さんが可愛いと思っていた人が、競技後のインタビューで姉を好きになるケースも。妹はノーメイクみたいなので余計に姉が可愛く見えるようです。
ちなみに妹の高木美帆さんがかっこいいと思った芸能人は、三代目のボーカル今市隆二さん。近くで見る機会があり歌う姿や姿勢がよかったそうです。実際はけっこう薄い顔が好きで一重が好きだとか。
また、可愛い悩みとして、太ももが太いから座ると脚を閉じるのが大変、下半身が太くなるから可愛い服が履けない。引退して細くなったらいいなと言ってました。
●高木美帆と高木菜那の姉妹 父親や兄の職業
高木家は5人家族です。
父・愛徳さん(60才)も職業は農機メーカー勤務。
母・美佐子さん(55才)の職業は介護施設勤務。
両親は元スケート選手ではありません。
姉妹がスケートをやるきっかけを作った長男・大輔さん(27才)は中学校教諭です。スケート選手じゃないですが、イケメンです。
高木家の教育方針は
1.子供がやりたいと言ったことは極力やらせる。
2.自分で決めたことに責任を持たせる。
3.親は口を出さず、コーチにいったん託したら、信頼して任せる
という3つ!
スピードスケートはフィギュアスケートみたいな超お金持ちのスポーツじゃないからできたんでしょうね。
子育て大成功ですね!
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