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日本競泳女子のエース池江璃花子さんが。2月12日にツイッターで白血病を告白しました。
白血病とは血液のガンで、急性と慢性、さらにリンパ性と骨髄性という種類があります。
記者会見で「早期発見で本人は前向き」と発表されましたが、白血病の種類は明かされていません。
しかし池江璃花子さんの症状から『急性』ではないかといわれ、同じ急性白血病を患った芸能人を参考に、治るのがいつか予想してみます。
いつ治るのか?2020東京五輪に出場の可能性や、治っても再発の可能性など、気になる人は多いです。
目次
●池江璃花子 プロフィール(画像)
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<撮影協力>
淑徳巣鴨中学高等学校 pic.twitter.com/kyZofYKWDQ— Tokyo 2020 (@Tokyo2020jp) 2018年11月15日
名前:池江 璃花子(いけえ りかこ)
出身地:東京都江戸川区
生年月日:2000年7月4日
年齢:現在18才
池江璃花子さんは水中出産で生まれ、3才から水泳を始め、まさに水泳をするために生まれてきました。
100mバタフライを得意とし、2015世界選手権で中学生で日本代表入り。
2016年、16才で五輪初出場!そのリオ五輪では決勝で100mバタフライで脅威の追い上げを見せ見事5位入賞を果たし、
大舞台でも素晴らしい泳ぎを披露し天才スイマーとして脚光を浴びました。
団体・個人あわせて18種目の日本記録を保持する名実ともに日本競泳界のエース。
泳ぐたびに日本記録を更新してきた若き日本のエースは、あくなき向上心はとどまることを知らず。
2018夏のアジア大会では日本選手史上最多の6冠に輝き、MVP(最優秀選手)に選ばれ、2年後の2020東京五輪の金メダル候補として期待の星。
●池江璃花子 白血病が発覚 病状は?
しかし12018秋頃から体に異変が・・・
体が重くこれまでにない疲労感が池江璃花子さんを襲い、思うように泳げず、練習中に急に泣き出すことも増えていました。こういう時こそ自分を追い込まないといけないと考え、年末にアメリカのフラッグスタッフで高地合宿をおこないました。しかしそれでも気力・体力が回復せず。
1月13日のレースでは体の重さが抜けず、得意の100mバタフライにもかかわらず自己ベストより4秒遅いタイムという、自分でもびっくりするくらい遅かったのです。
1月18日からオーストラリアで合宿をしていたのですが、今まで見たことのない肩で呼吸するような場面をコーチが目撃し、
2月4日、現地の医療センターで検査
↓
2月6日、血液検査の結果が出て、現地医師から「早く帰国して再検査を」と言われ急遽、合宿終わりを2日早めて緊急帰国。
↓
2月8日、帰国して再検査➝白血病と診断されました。
すぐ入院して現在、闘病生活を送っています。
白血病とわかった時はショックを受けていたものの、1時間後には前向きになったという強いメンタルで、病気に立ち向かう姿勢はコーチも頭が下がるほど。
わずか4日後の2月12日にはツイッターで池江璃花子さん自身が自分の言葉で白血病を公表しました。
ご報告です。 pic.twitter.com/zP2ykLRgCD
— 池江 璃花子 (@rikakoikee) 2019年2月12日
文面には18才の強い意志が込められています
●白血病とは? 治療法は?
白血病とは、いわゆる血液のガンです。正常な白血球が減って、異常な白血球が増えるといった、血液を作る機能に異常が起きる病気です。
血液の中には、赤血球、血小板、白血球といった血液細胞があり、この血液細胞は骨の中にある骨髄で作られる。この血液細胞が作られる過程で異常が起こり、血液細胞ががん化し増殖することで発症するのが白血病だ。
白血病にはさまざまな種類があるが、大きく分けると「慢性」と「急性」に分けられる。専門家によると、慢性白血病はゆっくり進行し健康診断で見つかることも多いという。急に症状が出た場合は急性白血病の可能性が高く、症状としては貧血や、出血・あざができやすくなり熱がでることもある。
引用:https://headlines.yahoo.co.jp/videonews/nnn?a=20190213-00000061-nnn-soci
■白血病の種類と症状・治療法
白血病には種類があり、大きくわけてリンパ性と骨髄性、そして急性と慢性に分かれています。池江さんのように若い患者は進行が早いといわれています。
● 急性と慢性の違い
急性リンパ性白血病・急性骨髄性白血病 ➝ 貧血による動悸・息切れ・体のだるさ・発熱などの症状が出る
慢性リンパ性白血病・慢性骨髄性白血病 ➝ 症状は微熱などと軽く、初期は自覚症状がないことも多い
● リンパ性と骨髄性の違い
急性リンパ性白血病・・・6才以下に多い 成人年間発症率10万人に1人。症状は倦怠感・発熱・出血・貧血など 治療法は抗がん剤・骨髄移植
急性骨髄性白血病・・・成人に発症する急性白血病はほとんどこっち。症状は倦怠感・発熱など 治療法は飲み薬
※リンパ性と骨髄性は、がん化する細胞系列の違いです。
池江璃花子さんは詳しい病状までは公表してませんが、白血病の種類は、『息切れ・体のだるさ』といったその症状から『急性』だとみられています。
●白血病の芸能人
白血病にかかった芸能人には、亡くなった人もいますが、克服した人もいます。克服した中には池江璃花子さんと同じアスリートもいます。
■亡くなった芸能人
● 女優の夏目雅子(享年27)
● 歌手の本田美奈子(享年38)
● カンニング中島忠幸さん(享年35)
20~30代の若さで亡くなっています。
■克服した芸能人
● プロ野球の岩下元投手(45才)
● 俳優の渡辺謙(59才)
● 女優の吉井怜(36才)
● 友寄蓮(23才)
● サッカー早川史哉選手(25才)
など
● 女優の吉井怜(36才)
18才のとき急性骨髄性白血病。奄美大島でグラビア撮影中の3日目の夜、シャワー浴びていたら寒くて39度の高熱を出し、都内で検査してすぐ入院。
治療法は、抗がん剤治療と骨髄移植(強い副作用がある)を提案され、悩んだすえ母親から骨髄提供されて手術し、2001年に白血病を克服しました。
1年半の入院生活、さら1年のリハビリを経て芸能界に復帰。2016年には俳優の山崎さんと結婚しています。
● 友寄 蓮(ともよせ れん23才)
高校2年生16才で「急性リンパ性白血病」を発症。
鼻血が止まらない、触れただけでアザが出来て異常に気付いた。治療中はしゃべることができず筆談。
1年4ヶ月の闘病のすえ完治。現在はモデルやタレント。
● サッカー早川史哉選手(25才)
U-17に選ばれた将来有望な選手で2016年アルビレックス新潟に入団し、開幕戦からスタメンで順風満帆だった。
しかし開幕から僅か2か月後の4月、22才という若さで急性骨髄性白血病を発症。
症状は寝られない・疲労感・練習ですぐに足がパンパン・風呂上りに貧血・強烈な寒気など。
治療に専念するため選手契約が一時凍結。抗がん剤治療で体重70kgは10kg激やせしたが、中学生の弟から「サッカーしてるとこ見たい」と励まされ、全国の募金活動や応援メッセージに励まされ、骨髄移植に成功し、発症から1年で退院。
ピッチから離れ約2年後24才で復帰、2019年1月に再び契約を更新しました。
●池江璃花子 白血病はいつ治る?復帰時期は?
白血病の治療には『完治』という言葉はあまり使われません。症状やガン細胞が消えても再発の可能性があるからです。
白血病の治療段階には、寛解と完治があります。
●寛解・・・病気の症状が一時的あるいは継続的に軽減した状態、または見かけ上、消滅した状態のことを言い、がんや白血病など再発の危険性のある病気治療で使われる表現。
・「部分寛解」・・・がんが縮小して症状が改善された状態
・「完全寛解」・・・がんの症状がなくなり検査の数値も正常を示す状態
●完治・・・病気やケガが完全に治ること
池江璃花子さんの18才という年齢だと
入院(寛解)
↓
入院(地固め治療(抗がん剤))
↓
完治
という流れになりそうです。
急性白血病の場合、寛解する確率は一般的に70~90%の高い割合で、年齢が若い人ほど確率があがります。
ちなみに再発の可能性は20%前後
■いつ治る?
急性白血病の場合、まずは抗がん剤を使った化学療法で、なるべく骨髄を良い状態に持っていき、早い人は1~2か月で寛解し、治療期間は短くて半年くらい。
2020東京五輪に出場するためには、夏の世界選手権で優勝するか、2020春の日本選手権で選考基準をクリアする必要があります。
芸能人の事例を見ると、1~2年はかかりそうなので、2020東京五輪は難しいような気もします。
しかし体力があることは治療に有利ですから、早めの寛解、完治になってもおかしくはなさそうです。
池江璃花子さんは東京五輪では自由形やリレーなどを含めて7種目や8種目に出場するとみられていました。金メダル最有力候補なので期待は大きく、チケット購入でも競泳は人気殺到でした。
完治して復帰した池江璃花子さんを見ることができたらドラマチックですが、無理しないでまずは病気をしっかり治してほしいですね。
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