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3月8日放送【ザ・ノンフィクション】に登場する、秋田県大館市の映画館【御成座(オナリ座)】に住む、切替義典さんの経歴プロフィールと嫁・子供など家族について紹介します。
日本で唯一、映画館で暮らす切替義典さん家族はどんな人なのでしょう?【御成座(オナリ座)】はうさぎが住む映画館として知られてますね。
目次
●御成座(オナリ座))とは?
【御成座(オナリ座))】とは、シネコンとは違う街の単品映画館。昭和20年代は全国各地でそういった映画館が大人気で、昭和27年(1952年)に秋田県大館市に【御成座(オナリ座))】もオープン。
その後50年にわたり市民に愛されましたが老朽化やシネコンの台頭によって2005年に閉館し、建物は廃墟として残りました。
閉館から9年後、切替義典さんによって2014年7月に復活。
現在は【映画館+切替義典さん家族の自宅】として存続しています。
■御成座(オナリ座))
住所: 大館市御成町1-11-22
電話: 0186-59-4974
開館時間:基本9:00〜18:00
(映画上映やイベント時は異なるため要確認)
休館日: 水曜日
HP:http://onariza.oodate.or.jp/
ツイッターアカウント:@OdateOnariza
●御成座(オナリ座)の切替義典 経歴プロフィール(画像)
秋田・大館の映画館「御成座」のオーナー、切替さんが超フラリとやって来てくれましたww
なんと、上越で仕事で滞在してるとのことでした!わざわざ立ち寄ってくれて嬉しいです(^-^)/ pic.twitter.com/KUPCdW0bBF— 高田世界館(明治築の洋風建築) (@takadasekaikan) December 20, 2015
名前:切替義典(きりかえ よしのり)
出身地:千葉県市原市
住所:秋田県大館市
高校:拓殖大学紅陵高校
職業:電気工事会社の経営、映画館「御成座(オナリ座)」経営
性格はお気楽主義で自由人。
切替義典さんは映画好きで、趣味はバイクで、ポメラニアン好き。愛車は90年前半のセダン。
●切替義典の家族(嫁と子供たち)
切替義典さんの家族は、嫁と子供2人(娘と息子)がいます。
■嫁の切替桂
ただいま御成座のオーナー、切替桂さんの取材が行われております!
何に掲載されるのかは、お楽しみに^^♪ pic.twitter.com/3UDBKQcgyv— 秋田県大館市地域おこし協力隊 (@odatetiikiokosi) February 13, 2018
嫁の桂さんは【御成座】復活オープンの10日前に子供2人を連れて千葉から引っ越してきたのですが、オープン後すぐ旦那は仕事で三重県に行くことになり、「おまえがやってくれ」と映画館を任されたそう。
戸惑いながらもやるしかなく、上映するためフィルム技師だけは雇い、最初の1年は休む暇もなく。月曜~木曜までは本業をこなし、金土日は映画館を開きますが、上映後に掃除すると夜8~9時になり、それから小さい子供をお風呂屋さんに連れていくハードな生活でした。
■息子
移住してきたときは小学校5年生。
現在は中学3年生で、4月から千葉で寮のある高校へ進学します。
■娘
移住してきたときは保育園児。
■白ウサギのてっぴー
— 御成座 (@OdateOnariza) March 6, 2020
千葉の小学校からもらい受けたウサギで、ロビー兼リビングで放し飼いしてる、みんなの人気者。
映画看板には必ず「隠れてっぴー」を描くのがお約束だとか。
■映画技師の遠藤健介
東京・新橋の映画館が閉館になったタイミングで御成座で「明日の上映から人がいない」と知り、翌日には大館へ移ってきて現在、御成座の2階に住みこみで働いてます。
劇場の後ろには遠藤さんのDJブースがあり、過去にDJイベントも開催してます。
ウサギを一番かわいがってますが、子供たちからはナメられてるそう。
●切替義典と御成座(オナリ座)の出会い~現在
■2011年 3.11で東北へ
2011年の3.11東日本大震災により、被災地の東北地方で電気工事の仕事が急増したため、切替義典さんは千葉から秋田に移住を決め、格安物件を探しました。
そして大人数で住めそうな大きめの家を発見。築65年、敷金・礼金0で家賃5万円の格安物件を見つけた!と思ったら、映画館【御成座】の廃墟だったんです。その時は移住したら家族で映画が見れるくらいにしか思ってませんでした。
■2014年移住して【御成座】復活!
2014年7月、切替義典さん家族は千葉から秋田県大館市に移住し、秋田で電気工事会社を営む暮らしが始まりました。
廃墟の【御成座】を家として住めるように掃除していたら「御成座復活」の噂が広まり、実は惜しまれながら閉館した映画館で、地元は復活を願ってると知りました。
2014年はちょうど秋田で国民文化祭も開催されたため【御成座】で映画上映のオファーもあったのですが、最初は断りました。
しかしその後「やってみてダメだったらすぐにやめればいい」というお気楽主義で復活を決意!
格安物件に引っ越したのに、数百万円かけて【御成座】を復活させました!
■映画館の厳しい経営
しかしシネコン全盛の現在、単館映画館はすぐに経営危機に陥ります。
映画上映で200席満席になったことは一度もなく、ずっと赤字で本業の電気工事会社の利益で補います。
映画上映だけでは厳しいので貸館として、演劇、落語、ライブ、個人上映会、プロレス興行なども各種イベント会場として利用されています。
2019年7月にはオーナー土地と建物を買い取るか、更地にするかの二択を迫られたため、買い取るための資金をクラウドファンディングで募りました。
■現在、地元に愛される
大晦日は近所の人々が集まって来て、映画館のスクリーンで「紅白歌合戦」を楽しみます。
上映看板は、デザインの仕事歴のある地元民がボランティアで手書きの看板を作ってくれます。
さて、ただいま劇場内では『<片隅>たちと生きる 監督・片渕須直の仕事』が大盛況で上映中!このあと15時5分過ぎからは山田礼於監督による舞台挨拶が行われます。一旦は取り付けた絵看板も監督の応援に駆けつけますよ!劇場内の皆さまはどうぞお楽しみに! pic.twitter.com/uBbACNPZRb
— 御成座 (@OdateOnariza) March 1, 2020
●切替義典の自宅兼映画館【御成座(オナリ座)】の間取りは?
【御成座(オナリ座)】は映画館だけでなく、切替義典さんの家族の自宅でもあります。どんな間取りなんでしょう?
【御成座】
秋田県大分市にある映画館。
切替さん一家が自宅として使っている。 pic.twitter.com/mVClwwtj26— TK10 (@TK10_EnDooooo) October 28, 2016
■1階
● ロビー(兼リビング)
ロビーは家族で食事したりくつろぐリビングになっていて、テレビはもちろん、切替義典さんが好きな映画のVHSコレクションや、雛飾りや子供たちの賞状も飾ってあります。
● ロビー横の事務所
映画館のオフィス機能。
● 売店(兼キッチン)
子供はタダでジュースが飲めます。
● 劇場(定員200名)
休映中は広い子供部屋に変身。スクリーンの前は卓球場になったり、小さなドローンを飛ばして遊んだりします。手すりは娘の鉄棒になります。
● 階段
2階から劇場につながる階段付近には、前の運営者のものが残されたまま。
● 物置
1階の劇場裏は物置になってます。
■2階
● 映写室
50年以上の歴史を持つ映画館の心臓部。古い資料や備品も当時のまま。フィルム上映は半年に1本程度で、他はBlu-ray上映もします。
● 部屋
昔は支配人や映画技師のための部屋。現在は家族の住まいです。
● トイレ
ちょっとした迷宮の奥にあります。
■お風呂がない
お風呂は使い物にならないので風呂なしです。
■住み心地は?
老朽化で風呂なしなだけでなく、雨漏りするるし、雪国なのに寒しし、実は住居スペースは狭いしで、メリットといえばスクリーンで好きに映画を見られるくらい。
映画の音は住居スペースに筒抜けだし、住居スペースで子供が縦笛を吹いても劇場に聞こえます。
息子は「普通の家に住みたい」と言ってるそうですが、一方で映画館で働く母親を見て育った娘のほうは将来の夢が「映画館の人」だそう。
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