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GW時期の天体ショー「みずがめ座η(エータ)流星群」が2019年5月に出現するので、見頃の時間帯と方角を調べました。ピークは5月6日よるで見頃はその後の未明!
方角や方向はどこを見ても大丈夫ですが、出現の瞬間が見たいなら「みずがめ座」の方角。流星痕もキレイです。
3大流星群に次ぐスケールの「みずがめ座η(エータ)流星群」2019年5月の観測条件は最高です!天気や時間、場所次第で天体ショーを楽しめます。東京でも肉眼で見えそうですが、流星の数はいくつなんでしょう?
東京・大阪・名古屋・北海道・福岡など九州・沖縄など、全国の場所で観測できたら、たくさんの人がワクワク願い事できます。
見頃時間の未明は一番眠い時間帯でもありますが、観たことない人はチャンスだし、最近星空を見てない人は久しぶりに見るいい機会ですね。
目次
●【みずがめ座η(エータ)流星群2019.5月】時間と方角・方向
■名前:みずがめ座η(エータ)流星群
■出現期間:4月19日(金)~5月28日(火)
■出現ピーク:5月6日(月) 23時頃
■見ごろ時間:5月7日(火)日の出の1時間半~2時間半前
■方角:どこでも
■数 :1時間に10個くらい
■観測条件:月明かりなく最高!
2019年の観測条件は最高です。5月5日子供の日が新月で月明かりがないから、大変よい条件なんです。天の川が見えるような夜空の暗い場所なら1時間に10個くらいの流星の数!
天気は、ピーク後で一番の見頃となる5月7日(火)の未明は、西日本を中心に晴れで関東から北は曇り予想です。でもピーク前や前後でも観測は可能だから晴れてるときは観測のチャンスです。
※天気の画像
みずがめ座流星群見えるらしい pic.twitter.com/zr707iGUTd
— 大真 (@manwith178) 2019年5月4日
■見ごろ時間は?
ピークは5月6日(月)23時頃ですが、一番の見頃時間は日付が変わって7日(火)の未明。みずがめ座η(エータ)流星群は夜明けに近い時間に昇ってくるのが理由です。
見頃時間の詳しい時間は、7日(火)の日の出の1時間半~2時間半前の1時間です。
東京なら午前2時~3時頃
福岡なら午前3時から4時頃
せっかくなら10連休中に見頃になってほしかった・・・連休明けの出勤に向けて寝ないと・・一番寝たい時間ですね。
■方角・方向は?
流星群のニュースは、東西南北どの方角を見ればいいか報じられい場合があって困ることがありますね。
実は方角・方向は、どこを見ても大丈夫。月明りがあると避ける必要がありますが今回は月明かりもないし。
ただ、流星が出現する瞬間を見るなら、放射点『みずがめ座η(エータ)』のある東南東の空です。
流星は放射点を中心に四方八方に流れるから、方角・方向はどこを見ても大丈夫。
※放射点の方角の画像
現在、みずがめ座η(エータ)流星群が活動期を迎えています。
活動のピーク(極大)は日本時間の5月6日(月)の23時頃と予想されていますが、日本ではまだその時間にはみずがめ座η流星群の放射点が地上に昇っていないため、観測には7日(火)の未明〜夜明け前がおすすめです。https://t.co/qVpe7OKcHC pic.twitter.com/er8q9NdaZ2
— ウェザーニュース (@wni_jp) 2019年4月30日
■流星の数は?
1時間に10個くらい!
天の川が見えるような、街明かりがなく空が開けて暗い場所の場合です。
街明かりのある場所だと、1~5個くらいの可能性・・・
■観測のコツは広い場所と肉眼!
街明かりが少なく、できるだけ夜空が広く見渡せる場所がポイントです。双眼鏡や望遠鏡は逆に見える範囲が狭くなってしまうので、肉眼がオススメ!
●【みずがめ座η(エータ)流星群2019.5月】1番見える場所はどこ?観測場所も知りたい
東京・大阪・名古屋・北海道・福岡など九州・沖縄など、全国色々な場所の人達が観測できたらいいですね。
1番見える場所はどこか観測場所も知りたい人のため、関東になりますがオススメ観測場所を紹介します。
■東京など関東の観測場所
●東京都
・夢の島公園
東京都江東区夢の島2-1
・奥多摩湖ダムサイトパーキング
東京都西多摩郡奥多摩町原
●関東
・栃木県:戦場ヶ原
栃木県日光市中宮祠 栃木県日光市中宮祠
・栃木県:八方ヶ原
栃木県の北部、矢板市北部から那須塩原市南部
・栃木県:湯西川温泉の道の駅
日光市西川478-1
・神奈川県:湘南国際村
神奈川県横須賀市湘南国際村一丁目
・神奈川県:ヤビツ峠
神奈川県秦野市蓑毛
・埼玉県:堂平山天文台
埼玉県ときがわ町大字大野1853
・千葉県:東浪見(とらみ)海岸
千葉県長生郡一宮町東浪見
●【みずがめ座η(エータ)流星群2019.5月】観測にあたり注意事項
5月に入り昼間はけっこう暑いですが、夜は意外と冷えこむので上着を忘れないことが大切です。山や海岸で観測するなら特に。
連休明け早々体調を崩したら大変ですよね。魔法瓶に温かい飲み物を入れて用意しておいたりするのもオススメです。
●みずがめ座η(エータ)流星群とは?(画像)
みずがめ座η流星群の明るい流星 2019年5月4日26時02分 pic.twitter.com/u21D0PpiA9
— じーわら (@gwaratko) 2019年5月4日
「みずがめ座η(エータ)流星群」とは、毎年肉眼で観測できる流星群のひとつ。初めて観測されたのは8世紀の中国で、その後1868~1870年にイタリアで観測が記録されています。
正体は有名な『ハレー彗星』がまき散らしたチリなんです。彗星の通り道を地球が通過したとき、宇宙空間に残された塵が流星群として見えるんです。
1時間あたりの流星出現数は、約10個。毎年4月下旬~5月初めに活動していて、極大ピークは5月6日か7日で年によって変わります。いつも未明に東の空に昇ってくるみずがめ座が放射点。
「みずがめ座」の流星群は、5月G.W「みずがめ座η(エータ)流星群」7月「みずがめ座δ(デルタ)流星群」の2種類があります。これはのη(エータ)星を輻射点とする流星群と、δ(デルタ)星を輻射点とする流星群の違いです。
※η(エータ)とは星の明るさを表す記号
明るい順に
1 α(アルファ)
2 β(ベータ)
3 γ(ガンマ)
4 δ(デルタ)
5 ε(イプシロン)
6 ζ(ゼータ)
7 η(エータ)
■流星痕がスゴイ!
「みずがめ座η(エータ)流星群」は、流星痕がスゴイです。
速度およそ66km/sでスピードが速い流星群だから、流星痕が乗りやすく、ロケットみたいに真っ直ぐ流れる明るい光の跡を観測できます。
※流星痕の動画
今朝もよく晴れ、みずがめ座η流星群の活動が見られました。これは2019年5月5日2時14分に富士から望遠カメラで撮影した、-1.3等のみずがめ座η流星群の流星です。画面右上がこと座で、美しい痕が残りました。みずがめ座η流星群は5月7日未明に極大を迎えます。 pic.twitter.com/RNbneDhcR1
— 藤井大地 (@dfuji1) 2019年5月4日
■三大流星群に次ぐスケール
でも「みずがめ座η(エータ)流星群」は南半球でも1時間に50個程度流れるので、三大流星群(1月の「しぶんぎ座流星群」、8月の「ペルセウス座流星群」、12月の「ふたご座流星群」)に次ぐ大型流星群として知られています。
日本で見える数が少ない理由は、北半球の中・高緯度なので放射点が低いからです。
■天文現象一覧 1月 ▶しぶんぎ座流星群 ※三大流星群 |
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