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年末恒例の天体ショー【ふたご座流星群】が2019年も出現するので極大ピークと見頃時間、方角や見え方、肉眼観測のコツを知っておくと流星を見るのに便利です。
天気の影響で【ふたご座流星群2019年】の観測条件が悪い場所もありますが、北海道・東京など関東・愛知名古屋・兵庫・大阪など関西・広島・福岡・沖縄・熊本といった全国のオススメ星空観測スポットもあわせて紹介します。
映画や歌詞のような「星降る夜」になったら素敵ですね。【ふたご座流星群】は【三大流星群】のひとつで明るい流星が多いから、願い事をたくさん用意して、クリスマス前に星に願いを。
外で観測できない場合は、ライブカメラもあるから安心です。
目次
●【ふたご座流星群】とは?
【ふたご座流星群】とは毎年12月中旬頃に極大ピークを迎える流星群で、お正月の【しぶんぎ座流星群】、夏8月の【ペルセウス座流星群】と並び【三大流星群】と呼ばれ、毎年安定して多くの流星を観測できる人気の天体ショーです。
ふたご座α星付近の放射点は、夜の早い時間に昇るので、一晩中流星を観測できるのも嬉しい。
流星の数は1時間あたり20~30個、2~3分に1つ流れる計算になるのでゆったり観測でき、それは流星の数トップの【ペルセウス流星群】に匹敵するほど。しかも条件が良ければ1時間に50~100個見えることがあるといいます。
■ふたご座とは?
ふたご座は占いでは5/21~6/21生まれの星座で、冬を代表する星座。母天体は小惑星ファエトン。
星座の由来は、ギリシア神話のスパルタ王妃の双子(スパルタ王の息子カストル、神ゼウスの息子で不死身のポルクッス)がモデル。兄カストルが戦争で悲しんだ弟ボルボックスの願いをゼウスが叶え、2人とも天にあがり双子座となりました。
■流星群とは?
彗星が放出したたくさんの小さなちりが、地球が横切るとき大気圏で燃え尽きる際の光る現象が流星。
まとまって出現するのが流星群で、毎年決まった時期に観測できます。
●【ふたご座流星群2019】極大ピークと見頃時間
流れ星がもっとも多く流れる出現極大ピークは、12/15(日)午前2~4時頃。
見頃時間は、ピーク前日の12/14(土)夜10時頃~15(日)未明にかけてが一番の見頃です。ピーク前日はたくさん見えますが逆に後日は少なくなります。
天気が良い場所は12/14(土)夜8時頃から見え始め、夜10時頃から本格的に出現し、真夜中を過ぎた頃に最も多くなり、未明の午前5頃まで流星は流れます。
●【ふたご座流星群2019】観測条件と流星の数
2019年は12/12(木)で満月になるため、見頃当日も月明かりの影響を受けてしまい、観測条件はよくないです。
それでも流星の数は、空の暗い場所で観察すれば、1時間あたり最大20個くらいが期待できます。
●【ふたご座流星群2019】天気の影響は?
天気は太平洋側を中心に広い範囲で晴れるから、観測場所が多い見通し。
逆に日本海側の天気はあいにくの空模様で残念・・・。
●【ふたご座流星群2019】方角によって見え方が違う?
流星は放射状に出現するから、どの方角でも大丈夫。
南の空にある冬の星座【オリオン座】の上側ふたご座付近を放射点として、夜空のどこにでも流星群が現れます。
#現実と非現実
重ねてみた#令和元年最後の満月 #ゴールドムーン
とも言うらしい
今宵は星も綺麗に見えますよ
オリオン座に、ふたご座
流星は観れなかったけど
良い夜です。 pic.twitter.com/Vb9S9BwPXs— TAKOCHIN (๑•̀ㅂ•́)و (@qDyWtfTEKTrCO4T) December 12, 2019
■方角によって見え方が違う?
ふたご座は夜空の真上にあるので、方角によって見え方が違うことはほぼないです。
どの方角を見ても上から下へ流星群が流れ落ちる様子を観測できます。
真上を見た場合だけは、全方向・四方八方へ放射状に流星が流れるてくように見えます。
●【ふたご座流星群2019】肉眼で観測するコツ
観測するのに望遠鏡や双眼鏡など天体観測の専用機材は必要ありません、肉眼で大丈夫です。
街明かりが少なく、できるだけ夜空が広く見渡せる場所がポイントです。双眼鏡や望遠鏡は逆に見える範囲が狭くなってしまうので、肉眼がオススメ!
月が視界に入らないようにして、なるべく空の広い範囲を見渡すのがコツ。
最初は、目が外の暗さに慣れるまで15分以上夜空を見続けたほうが良いです。
●【ふたご座流星群2019】東京や大阪など全国の観測スポット
どうせ見るなら良く見える観測場所に行ってみたい人も多いと思います。
地域別の観測スポッを調べてみました。
■北海道
・もいわ山山頂展望台
・旭山記念公園
・幌見峠展望駐車場
・マイルドセブンの丘
・満点の星の丘
・初山別(しょうさんべつ)天文台
・摩周湖
・美幌峠
・銀河の森天文台
・知床峠展望台
・多和平和キャンプ場
■関東
・栃木県:戦場ヶ原
・栃木県:八方ヶ原
・栃木県:湯西川温泉の道の駅
・神奈川県:湘南国際村
・神奈川県:ヤビツ峠
・埼玉県:堂平山天文台
・千葉県:東浪見(とらみ)海岸
■愛知・名古屋
・平和公園
・稲永公園
・段戸湖
・三ヶ根山スカイライン
・香嵐渓(こうらんけい)周辺
・茶臼山高原
・旭高原元気村
・スターフォレスト御園
・伊良湖恋路ヶ浜
■兵庫
・県立大学西はりま天文台
・竹田城跡
■大阪
・長居公園
・ちはや園地
・箕面公園
・和泉葛城山
・みさき公園
■広島
・星降る展望台
・呉市かまがり天体観測館
・三ッ城古墳
・星居山森林公園キャンプ場
・道の駅 豊平どんぐり村
■福岡
・星の文化館
・米の山展望台
・皿倉山
・油山・片江展望台
・和布刈(めかり)公園
・伊都乃国白糸ファミリーキャンプ場
■熊本
・梅の木轟公園
・上天草市ミューイ天文台
・大観峰展望所
・南阿蘇ルナ天文台
・清和高原天文台
・五木村子守唄公園
■沖縄
・古宇利島(こうりじま)オーシャンタワー
・万座毛
・辺戸岬(へどみさき)周辺
・茅打ち(かやうち)バンタ
・国頭村森林公園
・浜比嘉島
・石垣島天文台
●【ふたご座流星群2019】ライブカメラ
外に観測に行けない場合もありますよね。
そんなとこはライブカメラが便利です。
▼朝日新聞社のライブカメラ
●【ふたご座流星群2019】まとめ 防寒対策も忘れずに
■名前:ふたご座流星群
■極大ピーク:12/15(日)午前2~4時頃
■見頃時間:12/14(土)夜10時頃~15(日)未明にかけて
■方角:どこでも
■流星の数:1時間に20個くらい
■観測条件:良くない(月明かりが邪魔)
■防寒対策も忘れずに
流星群の観察には防寒対策が必須!
良く晴れる場所は特に、夜明け前は放射冷却によってびっくりするほど気温が下がるため、暖かい服装や、場所によっては寝袋など防寒対策をしっかりして観測に臨みましょう。
魔法瓶に温かい飲み物を入れて用意しておいたりするのもオススメです。
神秘的な光景を観ることができたら嬉しいですね。流れ星の数だけ願い事もできます。
■天文現象一覧 1月 ▶しぶんぎ座流星群 ※三大流星群 |
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