_
miwaさんと坂口健太郎さん主演の映画「君と100回目の恋」のキャスト・あらすじ、原作を読んだので結末までネタバレを紹介します。
「君と100回目の恋」は、ある日事故に会って亡くなってしまう彼女・葵海を死の運命から救おうと、何度もタイムロープを繰り返す一途な彼氏・陸との純愛ラブストーリー。
陸が抱えるタイムリープの秘密を知ったとき、葵海は・・・ラストには切なくも悲しい結末が待っています。
キャスト・あらすじ、原作を読んだので結末までネタバレを紹介するので、映画「君と100回目の恋」を見れなかったひとや、映画館で見るほど興味はないけど結末は知っておきたい人は参考になればと思います。
目次
●映画「君と100回目の恋」劇中歌
映画「君と100回目の恋」の劇中歌は、主演の2人が属するバンド「ストロボスコープ」名義での「アイオクリ」です。
●映画「君と100回目の恋」キャスト
■バンド「ストロボスコープ」
・アコギボーカル:日向 葵海(miwa 26才)
・ギター:長谷川 陸(坂口健太郎 25才)
・ベース:松田 直哉(竜星涼 23才)
・ドラム:中村 鉄太(泉澤祐希 23才)
・相良 里奈(真野恵里菜 25才)
・ハセガワコーヒーのマスター:長谷川 俊太郎(田辺誠一 47才)
・理工学部の院生:小原 遥(太田莉菜 29才)
・日向 圭子(堀内敬子 45才)
・大学教授(大石吾朗 70才)
●映画「君と100回目の恋」あらすじ
7月31日、誕生日の夜。
ライブがうまくいかず落ち込む葵海は事故にあってしまう。
しかし、気が付くと葵海は教室にいた。
日付は事故の一週間前・・・。動揺する葵海に、お互いに好きな想いをなかなか伝えられずにいるバンド仲間であり幼馴染の陸が言う。
「秘密を教える。オレ、時間を戻せる」
葵海の運命を変えるため、陸は時間をさかのぼれるレコードを使い、何度も時を戻していたのだ。
「運命を変えられた。葵海はもう死なない。絶対に」想いが通じ合った2人は、恋人として日々をやり直すため1年前に戻る。
そして、あの事故の日に失敗したライブをやり直すため、特別なラブソングの製作にとりかかる2人。
「お前がどれだけ先走って転びそうになっても、オレがもっと先にいて、おまえのことを守るから」
しかし、周囲が羨むカップルとして幸せな日々を送る葵海と陸だったが、陸のタイムリープには葵海への一途な想いとともに重大な秘密が隠されていた・・・。「葵海のいない未来なんて、オレには意味がない」
陸が自分の未来をかけて自分を愛していることを知る葵海に、再び7月31日がやってくる・・。引用:http://kimi100.com/
予告動画:
●映画「君と100回目の恋」原作読んでネタバレ 結末は?
映画「君と100回目の恋」の原作小説を読んだので、あらすじの続きを結末までネタバレします。
■1年前にタイムリープ
想いが通じ合った2人は、彼氏彼女の関係でやり直すため1年前の夏に戻る。
葵海が気が付くと7月25日
「モモ」の講義の教室
陸は「運命を変えられた。葵海はもう死なない。絶対に」と葵海に誓う。
毎年8月には神社で夏まつりがある
手をつなぐ陸と葵海
ベース直哉・ドラム鉄太・里奈は突然恋人になったような2人に驚く。
そして海水浴・ビーチバレー・天体観測・BBQなど遊びを満喫していく。
秋
図書館で本棚の高い位置にある本をとろうと脚立に登った葵海
気付くと陸がいて、本をとってくれた。
「お前がどれだけ先走って転びそうになっても、オレがもっと先にいて、おまえのことを守るから」
キスする2人
冬
恋人としての初めてのクリスマスイブ
陸は葵海にネックレスをプレゼントする。
2人で行きたい場所はたくさんあって、ライブハウスにライブも観に行った。
春
葵海たちは3年生にあがった。
しかし葵海はイギリス留学に行く決心だ。大学卒業前にどうしても海外で勉強したいから。
ただ陸はなぜかうつむいて「きっと叶うよ葵海の夢」と言うのだった。
大学3年の夏が再びやってきた。
4人そろって行う最後のライブだ。
7月31日(日)
セトフェス当日
たくさんの来場客でにぎわっている。
ストロボスコープは5番目に出番を終え、ライブは大成功。ビールで乾杯する。
陸は司会者からギターの腕前を褒められていた。
しかし時計を見ると18:05
陸は悪い予感がしてあわててその場を去る。
まさか・・・
ひろい道路へ出ると、人だかりができていた。
救急車のサイレンが聞こえてくる・・・
■タイムリープの秘密
再び1年前の7月25日
「モモ」の講義
陸がとつぜん教室に入ってきて、葵海を見つけるなり抱きしめた。
しかし何があったのか陸は答えない。
その後のバンド練習にも顔を出さない陸。
陸は理工学部の院生・小原遥となにやら揉めていた。
翌日、陸と連絡がとれた葵海は新曲作りを提案。
葵海が書いたメモの詞に、陸がギターを弾いてメロディーを歌っていく。
ところがまだ葵海がメモを見せていない詞で、陸が歌った。
葵海は陸が内緒でタイムリープしていることに気付いた。
バンド練習に行かずに図書館でノートを見る陸。そこには
「7月31日セトフェス開始、天気・快晴
17:15ライブ本番
18:00ライブ終了。葵海、会場を出る」
と書かれていた。
その時、直哉からスマホで「今すぐ来い!葵海がヤバい」とメッセージ。
大急ぎで部室に向かった陸。
ところがそれは、最近様子がおかしい陸を心配した直哉のひっかけで、葵海は何も知らずあとから平然とやってきた。もちろん無事。
葵海は今の陸が、1年前にタイムリープする前の思い詰めた陸と同じに見えた
葵海は、先日陸ともめていた遥に会いに行った。
どうやら陸が興奮して遥に「時間」についてしぶとく質問したようだ。
しかも「今じゃなきゃ意味がない」としきりに言っていたとか。
葵海は教室へ行き、陸が廊下へ出ていったあと、彼の机のノートをのぞいた。
そこには
「7月31日セトフェス開始、天気・快晴
17:15ライブ本番
18:00ライブ終了。葵海、会場を出る」
ページの下には
「18:10」
次のページも同じことが書いてあり、下のほうに「18:10」
次のページも、次のページも同じだった。
また、「だめだった」「これもだめ」「失敗」など赤ペンで✖してあった。
「18:10」とはなの時間か?事故が起きた時間だと葵海はわかった。
そして全てのページが18:10で終わっている意味も・・・
■運命は変えられない
陸は閉店後のハセガワコーヒーのソファで、可能性を考え込んでいる。
最近は考えすぎで、ろくに睡眠をとっていない。
俊太郎が話しかけても陸は返事をしない。
やがて「・・・何度も試した」
「ライブの終わりに葵海を1人にしないで、旅行に連れ出す、閉じ込める。でも結局、たったひとつが変えられない」
「数えきれないくらい見た。7月31日、18:10。どうしても助けられなかった」
陸は人生のレコードを使い、何度も何度もやりなおした。しかし18:10の運命だけは変わらなかった。
1度だけ、レコードに触れていないのに葵海とタイムリープして運命を変えたことがあった。だからきっと、可能性はあると陸は信じている。
成功するにはどんな条件が必要なのか?だから遥にたくさん質問をして研究している。
俊太郎にはお見通しだ。陸は、葵海の代わりに自分が死ねば、葵海が助かると思っている・・・
これは賭けだ。
陸が死んだら、もう時間を戻せない。もし失敗したら2人とも死んでしまう。でもそれでもいい。
7月31日18:10
葵海は紙切れを拾おうと道路に飛び出した。
迫るトラックに足がすくんで動けない葵海を助けようと、陸がトラックの前に出た。
その瞬間、レコードに触れていないのに、タイムリープが起きたのだった。
俊太郎はなぜそうなったか知っている。
死ぬ運命ではなかった陸が死のうとしたから、時間が戻ったのだ。葵海はそれに巻き込まれただけなのだ。
実は俊太郎も過去に同じ経験をしていた。妻の死を変えることが出来なかったのだ。
何度やりなおしても死の運命は変わらないのだ。
その時、店の外では葵海が隠れて2人の会話を聞いてしまっていた・・・。
■戻らなくていい。戻りたくない
真実を知った葵海は、夜眠れず、翌朝も家を出たはいいがバンド練習に行く気になれず、海岸をぶらぶらした。
何時間も経った頃、陸が葵海を見つけ曲を作ろうと声をかけてきた。笑顔だが、触れたら割れそうなガラスの笑顔だと葵海はわかっている。
2人は陸の部屋へ行き、作曲を始める。
明日は7月31日、ライブだ。
葵海「もう嘘つかなくていいよ」「何回繰り返したの?何回、私が死ぬのを見たの?」
「お前は死なない!」と声を張り上げる陸。
いくらでもずっと戻り続けて2人で過ごせばいいから大丈夫だと・・
葵海もそう思った。
そうすればずっと一緒にいられるから。
そして2人で人生のレコードにまた針を降ろそうとする。
しかしその時、葵海が
「ダメ!」
なんと葵海がレコードをまっぷたつに割ったのだ。
陸は唖然として、レコードのカケラを拾い集めるが、もう元には戻らない。
葵海「戻らなくていい。戻りたくない」
陸「なに勝手に諦めてるんだよ。何度でも戻って絶対に助けてやる」
しかし葵海は、そんな生きているって言える?と陸に問いかける。
「葵海のいない未来なんて、オレには意味がない」
そういわれてももう、葵海は苦しいだけだった。もうこれ以上、陸の時間を奪いたくないから。
陸が大学でいきなり理系志望に変えた理由もいまならわかる。時間の謎を解くためだったのだ。
葵海を救う・・・ただそのために自分の志望を捨てた。
陸が1人で人生のレコードを使うと、葵海やほかの人間は記憶は残らない。しかし陸だけは途方もない量の記憶を背負っていき、周囲との見えない壁となっていく・・・まるで牢獄に陸にとらわれている。
陸は今までのように笑顔を作ることも忘れ、無表情でレコードのカケラを集めている。
まるで目の前にいる葵海さえも見えていないかのように。
葵海は陸が遠くに感じた。
■もう戻れない7月31日セトフェス当日~結末へ
きれいな夜明けだ
昨夜は眠れずにギターをつまぶきながら過ごした。
母は誕生日プレゼントをくれた。中身は大きな丸い目覚まし時計。留学先で寝坊してホストファミリーに迷惑をかけないようにとの心遣いからだ。
「どれだけ遠くに行っても葵海の家はここにあるから」
母からそう言われて、涙が出て抱きついた。
陸は一睡もせずレコードの修復に取り組んでいた。
接着剤を使うがダメだ・・・割れたレコードは元に戻らない。
俊太郎が話しかける
俊太郎も妻を助けるため何十回も戻って疲れ果てた。しかしある時、妻が久しぶりに自分を見て笑った。
つられて自分も笑った。妻は俊太郎がずっと遠くに行った気がしていたから、最後に目があって「よかった」と笑ったのだ。それからの短い時間は一番幸せだった。
陸がいま大事にした時間は?
割れたレコードの修復か?
陸はわかっている・・急いで部屋を出ていった
バンドメンバーは陸がもう来ないと思って出演キャンセルを相談していた。
その時、陸が息を切らせながら「ライブがしたい」と現れた。頭を下げて謝罪し「おまえらと一緒に」
曲は葵海と作った新曲をやりたりという陸。
メンバーはびっくりしたが、鉄太は直哉に「死ぬ気でやるぞ」と言ってくれた。
陸にとって一番大切なもの・・・それは葵海の笑顔
海岸で佇む葵海のもとに陸が走ってやってきた。
葵海は、どうすればいいかわからなくなっていた
陸もわからなかったが1つだけはっきりしていた。それは
「いまこの時間、葵海と生きていたい 歌おう1年分」
真っすぐな瞳だ。大好きな陸が帰ってきたのだ。
ストロボスコープの出番がやってきた。陸は葵海を呼びに行ったきり戻ってきていない。
とその時、2人が「お待たせ!」とやっと来た。
葵海はステージが始まる直前、里奈の耳元にささやいた
「このままでいいの?直哉と。ただの友達で過ごす夏休みと彼氏彼女で過ごす夏休みは全然ちがうよ」
里奈は「考えとく!」と答えて葵海の背中を押した。
いよいよストロボスコープの演奏が始まる
陸がギターで始まったが、それは予定曲ではなかった
陸と作ったばかりの新曲だった
陸と葵海は互いをみてうなずきあう。
歌おう・・・1年分・・・
『好きだよって君のことば うそみたいに嬉しくて まるで違って見える いつも見上げる空も・・・』
18:00ライブが終了
観客からは大歓声 拍手喝采の嵐だった
次の瞬間、花火が打ちあがった
「ハッピーバースデー、葵海」
花火は偶然ではなく、陸と里奈が花火師や事務局などに懸命に頭を下げて手配した誕生日プレゼントだった。
葵海の目に涙がこぼれる。
陸は以前「100才の誕生日までオレが祝ってやる」と言ったけど100才の誕生日はもう訪れない。
でも何度も何度もやりなおして辿り着いた100回目の7月31日は、約束通りに終わってくれた
「100回目は最高の誕生日だね」
■エピローグ
8月初旬
葵海の葬儀が営まれた
ずっと泣いていた里奈に、直哉が寄り添っている
鉄太と俊太郎は陸を見守っている
陸がハセガワコーヒーに帰宅すると、俊太郎はカレーを作って外出した。
葵海はもういない
葵海に会いたい
その時「陸、元気ですか 元気なはずないか」と葵海の声が聞こえた
声はターンテーブルのほうから聞こえてきた
レコードが回っていて、それはチョコレート製のレコードだった。
「針を前に進めてください。私の時間なんてさっさと追い抜いてもっともっと遠くへ」
近くに白くて平らな箱があった。
「これは陸への100回分の誕生日プレゼントです」
ふたには葵海の字で
「HAPPY BIRTHDAY ×100」と書かれていた
数秒の沈黙のあと、葵海の弾き語りの歌が始まった・・
『ありがとう好きになってくれて ありがとう抱きしめてくれて・・・』
陸は泣いていた。
涙が止まらない
カレーの匂いがしてきた。そういえば数日間何も食べていない
カレーを食べよう、葵海が好きだったカレーを食べよう
食べ終わったら喪服を着替えて部屋を片付けよう
ギターを手入れしたまた曲を作ろう
直哉や鉄太とまたライブをやろう
涙は止まらない・・涙はしばらく止まらないだろうけど一歩ずつ前へ進もう・・
葵海はいまも胸の中で笑っているから
最高の笑顔でこっちを見ていてくれるから
チョコレート製のレコードはまだ回っている
葵海の声が聞こえてきた
『あっそうだ、最後にひとつ。このレコード、食べちゃっていいからね』
世にも奇妙な物語の昨日公園のような話だったのな。原作者それでいいのか?って感じだなw
映画見るかどうか迷ってたけどここ見てよかったわ