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浜辺美波さん北村匠海さん主演の映画「君の膵臓をたべたい」が8月18日に地上波初放送されるので、原作の内容を結末まであらすじネタバレします。
「君の膵臓をたべたい」の原作は、住野よるさんの小説。累計265万部を突破したベストセラーで、映画は日本アカデミー賞を受賞した感動作です。
地味な高校2年生【僕】はある日、闘病日記「共病文庫」を拾う。膵臓の病気で余命1年のクラスメイト桜良(さくら)の秘密。その日から【僕】の暗い日常は桜良によってめまぐるしく変わっていく。
原作の内容を結末まであらすじネタバレするので、映画「君の膵臓をたべたい」に興味のある人は参考になったら幸いです。
目次
●映画「君の膵臓をたべたい」登場人物
■登場人物(高校生)
● 「僕」(志賀春樹)
図書委員。他人に興味がなく読書ばかりでクラスいち地味。
● 山内桜良(やまうちさくら)
クラスの人気者だが膵臓の病気を隠してる。
● 桜良の親友:恭子(大友花恋)
● 桜良の元カレ:学級委員の隆弘
● いつもガムを噛んでるガム君
●映画「君の膵臓をたべたい」原作内容を結末まであらすじネタバレ
結末までネタバレの流れはこうです
1 君の膵臓を食べたい
2 2人で焼肉
3 通り魔事件とスイーツ
4 2人で1泊2日の旅行
5 いけないことをする
6 元彼氏に殴られる
7 桜良が入院
8 僕はストーカー?
9 僕は本当は君になりたかった
10 桜良が死んだ
11 遺書
12 恭子と友達になって
13 結末 1年後
●映画「君の膵臓をたべたい」原作内容
結末まであらすじネタバレ0~3
■0「出会い」
桜が咲いている4月。
【僕】は盲腸の手術後の抜糸をしに行った病院のロビーで「共病文庫」という本を見つけた。それはクラスメイトの桜良の日記で、家族以外には言えない、あと数年で死ぬ膵臓の病気だと書いてあった。
山内桜良とは話したことないが【僕】とは正反対の明るく活発な女子だったので病気だと知ってびっくり。桜良は【僕】に「膵臓の病気で余命1年」だとあっさり認め、みんなには内緒だと釘を刺す。翌日に桜良は【僕】と同じ図書委員になった。
■1「君の膵臓を食べたい」
図書室で【僕】が本棚の整理してると桜良が「君の膵臓を食べたい」とおどけてきた。
その意味はカニバリズムといって、昔の人は肝臓が悪かったら肝臓を食べる、胃が悪かったら胃を食べると病気が治ると信じられていた。だから桜良は【僕】の膵臓を食べたい。さすがに家族の膵臓は食べられないから。
桜良にとって【僕】は「秘密(膵臓の病気と余命)を知ってるクラスメイト君」だ。
【僕】は桜良に、図書室の片付けに付き合うより、死ぬまでにやりたいことあるだろ?と突っ込むが「お互いもしかしたら明日死ぬかもしれないんだし、1日の価値はみんな一緒なんだから私の今日の価値は変わらない」と断言された。
【僕】があんまり心配するので桜良は、残り少ない人生の手助けをさせてあげると、日曜日に会う約束をした。
■2「2人で焼肉」
日曜日の午前11:00
駅前で待ち合わせ
桜良にいわれるまま、昼から都会の焼肉食べ放題へ。お金は桜良が出して一番高いのを食べた。
桜良は死んだら火葬は嫌で「膵臓は【僕】に食べてもいいよ。人に食べてもらうと魂がその人の中で生き続けるから」と話しながら「うわははっ」と楽しそうに笑う。焼肉後は自殺のいたずら用にロープを買った。
その後は【僕】の好みで本屋へ。何も買わなかったが、桜良は大学生になったらお洒落をいっぱいしたいと言ってた。
カフェで【僕】は桜良から、彼女はいるの?など聞かれるが「僕自身は誰かに興味を持たれると人間じゃないから、僕は自分のことを話さない」とネガティブ発言で答える。
でも桜良は【僕】に興味があるからバカにしないでと怒り、【僕】は小学生から友達がいないと告白。桜良も最近彼氏と別れたと告白。
帰宅すると「死ぬまで仲良くしてね」と明るいメールが届き【僕】は彼女と仲良しなんだと気付いた。
■3「通り魔事件」と「スイーツのブッフェ」
翌日。隣の県で「通り魔事件」が起きてテレビは朝からその話題で持ち切りだったが、試験期間中の学校での話題は「通り魔事件」ではなく、人気者の桜良と地味で根暗な【僕】がカフェでお茶していたこと。
クラスメイトから質問され桜良は「仲良しなの」と答え、【僕】は注目されるのがイヤで「たまたま会っただけ」と答えた。
放課後はランチに誘われスイーツのブッフェ「デザートパラダイス」へ。好きな人はいるか聞かれ、中学生の時、なんにでも「さん」とつける、それが優しさや奥ゆかしさだと思って好きになった人がいた。ちなみに桜良の歴代彼氏は3人だった。
すると店に桜良の親友の恭子が現れ、【僕】と桜良が本当に仲良しだと知って驚く。が【僕】を信用せず敵視してる様子だ。桜良は親友の恭子にも病気のことは隠してる。
●映画「君の膵臓をたべたい」原作内容
結末まであらすじネタバレ4~5
■4「2人で1泊2日の旅行」
クラスでは【僕】と桜良が付き合ってのでは?と噂に。
明日からテスト休みだが、桜良から電車で遠出しようと誘われる。なんと電車とは新幹線のことで、遠出とは泊まりで行く旅のことで、お金は桜良が出した。両親には恭子と出かけると嘘をついていた。行先は新幹線の終点駅でラーメンの匂いがした。
博多ラーメンを食べて腹ごしらえをしてから、電車で30分の「学問の神様が住む神社」で参拝した。
【僕】は「彼女の膵臓が治りますように」
と神様にお願いし
桜良は「死ぬまで元気でいられるように」
とお願いした。
夜はもつ鍋。桜良は高校生なのに堂々とワインを飲んで酔っ払った。桜良は【僕】に、自分が死んだら恭子と仲良くしてほしいと真面目に頼んだ。
夕食後にホテルを着くと、もともと別々の部屋で予約してたのがホテル側の手違いで同じ部屋に泊まることになってしまった。その代わりジャグジーつきで夜景もキレイなかなりいい部屋だった。桜良が風呂に入り、洗顔クリームを取ってくれといわれリュックを覗くと、注射器・大量の薬・検査機器が入っていて【僕】は桜良の病気が現実だと実感して動揺する。
梅酒のソーダ割りを飲んで「真実か挑戦かゲーム」で遊ぶ。【僕】は桜良をお姫様抱っこしてベッドに運び、最後に桜良は「私が、本当は死ぬのがめちゃくちゃ怖いって言ったら、どうする?」と言った。そして同じベッドで寝た。でも2人は潔白で純粋だった。
翌朝「恭子と行く」と嘘をつかれた恭子が怒って桜良に電話してきて、【僕】と一緒だったとわかり余計に怒った。帰りの新幹線で、桜良は今度は北に行こうとはしゃいだが、【僕】は南に行きたいと反対のことを言った。
■5「いけないことをする」
旅行した週の週末に連絡はなかったが、月曜日に学校に行くと2人で旅行したことがクラスに広まっていて、【僕】の靴がトイレのごみ箱から見つかる嫌がらせがあった。さらに恭子は敵意むき出しで睨んできたり、ガム君から「付き合ってんの?」と言われたり。その日から【僕】は桜良と目があっても目をそらし会話しなくなった。
一学期の終業式。久しぶりに桜良と図書室で出くわした。2人の家は学校をはさんで反対方向だが、今日は桜良の家に来るよう誘われる。本「星の王子様」を貸してあげるから家に来てと誘わて行った。家では将棋とテレビゲームをした後「星の王子様」を借りて帰ろうとした時、桜良が後ろから抱き着いてこう言った。
「私、死ぬまでにしたいことをメモしてるって覚えてる?」
「私がしたいことはね」
「恋人でも、好きでもない男の子と、いけないことをする」
【僕】はドキドキした。桜良はキスをしてくるのかと思ったが、笑いだして冗談だと言った。【僕】は桜良のイタズラに腹をたて、彼女をベッドに倒して押さえつけた。放してと言われてもそのまま見つめ合ったが、桜良が涙を浮かべたので【僕】は我に返り、逃げるように帰った。
■6「元彼氏に殴られる」
桜良の家から出ると雨。その時、学級委員の隆弘が不機嫌に声をかけてきて「桜良はどうしてお前なんか」と怒り、【僕】のことを根暗なストーカーだと執拗に罵倒してきた。
【僕】が隆弘の内臓をえぐるつもりで「あの子は、しつこい人間は嫌いだそうだよ。前の彼氏がそうだったらしい」と言ってやっら、左目あたりを殴られ出血した。
そこへ桜良が現れ、傷口にハンカチをあてる。隆弘が「そいつが付きまとうから殴ってやった」と言うと桜良は「最低」「もう隆弘の事嫌になった」と軽蔑した。隆弘は泣いているようだった・・・最近別れた元彼氏だったのだ。
そのあと僕は桜良宅でシャワーを浴びて、彼女の兄のジャージとパンツを借りて着替えた。
●映画「君の膵臓をたべたい」原作内容
結末まであらすじネタバ7~10
■7「桜良が入院」
その週の土曜日に桜良は入院した。見舞いに行くと元気で、2週間入院して特別を薬治療をし、退院した頃には夏休み本番だ。恭子ら友達には盲腸の手術だと言っている。
そろそろ帰ろうとすると運悪く恭子が見舞いにやってきた。桜良はわざと【僕】に「貸したジャージとパンツは?」と言って恭子を驚かせる。【僕】は恭子に睨まれながらそそくさと帰った。
■8「僕はストーカー?」
月曜日。学校では【僕】が桜良のストーカーだという悪意ある噂が流れていた。
火曜日。見舞いで噂を伝えると桜良は「うわははっ」と笑い【僕】は桜良のせいだと主張するが、桜良は【僕】がみんなにちゃんと話さないからだと反論。桜良は【僕】がすごくいい人だとみんなに教えてあげたい。
帰り道、本屋で恭子とばったり会い「桜良を傷つけたら殺す」と脅される。
水曜日のお見舞い。桜良は「人の体温が恋しい」と【僕】に抱き着いた。しかしタイミング悪くそこに鬼の形相の恭子が。【僕】は逃げ帰った。
■9「僕は本当は君になりたかった」
桜良の入院期間が2週間伸びた。本人はあっけらかんとしてるが、最近少しネガティブで【僕】は心配になる。遺書も書き始めているという。
退院したら海へ行く約束をした。入院中に桜良は手品を練習してカフェで披露してくれる約束も。
退院当日。【僕】はカフェで桜良を待つ。退院したとメールが届き「私を褒めなさい」と書かれ、返信メールを考えると、【僕】はこれまでのことを振り返り「僕は本当は君になりたかった」と気付いた。
桜良のように
人を認められる人間に
人に認められる人間に
人を愛せる人間に
人に愛される人間に
返信メールを
『君の爪の垢を煎じて飲んでみたい』
と打ち込むが面白くないかなと思い消す。
そして渾身の言葉を考えた挙句
『君の膵臓を食べたい』
と返信した。
しかし3時間経っても桜良から返信はなく、電話しても彼女は出なかった。
■10「桜良が死んだ」
夕方になり帰宅するとテレビのニュースで衝撃事実が判明する。
山内桜良は通り魔に胸を包丁で深く刺され、住宅街の路地で倒れているところを発見された。緊急搬送されたが、死んでしまった。どこの誰だかもわからない犯人はすぐ逮捕された。
【僕】は桜良の余命が1年だと甘えていた。残り時間が少なくてもまだ明日があるのが当然だと思っていた。まさか、病気でなく殺されて死ぬなんて・・・
最終回の決まったドラマは最終回まで終わらない。そう思っていた。
●映画「君の膵臓をたべたい」原作内容
結末まであらすじネタバ11~結末
■11「遺書」
桜良のお通夜にもお葬式にも顔を出せず、10日後【僕】はやっと彼女にお別れを言いに彼女の家に行った。
桜良の母親にリビングに案内され遺影の前で手を合わせる。借りていた「星の王子様」を母親に渡し、膵臓の病気を知っていたことを告白。病気は家族だけの秘密だったので母親は驚く。
「共病文庫」を見せてほしいと頼むと母親は泣き始めた。実は桜良は、自分が死んだら「共病文庫」を【僕】に渡すよう母親に頼んでいた。【僕】の名前は母親は知らないので取りにくるのを待っていたのだ。
「共病文庫」の最初の数日は、病気を知った中学生時代。
そして高校生になり、2年生の4月22日【僕】との出会いが嬉しそうに書いてあった。【僕】の名前はボールペンで塗りつぶされていた。【僕】が名前を出さないでほしいと言ったからだろう。
しかし6月22日に【僕】が名前を出すなと言ってからは、焼肉、スイーツ食べ放題のことは書いてあっても、【僕】に関する日記はなくなっていた。
入院後は寿命が半分に縮まり【僕】を心配させまいと嘘をついていたとわかった。【僕】と恭子が仲良しになってほしいとも書いてあった。
名前を出すなと言ったせいか、桜良が【僕】をどう思っていたかの明確な答えは「共病文庫」に書いていなかった。読み終わって母親に返そうとすると、まだ先があると言われ、白紙のページをめくると最後のほうに遺書が書いてあった。
遺書には、家族や友達への感謝、恭子に病気を話さなかったことの謝罪と感謝の気持ちが綴られ、最後は【僕】に対する気持ちが書かれていた。
桜良はずっと【僕】に憧れていた。自分は周りに人がいないと成立しなかったけれど、【僕】はいつでも僕自身だったからと。そして
『死ぬまえに君の爪を煎じて飲みたいな』でもやっぱり『君の膵臓を食べたい』
と遺書を締めくくってあり、【僕】が桜良に対して思っていたのと同じことを、桜良も【僕】に対しておもっていたと知った。
桜良のケータイを見せてもらうと、【僕】が最後に送信した『君の膵臓を食べたい』というメールは開封済みになっていた。【僕】は赤ん坊みたいに号泣した。
【僕】が泣き終わると母親は、桜良が大切していた2人(【僕】と恭子)でまた来てほしいと言った。
【僕】は名前を名乗った。志賀春樹。そして「共病文庫」を受け取った。
■12「恭子と友達になって」
【僕】は恭子をカフェに呼んで「共病文庫」を見せて、桜良は殺されなくても病気で死ぬ運命だったと伝えた。
恭子はなぜ教えてくれかったと【僕】に怒りながらも、その場で「共病文庫」を読んで号泣した。
【僕】は最後に「僕を許してほしい。友達になってほしい」と恭子に頼んだが、恭子は店を出ていった。
■13「1年後」
【僕】は桜良のような
人を認められる人間に
人に認められる人間に
人を愛せる人間に
人に愛される人間に
なるべく努力して、やっと恭子と仲良しになっていた。
恭子とは、桜良と一緒に旅行した学問の神様の神社にも行った。
【僕】は友達も1人できた。ガム男だ。【僕】は、彼が恭子のことが好きだと教えてあげた。彼が誰なのかは、恭子も気づいている。
【僕】と恭子は、桜良のお墓参りを終えると、桜良の家に向かった。
★終わり★
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