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秋の天体ショー「オリオン座流星群」が2018年10月もやってきます。観測するにあたり、ピークと見頃時間、方角、肉眼観測のコツを知っておくと便利です。
天気次第で「オリオン座流星群」は全国で見れますが、見る場所によっても変わってくるので、北海道・関東・愛知名古屋・兵庫・大阪・広島・福岡・沖縄・熊本といった全国のオススメ観測場所もあわせて紹介します。
映画や歌詞のような「星降る夜」になったらいですね。「オリオン座流星群2018」で星に願いを。
目次
●「オリオン座流星群」とは?
「オリオン座流星群」とは、毎年10月中旬~下旬にかけて観測できる流星群のひとつです。
毎年10月21日頃に活動のピークを迎え、毎年GWにピークのみずがめ座η(エータ)流星群と同じく母彗星は有名なハレー彗星。つまりハレー彗星の軌道は年に2回地球の軌道と近づいていることになる。
スピードが速く・明るく・流星痕が残る確率が高いという特徴があります。速度はすべての流星群の中で2番目という速さを誇ります。
ギリシャ神話に登場するオリオンは海神ポセイドンの息子で漁師で、「自分に倒せない獲物はこの世にいない」と調子に乗ったらサソリに刺されて亡くなってしまい、天にあがってオリオン座となりました。
■流星群とは?
宇宙を漂う小さなちりが、地球の大気に飛び込んで光るのが流星です。夜空を横切る一筋の光!
流星群とは、彗星が放出したたくさんのちりが地球が横切るとき、まとまって出現する現象。毎年決まった時期に観測できます。
●【オリオン座流星群2018年10月】時間と方角・方向
今宵はオリオン座流星群の極大.
全国的に晴れて観察に適した空になりそうです.月のいない方角の空に注目して見てみましょう.夜更けの星空観察時にはしっかり防寒を.素敵な夜をお過ごしください. pic.twitter.com/EUOfdZw2OS— 荒木健太郎 (@arakencloud) 2018年10月21日
■名前:オリオン座流星群
■出現期間:10月2日~11月7日
■出現ピーク:10月21日(日)26時(深夜2時)
■見ごろ時間:21日(日)夜~22日(月)明け方にかけて
■方角:どこでも
■数 :1時間に5個くらい
■観測条件:あまり良くない(月明かりが邪魔)
■観測条件は微妙
2018年は満月前の明るい月明かりが邪魔して、流星の数も少なく見えそう。
天気は北海道と沖縄は雲が多そうですが、本州はだいたい晴れるという予報です。
【ピーク迎える】きょう夜はオリオン座流星群を観測するチャンス!https://t.co/vKw7qGADac
極大のピークは日付が変わった22日未明の2時頃。月が沈む午前3時~夜明けまでが観測のチャンスとなりそうです。 pic.twitter.com/VS1Z91wHWV
— ライブドアニュース (@livedoornews) 2018年10月21日
■見ごろ日程と時間は?
オリオン座流星群のピークは、10月21日(日)26時(深夜2時)頃。
見ごろ時間としてはピーク時間の前後を含む21日(日)夜~22日(月)明け方にかけてです。
流星が見やすくなる時間は、満月前の明るい月が夜空を照らす3時頃を過ぎてから。この時間帯になると東の空の放射点も高く昇るので、観測に好都合です。
10月22日、オリオン座流星群の活動が極大!
予測極大時刻は未明2時ごろで
22日の未明から明け方にかけてが見ごろでしょう
満月前の明るい月が3時ごろまで夜空を照らしているため
見やすくなるのはそれ以降かな? pic.twitter.com/PddRWYqmUB— お星様情報局 (@bullseyecon2) 2018年10月20日
■流星の数
月が沈む3時頃までの時間は、観測条件のいい場所でも流星の数は1時間に5個くらい。
月が沈んだ3時頃過ぎの時間なら、
観測条件のいい場所なら1時間に15個くらい。(天の川が見えるような空の暗い場所のことです)
都市部や市街地近郊など空の明るい所なら1時間に5個くらい。
■方角・方向
方角はどこでも大丈夫!
東の空の放射点を中心に、四方八方あちこちに流れるので、どの方角を見ても観測できます。
■観測のコツは広い場所と肉眼!
晴れて街明かりが少なく、できるだけ夜空が広く見渡せる場所で、ぼんやり全体を眺めるのがコツです。
肉眼で見るポイントは2つ!
● 月が視界に入らないように
● 夜空の広い範囲を見渡す
● 15分以上見ること(目が慣れるまで時間がかかるから)
双眼鏡や望遠鏡は逆に見える範囲が狭くなってしまうので、肉眼がオススメ!天気に左右されるのが天文観測の悲しいところですが。。。
【芸術】今夜はオリオン座流星群が極大に‼︎
今夜の深夜2時ごろにオリオン座流星群が極大を迎える。観測のコツとしては空全体を眺めることがポイント、今夜は快晴であるため観測できる可能性は高いだろう。 pic.twitter.com/UjUFDdHAfp
— 気になる宇宙 (@Kininaruutyu) 2018年10月21日
●【オリオン座流星群2018年10月】観測場所はどこがよい?
どうせ見るなら良く見える観測場所に行ってみたい人も多いと思います。
地域別の、オリオン座流星群の観測場所を調べてみました。
■北海道
・もいわ山山頂展望台
・旭山記念公園
・幌見峠展望駐車場
・マイルドセブンの丘
・満点の星の丘
・初山別(しょうさんべつ)天文台
・摩周湖
・美幌峠
・銀河の森天文台
・知床峠展望台
・多和平和キャンプ場
■関東
・栃木県:戦場ヶ原
・栃木県:八方ヶ原
・栃木県:湯西川温泉の道の駅
・神奈川県:湘南国際村
・神奈川県:ヤビツ峠
・埼玉県:堂平山天文台
・千葉県:東浪見(とらみ)海岸
■愛知・名古屋
・平和公園
・稲永公園
・段戸湖
・三ヶ根山スカイライン
・香嵐渓(こうらんけい)周辺
・茶臼山高原
・旭高原元気村
・スターフォレスト御園
・伊良湖恋路ヶ浜
■兵庫
・県立大学西はりま天文台
・竹田城跡
■大阪
・長居公園
・ちはや園地
・箕面公園
・和泉葛城山
・みさき公園
■広島
・星降る展望台
・呉市かまがり天体観測館
・三ッ城古墳
・星居山森林公園キャンプ場
・道の駅 豊平どんぐり村
■福岡
・星の文化館
・米の山展望台
・皿倉山
・油山・片江展望台
・和布刈(めかり)公園
・伊都乃国白糸ファミリーキャンプ場
■熊本
・梅の木轟公園
・上天草市ミューイ天文台
・大観峰展望所
・南阿蘇ルナ天文台
・清和高原天文台
・五木村子守唄公園
■沖縄
・古宇利島(こうりじま)オーシャンタワー
・万座毛
・辺戸岬(へどみさき)周辺
・茅打ち(かやうち)バンタ
・国頭村森林公園
・浜比嘉島
・石垣島天文台
●【オリオン座流星群2018年10月】観測にあたり注意事項
良く晴れる場所は特に、夜明け前は放射冷却によってびっくりするほど気温が下がるため、暖かい服装なお防寒対策をしっかりして観測に臨みましょう。
魔法瓶に温かい飲み物を入れて用意しておいたりするのもオススメです。
神秘的な光景を観ることができたら嬉しいですね。流れ星の数だけ願い事もできます。
■天文現象一覧 1月 ▶しぶんぎ座流星群 ※三大流星群 |
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