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嵐の相葉雅紀さん主演2017春ドラマ「貴族探偵」のあらすじとキャスト、原作本のオススメエピソード「こうもり」の結末・犯人をネタバレ紹介します。
「貴族探偵」の原作本は、麻耶雄嵩さんによる本格推理小説「貴族探偵」と続編の「貴族探偵 対 女探偵」です。
あの小倉智昭さんは第1話を見て「面白かった。けっこうハマる人出てくると思う。今までの探偵ものや推理ものと全然違う。発想がユニーク」と感想コメントしてるので、期待できそうですね。
相葉雅紀さん演じる貴族探偵は、自分では推理せず関係者の女性を口説くだけで、推理するのは召使たち。召使たちは事件の再現まで行うそうです。
あらすじとキャスト、原作本のオススメエピソード「こうもり」の結末・犯人をネタバレするので、ドラマ「貴族探偵」を見る時間がなかったり、見るほど興味はないけどあらすじや、どんな内容か知っておきたいという人は参考になると思います。
まず、キャストとあらすじを見て、「こうもり」の結末・犯人をネタバレにうつります。
目次
●ドラマ「貴族探偵」キャスト
■貴族探偵と召使
・貴族探偵(嵐の相葉雅紀)
由緒正しい上流階級の生まれという以外、本名・職業・年齢・国籍・家族・住所すべて謎の紳士。
趣味は「探偵」で、事件解決能力は社交界で評判。
名前すらないので召使たちからは「御前」と呼ばれる。
・運転手・ボディガード:佐藤(滝藤賢一)
戦闘力が高いので武闘派の犯人にもひるまない。
・メイド:田中(中山美穂)
紅茶を準備するのが役目。
ポップカルチャーを愛し精通している。
・執事:山本(松重豊)
山本家は代々、貴族探偵の一族に仕えてきた。
柔和な人徳者だが話すと前置きが長い。
■喜多見切子探偵事務所
・新米探偵:高徳愛香(武井咲)
気さくな反面、思ったことをすぐ言ってしまう。
ズバ抜けた洞察力と推理力の持ち主。
・元探偵:喜多見切子(井川遥)
愛香の憧れる師匠。
過去に貴族探偵と推理勝負で負け、その後に謎の死を遂げた。
■神奈川県警
・警部補:鼻形雷雨(生瀬勝久)
モテたい・金持ちになりたい。
基本的な正義感はある。
・部下:常見慎吾(岡山天音)
省エネ勤務がモットー。
・優秀な鑑識:冬樹和泉(田中道子)
凄惨な現場ほど燃える。ぶっきらぼう。
■謎
・謎の女性(仲間由紀恵)
どこで登場するか謎
●ドラマ「貴族探偵」あらすじ
主人公は年齢、家族、学歴、住所、さらに本名までも不明。己のことを貴族と名乗り、探偵を趣味にしている青年です。物語では「貴族」「主」「御前」という呼び名しか登場しません。
働いている様子はなく、身なりは常に瀟洒、言動は紳士的でレディーファーストを心がけ、一方で貴族であるという自覚を強く持ち、権威に頓着することがなく常に泰然としています。
事件に出会った際には警察の上層部に働きかけ、現場を指揮する鼻形雷雨という刑事もしぶしぶ認める形で、事件解決に関わっていきます。それでは貴族のお手並み拝見だ…そう誰もが思ったところ、なんと捜査、推理をするのは彼を取り巻く召使たち。
「推理などという雑事は、使用人に任せておけばいいんですよ」と言い放ち、事件関係者の女性と会話を楽しみ、遊びに興じている貴族にあっけにとられる周囲を尻目に、貴族へ絶対的な忠誠心を持つ、山本という執事、田中というメイド、佐藤という運転手の3人が現場分析、証拠集めなど捜査へと動き始めます。そんな、破天荒な貴族たちと偶然に、かつ頻繁に同じ事件に居合わせ、貴族たちと競う形で謎に向き合うのが探偵の高徳愛香。
喜多見切子という女性探偵を師匠と仰ぎ、彼女に憧れて探偵になった愛香は駆け出しの新米ながら、探偵という職業に人一倍の誇りと信念を持っています。
そのため貴族のやり方には反感しかなく、貴族よりも先に謎を解こうと現場を奔走し、推理を積み重ねていきます。いずれも見たこともないほど個性的で強烈にインパクトのある登場人物たちが織りなす物語は、ファンタジックでどこかコメディな部分も。
しかし、事件のトリック、謎解きは常人の想像を越える極上の本格ミステリー。
さらに、謎だらけの貴族は実は深い洞察を持って動いており、最初は「こいつは何なんだ!」という衝撃を受けるも、ドラマを見ていくうちに「もっと貴族のことを知りたい!」と魅了されることは間違いなし。
“主人公が推理をしない”前代未聞のミステリードラマは、一瞬も飽きることのない唯一無二のエンターテインメントとなります。
引用:http://www.fujitv.co.jp/kizoku/introduction/
●ドラマ「貴族探偵」ネタバレ「こうもり」
ドラマ「貴族探偵」の原作本の中でも、有り得ないトリックで衝撃を受ける「こうもり」のネタバレをします。果たして結末、犯人は・・・
■「こうもり」の登場人物
■場所
・「風媒荘」
■卒業旅行に来た女子大生2人
・寺崎紀子
・安永絵美
■絵美の彼氏
・由緒ある家柄の男子
■商社マン
・松野彰(30才前後)
■大杉夫妻
・作家:大杉道雄
・嫁:真知子
■大杉道雄の弟夫妻
・弟・水橋洋一
・嫁・佐和子
■堂島カップル
・作家:堂島尚樹
・堂島の恋人
■「こうもり」を結末・犯人までネタバレ
■宿泊1日目。
「風媒荘」は北陸の山奥にある創業300年以上の由緒ある高級旅館。
11月下旬、女子大生2人紀子と絵美は、少し早めの卒業旅行にやってきた。紀子は庶民だが、絵美の貿易会社のお嬢様なので「風媒荘」のような高級旅館も簡単に手配できる。紀子は元彼氏・斉藤辰則からストーカー被害にあって傷心していたので、絵美が企画してくれたのだった。
絵美は紀子のストーカー問題に相談に乗ってもらうため彼氏も呼んでいて明日くるという。
そんななか「風媒荘」の庭園を散歩する2人。
するとそこで松野彰という男性からナンパされ、近くで蝶陣祭というお祭りがあると知る。松野の誘いを断るが、作家の大杉道雄と堂島尚樹も宿泊していることを知る。
絵美は大杉道雄のファンで、紀子は堂島尚樹のファンだ。
蝶陣祭とは、鍾乳洞で護摩を焚く行事。穴から地上にあがった灰で吉凶を占うというもの。カップルが灰を被ると永遠に結ばれると人気だ。紀子と絵美は女2人だから行かない。
松野彰と別れると、絵美は大杉道雄と嫁の真知子を見つけて声をかける。絵美はお節介で紀子のストーカー被害を話すと相談に乗ってくれるという。
さらに堂島尚樹も現れ、紀子は喜ぶ。大杉道雄の義妹夫妻もいた。真知子の妹・佐和子と旦那の水橋洋一だ。水橋は佐和子と一緒に蝶陣祭に行くらしい。堂島尚樹もあとから来る恋人と一緒に蝶陣祭に行くらしい。
■宿泊2日目。
絵美と2人でダイニングバー「愁月」でランチをする約束だったが、紀子は前日に飲み過ぎで寝坊した。慌てていくと、絵美は彼氏と「愁月」でお茶していた。彼氏の名前は貴生川敦仁。紀子のストーカーの話を一通り聞くと、仕事の電話が入り行ってしまう。
紀子と絵美がランチを終えて庭へ出るが、歩き過ぎて絵美が足が痛いので休憩所で休む。すると外から佐和子と堂島尚樹の声が聞こえてきた。どうやら2人は元不倫関係らしい。佐和子は堂島尚樹のあと現在は別の男と不倫、堂島尚樹は恋人がここへ来るのに佐和子と密会して、復縁を求めていた。
佐和子が堂島尚樹をふって2人がいなくなると、紀子と絵美以外に松島彰も隠れて話を聴いていた。
紀子はお風呂に入ったあと、脱衣所の下着が荒らされたように見えて、まさか元彼氏がここまで来ているのか?とストーカーにおびえる。
■宿泊3日目。佐和子が殺される
紀子はまた飲み過ぎで寝坊。慌てて「愁月」へ向かう。実は前日の夕方、大杉夫妻から蝶陣祭に行かないなら、「愁月」でランチを食べようと誘されていたから。大杉道雄は寒いの苦手だし風邪気味だから蝶陣祭に行かないらしい。
ランチで楽しくおしゃべりを楽しみ、夕方4時に再び集合してドライブへ出かけようと誘われる。大杉夫妻が帰ったあと、絵美は記念に大杉道雄が飲んだコーヒーカップをくすねた。
しかしドライブは中止。なぜなら、蝶陣祭の最中に佐和子が死体で見つかったから。
大杉夫妻と紀子たちがランチの頃、水島&佐和子と、堂島尚樹は蝶陣祭に行っていた。堂島尚樹の恋人も来る予定だったが電車が止まって来れなくなったのだ。
佐和子はトイレに行くといって30分戻ってこないので、水島と堂島尚樹が探した。蝶陣祭には松野もいたが佐和子の行方は知らなかった。
探した結果、佐和子は殺されていた。佐和子はロープで絞殺され、額にはヒナギクの花冠が載せられていた。大杉道雄の小説「花冠」の結末で殺されたヒロインのように。
■犯人は誰?
佐和子は、殺される2日前、大杉夫妻たちと一緒に女子大生2人に出会ったとき、小説「花冠」のヒロインのように花冠を載せられて殺されてもいいと言っていた。
そして佐知子に頭に載せられていた「ヒナギクの花冠」は「風媒荘」に飾られていた造花から盗まれたものだと判明。ということは、宿泊客の誰かということになる。
蝶陣祭にいた、松野彰・水橋洋一・堂島尚樹はアリバイがあり佐和子を殺すことは不可能だった。
大杉夫妻は、佐和子が殺された時「風媒荘」の「愁月」で女子大生2人とランチしていた。蝶陣祭の場所までは車で30分かかる距離なので犯行は不可能だ。
警察による捜査が行われたが、犯人はわからなかった。
唯一の手がかりで現場にタバコの吸い殻があったが、それは前日のもので事件に関係はないとわかった。
■結末ネタバレ 犯人は大杉道雄!
警察が困っていたところに、貴族探偵とメイド田中が登場。
メイド田中が関係者に聴き込みを行ったあと、全員が集められた。
メイド田中はまず「犯人は大杉道雄」と先にネタバレする。
「ヒナギクの花冠」によって、犯人は、佐和子が小説「花冠」のヒロインのように花冠を載せられて殺されてもいいと言っていたのを、知っていた人物となる。
松野はその場にいなかったので犯人ではない。
しかし他の6人にはアリバイがある。
ただひとつ矛盾があった。
大杉道雄はタバコが大嫌いだった。
なのに紀子が2回目に会ってランチした時、大杉道雄はタバコ臭かった。
実は紀子と絵美はが2回目に会った大杉道雄はニセモノだった。
数年前、大杉道雄のそっくりさんが無銭飲食で逮捕される事件があった。その人物がだったのだ。
ランチでは、大杉の嫁・真知子も一緒だったがグルだった。
親しい人間だとバレるから、偶然知り合った女子大生2人は急きょターゲットになった。
おそらくもともとは中居やボーイを騙すつもりだったのだろう。
脱衣場のストーカー疑惑も、大杉夫妻の仕業だ。真知子が行った。下着を盗むと警察を呼ばれるから、ほどよく怯えさせる程度でよかった。
大杉夫妻のミスというか不運は、堂島尚樹の恋人が来れなくなったこと。
そのせいで、水橋洋一のアリバイが成立してしまった。
そう、水橋洋一を犯人に仕立てようとしていたのだ。
動機は?
大杉道雄は佐知子とできていたのかもしれない。解剖の結果、佐知子は妊娠したし、水島に離婚を迫っていたので、大杉道雄は佐知子から結婚を迫られたのだろう。
証拠は?
推理だけではない。絵美はランチのあと、大杉道雄と食事した記念にコーヒーカップをくすねていた。そこには大杉道雄のそっくりさんの指紋があるはずだ。
真知子は恨めしげに大杉に言った
「あなたが情けをかけて花冠なんてかぶせるから」
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