TOKIO松岡昌宏さん主演「遠山の金さん」が9月25日に放送されるので、キャストとあらすじを紹介します。キャストを見ると三河屋がほっしゃんだったり。あらすじはお馴染みの展開で、セリフにも期待。

「遠山の金さん」といえば桜の吹雪の刺青。実在の人物がモデルなのですが、本当に刺青はあったのでしょうか。もしそうならなぜお奉行様が？刺青の由来はなんでしょう？

歴代俳優は高橋英樹さんや松方弘樹さんなどで最新　は7番目まで。TOKIO松岡昌宏さんは歴代俳優と比べてどうなのか？歴代俳優の順番8番目として「遠山の金さん」に認められたらスゴイですよね。

ラストのお白洲の裁判シーンで、刺青を見せてお馴染みのセリフを言うTOKIO松岡昌宏さんが楽しみです。
　
　

●TOKIO松岡昌宏「遠山の金さん」キャストとあらすじ

ドラマ名：ドラマ特別企画「名奉行！遠山の金四郎」
放送日時：2017年9月25日(月)20：00～22：54　3時間！

舞台は天保年間の江戸。倹約令で庶民が窮屈な暮らしを強いられている時代です。この頃、泥棒「鼠小僧」が金持ちの大名や豪商からお金を盗んで、貧しい庶民に分け与えて人気者になっていました。

ロケ地は東映京都撮影所と京都市内など。江戸のお祭りや、アクションシーン、ラストの裁判シーンなど見どころたっぷりです。TOKIO松岡昌宏さん演じる金さんが、桜吹雪の刺青を見せて悪者をこらしめる定番シーンが楽しみ。

■TOKIO松岡昌宏「遠山の金さん」あらすじと予告動画

■祭り
江戸の町は祭りを祝う人々の活気にあふれていた。
老中・水野忠邦(菅原大吉)が発した倹約令によって開催が危ぶまれていたのだが､北町奉行の遠山金四郎(松岡昌宏)と南町奉行・矢口駿河守定則(白井滋郎)の進言によって実現し､人々の喜びもひとしおだった。
その祭りの輪の真ん中にいる遊び人の金さんが金四郎その人であることは､遠山家内与力の東条八右衛門(中原丈雄)以外､金四郎の母・寿々(原田美枝子)さえも知らないことだった。
金四郎の馴染みの居酒屋の主人・又五郎(平田満)と看板娘のおたね(渡辺麻友)は､気さくな金さんの人柄にぞっこんほれ込んでいる。

■鼠小僧
その頃､江戸の町には鼠小僧を名乗る義賊が出没し､大名や豪商から盗んだ金を困窮している人々に与え､庶民に人気を博していた。

■南町奉行の矢口が急死
そんなある日､金四郎と若年寄の樋口出雲守勘解由(北大路欣也)､勘定奉行の石部肥後守孫太夫(青山勝)ほか幕閣が水野に呼ばれ､矢口が急死したことを告げられる。
南町奉行の後任には水野の意を汲んだ鳥居耀蔵(加藤雅也)が就任することになった。

■今度は粂島屋が急死
その夜､金四郎は魚問屋の粂島屋忠右衛門(西田健)､役者の市村菊之丞(河合雪之丞)と再会し旧交を温めていた。
若く血気盛んな頃の金四郎と人気上昇中の菊之丞の将来に期待して可愛がっていたのが､今では日本橋の魚河岸を仕切る粂島屋だった。
その翌日､金四郎は粂島屋が花魁の朧月(実咲凜音)と心中したと聞く。
分別のある粂島屋には考えられないことだ。粂島屋の妻・おそで(床嶋佳子)もありえないことだと話す。
粂島屋は漁師や魚屋たちからの信頼が厚く､江戸城に納める魚の手配も取り仕切っていた。
粂島屋がいなくなり､商売の不安を抱える者や､魚が手ごろな値段で買えなくなるのではないかと案じる庶民も出始めた。

■魚河岸移転
そんな中､魚河岸を日本橋から両国橋に移転するという話が突然持ち上がった。
粂島屋の死後､存在感を増している三河屋(星田英利)が移転のため暗躍しているようだ。

金四郎はかつて恋仲だった常磐津の師匠・おせん(稲森いずみ)から矢口は殺されたのではないかという噂を聞く。
また､鼠小僧がその現場を見ていたとささやかれているという。
さらに同心の小柴弦之介(神山智洋)も粂島屋の心中事件に疑問を呈し､粂島屋は殺されたのではないかと金四郎に話す。
事件は魚河岸移転の黒幕につながっているのではないかと続ける小柴に､密かに内情を探るよう金四郎は命じる。

予告動画：

●「遠山の金さん」なぜ刺青？桜の吹雪の刺青の由来は？

■なぜ刺青？

「遠山の金さん」は町奉行という役人の立場なのに、なぜ刺青してるのでしょう？

「遠山の金さん」は遠山金四郎景元（とうやまきんしろうかげもと）という実在の人物がモデルです。

貧乏旗本の家に生まれ、3人兄弟の三男だったので家督を継ぐ見込みがないので、若い頃はグレて遊びまわっていました。そんな遊び人時代に刺青を入れたといいます。

ところが上の兄が2人とも早くに死んでしまい家督を継ぐ事に。想定外でお奉行様になってしまい、刺青は真夏でも隠していたそうです。

江戸時代の刺青は、服の代わりに全身に刺青と入れるというものの他、刑罰として体の一部に刺青を入れるというものもありました。なので金四郎は恥ずかしくて刺青を隠したようです。

■桜の吹雪の刺青の由来は？

遠山金四郎景元が入れた刺青は、トレードマークの桜の吹雪ではなかったそうです。

明治26年に発行された伝聞記事によると実際に入れた刺青は
「口に絵巻物をくわえて髪を振り乱した女の首」

歌舞伎では当初、「女の首」の刺青の金さんで公演してましたが、次第に桜の吹雪に変化していったようです。「桜の吹雪」のほうが江戸の庶民に受けが良かったのでしょうね。

●「遠山の金さん」歴代俳優の順番

「遠山の金さん」はこれまで7作品放送されていて、金さん俳優は全員違います。歴代俳優を順番に並べてみました。

■歴代順番1　俳優：中村梅之助
「遠山の金さん捕物帳」1970～1973年　全169話

■歴代順番2　俳優：市川段四郎
「ご存知遠山の金さん」1973～1974年　全51話

■歴代順番3　俳優：橋幸夫
「ご存じ金さん捕物帳」1974～1975年　全27話

■歴代順番4　俳優：杉良太郎
「遠山の金さん」1975～1979年　全131話
「怒りの金さん」のイメージで、遊び人とお奉行様どちらもビシッと決まってた。

■歴代順番5　俳優：高橋英樹
「遠山の金さん」1982～1986年　全198話
高橋英樹さんは「桃太郎侍」に次ぐ人気作。刀を使わず「手ぬぐいを使った殺陣」が新しかった。

■歴代順番6　俳優：松方弘樹
「名奉行 遠山の金さん/金さんVS女ねずみ」1988～1998年　全219話
「大人の色気金さん」

■歴代順番7　俳優：松平健
「遠山の金さん」2007年　全9話
放送期間が短く9話だけだったので、松平健さんの金さんのイメージが定着する前に終わった。

■TOKIO松岡昌宏は歴代俳優と比べてどう？

TOKIO松岡昌宏さんは現在、下町のタワーマンションで内縁の妻と同棲中。人目を気にすることなく彼女と街を歩き、飲み屋で地元民と楽しくお酒を飲んで、彼女を「コイツが」「ウチのが」と紹介してるそうです。

下町で気さくに庶民と仲良くするTOKIO松岡昌宏さんは、まるでリアル金さんみたい。下町や男気が似合い粋な感じがするので、遊び人の金さんは似合いそうです。

あとは、お奉行様としての威厳。お白洲の裁判シーン、刺青を見せるシーンをどう演じるかがポイントですね。べらんめぇ口調が楽しみ。

歴代俳優と比べると、まだ若くて青臭いイメージかも。

●TOKIO松岡昌宏「遠山の金さん」セリフが楽しみ

「遠山の金さん」は水戸黄門みたいに、基本的に毎回同じパターンとセリフ。でもそれがいいんですよね。

お白洲の裁判シーンのセリフはお馴染みです。

悪人が連行され被害者もいます。でも悪人は罪を認めずごまかします。悪人は被害者が言う「金さん」の存在もバカにします。

そして悪人の罵倒がMAXになったとき、いよいよ桜吹雪を披露。さらに、べらんめぇ口調に大変身。

「やかましぃやい!　悪党ども！」

「おうおうおう、黙って聞いてりゃ寝ぼけた事をぬかしやがって！」

「この桜吹雪に見覚えがねぇとは言わせねえぜ！」

悪人はお馴染みのセリフ
「ははぁ!!畏れ入り奉りました！」
被害者は
「ああ、金さん！」
と驚きのセリフ。

悪人に、打ち首獄門・終生遠島・極刑など判決を下し「引っ立てい！」

最後は、被害者に温情判決を下して優しい言葉をかけて「これにて一件落着」のセリフで締め！

TOKIO松岡昌宏さんも同じセリフ言うはずですが、どんな演技を見せてくれるか楽しみですね。