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内山理名さん主演NHK金曜ドラマ10「マチ工場のオンナ」のキャスト・相関図と、原作実話を読んで最終回の結末ネタバレします。
NHK金曜ドラマ10「マチ工場のオンナ」原作は、諏訪貴子さんによる実話本「町工場の娘」。ジリ貧会社を再生した勇気と知恵と笑顔の物語。主婦から社長になった2代目の10年戦争を描いたベストセラーです。
ドラマではサバイバルヒューマンドラマとして楽しく描かれそう。
キャスト・相関図と、原作小説読んで最終回結末ネタバレを紹介するので、ドラマ「マチ工場のオンナ」を見れなかったひとや、テレビで見るほど興味はないけど内容は知っておきたい人は参考になればと思います。
目次
●NHK金曜ドラマ10「マチ工場のオンナ」キャスト・相関図
■相関図
■有元家■
● 有元光(内山理名)
須藤家の一人娘。小さい頃亡くなった兄の代わりに父・泰造から男の子のように育てられた。会社の同僚の大と結婚後、専業主婦に。
● 旦那:有元大(永井大)
自動車部品メーカー勤務。明るく人あたりがよく家族思い。釣りが好きなアウトドア派。
● 息子:有元航太(山田羽久利)
■町工場「ダリア精機(株)」■
創業メンバーは泰造・泰造・純三。
■社長夫妻
● 須藤泰造(舘ひろし)
ワンマン社長だが社員を家族のように大事にする。娘の光を厳しくしつけたせいで現在は娘と疎遠。趣味は競馬。
● 嫁:須藤百合子(市毛良枝)
穏やかで天然な性格。家族を優しく見守る。
● ベテラン職人:勝俣勉(竹中直人)
No1の腕をもつ職人。頑固で気難しいが、嫁の敏江には頭が上がらない。
● ベテラン職人:花田純三(柳沢慎吾)
人情派でおしゃべり。離婚歴がある。
● 若手職人の一ノ瀬翔(吉村界人)
トレードマークは金髪。
● 社長付き運転手の三枝文雄(刈谷俊介)
体調を崩し現場を離れた元職人。
● 若手職人の川口大樹(渡辺佑太朗)
技術系の高専出身でPCが得意。
● 経理の打越和哉(忍成修吾)
元銀行員。クールだが実は情熱を秘めている。
■愛知東西銀行■
● 長谷川隆史(村上淳)
●NHK金曜ドラマ10「マチ工場のオンナ」あらすじ
専業主婦の有元光(内山理名)は、夫・大(永井大)と息子の3人暮らし。
ある日、過労で倒れた父・泰造(舘ひろし)の様子を見にいくと、医師からガンで余命4日と告げられる。
幼くして亡くなった兄の代わりに光を社長にしようと育ててきた泰造に反発、専業主婦となった光。病床の父を前にしても、自分の気持ちを素直に伝えられない。
しかし光は、町工場を守ろうとする父の思いを知り、ついに社長を継ぐと決意。その言葉を聞いて、泰造は息絶える。社長になると宣言した光に次々試練がやってくる。
頼るつもりでいた夫は単身赴任で渡米。
光をお飾り社長として見る幹部社員の勝俣(竹中直人)や純三(柳沢慎吾)たちは、光がやることに猛反発。
取引先の銀行からは、女性と軽くあしらわれ、別の工場との合併を迫られる。光にとって、町工場を守ることは、亡くなった父・泰造と交わした約束。
果たして、光は、町工場を立て直すことができるのか?引用:http://www.nhk.or.jp/nagoya/machikoba/index.html
●NHK金曜ドラマ10「マチ工場のオンナ」原作は実話
「マチ工場のオンナ」の原作は、諏訪貴子さんによる実話本「町工場の娘」です。
ジリ貧会社を再生した勇気と知恵と笑顔の物語。主婦から社長になった2代目の10年戦争を描いたベストセラーです。
●NHK金曜ドラマ10「マチ工場のオンナ」原作読んで最終回ネタバレ 実話の結末は?
原作の主人公の名前は貴子ですが、ドラマにあわせて光で書いていきます。
■父の死
父が兄と同じ急性骨髄性白血病を患い余命4日を宣告された。
そして娘の光に工場をたくし、亡くなった。
父が「ダリア精機」を創業した理由は、息子(光の兄)が白血病を患ったため、その高額な医療費をねん出するためだった。
余命半年の兄はそのおかげで生き延びたが、3年後の6才でなくなった。
そのあとに生まれた光は、後継者が欲しかった父が兄の生まれ変わりとして男の子として育てられた。
■主婦から社長になった2代目
※ドラマでは光が社長になると幹部社員たちから反発されますが、原作は反対で、幹部社員たちから「社長になってくれ」と頼まれ社長になっています。
「ダリア精機」はバブル崩壊後、売り上げはピーク時の半分に落ち込んで経営難だった。
光が社長に就任してすぐ、銀行から、「ダリア精機」と同じような精密メーカーからの合併の話が持ち上がる。合併といっても実際は吸収されて、光は社長をクビになり、優秀な社員以外はクビという内容だった。
光は合併話を断り、半年で結果を出すと啖呵を切ってしまう。
■「3年の改革」1年目
業績をあげるため、光は社長就任後1週間で5人をリストラする。すると幹部社員が猛反発。彼らは光に「社長になってくれ」と頼んだが、それはあくまで「お飾りの社長」であって「経営をしてほしい」というつもりはなかった。
そして「3年の改革」に取り組むことにし、社員たちに対して研修を始めた。
1年目は意識改革。
ぶっきらぼうな職人たちに挨拶の基本を説いた。製造業の基本である5S「整理・整頓・清掃・清潔・しつけ」を教えた。ホウレンソウ、品質・コスト管理、PCDAなど教えていった。
会社と社長に対する「悪口会議」を開き、そこから改善点を見つけ、社内をどんどん改善していった。
5人をリストラしたあと、ゲージと治療具の需要が高まり、売上があがった。地道な改善策のおかげで利益率もあがった。
、
最初の1年間では、意識改革と同時に経営方針も固めた。
・ものづくり大田区を代表する
・超精密加工を得意とする
というもの。
■「3年の改革」2年目
2年目のテーマは「チャレンジ」
良いものはどんどん取り入れようと決め、実際に新しい機械を買うと、作業効率があがった。
次に、生産管理システムの構築。監査役に相談すると、「ダリア精機」の強みは顧客への急な依頼時などの対応力だとわかった。それも踏まえ、生産管理システム導入を検討。
社員たちにシステム導入の必要性を半年かけてわかってもらい、導入後も、PCを使ったことのないベテラン社員でも使えるようにシステムを改善していった。
生産管理システムのおかげで、手書きの作業日報は不要になった。仕事の段取りもスムーズになった。緊急対応の受注も増え、顧客から評価もされた。もちろん利益率もあがった。
■「3年の改革」3年目
3年目のテーマは「維持・継続・発展」
ダイエットやジョギングと同じで続けることが一番難しい。
そうして3年目の終わり頃には、社員たちは協力メーカーに「俺たちは新生ダイヤだから」と楽しそうに話すようになっていた。
3年目の締めくくりは社員旅行だった。実は社員たちが毎月1000円お金をためていて、そのお金を使って旅行に行こうと光を誘ってくれた。
■「人材育成」
3年の改革が終わったあとは、「人材の確保と育成」に取り組むことにした。ベテラン社員に頼り切りでは、彼らが退職したあと技術の空白が生まれてしまうから。
ハローワークに募集を出したが半年たっても応募がないので、チームを作って若者向けにパンフレットを自作した。企業展にも出展してアピールした。
未経験者もOKにし、トライアル雇用制度も活用した。おかげで若者採用プロジェクトは成功し、数十人の応募が殺到する人気企業となった。
一方で、年長者も長く働けるように、定年を65才から70才に延長。70才以降も本人が望めば働けるようにした。
採用後は、「交換日記」を行い不安を取り除くようにした。また、提案を発表するQC発表会を行い自信をつけさせた。
高齢のベテランが担当するのが当たり前の、難しい作業を、20~30代に思い切って任せた。すると若いから伸びしろもあるので、高齢のベテランよりも結果を出すことができた。
ベテラン社員を口説いて、若手に技術を継承するよう促した。
■リーマンショック
リーマンショックで仕事が激減したときは、赤字が1年続いた。そこで会社の2Fをバレー教室のスタジオとして貸し出すことにした。ただの倉庫だった2Fは現在も月に20~30万円の売り上げをあげている。
仕事がないならコミュニケーションを図ろうと、フットサルチームを作った。
その後も赤字は続き、光は全員リストラを決意。取引先に謝罪に行くと「人手不足だから何人か出してほしい」と思わぬ要請があり、全員リストラは避けることができた。さらに、取引先への応援部隊に行った9人のうち1人が急成長して、主力メンバーになったという嬉しいおまけもあった。
その後、自動車メーカーが海外生産にかじを切ったことで、注文が増え「ダリア精機」は息を吹き返した。
■最終回ネタバレ 結末
光はお金をかけずに会社の名前を全国に知らせるために、東京商工会議所が主催する「勇気ある経営大賞」に応募した。大賞は逃したが、優秀賞に輝いた。
そういった活動で注目され、光は「ウーマン・オブ・ザ・イヤー」を受賞した。自分で応募はしていないので、誰かが推薦してくれたのだった。
しかし次代のリーダーの育成や、のれん分けによるグループ拡大など光の経営は終わらない。
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