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佐々木蔵之介さん主演ドラマ「黄昏流星群」のキャストとあらすじ・予告動画、原作漫画を読んで最終回結末ネタバレを紹介します。
「黄昏流星」の原作は、弘兼憲史さんのオムニバス短編ドラマ「黄昏流星群」の中の「不惑の星」。
人生の折り返し地点を通り過ぎた(黄昏時)男女の浮気不倫、それをを取り巻く大人たちの人間ドラマ。原作漫画とドラマの違いにも注目です。
キャストとあらすじ・予告動画、原作漫画を読んで最終回結末ネタバレするのでドラマ「黄昏流星群」に興味のある人は参考になったら幸いです。
目次
●ドラマ「黄昏流星群」キャスト相関図
エリート銀行員・瀧沢完治役に、フジテレビドラマ初主演となる実力派俳優の佐々木蔵之介さん。出世目前に左遷されどん底のなか、運命の女性と出会い第二の人生を見つめ直すことに。
嫁で専業主婦の瀧沢真璃子役は中山美穂さん。
キーパーソンとなる瀧沢完治の浮気不倫相手・目黒栞を演じるのは、日本アカデミー賞最優秀主演女優賞の大女優・黒木瞳さん。
■キャスト相関図
■瀧沢家
● 瀧沢完治(佐々木蔵之介)
上司の不祥事に巻き込まれ、左遷を命じられた元エリート銀行員
● 嫁:瀧沢真璃子(中山美穂)
「娘が出て行ったら、私には何が残るだろう」娘の巣立ちに喪失感を抱く妻
● 娘:瀧沢美咲(石川恋)
大手商社勤務。母と仲良し。大きな秘密を抱えてる。
■名家・日野家
● 美咲の婚約者で弁護士:日野春輝(ジャニーズWEST藤井流星)
「今日はお母さまにお会いできただけでよかったです」真璃子に惹かれる
● 日野冴(麻生祐未)
夫の死後、ピアノ講師をしながら息子を大学院まで育てた自負と高いプライドの持ち主。
■完治の出向先:物流会社『荻野倉庫』
● 目黒栞(黒木瞳)
「こうやって私の人生、終わっちゃうのかな」親の介護で恋愛を諦めた女性。単身旅行中のスイスで出会った完治と再会する
● 食堂の調理師:小俣房江(山口美也子)
● 課長:川本保(礼二(中川家)
銀行出向組が部長なので不満がある
● 同僚:木内祐輔(笠松将)
● 同僚:奥山敦子(三浦真都)
■若葉銀行
● 完治にアピール:篠田薫(本仮屋ユイカ)
● 専務:守口克彦(春海四方)
● 八王子支店長で完治の友人:井上英樹(平山祐介)
● 頭取:秦幸太郎(大谷亮介)
● 専務と対立する常務:金田真之(伊藤正之)
田尻田尻
● 新宿支店:上田明(渋谷謙人)
■ほか
● 真璃子の同級生で翻訳家:水原聡美(八木亜希子)
バツイチ。完治と真璃子のことを学生時代から知る仲
● 完治の同級生でパティシエ:須藤武史(岡田浩暉)
● 完治の相談相手:徳田和夫(小野武彦)
居酒屋『一番星』の大将
● 老人ホーム入居中の栞の母:目黒悦子(岸本美代)
●ドラマ「黄昏流星群」あらすじ・予告動画
瀧沢完治(佐々木蔵之介)は勤続28年の銀行マン。懸命に勤めた甲斐あり、若葉銀行新宿支店長にまで上り詰め、自他共に認める出世頭だった。優秀ゆえ、部下の女性から熱い視線を送られることもあるが、完治は応えない。不倫は出世の致命傷になるし、興味がなかった。
妻の真璃子(中山美穂)もその点は完治を信用し、ずっと支え続けている。働き詰めの完治と時間をあまり共有出来ない真璃子の生きがいは娘、美咲(石川 恋)。その状態がもう20年以上続き、夫婦にはそれが日常になっていた。
そんな中、真璃子は美咲から、近々恋人の日野春輝(藤井流星)を紹介したいと言われ、ショックを受ける。自分から娘を取ったら何が残るのか、そしてこれから先どうすればいいのか…。一方、最優秀店舗賞まで獲り、すぐにでも本店への昇進かという完治にも思わぬ出来事が起こる。出向を言い渡されてしまったのだ。派閥長の不祥事の巻き添えで自分は切られた、と知った完治は、街を彷徨い場末の居酒屋でボロボロに飲み潰れる。そんな完治は目の前のグラスの氷を見て、ふとあることを思いつき…。
数日後、完治の姿はスイスにあった。真璃子には出張だと嘘をつき、一人で来てしまった。しかし、生憎の悪天候でマッターホルンには登頂はもちろん見ることも出来ない。それでも完治はマッターホルンへのロープウェイに乗る。吹雪の中、自分一人だと思っていたゴンドラに日本人女性、目黒 栞(黒木 瞳)が乗り込んできて…。
引用:ドラマ「黄昏流星群」公式サイト
●ドラマ「黄昏流星群」原作漫画読んでネタバレ 結末は?
ドラマ「黄昏流星群」の原作は、弘兼憲史さんの短編オムニバス漫画「黄昏流星群」の傑作の一つ、第1集「不惑の星」です。
漫画「黄昏流星群」は1995年から「ビッグコミックオリジナル」で連載が始まり、現在も連載中の大ヒット漫画。2000年には「文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞」を受賞しています。
■原作と漫画の登場人物の違い
● 瀧沢完治(佐々木蔵之介)
➝原作は盛本芳春52才 芙蓉銀行の富士見台支店長
● 瀧沢真璃子(中山美穂)
➝原作は盛本真璃子 専業主婦
● 日野春輝(ジャニーズWEST藤井流星)
➝原作は西澤 大蔵省官僚エリート
● 瀧沢美咲(石川恋)
➝原作は盛本美紀 卒業間近の大学生
● 目黒栞(黒木瞳)
➝原作は目黒誠子
ここから原作漫画ネタバレを始めます。
■原作漫画ネタバレ1 出会い
芙蓉銀行の富士見台支店長・盛本芳春52才は入社以来30年間、仕事一筋で生きてきた。定年まで5年。うまくいけば本店勤務になりさらに出世できるかもというとき、田尻常務から出向を命じられる=リストラ。
嫁に話すと、娘が来春結婚するからそれまでは結婚相手に対する世間体があるので銀行を辞めるなと怒られる。
30年間の苦労に無意味さを感じたとき、スイス旅行の広告が目に留まり、思い切って一人旅へ出る。仕事は忙しい時だが全ての決済は部下たちの好きなように任せた。
盛本芳春はスイスに着くとアルプスのマッターホルンを見るためロープウェイに乗るとき、中年の日本人女性を見かけた。頂上で声をかけるが悪天候で、吹雪で真っ白な景色を見て笑いあった。下山すると天候が回復し
2人の出会いを祝福するかのように絶景の山がみえた。
■原作漫画ネタバレ2 再会
2人は偶然にも同じホテルに宿泊していた。彼女の名前は誠子。盛本芳春は結婚して25年間、嫁以外の女性と初めてのプライベートな食事で興奮気味。お互いを芳春ちゃん誠子ちゃんと呼んで楽しい時間を過ごすが、名前以外は自分のことは話さない。
食後、芳春が部屋で飲もうと誘うと誠子はあっさりOK。芳春は肉体関係もOKだと解釈して突然押し倒すと、誠子は壁に頭をぶつけて泣き出して部屋から出て行った。
ホテルの部屋番号も連絡先も知らないのでそれっきり。芳春は自分のとった行動を後悔したまま日本に帰った。
それから半年後、抜け殻になった芳春が取引先「シャロン商事」の社員食堂で食事すると、厨房に誠子を発見。赤面した2人は「芙蓉銀行の盛本芳春です」「西部給食センターの目黒誠子です」と名乗って再会した。
■原作漫画ネタバレ3 黄昏の恋の始まり
芳春は急に元気を取り戻し、取引先とのアポもキャンセルして定時であがり誠子と食事デート。誠子はスイスで芳春を拒絶したことを後悔し、日数を数えて再会を夢見ていた。
誠子はスイスではセレブを装っていたが、それは背伸びしてのことだった。
誠子は元OLで25才で同僚と結婚したが子供ができず3年で離婚。大学で専攻していた栄養学を活かして調理師になり、好きな仕事をしてるうちにあっという間に43才になった。そんなときふと人生を楽しもうと想い、初めての海外でスイスへ行った。そして夢はイタリア料理店を開くこと。
芳春は結婚して嫁と娘もいることを話すが、ホテルの部屋を予約してスイスのやり直しを試みる。人生初めての浮気。誠子は誘いに応じてくれたが芳春は体が言うことをきかなかった。
それから2人は週一で逢瀬を重ねた。肉体関係はあるときもないときも、でもそれでよかった。
■原作漫画ネタバレ4 娘と婚約者
芳春は出向を断り、支店長を外された。怒った田尻常務は娘の結婚式を辞退した。そんな田尻常務には、ゴルフでミスを指摘してペナルティを与えて仕返し。芳春はもう閑職に追いやられ2度と出世できないと知ってのこと。
娘の婚約者・西澤は大蔵省官僚で上から目線のエリート気質。嫁と娘は西澤自身よりも肩書きが好きで結婚相手に選んだ。田尻常務が結婚式を辞退したと伝えると、西澤は主税局長が主賓だから困るという、体裁とメンツの結婚式であきれる。
芳春も世間から見ればエリート銀行員だが、実際は田舎出のたたき上げで学歴もたいしたことない。
芳春は残りの人生を嘘ついて生きるのが嫌になってくると思う一方で、嫁と娘に嘘をついて誠子と浮気している自分に気づく。でも離婚して全てを捨てて誠子とやりなす気にもなれない。
そんなある日、ホテルのエレベーターで芳春と誠子は,中年男性と浮気キスする娘と鉢合わせしてしまう。
■原作漫画ネタバレ5 娘の浮気相手
翌朝、芳春は娘に問いただすが、お互い浮気を知ったから追求しないよう反論される。離婚されたら3か月後の結婚に悪影響が出るし、相手は大人の男性だから問題ない「見てみぬフリすれば全てうまくいく」と、たばこをふかしながら話す娘に芳春はショックを受けた。
田尻常務に娘の結婚式の主賓を断られたので、誠子の提案で娘の大学の恩師を招くことにした。美術史の世界では大変有名な教授だという。
ところが、それは人物こそ娘の浮気相手だった!娘は結婚後も浮気を続けるつもり。
挨拶の席で芳春は「主賓を引き受けてくれてありがとうございます」と頭を下げる屈辱を味わう。
■原作漫画ネタバレ6 常務の逮捕
元大蔵省OBの田尻常務が、大蔵省同期で大蔵省銀行局次長の小島太三と贈収賄容疑で逮捕された。
誠子は夢のイタリア料理店開店に向けて、料理の研究に没頭している。芳春はむかし喫茶店で食べたナポリタンが好きだが、誠子のナポリタンはそれとは違っておいしすぎた。
誠子には父親とナポリタンの想い出があった。幼少期、父親が失業中、ナポリタンが食べたいとせがむ誠子を連れて洋食屋に入って食べたものの、金欠の父親は無銭飲食して警察沙汰に。それから10年後、「もう一度2人でナポリタンを食べたい」と言った3日後に病死した。
このことがあって誠子は料理の道を選んだのかもしれない。
■原作漫画ネタバレ7 誠子の妊娠
誠子は43才で妊娠3ヶ月と判明した。誠子は最期のチャンスとして子供を産むと決意。春に結婚をせまることもせずシングルマザーになる覚悟。
イタリア料理店の夢はあきらめ、子育てにお金を使うという誠子に、自分の子供が増えるのが怖い芳春は「なら産まなきゃいいじゃないか」と言ってしまう。
そんななか田尻常務の後任の新常務から、人事を見直して芳春を2か月後に、本店の営業本部長にすると辞令が出た。「俺はよみがえった」と喜ぶ芳春。しかし嫁と娘に話しても「あ、そうよかったね」と相手にされない。
芳春は子供が出来たら気になってこれからの大事な仕事に集中できないから、誠子に子供をおろしてほしいと頼む。そんな芳春に誠子は「あなたの仕事のために子供を殺すことはできない、残念だけど別れるしかない。さようなら」と去っていき、芳春は頭を抱えた。
その帰り道、雪が降り積もり、誠子は足を滑られて転んだことで流産してしまう。
■原作漫画ネタバレ8 さようなら
誠子は子供という希望を失ったが、まだイタリア料理店を持つという希望が残っている。芳春は誠子の入院を知らないまま連絡がとれず、職場に聞くと体調不良で休んでると知る。
そんななかテレビ局が逮捕された田尻常務の件で街頭インタビュー。誰もがノーコメントのなか芳春は毅然とした態度で不正に言及し、天下りの構造も批判した。これが上層部の怒りを買ってしまう。
盛本家で娘の婚約者・西澤とその同僚を招いて会食。酔った西澤たちは「大蔵官僚の歌」を歌いエリート気分に浸る。すると芳春は西澤を「世の中ナメるな」と強烈ビンタしたのだった。
一方で嫁は芳春の浮気を疑っていた。
芳春は誠子にやっと再会して流産を知った。誠子は会社を辞めて三鷹にイタリア料理店を開くという。マンションを抵当に入れて融資も受けた。
「ひとこと相談してほしかった」という芳春に、誠子は結婚は望んでなかったが、老後の友人として付き合うには世界が違い過ぎると別れを切り出される。芳春が築き上げたものは大きすぎて、捨てられないだろうから。「さようなら」誠子は泣いた。
■原作漫画ネタバレ9 もう離さないで
誠子はイタリア料理店「Pizza&Pata 『Per Favore(お願いしますの意味)』」の開店準備。
一方、芳春は娘の結婚式。花婿側の主賓の税務局長は税金についてスピーチし、花嫁側の主賓は浮気相手という最低最悪の結婚式。
式が終わると嫁から離婚を切り出された。浮気も誠子の住所や個人情報もすべてバレていた。芳春は、誠子とは破局したしもうすぐ本店の営業本部長に昇格するからゴタゴタは避けたいと話すが「それはあなたの都合!私には関係ない。代償は払ってもらう」と、あとは弁護士に任せて嫁はロスに遊びに行ってしまった。
「俺の人生って何だったんだろう」と喪失感に襲われる芳春。
芳春は自分の本当の気持ちを見直し、最後の幸せにかけてみる。
銀行を辞めた。離婚して家も財産もすべて嫁に渡して家を出た。残ったのは思い切って買ったポルシェ。
「募集広告を見てきました。雇ってもらえませんか」
「お給料、当分払えないかもよ」
「いいさ、君の体で払ってもらう」
「バカ。採用する」
抱き合って「もう離さないで」
芳春53才、平均寿命まであと23年。
誠子43才、平均寿命まであと39年。
長い長い黄昏をどうやって生きるかこれから2人で模索してゆきたい。
★以上、ドラマ「黄昏流星群」原作漫画読んで結末までネタバレでした。
●ドラマ「黄昏流星群」原作漫画とは違う結末?
原作漫画はずいぶん昔に描かれてるので時代背景が現代と全然違います。どんな現代アレンジとなるのか?
原作漫画では芳春と誠子の不倫浮気がメインで描かれますが、ドラマ版では、嫁が新しいキャラクターとして描かれ、さらに嫁は娘の婚約者・春輝と禁断の関係に・・・
★完治と栞
人生をかけていたものを失ったとき、訪れた、新たな運命
「あなたとお会いするようになって、毎日が楽しいんです。ウキウキしちゃうんです」
★真璃子と春輝
「あたしのこと、いくつだと思ってるの」
「人を好きになるのに、年って関係ありますか」
嫁役の中山美穂さんはそんなこと現実にはありえないと思ったそうですが、スタッフの中に実際に似たような体験をした人がいて驚いたとか。
芳春と誠子の不倫浮気の結末は、原作漫画に沿ったかたちだと予想しますが、嫁の不倫はどうなるのかはオリジナルなのでわからないですね。娘が結婚したあとも不倫を続けるのでしょうか
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