2018年にNEWS加藤シゲアキさん主演で放送されるSPドラマ「犬神家の一族」の原作小説を読んだので、キャスト相関図と、犯人と結末までのあらすじをネタバレします。

「犬神家の一族」の原作は横溝正史さんの不朽の名作「金田一耕助」シリーズ。これまで何度もドラマ・映画化されました。

信州の大財閥「犬神家」創始者・佐兵衛が亡くなり、母親違いの3人の娘が遺産を巡り対立するなか、公開された遺言状の内容に衝撃が走る。そして3人の娘の息子たちが殺されていく。犯人はゴムマスク姿が怖いスケキヨなのか？それとも・・・遺産巡る骨肉の争いと純情が描かれた探偵小説の金字塔で史上最高のミステリー。

キャスト相関図と、犯人と結末までのあらすじをネタバレするので、SPドラマ「犬神家の一族」を見れなかったひとや、テレビで見るほど興味はないけど内容は知っておきたい人は参考になればと思います。

しかし放送日は2018年クリスマスイブ。何狙いなんだろうフジテレビ・・・
　
　　

　
　

●2018SPドラマ「犬神家の一族」キャスト相関図　金田一耕助は加藤シゲアキ　スケキヨは賀来賢人

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●2018SPドラマ「犬神家の一族」原作読んでネタバレ。犯人とあらすじ

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「犬神家の一族」の原作を読んだので、犯人とあらすじをネタバレします。

■犬神家の創始者の死と娘たちの対立

昭和22年、那須湖畔。一代で犬神財閥を築いた犬神佐兵衛（里見浩太朗）が莫大な財産を残して死去した。

犬神家の家宝は『斧（よき）・琴（こと）・菊（きく）』の３種の神器と呼ばれ、『良き・こと・聞く』というそこに守り言葉が込められている。

佐兵衛は生涯に渡り正妻を持たず、それぞれ違う愛人が生んだ娘が３人、全員が婿養子をとり息子が１人ずついたが、遺産を巡り対立し合っていた。

遺言状は古舘弁護士が預かっていて、長女の息子・佐清(スケキヨ)が戦地から復員してから発表されることになっている。
　
　

　
　

■養女の珠世が何者かに狙われた

秋、金田一耕助（加藤シゲアキ）は古館弁護士の部下・若林から「犬神家で近々、血みどろの事件が起きるのでそれを防いでほしい」と依頼され、犬神家本宅のある那須湖畔を訪れた。

那須ホテルに泊まった金田一は、湖で女性が乗るボートが沈みかかっているのを目撃して助けに向かう。女性は犬神家の養女の珠世だった。ボートには穴が空いていて、これまでもベッドにマムシが入っていたり何者かに命を狙われたのは３度目だった。

■古館法律事務所の若林が毒殺された

金田一がホテルに戻ると、若林が毒殺されていた。若林は犬神家の誰かに買収され、金庫に厳重に保管している遺言状を盗み見た可能性があった。犯人は遺産相続に関わる誰か？

■今、相続に関わってるとされるのは

● 長女の松子（黒木瞳）とその息子の佐清(スケキヨ)（賀来賢人）

● 次女の竹子（松田美由紀）と旦那の寅之助（佐戸井けん太）、息子の佐武(スケタケ)（笠原秀幸）

● 三女の梅子（りょう）と旦那の幸吉（板尾創路）、息子の佐智(スケトモ)（坂口涼太郎）

● 佐兵衛が溺愛した養女：野々宮珠世（高梨臨）

犬神佐兵衛は17才のとき那須神社で衰弱して倒れてるところを、神官の野々宮大弐に救われた。大弐は教育をほどこし社会へ出るまで面倒をみてくれた恩人で、佐兵衛が起業したときにも出資した。

佐兵衛は事業に成功して金持ちになったが、愛人を作っても結婚はしなかった。3人の愛人が生んだ3人の娘は認知して離れに住まわせても、娘たちを愛さなかった。

■スケキヨが帰還して遺言状が公開される

ビルマの戦地で顔に大怪我を負った佐清(スケキヨ)がゴムマスク姿でが帰ってきたので、金田一立ち合いのもと遺言状が公開されたが内容は衝撃的だった。

珠世？青沼静馬？3人の娘たちは、なぜ養女や愛人の息子に相続権があるのかと憤った。青沼静馬は佐兵衛が50才の時に作った愛人・青沼菊乃（安藤聖）の息子で、現在は行方不明だ。

佐兵衛は当時、菊乃が妊娠すると三種の家宝を与え正妻にしようとした。快く思わない松子・竹子・梅子は、赤ん坊の静馬を傷つけると脅して菊乃に「静馬は犬神家の子供ではありません」と誓約書を書かせ、菊乃は３人を呪った。
　
　

　
　

■佐武(スケタケ)が殺された　犯人は？

次女の竹子（松田美由紀）の息子の佐武(スケタケ)（笠原秀幸）が殺された。

首を切り落とされ、犬神家の菊人形の隣に飾られた。殺しの現場は展望台の上だ、血だまりがあった。

ゴムマスクの佐清(スケキヨ)がニセモノだと疑っていた珠世は昨夜、那須神社に納められてる奉納手形を使ってニセモノか調べたいと佐武(スケタケ)に相談したが、逆に肉体関係を迫られたところを猿蔵に助けられていた。

その後に犯人に殺されたようだ。

一方、佐武(スケタケ)が殺された時間に、宿屋に泊まった不審な男が２時間ほど外出していたと判明。復員軍人姿で顔を隠し、宿帳の名前は山田三平だった。そして血まみれの手ぬぐいを残して宿を出て行った。犯人か？

また、奉納手形とゴムマスクの佐清(スケキヨ)の手形を照合した結果、ニセモノではなく本物だと証明された。

■佐智(スケトモ)が殺された　犯人は？

今度は三女の梅子（りょう）の息子の佐智(スケトモ)（坂口涼太郎）が殺された。

絞殺したロープには『琴の糸』がくくりつけてあった。

佐武(スケタケ)は『菊人形』だったことから、これらは犬神家の家宝『（よき）・琴（こと）・菊（きく）』になぞらえた見立て殺人と思われる。

昨夜、珠世は佐智に薬で眠らされ誘拐されたと、何者かに電話で呼び出された猿蔵が廃墟の空き屋敷を向かい、珠世を救出したとき、佐武(スケタケ)はイスに拘束されていたという。

その後に犯人に殺されたようだ。

■養女の珠世は、佐兵衛の本当の孫だった

大弐が赤の他人の佐兵衛を援助した理由は、同性愛の関係だったから。しかし同性愛はじきに終わった。

佐兵衛20才のとき、45才の大弐は結婚5年目になる25歳の嫁・晴世がいたが処女のままだった。

佐兵衛は晴世と不倫関係になるも、大弐は不倫を承諾して続けるよう勧めた。その結果、祝子という娘が生まれ、大弐は自分の子供として入籍した。

佐兵衛は苦しんだ。初めて愛した女性とその娘は、法律上は大弐の嫁子供だから、いくら犬神家が栄えても一緒に暮らすことはできない・・・そこで祝子を珠世として養女に迎え溺愛した。
　
　

　
　

■佐清(スケキヨ)？が殺された

佐武と佐智が殺されて、珠世が選べる結婚相手はゴムマスクの佐清(スケキヨ)だけになったが、珠世はニセモノだという理由で断る。

その後、佐清(スケキヨ)が殺された。絞殺され、逆立ちの体勢で上半身を湖に入れられた衝撃的に死に方。

逆さになって　スケキヨ　➝　ヨキケス　下半身だけ見えてるからヨキ＝斧（よき）。見立て殺人の完成だ。

しかし指紋を調べると奉納手形とは別人だった。殺された佐清(スケキヨ)は誰なんだ？

顔を隠した2人、ゴムマスクと復員軍人。佐清(スケキヨ)と青沼静馬だと思われる。殺されたのは青沼静馬か？

何が狙いでクリスマスイヴに犬神家の一族を放送するのか…
この足にオーナメントつければツリーっぽくなるかな？ pic.twitter.com/SFOYTFgr3r

— romi (@romidowako) 2018年12月22日

■青沼菊乃

金田一は、松子の琴の先生・宮川香琴（梶芽衣子）の正体が、青沼菊乃だと見抜いた。

■本物の佐清(スケキヨ)

復員軍人姿の本物の佐清(スケキヨ)が珠世の前に現れ、３人の孫を殺した犯人は自分だと明かした。

珠世と佐清(スケキヨ)は恋仲だったから、珠世だけがゴムマスクがニセモノだと気付いたのだ。

佐清(スケキヨ)は警察に追われ、逮捕寸前で服毒自殺をはかるが未遂に終わり一命をとりとめる。

■ネタバレ　犯人は松子だった！

金田一は、本当の犯人は松子で、佐清(スケキヨ)は母親の松子をかばってると見破った。

松子の動機は、珠世と佐清(スケキヨ)を結婚させて遺産相続させることだった。

若林を買収して事前に遺言状の内容を知りったが、戦場で顔を大怪我して帰還した青沼静馬を、佐清(スケキヨ)だと勘違いして絶望した。この顔では珠世は結婚しないからだ。

その後、珠世が佐兵衛の本当の孫だと知り、何度も殺そうとした。

若林は怖気づいたから殺した。

犯人は松子だと確定し、

財産は珠世が相続。本物の佐清(スケキヨ)と結ばれた。

松子はそんな息子を見届けると、服毒自殺して死んだ。

★終わり。以上、犬神家の一族の原作読んで犯人とあらすじネタバレでした。