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山下智久さん主演ドラマ「インハンド」の原作は、朱戸アオさんの漫画「インハンド」なんですが、1話のあらすじを見ると原作は序章的漫画「ネメシスの杖」なんですね。
漫画「ネメシスの杖」では寄生虫が原因の「ジャーガス病」が題材で、ジワジワ最終回までに犯人がわかる結末ネタバレとなっています。
「ネメシスの杖」と「インハンド」は登場人物に若干違いがありますがドラマでは統一するんですね。ドラマではきっとジャーガス病の犯人による「ネメシスの杖」、続いて「インハンド」のストーリーを展開する流れあになるのでしょうね。
この記事ではドラマ「インハンド」の序盤原作となる漫画「ネメシスの杖」の、ジャーガス病と犯人・結末についてあらすじネタバレしていきます。
目次
●ドラマ【インハンド】原作漫画【ネメシスの杖】登場人物ネタバレ
■原作漫画【ネメシスの杖】登場人物
■寄生虫の専門家
● 紐倉(山下智久)
右腕が義手
■厚労省の患者安全委員会
● 阿里玲
※ドラマでは『サイエンス・メディカル対策室』の牧野 巴(菜々緒)
■台田総合病院
● 感染科の松山医師
■16年前のシャーガス食害事件
『チチクチジュース』が原因でジャーガス病患者を生み7人が死亡
● 桶屋食品元社長の桶屋登
● ヒノワボトリング会長
● 大学教授の宗森秀一
● 健康番組チーフディレクター小泉鈴子
● 厚労省の倉井局長
●ドラマ【インハンド】原作漫画【ネメシスの杖】あらすじネタバレ前半
■ジャーガス病患者がいると告発状
「台田総合病院は、ジャーガス病の患者がいると知りながらカルテを改ざんしてる」という匿名の告発状が届いた。阿里玲が調査に乗り出すが、黒野院長は10年間無事故無違反だと主張する。
そんななか感染科の松山医師の患者・桶矢登が死亡・・・発熱にリンパ節腫脹、片側性の眼瞼浮腫、これはジャーガス病の急性症状ロマーナスサインだ。しかしジャーガス病は日本では珍しすぎてまず疑われない。阿里玲は血液検査をしてジャーガス病かどうか確認するべきと考えるが、上層部は隠蔽を指示する。
感染者がもし本当に国内にいたら大変なことになる。阿里玲は寄生虫の専門家である紐倉に協力を頼む。
紐倉はコスタリカで見つけた虫刺されに苦しむサルが背中をこすりつけた木の成分を分析し、作ったかゆみ止め「カユミトール」の大ヒットしたおかげで大金持ちである一方、最近、右腕を失い義手のリハビリ中だった。
桶矢登を血液検査した結果、やはりジャーガス病だった。『占い師の杖』と呼ばれる寄生虫『トリパノソーマ』を発見。桶矢登は16年前、トリパノソーマをばらまいてジャーガス食害事件を起こした問題企業『桶矢食品』の元社長だった。
■シャーガス病とは?
シャーガス病は南米の寄生虫トリパノソーマが原因の感染症。
ジャーガス病の急性期には、桶矢登のように心筋炎で死亡する場合もあるが、ほとんどの患者は慢性期の症状のほうが深刻。
粘膜から体内に潜り込んだトリパノソーマは血中を泳いで心筋や消火器にたどり着く。そして十数年かけて臓器を蝕み、心肥大や巨大結晶を引き起こす。慢性期になると有効な治療法はなく最近では「新しいエイズ」と呼ばれてる。
南米の『サシガメ』という虫がトリパノソーマを運ぶ。人が夜眠ってる間に30分間で5ccを吸血して腹がパンパンになり、そのフンにはトリパノソーマが混ざっている。
サシガメに刺された跡を掻くとフンが傷口に擦りこまれる。又はフンがついた手で目をこするとジャーガス病に感染する。
日本で感染するとしたら、南米帰りか輸血か、ジュースだ。
■16年前のシャーガス食害事件
16年前ヒノワボトリングの子会社・桶矢食品が、『チチクチジュース』を発売。「アレルギー症状を緩和します、トクホ認定」というキャッチコピーで大ヒット。
しかし放送直後にチチクチジュースによるジャーガス食害事件が発覚したため、CMは1週間で打ち切り。
ジャーガス病を訴えたのは274人、認定されたのは51人、死亡者は7人。
原因はジュースの原材料チチクチの実についていたサシガメのフン。
桶矢食品は原材料の洗浄および殺菌の管理がずさんだったので、トクホ認定した厚労省は裁判を免れたが、バッシングされて事務次官と担当課長は辞任した。当時食品安全委員会の総括課長補佐だった倉井は現在、厚労省の局長だ。
■告発者の正体
台田総合病院の告発者の正体は松山医師だった。
ジャーガス病の疑いがある患者のは3人
● 桶屋食品元社長の桶屋登
● 健康番組チーフディレクター小泉鈴子
● 大学教授の宗森秀一
3人とも黒野院長の紹介患者だった。
■大学教授の宗森秀一を調査
阿里玲は再び紐倉を訪ね協力を依頼。紐倉は右腕を失って以来初めて外出した。
宗森教授の大学の研究室に忍び込み、薬を発見。
ジャーガス病の治療法は、急性期にガンガン投薬してトリパノソーマを殺すこと。薬は副作用の少ないニフルチモックス、副作用の多いベンズニダゾールの2種類あり、PCを見ると感染に気付いたのは3週間前、薬は通販サイトで買っていた。
宗森教授の研究分野はアレルギーで、16年前チチクチの実がアレルギーに効くという論文を書いていた。倉井局長は現在の事件を隠蔽しようとしていることから、感染者はみな『16年前のジャーガス食害事件』の関係者ではと思われる。
■江里口新と、死んだ娘
ジャーガス食害事件の死亡患者7人を調べると、ジャーガス病に認定されず娘を亡くした江里口新の実名告白記事を発見。
16年前、娘を飛び降り自殺で亡くした江里口新は、厚労省に何度も同じ話をしたが、彼らは何もしなかった。
江里口家の運命を変えたテレビ番組「健康でドン」。宗森教授がチチクチジュースの効能を紹介。江里口新の娘はアトピーのせいで学校でいじめられ苦しんでいたから、家族でテレビを信じた。
しかし実際はアレルギーは治らず全て試験管内の実験結果だった。
番組スポンサーのヒノワボトリングが研究費をばらまきトクホ認定を取り付け、健康番組で宣伝。放送後チチクチジュースは大ヒット。小さな会社だった桶矢食品は設備も古く、増産に追われ生産管理がずさんになり、原材料チチクチの実についていたサシガメのフンがそのままジュースに・・・
江里口新は恨み節
「関係者が1人でもマジメに仕事していればこんなことにはならなかった」
「ジュースをばらまいた奴やを罰するべき」
「有罪になった桶矢ですら執行猶予つき、他は罪すら問われず社会的地位も失ってない」
どうやら今回のジャーガス病は復讐のようだ=トリパノソーマは意図的にばらまかれた。しかし証拠がない。
●ドラマ【インハンド】原作漫画【ネメシスの杖】あらすじネタバレ後半
■倉井局長が幕引きをはかる
その頃、厚労省の倉井局長はこっそり委員会を開き事件の幕引きを図った。松山医師が桶矢登の血液をすりかえた&トリパノソーマ感染は否定されたと調査報告にまとめた。
阿里玲は抗議するが、来週から小樽の検疫所に異動を命じられた・・・
■倉井局長
その夜、倉井局長が乗った帰りのタクシーの運転手は江里口新で、トリパノソーマ入りの水を倉井局長の顔に浴びせた。
一方、告白状を書いた松山医師は病院をクビになった。阿里玲は異動が決まり事件解決をあきらめていたが、松山医師に激励され目を覚ました。
紐倉は公安調査庁の情報処理戦略室の時田に、カブトムシと交換に協力を依頼。時田の調べで、ジャーガス病に効く薬ニフルチモックスを通販サイトで買った日本人が判明した。
● 飯部利信(トクホ認定時、食品安全委員会委員長)
● 堀部義照(輸入検疫の公益法人に厚労省から天下り、チチクチの実を検疫)
● 会田貞一(桶矢食品の工場長)
● 宗森教授
など8人全員が『16年前のジャーガス食害事件』の関係者だった。
■「あと1日まってくれ」
阿里玲は現在のジャーガス病事件を犯人江里口新によるバイオテロだと断定し、対策チーム立ち上げを依頼。
その直後、阿里玲は犯人江里口新の待ち伏せにあい対峙する。
犯行動機は娘を殺された復讐。何もしないのは罪だと思い知らせるため。
阿里玲は「企業は悪い部分は宣伝しない」「研究者はリップサービスをする」「検証が不十分なままのテレビ制作」など彼らが特別に悪い人間ではないと主張し、自主を促す。
江里口新は「あと1日まってくれ」と言い、娘の写真を見せられた阿里玲は泣いた。
■最終回ネタバレ
桶矢登の嫁は、犯人から送られてきたDVDを持っていた。
それはトリパノソーマ入りの水を浴びせられ、罪を告白する映像だった。
● ジュースの汚染を知っていた
● 発売直前にブラジルから厚労省に警告がきたが倉井がもみ消した
● 裁判で証言しなかった理由は、ジュースの回収費用が借金になり裁判費用が出せなくて
● ヒノワが弁護士をつけたから言う通りにした
桶矢登は通報や治療をしたら映像を公開すると犯人に言われ黙っていた。
阿里玲と紐倉は江里口新の自宅に急行。そこにはフシガメを飼育しトリパノソーマ入りの水を作る施設があった。PCにはターゲットのリストと動画があった。
被害者たちが全員通報しない理由は、ジャーガス病で15~20年後に死ぬことと、いま社会的地位を失うことを
天秤にかけたからだ。
PCから次のターゲットはヒノワボトリング会長と判明。
犯人江里口新は清掃員に化けて会長室に潜入し、会長は土下座して謝罪した。
そこに阿里玲が駆けつけ、「私を止めてくれ」という犯人江里口新を捕まえた。
★以上、原作漫画「メネシスの杖(=ジャーガズ病事件)」最終回まであらすじネタバレ結末でした。感染症のリアルな展開が怖いですね。ドラマではどんな風に描かれるのか?楽しみです。
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