■房総の田舎町にある診療所

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— 10月２日夜9時🌟ドラマスペシャル「最上の命医2019」 (@tx_meii) August 2, 2019

● 小児外科医：西條命(さいじょう みこと)（斎藤工）
0才のとき神道護に心臓の大手術で命を救われたのがきっかけで最上の名医を目指した。
アメリカで医師免許を取得しＭＳＡ（最優秀若手医師賞）を受賞。『子供のいのちを救うことはたくさんの未来を救うこと』という信念のもと『無限の樹形図』への思いを胸に、小児医療に全身全霊を捧げている。

● 看護師：多岐川菜月（田中麗奈）
患者からの信頼が厚い。西條命を献身的にサポートする。

■東房総医療センター

● 医師：関光一郎（永井大）
外科医を経て現在はICU担当。西條命に対する嫉妬が強く、皮肉を吐いて対立姿勢を見せる。

● 院長：中込隆三（村田雄浩）
小児外科医として実績のある西條命の力を利用しようと悪だくみをする。

■神道医院

● 医師：神道 護（泉谷しげる）
大学病院の小児外科医だった頃に、先天的な心臓疾患を抱えて生まれた西條命を、神業的な手術で救った名医。

■受刑者

● 佐久間耕作（岸谷五朗）
殺人罪で房総刑務所に服役する受刑者。

■子供の患者

● 中園柚（子役の横溝菜帆）
チョークをかじる異食行動の女児

■予告あらすじの続きを結末までネタバレ

小学校に呼ばれて西條命が行くと、毎日チョークをかじる異食症の女児・中園柚がいた。西條命は自分のチョークを食べてみせて距離を縮め、検査をすることになった。

中園柚は鉄分が欠乏している鉄欠乏症だった。原因は門脈の欠陥に血栓ができる『門脈圧亢進症』で、それによっ肥大したて脾臓は赤血球を壊しすぎてしまい、貧血を引き起こしている。

しかし中園柚の母親は手術費用がいくらか聞いてくるだけで娘の心配はしてない。中園柚もそんな母親を見て手術をしたがらない。

中園柚の父親はむかし手術で死んでいた。

西條命・菜月・神道護の３人は中園柚のこころのケアに務める。

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東房総医療センター。脳に腫瘍があり手術不可能と診断された男児・山下凛之介9才をオペで救うため、西條命は中込隆三院長から協力要請を受ける。

関光一郎は部外者を助っ人として呼んだことが気に食わない。

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テレビでは脱獄囚・佐久間耕作のニュースが流れるなか、中園柚が行方不明になり「子供を誘拐した。警察に知らせたら命はない」と、指定の場所にくるようメールが届く。

指定の場所には銃で撃たれた脱獄囚・佐久間耕作がいて「俺を治せ。俺が死んだらあの女の子も死ぬぞ」と治療を求めてきたので、その場で治療を施した。

西條命は佐久間が眠ってるあいだ、佐久間が持っていた息子からの手紙を見てしまう。健太から「帰ってきたらまたキャッチボールしよう」という内容だった。

朝、佐久間が目を覚ましたが、応急処置であるため充分な処置はできてない。佐久間は巡回中の警官に撃たれたという。

そして今度は「12時までに東房総医療センターに連れていけ」と要求。

中園柚の無事の確認を求めると、佐久間は仲間に電話して声を聞かせた。

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西條命は佐久間を東房総医療センターに連れていく。

一方で西條命が脱獄囚を連れてくのを知ってる菜月は不安が顔に出てしまい、不審に思った村岡警官が呼びかるが足を滑らせて崖から転落して枝が肺にささってしまう。救急車が来るまでのあいだ菜月は西條命から電話で指示を受けて応急手当する。

そのころ東房総医療センターでは、銃を携帯した清掃員が潜り込んでいた。

佐久間の目的は息子・健太に会うことだったが、健太は別の犯人たちに誘拐されていた。

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清掃員の男が院長室に入り、院長に銃を向ける。また、佐久間に気付いた警官がいたが別の犯人が銃で脅して人質にした。

関光一郎たち医者や看護師たちも人質にされた。村岡巡査は手術途中で危険な状態だ。

犯人は３人。清掃員１人と、黒づくめの男２人。

村岡巡査の手術をさせてくれと皆で犯人らに懇願、執刀医が気絶してるため代わりに西條命が、しかも３０分で終えるよう犯人から指示された。

そのころ佐久間は息子の健太に会っていた。
　
　

　
　
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犯人はネットのライブ配信で警察に「突入したら人質が死ぬ。６時間以内に３億円と逃走用のヘリを用意しろ」「脱獄囚の佐久間も仲間だ」と要求を伝えた。

一方、西條命は驚異的なスピードで村岡巡査の手術を３０分で終わらせた。村上巡査はほかの人質とともに病院に運ばれる。

そのころ中園柚は神道護のもとに帰ってきて保護されたが、そのことを西條命たちは知らない。

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佐久間はむかし煽り運転の若者に暴力をふるわれ妻を守るため殺して逮捕されたのだった。

佐久間が健太と話してると、健太が急に具合が悪くなった。

佐久間も肝臓を健太に移植してくれと西條命に頼む。

健太はもともと「肝芽腫」という病気で、佐久間が収監されたあと手術を受けたが容態が悪化し、肝不全になって移植が必要な身体となった。その原因は病院の医療ミスだった。術後管理のとき新薬の過剰投与があった。

佐久間の嫁は末期ガンだったため肝臓移植できなかった。

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そのころ犯人の１人は、院長にその医療ミスの話をする。医療ミスの被害者は健太だけでなく、この犯人の家族も被害者だったのだ。亡くなった女性の弟と旦那が、黒づくめの犯人２人だった。清掃員もそうだった。

関わった有本医師はクビになり、その後、自殺した。

犯人らは、院長が製薬会社からのキックバックを受け取り、新薬を過剰投与した結果起きた医療ミスだと追及する。自殺した医師が真相をすべて遺書に書いて犯人らに送っていたのだ。

そして清掃員は院長室に盗聴器をしかけ、院長が有本医師をクビして医療ミスをうやむやにしたことを知った。院長が「そもそも病院というのは患者が死ぬ場所なんだよ、フフフ」と笑っていたのも聞いた。だから犯行を決心した。院長に医療ミスを認めさせるためだ。

認めない院長に、犯人らは新薬を投与して自白を迫る。その模様はネットでライブ配信している。

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西條命は健太への肝臓移植の手術を犯人らに命令されるが、断る。なぜなら手術をしたら負傷している佐久間は死んでしまうからだ。だがやらなければ健太が死んでしまう。

そのころ人質になっていた警備員が清掃員を取り押さえた。がしかし菜月が銃で警備員を制した。中園柚を誘拐した犯人は菜月だった。菜月は責任を押し付けられてクビになったあと自殺した有本医師の婚約者だった。遺書を犯人らに見せたのも菜月だった。

健太を救い、病院に医療ミスを認めさせる計画を提案したのも菜月だった。西條命なら肝臓移植をすると確信して利用した。

菜月は院長に撃ち殺そうとするが「君は人の命の重さをわかってるはずだ」と西條命に説得され銃を下した。

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佐久間は、西條命が自分を死なせることを躊躇するなら自分でやると、銃で自殺しようとするが、西條命は「わかりました、やります」と手術を決意した。

そして手術。西條命はやはり佐久間を見殺しにできないので、佐久間を救ったうえでの健太への移植を決意。関光一郎が驚くほどのスピードで手術をすすめる。

しかし佐久間の治療を行ったあと血圧低下して心停止。懸命に心臓マッサージと電気ショックを行うが、心停止から１０分経過・・・しかし諦めかけたとき心臓が動いた。

そして健太への移植手術も成功した！

犯人たちは警察に投降した。