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浜崎あゆみ【M愛すべき人がいて】本の内容ネタバレと感想がコレ「松浦勝人と破局の真相が描かれる」

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浜崎あゆみさんを取材した小説本【M 愛すべき人がいて】を読んだので結末まで内容ネタバレと感想を紹介します。

本【M 愛すべき人がいて】の著者はノンフィクション作家の小松成美さん。浜崎あゆみさんサイドから「浜崎あゆみ誕生の軌跡をファンに届けたい」というオファーを受けての執筆です。

5才で両親で離婚して家計を支えるためタレントとして働くあゆは、ヴェルファーレのVIPルームでエイベックスの松浦勝人と出会い、歌手デビューすると想像をはるかに超える大ヒットで成功するが、2人の恋人関係には破局が待っていた・・・

内容ネタバレは、松浦勝人さんと出会いから破局の真相が描かれているので、ドラマ化もされるノンフィクション小説本【M 愛すべき人がいて】に興味ある人は参考になれば幸いです。

●浜崎あゆみ「M愛すべき人がいて」内容ネタバレ 登場人物

● 浜崎あゆみ
5才で両親が離婚し、家計を支えるため働く売れないタレント

● M=マサ(松浦勝人(まつうらまさと))
エイベックスの専務で、数々のヒット曲を手掛ける凄腕プロデューサー

● 女優メイ
浜崎あゆみの親友

●浜崎あゆみ「M愛すべき人がいて」内容ネタバレ 序章「Mとの再会」

現在。

2年前に離婚して帰国したとき、M(マサ=松浦勝人)が1人で空港に出迎えてあゆは再会に驚いた。

あゆが「もう一度あゆの近くにいて。一緒に歌やステージを作っていきたい。マサの力が必要」と話すと、マサは「もう一度やる。だから来た」と答えた。

あゆデビュー20周年を迎え、マサは「平成の次の時代、ここから20年先のロードマップを俺たちは描く。あゆの新しい旅が始まる」と言った。
 
 

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●浜崎あゆみ「M愛すべき人がいて」内容ネタバレ 第1章「Mとの出会い」

■福岡から上京

あゆが5才のとき父親は姿を消して母親と祖母の3人暮らしとなった。

街でモデル事務所にスカウトされ福岡の地元の銀行のイメージガールになり、あゆは祖母と母親のため働くと決めてお金を稼いだ。そして中学生になるころ芸能事務所に所属して15才で上京した。

東京では新人扱いされたが所属事務所はタレントも仕事も多く食べるには困らなかった。ドラマ出演すると女優と呼ばれた。ただ事務所がつけた芸名「浜崎くるみ」が苦手で、翌年に本名「濱崎歩」の歩をひらがなにして「浜崎あゆみ」に改名した。

高校は私立高校の芸能活動コースに進学。女優やアイドルの卵ばかりで案外居心地はよかった。仕事仲間とは友人になれないと思ってたが女優のメイとは自然に打ち解けて、渋谷でよく遊ぶ親友になった。

■ヴェルファーレ

ある日、エイベックスが1994年12月に六本木にオープンしたアジア最大のディスコ『ヴェルファーレ』に3時間並んで18才だとバレバレの年齢詐称して入場し、閉店時間まで遊び、音楽と歌と光に魅了された。通ってるうち芸能人だとバレて、3か月後にはスタッフからあゆちゃんと呼ばれるようになり行列に並ばずに入場させてくれた。

17才の秋。ドラマ出演が増えて高校を中退。

『ヴェルファーレ』に通って1年後、まさかのVIPルームに案内されエイベックスの専務・松浦勝人を紹介された。MAX松浦として数々のヒット曲を手掛けた大物プロデューサーだが、イメージと違ってジーンズにTシャツで若くて驚いた。隣には嫁がいた。

あゆは自己紹介した。ドラマ出演してる女優で、歌手としてCDも出してもうすぐミニアルバムも出ると話すと「売れないよ。歌なんて簡単に売れるもんじゃないから」と言われるが自分でもそう思ってたのでショックはない。記念に一緒に写真を撮ってもらった。メイに自慢できる。

その後もスタッフがVIPルームに呼んでくれて、大晦日『ヴェルファーレ』のカウントダウンイベントにも行った。VIPルームにはモデル・歌手・アイドルの卵たちが大勢いた。松浦専務はあゆのことを忘れていたが「お前可愛いね」と声をかけ、あゆは電話番号を聞かれ驚きながらも交換した。日本一有名なプロデューサーに名前と電話番号を聞かれて舞い上がったが、松浦専務は次のスターを探すためここにに来ていたことは知らなかった。携帯アドレス帳には「M」で登録した。

その後、松浦専務から誘されて『ヴェルファーレ』の新年パーティーに出席。VIPルームに入って15分後、松浦専務から年齢を聞かれ15才だと答えるとすぐタクシーで家に帰らされた。

■松浦専務のそばにあゆ

それからというもの仕事終わりには『ヴェルファーレ』のVIPルームに行って、仕事の話をしている松浦専務の隣で静かに座るようになった。

数週間後、別の場所での会食に連れていかれた。そこには側近の取締役と、松浦専務の高校の後輩HIROがいた。ダンスで表現を続けているHIROに松浦専務は「これから切り開く未来の中心にお前はいなきゃならない」と熱弁でしていた。あゆはその話に胸が熱くなる一方なぜ自分がここにいるのか不思議だった。

松浦専務はあゆが親戚の兄の影響でレッドツェッペリンやディープパープルとかロックが大好きだと知ると、ロックがと大音量で流れる西麻布の行きつけのバーへ連れていった。レッドツェッペリンの移民の歌をあゆが思わず口ずさむとカラオケで歌わせた。続けて何曲も歌わされてあゆは汗だくになった。

あゆはオフの日はただただ松浦専務の電話を待った。松浦専務のことが好きだが胸に秘める。

7度目の電話でドライブに出かけると「お前面白いな」と言われあゆは赤面した。公園から駐車場への道で「ここで手をつないだら恋人同士ですね」とあゆが言っても手つなぎしかなったが松浦専務は照れていた。こうして外で会うようになる一方『ヴェルファーレ』で過ごす時間は減っていった。

■「エイベックスで歌え」

エイベックスがどんどん大きくなり日本の音楽シーンの地図を大きく塗り替えていく様子を、あゆは目の当たりにした。松浦専務はまだ30代前半で、取り巻きスタッフはさらに若かった。松浦専務はあゆの歌は下手だが声質は悪くないと言い、あゆは松浦専務が望む歌を歌うことが好きだった。

1996年の冬。あゆは所属事務所との契約更新しなかった。ドラマ出演はつまらないし水着のグラビアで作り笑いもできないから。

松浦専務に電話で報告すると将来を心配されてあゆは嬉しかった。5秒の沈黙のあと松浦専務はエイベックスで歌を歌えと誘い、すぐ直接会って「大丈夫、オレを信じろ」と言ってあゆは安堵と嬉しさで泣き、その日は一睡もできなかった。

翌朝、あゆは衝動的に「やっぱりできない」のあと「本当は歌ってみたい」と留守電に揺れる気持ちを吹き込んだ。そのあと松浦専務から電話がかかってきて「もう一度言うよ。俺を信じろ」と言われたあゆは「・・・はい歌います」と答えた。
 
 

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●浜崎あゆみ「M愛すべき人がいて」内容ネタバレ 第2章「Mへの想い」

■ニューヨーク

年が明けて1997年、松浦専務のまえでカラオケを続けていたある日、あゆは突然ニューヨークで3か月間1人でボイトレとダンスのレッスンを受けてこいと言われる。松浦専務が手がけた歌手はみんな同じトレーナーについていた。

ニューヨークは東京の10倍寒かった。英語は旅の英会話の本を頼りに、現地の大場コーディネーターに案内されタイムズスクエアにあるホテルに宿泊。

ボイストレーナーまゆみは鬼教官だった。1日目は声を出しただけで全身汗びっしょり。1日8時間つきっきりで厳しく指導されて辛かったが、松浦専務からの電話が救いだった。失望させたくないから頑張った。

2か月が過ぎたときアメリカ出張中の松浦専務がニューヨークに寄ってあゆに会い、プラダで高級コートを買ってプレゼントした。あゆがこの2か月出来事を話し終えると「東京で待ってる」と帰っていった。

帰国後はアイドルやボーカルグループの合宿に参加し、走り込み、筋トレ、短距離ダッシュ、長距離競走などハードなトレーニングが続いた。女子だらけのなかソロ1人なので、陰口や無視のイジメにあったが松浦専務の「俺を信じろ」の言葉を支えに頑張れた。

松浦専務はあゆを、製作部門や作曲家、芸能事務所社長やマスコミなど身内以外の人間に紹介したがみんな口を揃えて「この顔は売れない」と言った。それでも松浦専務が机の下で握った拳が怒りで震えてるのが見えたからあゆは何言われても平気だった。

そんななか松浦専務が嫁が別居して1人暮らしを始め、新恋人がいつもそばにいるようになった。彼女はあゆより10才年上で、あゆを優しく励す大人の女性だった。

■初めての作詞

デビューの日が来年1998年4月8日に決まり、松浦専務は3~4人演奏できるメンバーを揃えてメインボーカルがあゆというグループ構想を示した。しかしあゆは小学生のころから協調性がないからグループの中で自分を表現する自信がなく、人に合わせようとすると自分らしさが消えてしまう性格だった。

だからあゆが「1人で歌いたい」と直談判したら松浦専務はソロを許した。

そして曲が用意されると松浦専務はあゆに「自分で詞を書いてみろ」と作詞を勧めた。困惑するあゆに「思ったことを書けばいい」とアドバイスし、あゆは生まれて初めて作詞した。

詞を便箋に書いて松浦専務に提出すると「お前すごいな。才能がある。もっとどんどん書け」「あゆの曲は全てあゆの作詞でいこうと思ってる」と、あゆはMAX松浦に褒められたことが嬉しくて、頑張るものができて楽しくなってきた。

実はあゆの詩は恋する相手へのラブレターだった。歌詞ではなく本当の気持ちをつづった手紙だったことを、M=松浦専務には伝えてない。
 
 

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●浜崎あゆみ「M愛すべき人がいて」内容ネタバレ 第3章「Mと歩む」

あゆの初めての作詞がデビュー曲『poker face』に採用された。あゆはラブレターだと気付かれずに済んだことに安堵したと同時に悲しくなった。

レコーディングは、松浦専務が最も信頼する作曲家の星野晴彦と、カリスマアレンジャー鈴木直人のもとで行われた。あゆは自分の歌声を初めて聴いて想像と違って変な声でびっくりした。

そんななか、体調を崩して故郷・福岡に戻って入院していた大好きな祖母が亡くなったが、訃報を周囲に伝えず歌に集中して、あとで1日だけ休みをもらって福岡の葬儀に出てとんぼ帰りした。

レコーディングが無事終わると次はMV撮影。自信のないあゆに松浦専務は「俺がお前をスターにするよ。これまでの誰とも違うスーパースターに」と言った。

4月のデビュー以降は2か月ごとにシングルを出す予定で、2枚目シングル曲は『YOU』だ。

あゆは中野の実家を出て、スタジオ近くにある松浦専務所有の恵比寿の高層マンションにメイと暮らすことになった。

そんなななか松浦専務が正式に離婚してエイベックス社内の噂になった。あゆはドキドキしたが、きっとあの新恋人と結婚するのだろうと思った。

この頃、松浦専務はあゆの売り出しに必死で、エイベックス社員や広告会社に厳しくあたっていた。「浜崎あゆみは無理」と言った歌番組プロデューサーに殴りかかって止められた事件もあった。あゆは歌が下手な自分のせいだと自分を責めた。

荒れていく松浦専務のため、歌詞ではない本当の手紙で「あなたが好きです」「全力で歌うことを誓います」とつづってプライベートFAXに送った。

すると松浦専務は「お前が必要だ」とあゆにFAXで返信後、あゆの母親に「あゆみさんと付き合ってます。真剣です」と交際宣言し、母娘は何もいえず唖然と立ち尽くした。

そしてあゆをフェラーリに乗せて横浜にある実家へ連れていき両親に「俺の彼女」だと紹介して一緒に夕食を食べた。

松浦専務はあの新恋人とは別れていて「あゆ、俺と付き合ってほしい」「俺の人生にあゆが必要だ」抱きしめて「いつの間にか好きになっていた」とあゆに告白し、帰りの車内でキス。あゆは奇跡を信じた。

松浦専務はあゆに「一緒に暮らそう」と言い、毎晩おやすみの電話をするようになった。
 
 

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●浜崎あゆみ「M愛すべき人がいて」内容ネタバレ 第4章「Mを信じる」

■デビュー、同棲開始

あゆの中で松浦専務は「プロデューサー」と「彼氏」の2人になり、忙しくても寂しくなくなった。

一方あゆも「新人歌手浜崎あゆみ」と「15才年上彼氏をもつ19才女子」の2人になった。

1998年4月8日ついにデビュー!松浦専務を想うとまた新しい歌詞ができた。

そして松浦専務の青山のマンションに引っ越して同棲スタート。あゆのための部屋に改装されていて、めちゃめちゃ広かった。スタジオもありレコーディングが可能だった。「俺の仕事を見ればいい。あゆならいつか自分で自分をプロデュースすることができる」と、その日から、未来に自分が歌うかもしれない曲を聞きまくった。

多忙のなか丸一日一緒に過ごす休日をとるという目標たてると2か月後に実現できた。夕方から翌朝までの短い時間だが、横浜みなとみらいのホテルで2人きりで過ごした。これまでのことを語り合い、この秘密の恋愛を背負う重みに耐え続けることを想った。世間にバレたらスキャダンルになる。「俺の手を離すなよ」「俺についてこい」そしてあゆは松浦専務を「マサ」と呼び始めた。

あゆは家事もこなした。一番大切な役目はその日のマサの洋服を決めること。以前の何倍もカッコよくなった。

マサのもとに集まる楽曲を一緒に聴いてアレンジやミックスを学んだ。意見が対立して喧嘩することもあった。

■無名時代にはない出来事

デビューシングル「poker face」と2枚目シングル「YOU」はヒットとは程遠いオリコン20位だったが、3枚目「Trust」4枚目「For My Dear…」が9位になり、ベスト10入りを果たした。あゆとスタッフは喜んだが、上を目指すマサは渋い顔。

20才の誕生日は数時間一緒に過ごすことができた。マサから自分のためにデザインした指輪をプレゼントされたあゆは「歌手として成功してマサを喜ばせたい」「でもいつかマサの子供たちのためだけに過ごすお母さんになりたい」と想いを伝えた。

あゆは歌手として売れると無名時代にはない出来事に遭遇した。

1つ目、エイベックスの幹部や秘書が交際は公私混同だと大反対した。それに対してマサは「お前たちのボーナスを全部あゆが稼ぐ日がくるから文句は言わせない」と啖呵を切った。

あゆはマサの想いに報いる方法を箇条書きした
・歌をもっと上手になる
・良い詩を書く
・必要としてくれる人をたくさん作る
・CDをたくさん売る
・賞をとる
・どんなに多忙で会えなくても文句を言わない

2つ目は、テレビ出演したらアンチからバカだと騒がれた。

あゆは昔から話すとき1人称が「あゆ」で、さらに鼻にかかった舌足らずな声がバカに思われたが、マサは「等身大ありのままでいい、作ったメッキはすぐ剥がれる、世の中はあゆがバカじゃないと気付く」と言った。

深夜ラジオに芸人の代役で1度だけ出演が決まるとマサはわざと「浜崎あゆみはバカじゃない!」とタイトルをつけ、秋元康が「バカじゃないと思います」とコメント。これまでの4年間を赤裸々に語ったラジオ放送は大反響で女性ファンが増えて手紙やメールをくれるようになった。

12月9日発売の新曲「Depend On You」がオリコン6位にランクイン、「Trust」で日本有線大賞の新人賞に輝くと、周囲が急激に変わっていった。

■歌姫

1999年の元旦に初のアルバム「A song for ××」を発売するとオリコンチャート1位を獲得し、150万枚超えのヒット!エイベックスの社員たちはあゆを拍手で迎えた。

マサ「あゆ、時代を作ろう」
あゆ「うん」

レコーディング、社員撮影、MV、テレビ出演、雑誌インタビュー・・・無限にめぐってくる。一方で普通の20才の女子の生活はできない。
 
 

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●浜崎あゆみ「M愛すべき人がいて」内容ネタバレ 第5章「Mとの別れ」

■激動の1年

1999年は激動の年となり、マサへの想いもどんどん大きくなり、あゆは逆に怖くなった。

分刻みのスケジュールの合間を縫ってマサが2人でいられる時間を作り、その時だけあゆは人間に戻れた。どこにも出掛けずに家でマサのサクセスストーリーを聞くのが楽しみだった。

あゆは自分の歌が当たり前のように街で流れてるのが不思議で「浜崎あゆみ」が本当に自分のことなのか?恐くなった。やがて世間が求めるイメージから逃れるように、フード・帽子・マスク・サングラスで顔を隠して人目を避けるようになった。

こんな状況にしたのは皮肉にも凄腕プロデューサーである愛するマサ。「あゆには笑顔が似合うよ、笑えよ」と抱きしめるだけで、追い立てる時間から助けるわけではない。やがてあゆはMAX松浦とマサの間で立ち尽くすようになった。

「浜崎あゆみ」はエイベックスの中で最大のプロジェクトだ。マサは完璧を求めるのでいつも緊張感があり、普通に話せる相手はあゆだけだった。破滅的なスピードで仕事するマサは、その反動で意識を失うほど大量に飲酒するようになった。やがてマサが酒を飲んで倒れることが恐くなったあゆは、交際のことで苦しんでいるのかと思った。

何かできないかと考えたあゆがアルコール依存症を描いた映画のDVDを部屋に置くと、マサはミーティングをキャンセルして2本とも見て「心配させてゴメン」と謝った。「できることあったら何でも言ってほしい」と願うあゆにマサは「あゆは世間の好みになる必要はない」と答えた。

デビュー2年目はシングルリリースのペースが速くなり、詩(マサへのラブレター)は膨大な量になった。MAX松浦と浜崎あゆみ、松浦勝人と濱崎歩のことを書いた「Boys & Girls」夏に発売するとミリオンセラーのヒットとなり、日本レコード大賞の優秀作品賞を受賞し、紅白初出場も果たした。


 
 

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■すれ違っていく心

あゆは「平成の歌姫」「女子高生のアイドル」と呼ばれるようになっていく。

成功が2人のゴールになると信じていたし、この激動の嵐が過ぎ去ったらマサと静かな生活を送れると思い込んでいたが、夏を迎える頃にはそれまでピッタリだった2人の歩幅が少しずつズレてきた。

・仕事に没頭し続けるマサ
・2人で過ごしたいあゆ
心がすれ違っていく。

同棲はカタチだけのものになり、着替えるために帰宅するだけ。青山のマンション周辺を週刊誌の記者がうろつくようになって、スキャンダルを警戒するマサは別の仕事用マンションで寝泊まりするようになり、あゆと顔を合わせることになくなった。

そんなある日、マサがスタジオに連れてきた子犬をあゆが仕事用マンションに連れ帰った。するとそこでは若い女性たちやスタッフと一緒に陳腐なパーティーをしていたマサが酔いつぶれていた。最近ヴェルファーレに入り浸ってる噂を聞いていたし、自分と一緒にいることに飽きたんだとあゆは思って黙って部屋を出た。

そして以前マサと宿泊した横浜のホテルに、誰にも言わず1人で泊まった。スタッフやマネージャーは慌ててあゆを探してる。ホテルから出ず、誰とも連絡を取らず、水だけ飲んで3日間過ごした。マサから何度も入った留守電メッセージを聴いて心がポキッと折れた。マサとの思い出を詩につづった。

3日目の昼、メイが迎えにきてあゆは頭を切り替えて仕事に戻った。数日後に会ったマサはヴェルファーレも自宅パーティーも仕事の一環だと、誤解させたとあゆに謝った。しかし「数日でいいから2人で過ごしたい」というあゆの言葉は遮った。専務・プロデューサーの仕事を休むことは拒否した。

「日本中のファンがあゆの歌を待ってる」
「もう私を好きじゃないの?」
「好きに決まってる。あの日から何も変わってない。でもあゆのいる場所は際限がない大空で俺の部屋じゃない」
「わからないよ!」
「どんなに忙しくても頑張れるのはマサがいるからだよ。でも1人では無理だよ」
「よく聞くんだ。浜崎あゆみというアーティストにとって今が一番大事なとき。ファンのためにも会社のためにも俺だけの彼女にするなんてできない」

あゆは2人の心にできた隙間に唖然とした。

クリスマスにプレゼントされた指輪を見てると悲しくなるため、車の窓から投げ捨てたが、メイが地面に這いつくばって必死で指輪を見つけて「専務の気持ちを捨てるなんて絶対ダメ」とあゆを叱った。
 
 

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■同棲解消

秋になってもマサは部屋に戻ってこない。あゆは青山のマンションから、メイと暮らす恵比寿のマンションに戻った。こうして同棲は終わった。

部屋に籠ってスタッフを困らせると、プロデューサーとしてのマサがあゆをなだめた。その夜のMステで「Boys & Girls」「appears」を歌った終盤、生放送中に泣いてしまい様々な憶測が流れた。

あゆは、ワガママを言ってもイライラせず優しく諭すマサが嫌いだった。叱って守って抱きしめてほしくて、「マサがいなくても1人で全てできる」とわざと傷つけることを言うと、マサは黙って頷いていた。実際あゆはマサの期待に応えるためスタッフを指揮できるようになっていた。

「俺はあゆに全て教えたからな」「あゆの詩は少女たちのバイブルだからこれからも書いて欲しい。作曲もできるだろう」「俺の手を離れた浜崎あゆみはどこまでも大きなっていくはずだよ」

誉められてるのに悲しかった。

あゆはホテルを転々とするようになり、自分を取り戻す理由でハワイへ飛んだ。マサからは何の連絡もない。マサがいない日が当たり前になっていくのが恐い。歌手として最高のスタートをきったのに、あゆは夢に破れた敗者だった。

マサから電話が。「この1年で何もかも変わってしまった。あゆは1人で世界の頂点へ駆け上がるんだ」マサはプロデューサー業を離れてハワイのスタジオで音楽制作だけに専念するという。別れの言葉だった。

あゆは「そう、行ってらっしゃい」とだけ言って電話を切ると、その夜、号泣した。その後、携帯アドレス帳のMは2度と鳴ることはなかった。

マサへの想いがさらに募っていく一方で、2人で世に送り出した「浜崎あゆみ」というアーティストを背負う覚悟を決めた。マサへの永遠の変わらない愛と尊敬を詩にした。それが「MARIA」


 
 

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●浜崎あゆみ「M愛すべき人がいて」内容ネタバレ 終章「Mとの…」

平成から令和へ。ライブツアー2018-2019。

エイベックスの会長兼CEOになったマサがあゆの楽屋に来た。

2人きりになるとマサは「ずっと言えなかったことがある。俺がこの世界でやってこられたのは、あゆが破局後も全アルバムに『プロデューサーMAX松浦』とクレジットしてくれたから。そのおかげで今の俺がある」とあゆに告げた。

あゆは、マサを喜ばせるという夢が叶ったと、飛び上がりたい気持ちになった。

記念に壁ドンで2ショット写真を撮影した。16年の時を経て再びマサは寄り添ってくれた。

「浜崎あゆみのいる場所は大空にある」と言ってくれたマサへの感謝を胸に、あゆはこれからもステージで歌い続ける。

●浜崎あゆみ本人から読者へのメッセージ

事実に基づくフィクション___。読み終えてくださった皆さんは今、いったいどんな部分がリアルでどの部分がファンタジーだと感じているだろう。

もちろん答え合わせなどするつもりは無いし、事実は当人達だけが解っていれば良い事だと思っている。

ただ、もしも誰かに「今回の人生で一生に一度きりだと思えるほどの大恋愛をしましたか?」と問われたなら、私は何の迷いもなくこう答えるだろう。

「はい。自分の身を滅ぼすほど、ひとりの男性を愛しました。」と。

引用:浜崎あゆみ「M 愛すべき人がいて」

●浜崎あゆみ「M愛すべき人がいて」感想

 
 

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