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【悪魔の弁護人(贖罪の奏鳴曲)】ドラマ原作ネタバレ。あらすじ結末の真犯人・黒幕がどんでん返し(御子柴礼司シリーズ)

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推理作家・中山七里さんの小説『贖罪の奏鳴曲(ソナタ)』がフジテレビの大人の土ドラでドラマ化されるので、原作のあらすじネタバレ紹介します。結末の真犯人・黒幕がわかる展開がどんでん返しに次ぐどんでん返しで面白いです。

原作小説は悪魔の弁護人こと御子柴礼司シリーズの第4弾『贖罪の奏鳴曲(ソナタ)』。2015年1月にWOWOWでドラマ化されたときのキャストは御子柴礼司役が三上博史さんでしたが、大人の土ドラでは要潤さんが弁護士役に初挑戦します。

御子柴礼司は今までにないダークヒーローで、少年時代に犯した消せない暗い過去があります。裁判で証人・証拠を使って謎解き、犯人と黒幕を暴いていく様子は弁護士ドラマとしてそれだけでも面白いですが、御子柴礼司の過去がことでストーリーに深みを与えてくれている傑作小説です。あらすじネタバレ紹介するので参考になれば幸いです。

●ドラマ『悪魔の弁護人』の原作小説『贖罪の奏鳴曲(ソナタ)』の登場人物ネタバレ

■主人公・悪魔の弁護人
● 弁護士・御子柴礼司(要潤)
● 事務所の事務員(ベッキー)

■警察・マスコミ
● 埼玉県警捜査一課・渡瀬警部
● 埼玉県警捜査一課・小手川和也
● 埼玉日報社会部記者・尾上善二

■入間川死体遺棄事件
● フリーライター加賀谷竜次

■保険金殺人事件(東條製材所)
● 社長:東條彰一
● 社長夫人:美津子
● 息子:幹也
● 工場主任・高城

■御子柴を恨んでる
● 息子を亡くした母親・安武里美

■医療少年院
● 御子柴の旧名・園部信一郎
● 教育担当・稲見教官
● 院生をイジメる・柿里教官
● 虚言癖で弁護士志望・嘘崎雷也
● 口が利けず左肩先欠損・夏本次郎
● ピアノを弾く・島津さゆり

 
 

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●ドラマドラマ『悪魔の弁護人』の原作小説『贖罪の奏鳴曲(ソナタ)』読んで最終回結末まであらすじネタバレ 犯人と黒幕

■あらすじネタバレ 弁護士・御子柴礼司

御子柴礼司は、高額報酬でないと引き受けない切れ者の弁護士。どんな罪名で起訴されても必ず執行猶予を勝ち取る無敵の弁護士だと裏社会では有名で、クライアントは大企業・ヤ〇ザ・日の当たらない連中など金持ちから大金をぼったくる。

たとえば振り込め詐欺で逮捕拘留された錦織拓也は、IT企業をリストラされ詐欺師に転職して犯罪グループを結成し、大勢の被害者から騙し取った総額は21億7500万円。そのうち7~8億を海外口座に隠し持ってることを見抜いてた御子柴は弁護費用3億 を要求する。

御子柴は東京弁護士会のなかで派閥に所属しない一匹オオカミだが谷崎会長からの評価は高い。卑賎と計算高さだけで荒稼ぎする宝来兼人弁護士が会長選に立候補すると、谷崎会長は後ろ盾するからと立候補を頼んできたが、御子柴は断った。

■あらすじネタバレ 御子柴が死体遺棄

梅雨のある晩、雨が足跡を消してくれる。御子柴は服を脱がせてブルーシートにくるんだ死体を車のトランクに積み、入間川の上流で遺棄した。

雑木林・街はずれの空き地・ゴミ集積場など土地勘が必要な場所は容疑者を特定されやすいし、検挙率の高い警視庁の管轄内・都内も避けて、検挙率の低い埼玉県警の管轄内を選んだ。

■あらすじネタバレ 御子柴弁護士事務所に嫌がらせ

御子柴の弁護士事務所は洒落っ気がなく、ビルにオートロックがないから誰でも入って来れる。

今日は名称プレートが真っ二つに割られ、先週は袖看板にペンキを掛けられる嫌がらせがあった。

嫌がらせの犯人は安武里美。動機は、息子の晃を自殺に追いやったイジメの加害者を御子柴が弁護したから。加害者少年はあと2年で少年院を出るから納得がいかない。

■あらすじネタバレ 警察が遺体を発見 被害者はフリーライター加賀谷竜次

上流から流された死体が上奥富運動公園で発見された。捜査にあたるのは埼玉県警捜査一課の渡瀬警部と小手川和也のコンビ。死体の顔は川を流れた際に流木などで潰れていた。絞められた痕跡なし・刺された痕跡なし・致命傷の打撲傷なし、しかし溺死ではないので他殺の可能性。

なぜか服を脱がされていて所持品は下着と珍しい輸入品の腕時計だけ。その腕時計から身元はフリーライター加賀谷竜次だと判明。元中堅出版社の記者で、最近はゴシップ記事を出版社に売らずに、当事者を脅迫して売りつけることが収入源だった。つまり強請りの常習犯だから大勢から恨みを買ってる。

埼玉日報社会部記者・尾上善二いわく、加賀谷は最近、狭山市の保険金殺人事件を追っていた。
 
 

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■あらすじネタバレ 保険金殺人事件・東條美津子被告

東條製材所の社長・東條彰一は、息子の幹也に工場を継がせた。

息子・東條幹也(18才)は先天性の脳性麻痺で、四肢の麻痺と言語障害があり、左手以外はほぼ不随で歩くことも立つこともできず自走式の車イス生活。会話は左手の携帯電話のに素早く文字を打って画面を見せて伝える。左手・視聴覚・思考能力は健常者と同じで人並み以上の嗅覚をもつ。彰一はそんな息子を、障害者であっても両親の死後は1人で生きなければいけないと育てた。

東條彰一は幹也のために10人の従業員を半分に減らして工場内をオートメーション化し、結果、幹也はコンピュータを使いフォークリフトの操縦、受注から在庫管理、経理までこなす。

そんなある日、東條彰一が工場入口でトラック事故に巻き込まれ、木材で頭を強打し脳挫傷を負い、意識不明の重体。その後、集中治療室で死んだ。ところが死因は脳挫傷ではなく、何者かが人工呼吸器が止めて死んだ。

当時、病室の居たのは見舞いに来ていた妻・美津子と息子の幹也。人工呼吸器の電源スイッチから美津子の指紋が検出され殺人の容疑者として逮捕・勾留された。東條製材所は大赤字で、入院費用もかさみ、体の不自由な息子と旦那の介護に疲れ切っいてから、はじめ警察もマスコミも美津子に同情的だった。

しかしトラック事故10日前に、月10万円以上の掛け捨てで3億円の生命保険の契約をしていたことが判明。受取人は美津子と幹也だが実質的に美津子なので保険金目当ての殺人だと、トラック事故を仕組んだ証拠もないのに、マスコミは一転して美津子を悪女として報道し、検察側も影響されて美津子を徹底的に責めた。

判決は求刑通り無期懲役!

美津子の弁護士は即日控訴して無罪を主張したが、検察は『事故の数日前、夫婦喧嘩していた』『保険の担当者は美津子の知り合い』『美津子は20年前に大麻で逮捕された前科もち』など不利な証拠を並べた。結果、控訴は棄却された。

弁護人は上告を申し立てたが高齢のため体調を崩して入院。すると御子柴が立候補して国選弁護人になった。儲からないのに引き受けた理由は、注目されてる事件だがら良い宣伝になるため。

■あらすじネタバレ 加賀谷の死因

検死の結果、加賀谷の死因は感電死。スタンガンを高出力に改造すれば可能で、自然死を装うには格好の手段だ。どうやら殺したことがバレるのは想定内だが、殺した場所やシチュエーションは知られたくないようだ。服を脱がせてることと関係があるかもしれない。

加賀谷は強請りの常習犯である一方、相手から訴えられて賠償金を払い家賃も滞納するくらい金に困っていたことも判明。加賀谷は東條家を訪れていたので何かをネタに強請りをかけていた可能性がある。渡瀬古手川コンビが東條幹也に事情を聴くと、加賀谷は東條製材所によく来ていて、夫婦仲や経営状態を聞いたり、死体で見つかる2日前は新しい弁護士について聞いていたという。

渡瀬古手川コンビは、東條家の弁護人・御子柴にも事情を聴くが、加賀谷の死亡推定字時刻6日6日の13:00~16:00には法廷にいたという「鉄壁のアリバイ」があった。

一方、加賀谷の自宅PCの閲覧履歴を調べると少年犯罪サイトの9ページ目だけを何度も見ていた。それは26年前に起きた猟奇犯罪の犯人少年・園部信一郎の顔写真で、御子柴の顔にそっくりだった。
 
 

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■あらすじネタバレ 26年前の幼女バラバラ殺害事件 

26年前の昭和60年8月、福岡市郊外の郵便ポストにの上に、近所の佐原家の次女みどり5才の頭部が置かれた。翌日以降、ほかの部分が毎日1パーツずつ違う場所で見つかり、犯人は『死体配達人』と名付けられた。犯人は14歳の少年・園部信一郎。動機は「誰でもいいから人を殺してみたかった」といい週刊誌は少年の顔写真と実名を公開した。

幼女バラバラ殺害・死体遺棄で医療少年院に入院。家族構成は父・母・御子柴・妹の4人。父親は被害者遺族から8000万円の慰謝料を請求され首つり自殺。母親と妹は夜逃げ同然で失踪した。

園部信一郎は少年院を出たあと御子柴礼司に改名。3年後20才で司法試験を一発合格して弁護士になった

御子柴は加賀谷から過去をネタに脅迫され、口封じのため殺したのだろうか?

渡瀬古手川コンビが御子柴に事情を聴くと、26年前の幼女バラバラ殺害事件の犯人『死体配達人』と呼ばれた園部信一郎だったことを認めた。だが、6月6日13:00~16:00の死亡推定時刻は東京地裁の法廷にいたという「鉄壁のアリバイ」があった。その日は2件 医療過誤事件と、保険会社顧客データ流出事件の弁護をしていた。

警察は犯人を逮捕しても送検するには「チャンス・方法・動機」の3つの事実を立証しなければならない・・・。

■あらすじネタバレ 加賀谷殺しの犯人は御子柴?

古手川刑事は、御子柴弁護士が加賀谷が防犯カメラに映っていた市庁舎付近で拉致し、車のトランクに押し込んだまま霞が関の東京地裁に直行し、裁判の合間にスタンガンで感電死させた。その後、死体を積んだまま狭山市に引き返し、夜に川に捨てた。ゲリラ豪雨だったから目撃者もいない。と仮説を立てた。

しかし服を脱がして半裸にした理由がわからない。証明するには車のトランクを調べる必要がある。

■あらすじネタバレ 御子柴の過去・・・園部信一郎とは

園部信一郎が佐原みどり5才を殺した動機は「人を殺したかったから」。死刑か懲役かすぐ決めてほしかったが最終審判で医療少年院に送致された。

医療少年院では、教育担当の稲見教官が親代わりとなり、赤ん坊やり直すため名前も本名とは違う名前で呼ばれる。園部信一郎は特撮ヒーローからとって御子柴礼司という名前にした。

御子柴はここで2人と少年と出会った。嘘崎雷也は虚言癖だが弁護士志望、夏本次郎は身長180cm以上の大柄だが左肩先欠損で口がきけず臆病な性格。嘘崎雷也と夏本次郎は頭脳と体とお互いを補う仲だった。


ある日、年に一度の合唱会で体育館に男女が集まり、女子寮の院生が矯正プログラムの一環で弾くピアノ奏鳴曲(ソナタ)を聴いて御子柴は心が騒ぎ、あの子のピアノをもう一度聞きたいと懇願し、毎週土曜に体育館で少女の演奏を聞けることになった。少女の名前は島津さゆり。教官の目を盗んで一度だけ話した。

さゆりのピアノによって浄化されたかのように感情が呼び覚まされた御子柴は自分が犯した罪の大きさに恐怖した。取り返しのつかないことをしたと後悔した。


柿里教官は院生たち憎み、特に嘘崎雷也と夏本次郎を狙ってイジメていた。御子柴は柿里教官に無性に腹が立つようになった。 

そんななか母親をバカにした柿里教官に嘘崎雷也が飛び掛かり2週間の独房送り。処分明けに母親から手紙が届いたを読んだ嘘崎雷也は、舌を出したまま机から飛び降りて落下の衝撃で舌を噛み切って自殺した。手紙の内容は絶縁状だった。母親は再婚するのに雷也が邪魔だった。雷也は母親を守ってDV父親を殺していたので、母親から捨てられたショックは計り知れなかった。

その後、相棒を失った夏本次郎は、脱走計画に御子柴を誘った。

決行当日。トイレに行くと嘘ついて外に出たが稲見教官に見つかったので、御子柴が稲見教官にタックル、その隙に夏本次郎は炊事棟の屋根をつたって2.4mの金網フェンスを越えて脱走に成功したが、逃亡中1時間後に車にはねられて死んだ。御子柴は「自分が次郎を殺した」と苦悩した。

稲見教官も、もみあいになったとき稲見教官がももに歯ブラシの柄を刺したせいで半身不随になったが偶発事故扱いにしてくれた。

稲見教官は御子柴に「後悔なんかするな。謝罪もするな。償え。(犯した罪の埋め合わせをしろ。別の人間を苦しみから救え)」「償いは義務ではなくまっとうな人間に戻る権利だ」と一生かけて贖罪することだと伝えると、もう働けないので医療少年院から去っていった。


その後、高校に行けない院生のため配られた通信教育の案内に、司法試験講座があり、嘘崎雷也の弁護士志望を思い出した御子柴は、教官たちにバカにされながらも有り余る時間を勉強に費やした。そして入院から5年後19才で仮退院する前日、最後の日、今後どのように生きていくか聞かれた。
 
  

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■あらすじネタバレ 裁判 

美津子が人工呼吸器の電源スイッチを押した理由は、作動ランプが停止を意味する赤の点滅をしていたから。咄嗟に3回押して、3回目でやっと作動中を示す緑のランプになった。医者がかけつけたが彰一は死んだ。3億の生命保険加入は彰一が決めたことで、自分に万一のことがあったときのたということだった。

東京拘置所に拘留されている美津子は、裁判と世間からの厳しいバッシングによって焦燥しきっている。

そんななか、あることに気付いた御子柴は人工呼吸器の医療メーカー「ガーランド医療機器製造開発部」を訪ね、ある実験を行った。

■最高裁弁論当日

渡瀬警部・古手川刑事コンビ、車いすの幹也も傍聴。美津子はさらに焦燥している。検察側はやり手の額田検事。

証人・生命保険担当の塚本由香利は、彰一と幼馴染で高校2年のとき交際していた事実を供述していなかった。そのことを指摘すると興奮し、彰一と結婚した美津子に嫉妬して犯人扱いしてるとわかった。

証人・都築医師は、3年前の横浜医療センター勤務時代、心配補助装置が停止して患者が死んだ事件があった。原因はコンセントが外れたことだった。2日後に通報してため隠蔽が疑われたが検察は事故の因果関係を証明できず、病院は遺族と和解した。実は看護師が電源プラグを足でひっかけて起きた事故だったが、病院は担当医師に責任を取らせてクビにした。

当時副部長だった都築医師は、医療ミスの訴訟が増えていた時期でミスに過敏だった。だから彰一が急変したとき、クビになりたくないからまず医療ミスを心配した。「美津子が怯えていた」と供述したのは、医療ミスの可能性を排除したかった保身のためだとわかった。

そして最後に御子柴は、人工呼吸器の医療機器メーカーの開発部技術者を証人として呼び、法廷に証拠物件として人工呼吸器を用意。機器のボタンから美津子の指紋は出ているが、この人工呼吸器のボタンはかなり強く押さなけれがスイッチの入り切ができないタイプ、指紋のついている面積の圧力では切れないことも証明された。御子柴の勝訴が予想され傍聴席はざわついた・・・

■最終回の結末あらすじネタバレ1 真犯人が判明!

幹也に付き添っていた工場主任の高城が御子柴の手を握って感謝を述べ、幹也も「ありがとう。これで母さんは助かります」と感謝を述べた。

しかし御子柴は「どうして加賀谷と父親を殺したんだ?」と切り返し真相を暴く。

■幹也が加賀谷を殺した方法

6月6日、御子柴は裁判の帰りに幹也からメールで呼ばれ東條製材所に行くと、加賀谷が倒れていて落雷による自然死だと思った。警察に通報したら東條親子と御子柴の強請りネタが世間バレたら裁判に不利になるだけでなく、自分たちが容疑者にされるため、別の場所で死体遺棄した。服を脱がした理由は、製材所を特定するオガクズが付着していたからだ。

しかし加賀谷は自然死ではなく幹也が殺したのが真相。凶器はフォークリフト。オートメーション化されてるので幹也は指先で操れる。雨でずぶぬれの加賀谷が蛍光灯に接したフォークリフトに触れるよう誘導して感電死させた。

幹也は「ピンポーン」と文字を打った。

■幹也が父親を殺した方法

人工呼吸器をデジタル制御するマイクロプロセッサーに電磁干渉して電源をOFFにして殺した。

集中治療室は非通話エリアだったが、幹也のケータイは会話するための道具なので美津子は持ち込みを許した。ケータイは圏外にあると基地局を探して最大出力で電磁波を放射する特性があり、幹也の携帯電話は古いタイプのため1ワット以上の出力があった。

見舞いに訪れるたび、幹也は美津子に隠れて人工呼吸器の通信ポートにケータイを密着させて電磁干渉させ続けた。そしてついにあの日、誤作動が起きて電源OFFに成功。

■幹也の動機

彰一を殺した動機は多額の保険金。彰一がもし死ななかったら要介護者が2人になるし借金も返せず工場は潰れるハメになる。美津子が有罪になれば保険の規定で保険金はすべて幹也のモノになる。

加賀谷を殺した動機は、彰一をケータイの電磁干渉で殺したことに気付いて強請りをかけてきたから。

母親に罪をかぶせた動機は、妊娠中の薬物の影響で脳性麻痺にしたから。薬物中毒だった美津子は、毒素をすべて息子に移して出産後は健康体に戻った。息子の世話はずっと高城かヘルパーが行い、美津子は幹也に触れようともせず「こんな気味の悪いのはあたしの子じゃない」と言い続けていた。

つまりもともと美津子と幹也は憎み合っていて、父親はその間に挟まれただけ。
 
 

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■最終回の結末あらすじネタバレ2 御子柴が刺される 

幹也の罪をどうやって暴こうか考えながら駐車場に降りたとき突然、安武里美から「天罰よ」と脇腹を刺された。御子柴は痛みとともに14歳のとき殺した佐原みどりの苦しみを思った。

そこに渡瀬警部がかけつけて救急車を呼んだ。「犯人は・・・」と言いかけた御子柴に渡瀬警部は「犯人は車いすの息子だってんだろ。知ってるよそんなことは」

アパートに逃げ帰った安武里美は、晃の遺影に復讐を報告をすると、返り血で全身血まみれになってることに気付き、正義を下したはずなのに自分が殺した男は悪魔じゃなくて人間だったと気付いた。今度は自分が殺人犯になってしまった・・・恐怖で震え叫んだ。

■最終回の結末あらすじネタバレ3 黒幕が判明!

御子柴が緊急搬送された2日後、渡瀬小手川コンビは御子柴の代理として美津子に面会し、彰一と加賀谷を殺した犯人は幹也だと伝えると、美津子は驚いた。

幹也のパソコンのネット閲覧履歴には『人工呼吸器の実験データ』『フォークリフトの感電死のデータ』があり、フォークリフトを制御したパソコンの電源停止記録からは、落雷ではなく加賀谷を感電死させてショートしてブレーカーが落ちたのが原因だとわかった。

しかし殺意の認定は微妙だ。幹也は全て自分で計画したと思ってるかもしれないが、美津子の思い通りに動かされただけの駒。主犯は美津子だと伝えると、美津子はわけがわからないフリをする。

● 医師から人工呼吸器は彰一の生命維持に重要だと何度も言われていたのに、幹也のケータイ持ち込みを許可した。
● 幹也が人工呼吸器の通信ポートにケータイを密着させてるのを真横にいて黙って見ていた。
● 聞かずとも息子の考えを理解し、計画が成功するのをじっと待っていた。
● 電源スイッチを押す圧力も、3回ともきれいに同じ。
● 監視カメラの映像も、異常が起きてから美津子はずっと幹也を見ていた。

これらを伝えると美津子の表情が変わり刑事をあんた呼ばわりし「幹也の苦労を想い、その罪を背負おうと思った」と釈明するがそれも違う。

最高裁でいよいよとなったら「幹也が犯人」だと真相を暴露するつもりだったろうが、御子柴弁護士が予想以上に優秀だっただけ。

美津子が最高裁まで引っ張った理由は憲法第39条の刑事訴訟法の大原則いわゆる一時不再理。有罪・無罪または免訴の判決が確定した事件については、再び審理をすることを許さないとする刑事訴訟の原則だ。つまり最終判決で無罪を勝ち取ることができれば、2度と夫殺しを追及されずにすむ。

美津子は法律を学んだことはないと主張するがこれも嘘。幹也の持っていた小六法の刑事訴訟法の一事不再理のページには幹也の指紋つきの付箋が貼ってあり、妙なことに折り癖がついていた。残り付箋には美津子の指紋があった。

■彰一の事故は殺人事件

彰一の頭上に木材が起きて脳挫傷になった事故は、科捜研で調べた結果、ワイヤーの切断は金属疲労や過負荷が原因ではなく、刃物で切れ目を入れた痕跡が残っていた。製材所の入り口は死角になっていて、トラックの出入りを確認するのは彰一の日課だった。

工場主任の高城は資材の積載時にチェックを入れていた。高城と美津子は2年前から不倫関係にあり共犯だった。

殺人未遂、殺人ほう助、殺人教唆の罪に問われることになると伝えると美津子は醜悪な素顔を見せ「ちくしょう!」と唸った。

■最終回の結末あらすじネタバレ エピローグ

入院中の御子柴弁護士の後任は、東京弁護士会の谷崎会長がつとめた。

御子柴が医療少年院で世話になった元教育教官・稲見武雄は、80近いが身寄りは誰もいない。特別養護老人ホームにいるが入所費用は誰が払ってるのか?おそらく御子柴が払っている。

また、御子柴は毎月15日、26年前に殺した佐原みどりの母親に100万円を送金していた。

御子柴が高額な報酬にこだわる理由はコレだった。

東條保険金殺人疑惑を引き受けた理由について渡瀬警部は小手川にこう答えた。「きっと自分が救われたかったんだろう」

★終わり★

●ドラマ『悪魔の弁護人~贖罪の奏鳴曲~』の原作小説読んだ感想

冒頭で御子柴が死体遺棄してるし、26年前の幼女バラバラ殺害事件の犯人だとわかった時点では、加賀谷を殺した犯人は御子柴だと思いましたが全然それはミスリードでした。

御子柴が園部信一郎で少年院にいるとき転機になったのが、少女が弾いていたピアノによって感情が蘇るというエピソード。そして稲見教官からの「後悔するな、償え。」という、罪を償うことで生きていくという言葉には胸を打たれるものがあります。

裁判でのどんでん返し、機械のスイッチが押せないことの証明がスゴイ。全てひっくりかえして美津子を無罪にすると思ったら次にまたどんでん返し。

犯人はまさかの体の動かない息子の幹也で、人工呼吸器に古いケータイを近づけて誤作動を起こしていた。しかも加賀谷を殺した真犯人も幹也で、御子柴は東條親子を助けようとして遺体を遺棄していたという驚き。

ここでまだ終わらず、無罪になるはずの美津子がまさか、不倫相手と仕組んで彰一を殺した黒幕だったという最後のどんでん返し。焦燥しきっていた美津子が豹変する様子も怖い。

御子柴が刺されてしまいましたが、死んでなかったのでほっとしました。
 
 

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