誰もが一度は耳にしたことがある【陰陽師】がドラマスペシャルとして2020年3月29日（日）夜９時からに放送されるので、キャストとあらすじ、原作読んだ黒幕の正体や結末をネタバレ紹介します。

【陰陽師】ドラマスペシャル2020の原作は、全世界800万部を超える大ヒット！夢枕獏さんの人気小説【陰陽師】シリーズから【陰陽師 瀧夜叉姫】です。

平将門が死後20年を経て復活し、最強のモンスターとして都に降臨！なぜ蘇ったのか？そこに秘められた哀しき親子愛とは？背後に潜む黒幕の正体とは？安倍晴明（佐々木蔵之介）＆源博雅（市原隼人）コンビが謎に挑む時代劇ミステリー！

キャストとあらすじ、原作【陰陽師 瀧夜叉姫】読んだ黒幕の正体や結末をネタバレ紹介するので【陰陽師】ドラマスペシャル2020に興味ある人は参考になれば幸いです。

平安時代を描く時代劇は珍しいから一見の価値ありですね。

●ドラマスペシャル【陰陽師（原作は瀧夜叉姫）】キャスト

安倍晴明(あべの せいめい)を佐々木蔵之介さん、相棒の源博雅(みなもとの ひろまさ)を市原隼人さんという、実力派がかためるメインキャストです！

なかでも気になるのは、前澤友作さんと別れて復帰作となる剛力彩芽さんの演技がどんなものか注目です！

【陰陽師】といえば呪いに代表される古き良きジャパニーズホラー・・・おどろおどろしい特殊メイクはアトリエレオパードが担当してます。佐々木蔵之介さんは呪（しゅ）をかけるセリフが難しかったそう。

●ドラマスペシャル【陰陽師（原作は瀧夜叉姫）】あらすじ

時は天徳4年――。

■盗らずの盗賊

陰陽師の安倍晴明（佐々木蔵之介）と友人の源博雅（市原隼人）は、“盗らずの盗賊”の話を肴に、酒を酌み交わしていた。
博雅によると、夜中に小野好古（川野太郎）の屋敷に、白い被衣（かつぎ）をまとった女と黒覆面の男たちが押し入り、「雲居寺の浄蔵（寺田農）からの預かりもの」を捜し回ったあげく、何も盗まずに去っていったという。

■貞盛の瘡

二人がその不思議な話に首をひねっていると、そこに晴明の兄弟子にあたる賀茂保憲（橋本じゅん）がやってくる。
保憲は、20年前の平将門の乱の際に、手柄をあげた平貞盛（酒向芳）の顔にあるひどい瘡（かさ）は誰かに呪われたもののような気がするので、様子を見てきてほしいと頼みにきたのだ。

貞盛の屋敷を訪れ、医者の祥仙（升毅）と助手の如月（剛力彩芽）から説明を受けた晴明と博雅は、目の当たりにした貞盛の瘡に衝撃を受ける。晴明が額に手を当てると、その瘡の隙間から目玉が現れ…。晴明は博雅に、貞盛は何者かに乗っ取られ始めていると語る。

■白い被衣の女

一方、再び出現した盗賊を撃退したという俵藤太（国広富之）の武勇伝を耳にした晴明は、一連の奇妙なできごとが“ある人物”につながっていることに気づく。

小野好古、平貞盛、俵藤太…みんな平将門に敵対していた者ばかり！

とはいえ、将門は20年前の平将門の乱で没している…。雲居寺の浄蔵から、過去に将門の首を2カ月もの間焼き続けた灰を何者かに盗まれたという話を聞いた晴明は、白い被衣の女が探しているのがその灰で、将門を復活させるために必要なものだと確信する。

■深まる謎

はたして、白い被衣の女の正体は…？　

将門復活の目的とは…？　

さらに、晴明と白い被衣の女の間をフラフラと行き来し、高みの見物を決め込む陰陽師・蘆屋道満（竹中直人）のねらいとは…？

深まる謎と、哀しき親子愛の行末――
陰謀渦巻く平安の都で、かつてない壮絶な戦いが、始まる――。

引用：ドラマスペシャル陰陽師公式サイト

●ドラマスペシャル【陰陽師（原作は瀧夜叉姫）】原作小説ネタバレ

夢枕獏さんによる原作小説【陰陽師 瀧夜叉姫】から、白い被衣の女の正体や哀しき親子愛、事件の黒幕など結末ネタバレします。

■白い被衣の女の正体は？

正体は如月（剛力彩芽）。さらにその正体は、平将門の娘・滝子姫。

１９年前、藤原純友は寺を襲い、滝子姫の母・佶梗(きっこう)を殺した。

そうとは知らない滝子姫は藤原純友にかどわかされ、操られ育った。

■哀しき親子愛

滝子姫の母・佶梗(きっこう)は秘密を持っていた。

【珊瑚の飾りのついた銀の簪】をプレゼントしてくれた俵藤太を愛していた。

しかし俵藤太は夫の平将門を殺した仇であるから、誰にも言えない秘密だったが、娘の滝子姫だけは秘密を明かしていた。

母の死後【珊瑚の飾りのついた銀の簪】は母の形見となった。

■黒幕と平将門復活の目的

黒幕はさらし首になったはずの興世王。平将門を蘇らせ、黒装束の男たちを呪いで操っている。

興世王の正体は、医者の祥仙。

さらに祥仙の正体は、変顔虫で化けていた藤原純友。

平将門を復活させた目的は、その武力を利用して天下をとるため。

１９年前、藤原純友は橘遠保に親子で捕まり、13才の息子の重太丸とともに処刑された。だが実はその藤原純友は影武者だった。自分が逃げるために、影武者の存在を唯一知ってる重太丸をわざと捕まえさせて処刑させたのだった。

藤原純友の目的はとにかく天下をとること。覇！

■結末

晴明と博雅は、呪いをかけられた平貞盛を救うことはできなかった。

だが平貞盛の首なし死体を動かして、平将門と黒幕・興世王（医者の祥仙）を見つける。

平将門ＶＳ俵藤太！

平将門のパワーに圧倒されるが、雲居寺の浄蔵が持っていた平将門を焼いた時の灰を黄金丸の刃に灰をつけると、平将門に傷をつけることができて互角の戦いになる。

興世王ＶＳ平維時＆晴明！

父親を呪い殺された平維時は得意の弓で興世王と対決しようとするが、黒装束の男たちに襲われる。そこで晴明が黒装束の男たちを術で騙して、平維時の人形追わせて森に追いやった。

そして晴明は散中丸を火にくべて煙をたくと、興世王（医者の祥仙）の顔から変顔虫が這い出てきて、正体は藤原純友だと判明する。

だが藤原純友は隙をついて、正体をバラした如月を斬った。如月がいなければ平将門を操り続けることができるからだ。

そのとき森の中で俵藤太と闘っていた平将門が、如月（滝子姫）の悲鳴を聞いて駆けつける。

ここで初めて平将門は自分が藤原純友に操られていたことを知る。瀕死の如月（滝子姫）は「もう戦や人が死ぬのは嫌です。親子２人で暮らしましょう」と説得する。

そこで晴明が変顔虫を如月（滝子姫）の傷口に憑かせると、傷の治癒力ももつため斬られた傷が治るとともに、顔が母親の佶梗(きっこう)に変わった。

佶梗(きっこう)の顔で「私を殺させ、滝子をかどわかしたのは藤原純友」と告げ、真相を知った平将門が抱きしめる。

すると平将門が黒い腐臭のする何かを吐き出し、巨大な鉄の体ではなく普通の人間の体になった。

平将門は「もうやめよう」「黄泉の国の案内をする」と藤原純友に近づき、刀で腹を刺されながらも肉を食いちぎり、剣の勝負が楽しかったことを俵藤太に告げて、藤原純友を道連れに炎のなかへ身を投じて燃えてなくなった。

その後、清明は、怪しい男たち（検非違使の役人たち）をすべて捕まえた。その中には賀茂忠行もいた。

蘆屋道満は、俵藤太が戦いの最中に切り落とした平将門の手首を拾い、式に使うんだと嬉しそうに持ち帰った。
　
　
★終わり
原作者の夢枕獏さんはまさにエンターテインメント作家で、クライマックスに向けての盛り上げ方が凄く惹きこまれました！