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ドラマ【探偵・由利麟太郎】がついに最終章を迎えます!
最終章「マーダーバタフライ」は誰が犯人でどんなトリックを仕掛けたのか?原作小説「蝶々殺人事件」からあらすじネタバレ、犯人のトリックと動機ネタバレ紹介します。
今回犯人に殺される被害者は、魔性の女・高岡早紀さん演じるオペラ歌手サクラ。「マーダーバタフライ」の意味も気になります。
毎回カッコいい【探偵・由利麟太郎】のドラマ最終章「マーダーバタフライ」は最後までカッコいいでしょうね。
原作小説「蝶々殺人事件」ネタバレには、生母、隠し子、結婚など、女性にまつわるキーワードがたくさん。
事件解決後の驚きのエピローグも待ってます。
目次
【探偵・由利麟太郎】最終章「マーダーバタフライ」の意味
「マーダーバタフライ」とは、マーダーは人殺し、バタフライは蝶々夫人を意味します。
世界的蝶々夫人(マダム・バタフライ)と称されるソプラノ歌手の原さくら(高岡早紀)を殺した犯人(マーダー)という意味ですね。
【探偵・由利麟太郎】最終章「マーダーバタフライ」ゲストキャスト
最終章「マーダーバタフライ」のゲストは、犯人に殺されるオペラ歌手さくらを魔性の女・高岡早紀さんが演じます。なんだかぴったりな配役です。
● 被害者:ソプラノ歌手の原さくら(高岡早紀)
世界的蝶々夫人(マダム・バタフライ)と称されるオペラ界のスター。気まぐれで目立ちたがり屋な性格で周囲を振り回す。
● さくらの旦那・原総一郎(大鶴義丹)
● 若手歌手の相良千恵子(吉谷彩子)
さくらを尊敬する弟子。
● 若手テノール歌手の小野竜彦(佐野岳)
● コントラバス奏者の川田良介(佐渡山順久)
● バリトン歌手の志賀笛人(てきじん)(水橋研二)
● コンダクター牧野謙三
● マネージャー土屋恭蔵(鈴木一真)
● 土屋の助手の雨宮順平(水沢林太郎)
● 志賀の弟子で新人歌手だった藤本章二(池岡亮介)
最近、何者か殺されて世間で話題に。現場には暗号化された読めない楽譜が残されていた。
【探偵・由利麟太郎】最終章「マーダーバタフライ」ドラマあらすじ
オペラ界のスターでソプラノ歌手の原さくら(高岡早紀)は、弟子で若手歌手の相良千恵子(吉谷彩子)、テノール歌手の小野竜彦(佐野岳)、マネージャーの土屋恭蔵(鈴木一真)と助手の雨宮順平(水沢林太郎)、そのほかオーケストラの楽団員らとともに、東京での公演を終え、次の舞台・大阪へと向かっていた。
ところが翌日、会場に集まった一同は、さくらがいないことに気付く。さらに、見知らぬ女の子に手紙を渡された小野が、中を見た瞬間、顔色を変えて出て行ってしまう。そんななか、一行のもとには東京からの荷物が届き、コントラバス奏者の川田良介(佐渡山順久)が自分の楽器が見当たらないと騒ぎだす。しばらくして川田のコントラバスは無事に見つかるが、ケースの中にはバラの花びらに覆われたさくらの遺体が入っていた――!
さくらの夫・総一郎(大鶴義丹)に誘われ、俊助(志尊淳)とともに会場を訪れていた由利(吉川晃司)は、絞殺されたさくらの遺体から砂が落ちたことに気付く。また前日の夜、千恵子がさくらに頼まれて代わりにホテルにチェックインしたことも判明。さらに、さくらの持ち物には、暗号化された読めない楽譜が。それは、同じ楽団のバリトン歌手・志賀笛人(水橋研二)の弟子で、当時新人歌手だった藤本章二(池岡亮介)が殺害された際に、楽譜を手にしていたという事件をほうふつさせた。
スター歌手だったさくらの死にショックを隠せない楽団員たち。すると、メンバーの間ではたびたびさくらの亡霊が目撃されるようになる。そして犯人が分からないまま、一行にはさらなる悲劇が迫っていて…
引用:ドラマ探偵・由利麟太郎
続いては、「マーダーバタフライ」の原作小説「蝶々殺人事件」のあらすじネタバレを紹介します。
ドラマと原作の登場人物の名前は少し違うので、ドラマに合わせます。
「マーダーバタフライ」原作あらすじネタバレ1(起)
■サクラが殺された
「原さくら歌劇団」の原サクラは大阪公演の前日10月19日の夜8時半にDビルホテルを出てから行方不明。公演当日リハーサル開始14:00になっても、、目立ちたがり屋でサプライズ好きのサクラが会場に現れないのはおかしい。
するとコントラバスの川田が楽器ケースを開けるとバラと砂にまみれたサクラの死体が入っていた。死亡推定時刻は10月19日の夜9~11時。ハンドバッグからは真珠のネックレスが盗まれてた。
犯行時刻から容疑者は5人
● サクラの旦那・原聡一郎
● 美男美声ティナーの小野
● バリトーン志賀
● コンダクター(指揮者)牧野
● サクラのマネージャー土屋
■大阪の曙アパートで殺された?
タクシー運転手の橋場と阪本が、公演前日19日夜にコントラバスのケースを運んだと認めて逮捕された。
福島区の曙アパート前で、黒づくめの男とコントラバスを乗せたが、男は途中で急用で降りて、コントラバスだけ会場に届けた。だが重いので開けたらサクラの死体と金が入っていたので、金だけ取って警察に通報しなかった。
推理。黒づくめの男が犯人で、19日の夜9~11時にサクラを曙アパートで砂袋を凶器にして頭を殴ったあと絞殺した。翌20日に助手の雨宮からチッキの合い札を盗んで大阪駅でコントラバスのケースを受け取り、曙アパートで死体を詰めてタクシーに乗った。
犯行が可能なのはマネージャー土屋だけだ。
■違い場所で殺された?
タクシー運転手の河辺は、三越前で黒ずくめの男とトランクを乗せて曙アパートまで走ったがトランクが異常に重たかったと証言。
トランクにサクラの死体が入っていたとしたら殺害現場は曙アパートではない。犯人は東京でサクラを殺してトランクに詰めて、19日の夜10:15に東京出発する歌劇団のトランクに紛れさせた可能性が浮上。
18日の夜トランクは8個だったが19日に雨宮が荷造りしたときは7個しかなく、顔を隠した男が1個遅れて駅の荷物預けに持ってきていたと判明。これによって大阪にいたマネージャー土屋は容疑者から外れた。
小野は机に置いてあった、マネージャー土屋が仕事柄詳しく日常を記録していたノートを偶然見つけ、由利と警察も捜査の参考にする。
「マーダーバタフライ」原作あらすじネタバレ2(承)
■サクラの暗号楽譜と藤本章二が関係?
サクラが東京駅でサクラが小野からバラの花束を受け取ったとき、デタラメな読めない楽譜=暗号楽譜が落ちた。
5か月前の5月27日、人気歌手の藤本章二が何者かに殺されたときも、同じようなデタラメな読めない楽譜=暗号楽譜を握って死んでいた。藤本章二とサクラの死は何か関係があるのか?
藤本章二は26才の時「巷に雨の降るごとく」が大ヒット。9才のとき育ての親の死がきっかけで孤児だと判明したため実の両親を知らない。幼少期に年に数回会いに来た女性を母と信じて書いた「母のまぼろし」が2度目のヒット曲だった。
■サクラは品川で降りていた
19日の朝サクラは、千恵子に大阪のDビルホテルのチェックイン代理を頼み、大事な用事があると言って品川で降りていた。その後サクラは1便遅れの11時台の電車に乗ったはずだが車掌の目撃証言はなかった。
そんななか三津木がサクラの暗号楽譜を解読に成功した。
『キケン。トチューヨリヒキカエシ、アタゴシタ(愛宕下)ノアパートマデキタレ』
暗号通信の相手は不明だが、危険を知らされて愛宕下のアパートへ行ったのか。
■東京の清風荘で殺されトランクに?
サクラは藤本が殺された9日後の6月5日に、本名の「原清子」名義で愛宕下の清風荘の部屋を、若い男との秘密の逢引き用に借りていたと判明。
清風荘の部屋には三面鏡の前に藤本章二と赤ん坊の写真が置いてあった。サクラが藤本の実母なのか?
絨毯をめくると砂とトランクの跡があった。19日の夜9時頃サクラはここで犯人に砂袋で殴られ絞殺され、トランクに詰められて東京発の電車に積まれたと推理。
近所の目撃情報。ある日、ステッキを持ったお洒落若い男が逃げるように去ったあと、部屋から取り乱した様子のサクラとそれをなだめる小野が出てきた。
そんななか大阪のNホテルで助手の雨宮が殺された。同時に千恵子が姿を消した。土屋のノートには千恵子が怪しいと書いてあった。
■雨宮が殺された事件の概要
警察と歌劇団が千恵子を探してると何かが落ちる物音がした。雨宮の死体だった。牧野が4階の部屋からガラスの割れる音を聞いてドアを開けたが誰もいない密室殺人だった。
さらに蓮見のトロンボーンのエヤーパイプが何者かにひん曲げられていた。
現場の部屋はもみ合った形跡があり、ベッドの脚には雨宮の血のついた髪があった。トロンボーンには雨宮の指紋がついていたことから犯人が手袋してトロンボーンで殴ったとき壊れたと推理。
雨宮は絞殺されたあと窓から突き落とされたようだ。隣は千恵子の部屋で、コントラバス川田とトロンボーン蓮見は食堂で酒を飲み、土屋にもアリバイがある。ますます千恵子が怪しい。
「マーダーバタフライ」原作あらすじネタバレ3(転)
■佐伯淳吉が自殺
雨宮が殺される前、洋画の佐伯淳吉がフランスへ行く大洋丸の船室で遺書なく服毒自殺したというニュースを知った志賀が青くなっていた。
佐伯はサクラに片思いしたまま50才で独身。志賀も同様だった。佐伯・志賀・牧野・土屋はみんなサクラの昔の噂の彼氏だった。
最近のサクラの噂の彼氏は若手バリトン歌手の小野。
■サクラと小野の関係
小野のアリバイが怪しい。20日の朝8時に歌劇団と大阪のNホテルにチェックイン後、見知らぬ少女から楽譜入りの手紙を渡されたあと外出し、サクラの死体発見14:00まで会場に戻ってきていなかった。
少女から受け取ったのは『困ったことが起きたから宝塚の待合室に来てくれ』というサクラの暗号楽譜だった。しかし宝塚で3時間待ってもサクラが現れなかったので会場に行ったのだった。
サクラは、藤本殺人事件で話題にあった暗号楽譜を6月から小野と遊びでやり始めた。
夏、小野は自宅のそばを散歩中、近所の清風荘からヴェールで変装したサクラがこちらに気付いて逃げるのを目撃。後日サクラを追って部屋に入ると藤本の写真があったので藤本の実母だと知った。つまり隠し子。
サクラが密会してる若い男の正体は不倫相手ではなく「藤本が隠し子」という秘密をネタに脅迫していた。サクラは男が藤本殺しの犯人ではないか?と疑ってたが証拠ないため警察に通報もできなかった。
サクラは男の名前は言わなかったが、小野が目撃したのはサングラスとマフラーで顔を隠しステッキとお洒落な服装の若い男だった。藤本の父親はサクラ曰くどうやら小野が知ってる人物らしい。
■若い男の正体はサクラの遊び
サクラを脅迫した若い男の正体は、男装した千恵子。
由利は土屋のノートをヒントに去年の秋サクラが大ヒットした「椿姫」でアレフレッド役を演じた千恵子の男装を見せると、小野が見たサクラを脅迫する若い男そっくりだった。千恵子は男性してNホテルを出たから警察も気付かなったのだ。
そのとき男装した千恵子が由利たちの前に現れ、Nホテルを抜け出して清風荘へ行った理由は、前に盗んだ藤本の写真を返すためで、男装衣装はサクラがイタズラ用に用意したお揃いのものだと明かす。
由利は、赤ん坊の写真は藤本ではなく外国雑誌から切り抜いたアメリカ人俳優で、藤本の実母は嘘だと見抜いていた。
サクラはわざわざ清風荘を借りて藤本の実母だという秘密で脅迫されてると嘘ついて、男装して1人二役で密会を演じて小野に目撃させ、若い男役を千恵子にやらせて、小野を騙して遊んでいただけだった。
■サクラの体の秘密
サクラが藤本を隠し子だと嘘つく遊びのそもそもの理由を旦那の原聡一郎が話す。
サクラは産まれつき子供を産めない体だった。昔からスキャンダルがあるように見せかけてるだけで実際は誰とも肉体関係はない。
雨宮は実は原聡一郎が学生時代に女中に産ませた子供で、最近養父が死んで行き場がないから助手として雇った。サクラは女の直感で気付いてショックを受けると同時に母性が強くなった。そんななか生母を知らない藤本章二の事件が起きたので、生母を演じて母性を満足していた。
「マーダーバタフライ」原作あらすじネタバレ4(結)
■犯人が判明
由利はみんなの前で、コンダクター牧野の指揮棒に真珠のネックレスが隠されてるのを見抜く。これは元々トロンボーンのエアーパイプの中に隠してあり、犯人は取り出すのを雨宮に見られたので殺して、今度は指揮棒に隠していた。
そのとき曙アパートの防火用の砂袋が5~6個増えていると連絡が入る。由利が笑うと犯人が天井の照明を壊して真っ暗に。
暗闇のなか三津木が犯人と格闘して取り押さえると、なんと犯人はマネージャー土屋だった。
雨宮殺しも、佐伯の自殺も、犯人は土屋だった。
■犯人のその後
マネージャー土屋は犯行を認め、独房で青酸カリを飲んで自殺。
土屋のミスは「清風荘の遊びを千恵子も知っていたこと」「サクラが子供を産めない体」を知らなったこと。そのため千恵子を【清風荘でサクラを殺した犯人】に仕立てることに失敗した。
三津木は事件を「蝶々殺人事件」という小説にした。
「マーダーバタフライ」原作の犯人トリックネタバレ
【始まり】清風荘で小野を翻弄してるサクラの遊びを知った土屋は、それを利用してみんなを驚かろうと持ち掛けた。心配させた挙句に、開幕ギリギリに奇抜な趣向で登場するドッキリ。
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【暗号楽譜】東京駅での暗号楽譜はサクラが落として自分で拾った自作自演。これは捜査の目を東京の清風荘に向けるための犯人トリックでもあった。
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【トランク】トランクがあっけなく発見されたのも捜査の目を東京の清風荘に向けるための犯人トリック。
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【サクラは電車乗ってた】大阪行きの電車で車掌がサクラを目撃しなかった理由は、男装していたから。
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【ノートはミスリード】土屋のノートはわざと捜査陣に読まれることを目的に書いた犯人トリック。千恵子を犯人に仕立てようとした。
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【サクラ殺人ネタバレ】19日夜9時すぎサクラは大阪駅に着き、土屋が迎えて曙アパートへ連れて行き、サクラが着替えてるところを殴り倒して絞殺。
その後トランクから出した砂袋を曙アパートのあちこちに紛れて置き、死体を砂まみれにして、バラの花と共にコントラバスのケースに入れて会場に送った。こうして砂袋が凶器だと見せかけた。
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【雨宮殺しネタバレ】死体は川田のコートにくるんで5階にかつぎあげ、綱を5階の窓の外にあるヒサシの鉄棒にひっかけ、綱を回転させてねじれさせ、土屋が避難樋(トイ)から滑り降りたあと、手をはなすと死体はコマにように回転して4階の窓ガラスにあたって下に落ちた。
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【佐伯の自殺ネタバレ】佐伯の自殺は、騙して毒殺。土屋は旧友の佐伯に東京からトランク発送を頼んだ。そのお礼に渡した薬が、青酸カリ入りだった。
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【藤本とサクラの関係】藤本とサクラは無関係だが重要な要素になった。こちらは犯人不明で未解決のまま。
「マーダーバタフライ」原作犯人の動機
● サクラを殺した動機・・・怨恨。
サクラが無名歌手だった時代、土屋は帝劇歌劇部出身の人気歌手でした。しかし転落して後輩のマネージャーに落ち、屈辱が溜まって爆発した、芸術家同士の悲劇でした。
● 雨宮を殺した動機・・・真珠のネックレスを取り出すのを見られて切羽詰まって殺した。
● 佐伯を殺した動機・・・利用するだけ利用して口封じに殺した。
「マーダーバタフライ」原作エピローグ
事件がきっかけで出会った由利と千恵子はなんと結婚した。
まとめ
まとめ
【探偵・由利麟太郎】最終章「マーダーバタフライ」の原作小説「蝶々殺人事件」あらすじネタバレを紹介しました!
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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