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2020秋のTBS日曜劇用【危険なビーナス】は、主人公の伯郎(妻夫木聡)が名家『矢神家』の遺産相続に巻き込まるので原作読んだネタバレを紹介します。
名家の遺産相続といえば骨肉の争いを想像しますがどんな遺産相続ネタバレなのか?
なんと遺言状に黒幕がいるようです。
『矢神家』の遺産を狙うのは誰なのでしょう?
明人の失踪に絡んだ犯人なのでしょうか?
目次
【危険なビーナス】矢神家の相関図・家系図ネタバレ
↓矢神家の遺産相続の関係ある人物はこちらの5人です。
■亡き前妻の子供2人
● 康治(矢神総合病院の院長)
● 波恵(実質的に矢神家を仕切る)
■亡き後妻の子供2人
● 牧雄(神経生理学の研究者)
● 支倉祥子(実業家・支倉隆司の嫁)
■養子2人
● 愛人・佐代(財産目当てで養子になった)
● 勇麿(佐代の子供。青年実業家)
【危険なビーナス】矢神家の遺産相続とは?
矢神家は先祖代々、医療分野の発見や発明で功績を出して莫大な財産を築いてきました。
そんな矢神家の遺産相続が描かれます。
20年前に死去した矢神康之介の遺産相続と、現在末期ガンで危篤状態の矢神康治が死んだあとの遺産相続があります。
【危険なビーナス】矢神家 20年前の遺産相続ネタバレ
20年前、矢神康之介は死去し、遺言状の内容はこうでした。
『矢神康之介の個人資産はすべて(孫の)矢神明人に譲る』
しかし長男の矢神康治が「子供は等しく相続権があるべき」「小学生の明人に全財産を任せるのは非常識」と異論を唱えました。
また、矢神康之介は医療法人『康親会』の理事長として6つの事業を手掛けていましたが、調べたらみんな経営不振だったので、4つは閉鎖し、残ったのは銀行の支配下に置かれた矢神総合病院と、老人介護施設『矢神園』だけ。
● どっちみち全財産の半分は遺留分として法定相続人が相続すると法律で決まってるので、遺産の半分である不動産を明人が相続し、残り半分の現金は法定相続人である子供6人で6等分して相続する。
● 子供6人のうち後妻の長女の支倉祥子は、現金の代わりに介護施設「矢神園」を遺産として引き取り、旦那の支倉隆司が経営する。
● 明人は小学生なので大人になったら遺産相続する。それまで不動産は矢神康之介の名義のままにしておく。
■相続人
● 明人(康治の息子)
➝遺産の半分である不動産
■亡き前妻の子供2人
● 康治(矢神総合病院の院長)
➝現金を相続
● 波恵(実質的に矢神家を仕切る)
➝現金を相続
■亡き後妻の子供2人
● 牧雄(神経生理学の研究者)
➝現金を相続
● 支倉祥子(実業家・支倉隆司の嫁)
➝現金の代わりに「矢神園」を相続
■養子2人
● 愛人・佐代(財産目当てで養子になった)
➝現金を相続
● 勇麿(佐代の子供。青年実業家)
➝現金を相続
こうして20年前、矢神家の遺産相続がされました。
しかし矢神康之介がコレクションしていた美術品や骨董品は、遺産相続がこれ以上複雑になるとややこしくなって揉めるのも困るから、康治と波恵の秘密にして、波恵が管理しました。
【危険なビーナス】矢神家 現在の遺産相続の話し合いネタバレ
現在、長男の矢神康治が膵臓ガンで末期なので、死ぬ前に、矢神康之介の美術品や骨董品コレクションを整理して、現金化できるものは現金化して子供6人で相続しようと、矢神家の管理を任されてる波恵が親族会を開きました。
バブル期に投資目的でいろいろ買いあさったようで、300万円はしそうな古伊万里など、コレクションを現金化したら1億円くらいになりそうです。
楓は、親族の中に明人の失踪に関係してる犯人がいるのでは?と疑います。
【危険なビーナス】矢神家 遺言状には黒幕がいた
20年前、矢神康之介が書いた『矢神康之介の個人資産はすべて(孫の)矢神明人に譲る』という遺言状。
実は黒幕がいました。
この遺言状は、愛人の佐代が矢神康之介に書かせていたんです。目的は矢神家の全財産を手に入れること。
黒幕・佐代の狙いはこうです。
愛人だった佐代は、正妻が死んだあと、矢神康之介と養子縁組をして養女になり、息子の勇麿も養子にしてもらいました。
遺産が分散すると全財産を手に入れることができなくなりますが、全財産を一カ所にまとめておいけばいつかチャンスがあります。
矢神康之介はもともと相続争いが起きないように養子含めた子供全員に相続するつもりでしたが、佐代は「そうすると矢神家は没落しますよ」と進言して、唯一の直系である明人に相続する遺言状を書かせたのでした。
【危険なビーナス】矢神家 禎子が相続した遺産ネタバレ
伯郎と明人の母親・禎子が生前、相続に消極的で「すでに貴重なものを康治から貰ってる」と言っていたのを知ってる佐代と勇磨は親子は、何か価値のあるものを隠してると疑います。
禎子が康治から貰ったものとは、病気した前旦那の手島一清が書いた『寛恕の綱』というタイトルの絵画でした。
禎子と高校の同級生・佐代は、手島一清が脳腫瘍を発症して苦しんでることを禎子から聞いて、脳神経を研究していた康治を紹介。康治の実験的な電機刺激治療によって手島一清は症状が回復しましたが同時に、障害のある患者が天才脳になる『サヴァン症候群』を発症して描いた絵が『寛恕の綱』でした。
『寛恕の綱』はフラクタル図形と呼ばれる図形の一種で人間が手描きするのは不可能な精密なものです。『ウラムの螺旋』と呼ばれる素数を螺旋状に並べる分布図と同じで、数学界最大の難問リーマン予想も決着がつくかもしれない価値があります。
絵の完成する前に手島一清は死亡・・・康治は責任を感じて実験を中止し、のちに禎子と結婚して生まれたのが明人です。再婚に馴染めなかった伯郎は康治の動物実験をたまたま見てショックを受け避けるようになりました。
禎子は前旦那の遺品である『寛恕の綱』を、康治から貰っていたのでした。
『サヴァン症候群』と『寛恕の綱』は物語の中盤から犯人にたどり着く重要なキーワードになります。
【危険なビーナス】矢神家 現在の遺産相続の結果ネタバレ
最終回には、明人は見つかります。元気です。
佐代は失踪に絡む犯人ではありませんでした。犯人は別にいて伯郎と楓の活躍によって逮捕されます。
明人と勇麿は、傾いた矢神家を2人で復興させる約束をするので、明人は予定通り遺産を相続するでしょう。
矢神康之介の美術品や骨董品コレクションは現金化され子供たちで平和的に分配するでしょう。
一方、佐代は常にチャンスをうかがいながらずっと全財産を狙ってます。
事件解決とともに手島姓に未練がなくなった伯郎は、池田動物病院の院長の養子になりました。院長の死後は病院を相続することになります。
伯郎と楓の関係もなかなかの、ハッピーエンドでした。
最後に
【危険なビーナス】矢神家の遺産相続のネタバレを紹介しました!
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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