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「ダウン症のダンサー」こと待寺優さんの現在が6月7日放送ザ・ノンフィクションに出演します。
ザ・ノンフィクションでは13才でダンスを出会い才能が開花した待寺優さんを現在30才まで支えた、待寺家の17年間が特集されます。
両親(父親と母親)は待寺優さんをずっとサポートし続けてきましたが、この先自分たちが年老いていなくなったあと息子が一人で幸せに生きていけるのか心配。
30才になった待寺優さんの現在、歌手デビューもしてますが、訪れた非情な運命とは?
目次
【待寺家のダウン症の息子】待寺優のwiki プロフィール
名前:待寺優(まちてら ゆう)
生年月日:1989~1990年
年齢:30歳
住所:小田原市東町
父親:高志
母親:幸
兄弟:兄、姉
待寺優さんは3人兄弟の末っ子として生まれ、ダウン症とわかった時は両親は「暗黒の世界に突き落とされた」「顔を見たくなかった」状況でした。
ダウン症とは、21番目の染色体が1本多いため肉体も知能も発達が遅く、同じ年齢の子供と比べて劣ってしまいます。体力もなく心臓が弱いので激しい運動は避けるべきといわれています。
当時は現在ほど情報もサポート体制も整っておらず、社会の偏見も強かったんです。
さらに待寺優さんはダウン症のほか合併症で心臓に穴が空いていて、生後9か月で生死の境を彷徨い5時間に及ぶ手術から生還しています。
両親は、祖母から「この子はあんたの家の宝だからね。大事に育てなさい」と勇気づけられ、暗中模索しながら育てました。
【待寺家のダウン症の息子】待寺優のwiki ダンスで全てが変わった
待寺優さんは12才のとき「LOVE JUNX(ラブ ジャンクス)」でダンスに出会って全てが変わりました。
「LOVE JUNX(ラブ ジャンクス)」とは、牧野アンナさんが2002年10月設立した、ダウン症のある人のエンターテイメントスクールです。
■牧野アンナとは
牧野アンナさんは沖縄アクターズスクールの創設者で校長のマキノ正幸さんの娘。
安室奈美恵さん擁する「スーパーモンキーズ」メンバーとして一緒に1992年デビューしましたが、圧倒的な才能の差を目の当たりにして引退し裏方に回り、1998年にデビューしたSPEEDを育てたインストラクターとして才能が開花。
すると父親のマキノ正幸さんが嫉妬したのか「アンナが学校を乗っ取ろうとしてる」とデマを流して解任し、両親は離婚。牧野アンナさんは行き場を失い横浜で母親と暮らしました。
そんな時イベントでダウン症の子供たちと出会ったのがきっかけで30才で「LOVE JUNX(ラブ ジャンクス)」を立ち上げ、彼らのために生涯かけて一緒にダンスをする決意をしました。
現在アンナさんは他にもAKB48やSKE48の振付指導も行い、その厳しい指導ぶりからSKE48ファンから「鬼軍曹」「クラッシャー・アンナ」などと呼ばれてます。
■待寺優のダンスの才能
牧野アンナさんは当時12歳の待寺優さんと出会い才能に気付きました。
待寺優さんは毎日学校から帰ると5~6時間楽しく歌って踊ってました。さらにダウン症の子供は筋力が弱いのに、ダンスのために腹筋が割れるほどトレーニングを頑張ってました。
■17才でプロのステージに立つ
2007年17才の時、プロの舞台からオファーが。特別枠出演ですがレベルが違いすぎるので、父親の高志さんは反対。しかし本人はやりたいので出演を決めました。
しかし振り付けについていけない。
セリフが覚えられない。
牧野アンナさんも練習に付き合ってくれますが、ダウン症の子供が新しいことを覚えるのは大変です。それでも諦めず、普通の何十倍も練習して覚えて、本番をやりきったのでした。
こうして待寺優さんは「ラブジャンクス」のエースとして先頭に立ち、様々なイベントにも出演。才能を認められ「ダウン症のダンサー」として注目されるようになりました。
一方で、母親は息子のダンスを全力サポートしましたが、活躍すればするほどダウン症である現実を突きつけられて葛藤することもあるので、母親と父親でサポートの仕方で対立が生まれることもありました。
■24時間テレビにも
「24時間テレビ2014」では、音楽と映像に実際のダンスをシンクロさせるパフォーマンス集団「白A」とコラボして、歌舞伎役者の片岡愛之助さんと武道館で踊り、好評でした。
24時間TVキセキの力、片岡愛之助さんと白A、ダウン症の青年のダンスパフォーマンス、素敵!ダラダラ放送嫌だけど中にはいい企画がある!
— 大和田 ミサ (@hanaeimi2) August 31, 2014
【待寺家のダウン症の息子】待寺優のwiki 現在
待寺優さんは20代からはプロのダンスインストラクターを目指していました。
2017年の「LOVE JUNX(ラブ ジャンクス)」は、ダウン症への理解をひろげる目的で、歌を作って発信するプロジェクトがスタート。
リズム感の優れた待寺優さんがボーカルに抜擢されました。
しかしダウン症は歌詞を覚えるのが大変なだけなく、口の筋肉が弱い・聴力・言語認知能力など複合的な理由で言葉が上手く話せず、音程もとりにくいハンディがあります。
レコーディングまでの3ヶ月間、毎日福祉作業所から帰ると、母親が大きく書いて壁に貼った歌詞を見て5時間練習。努力でレコーディングを乗り越え、観客2000人のステージでも歌い切りました。
歌手:待寺優(LOVE JUNX)
曲名:LALALA One Life
MV出演者が豪華です。
● 戸田恵子
● ダンサー植木豪(PaniCrew)
● PaniCrew
● DA PUMP
● MAX
● 三浦大知
● Lead
● w-inds.
● フェアリーズ
● 知念里奈
● CHICO CARLITO
● MASAYA(LL BROTHERS)
● SKE48
● HKT48
● エハラマサヒロ
● 伊藤一朗(Every Little Thing)
● KEN(ex. DA PUMP)
● YUKINARI(ex. DA PUMP)
● アレックス・ラミレス(横浜DeNAベイスターズ)
● ストロングマシーン・J(ドラゴンゲート)
● 金石勝智(リアルレーシング)
● MC KENSAKU&MC MIKI
● MCU(KICK THE CAN CREW)
● 千晴
● 神風
● 琉球の風なの?
● 作詞・作曲:井出コウジ
三浦大知さんやDAPUMPらを通じてラブジャンクスの活動を知ったファンたちが、MVを見て感動してます。
目標はNHK紅白歌合戦出場だそうです!
■現在がノンフィクションで明かされる
待寺優さんは現在30才。ノンフィクションで非情な運命が明かされます。
今、年齢的にダンスグループの中心を外れ、福祉作業所に通う日常を送っていた優に、ダンス活動の集大成とも言える夢のような話が舞い込む。
再びダンスに打ち込む優。
しかし、そこには非情な運命が待っていた…
30歳の誕生日、驚きの言葉を両親に伝える優。
待寺家の17年の軌跡、そして波乱に満ちたこの1年、優と共に前を向いて進んできた家族の記録。
引用:ノンフィクション
いったい何があったのか・・
●まとめ
【待寺家のダウン症の息子】待寺優さんについて紹介しました。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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